Windows Media Player を使用してデジタル
メディアを再生すると、通常、ビデオ コンテンツ
(ファイルにビデオが含まれる場合)
や視覚エフェクト
(ファイルにオーディオしか含まれない場合)
が表示されます。 Windows
Media Player 9
シリーズでは、通常はビデオや視覚エフェクトが表示される領域を使用して、Web
ベースのコンテンツを表示できるようにします。 このアプローチには複数の利点があります。
Windows Media Player のユーザー
インターフェイス内に Web
ベースの広告を表示することで、効果を大幅に高めることができます。
類似したコンテンツへのリンクを Web
ページに掲載することで、新しいセールス
チャンスを創出できます。
統合エクスペリエンスは、ポップアップ広告と比べ、ユーザーと広告主の両方に利点があります。
図 1: HTMLView を使用して表示される Web
ページの例
Windows Media メタファイルの使用
Windows Media
メタファイルは、ファイルのストリームと表現に関する情報を示すテキスト
ファイルです。 拡張マークアップ言語 (XML)
構文に基づいた Windows Media
メタファイルは、さまざまな要素で構成され、それぞれ関連する属性を持つタグで区別されています。 Windows
Media
メタファイルの一般的な用途は、メタファイルの再生リストを作成することです。
PARAM
要素は、メタファイルの再生リスト内の特定のエントリ、またはメタファイル全体と、カスタム
パラメータを関連付ける方法を提供します。 使用可能な事前定義されたパラメータ名のひとつが、HTMLView
です。 HTMLView
パラメータの値を指定することで、URL (Uniform Resource Locator)
値で指定された Web ページを Windows Media Player
内に表示します。
次のコード例は、2 つのエントリを持つ Windows Media
メタファイルを示したものです。 ここでは、HTMLView
パラメータがメタファイル全体と関連付けられています。
HTMLView の値を指定すると、Microsoft Internet Explorer
の組み込みインスタンスを使用して、指定された
Web ページが Windows Media Player に表示されます。 この方法によると、そのブラウザ専用のページを作成できるので、Web
コンテンツの作成作業が極めて簡単になります。 Web
ページには、Windows Media Player 9 シリーズの ActiveX®
コントロールの組み込みインスタンスも含めることができます。 これにより、Microsoft JScript
などのスクリプト言語を使用するだけで、Windows
Media Player のオブジェクト
モデルを通じて、幅広い機能を利用できるようになります。 この方法で
Player のコントロールを組み込むと、Player
のアプリケーションの再生エンジンをコントロール間で共有できます。 すなわち、Player
の組み込みインスタンスで通常のトランスポート
コントロールが動作するので、ユーザーには完全な統合エクスペリエンスがもたらされます。
HTMLView を使って表示される Web ページの推奨サイズは、387 x
345
ピクセルです。
Windows Media Player 9 シリーズには、[プレミアム
サービス] 機能を使用して、デジタル
メディアの購読サービスを統合できるアーキテクチャとソフトウェア開発キット
(SDK)
が含まれています。 ユーザーは、コンテンツの場所の検索、ファイルのダウンロードと管理、コンテンツの再生、CD
またはデバイスへの音楽のコピーなど、デジタル
メディアの購読サービスを統合利用できます。 Windows
Media Player に含まれたユーザー
インターフェイス要素によって、購読サービスの提供、購読コンテンツとしての
[メディア ライブラリ]
コンテンツの識別と整理、購読サービスの管理が可能です。
Windows Media Player には、サービス
プロバイダがサービスをプロモーションする方法があります。 Windows
Media Player の [プレミアム サービス]
機能に表示される既定の Web
ページを通じて、ユーザーは標準的なビジネス面のニーズや技術的要件に合わせて、プロバイダの提供する購読サービスを検索することができます。 Web
ページにサービスを配置するには、Microsoft
Corporation
とのライセンス同意が必要です。 詳細については、マイクロソフトのビジネス開発担当者にお問い合わせください。
図 2: Windows Media Player のプレミアム サービス機能
Windows Media Player
でユーザーが購読サービスを表示できるようにするには、サービスを識別する一連のレジストリ
キーを作成します。 登録後は、購読サービスのプロバイダがユーザーとの関係をすべて管理します。 ユーザーが登録サービスとの対話を選択すると、Windows
Media Player に購読サービス
プロバイダによって作成された Web
ページが表示されます。 ActiveX
コントロールまたはプロバイダのインストールした他の COM
コンポーネントが組み込まれたこの Web
ページは、購読コンテンツを管理し、コンテンツのダウンロードやライセンスの管理などの作業をバックグラウンドで処理できます。
ユーザーのコンピュータへのコンテンツ転送を簡略化するダウンロード
マネージャ
Windows Media Player ダウンロード マネージャの提供するオブジェクト モデルを使用して、HTTP (Hypertext Transfer Protocol)
を使った、サーバーからユーザー
コンピュータへのコンテンツのダウンロードと関連したタスクを処理することができます。
ダウンロード マネージャを使うと、サーバー
プロバイダは以下を実行できます。
複数のダウンロードをコレクションとして同時に管理する。
ファイルの URL を指定し、HTTP
を使用してダウンロードを開始する。
ダウンロードのステータスと進行状況を問い合わせる。
ダウンロードの一時停止、再開、またはキャンセル。
ダウンロードの実行にあたり、バックグラウンドまたはリアル
タイムを指定する
(バックグラウンドのダウンロードは Microsoft Windows® XP
オペレーティング
システムでのみ利用できます)。
ダウンロード マネージャの使用方法は簡単です。 登録した購読サービス
プロバイダは、[プレミアム
サービス] 機能に表示される Web ページ内にあるダウンロード
マネージャと関連オブジェクトへ、JScript
コードを使用してアクセスできます。
ダウンロード マネージャは [マイ ミュージック] と
[メディア ライブラリ]
に統合されています。 ダウンロードされたコンテンツと関連付けられたメタデータに基づいて、Windows
Media Player はユーザーの [マイ ミュージック]
フォルダ内に適切なフォルダ構造を自動的に作成し、[メディア
ライブラリ] へコンテンツを追加します。 デジタル
メディア ファイルに WM/ContentDistributor メタデータ属性の値が含まれている場合、Windows
Media Player は [メディア ライブラリ] の [プレミアム
サービス]
ノードにコンテンツを自動的に追加します。 この機能によって、ユーザーは標準的な使い慣れた方法で購読コンテンツを管理することができます。
DRM
とバックグラウンド処理のサポート強化
登録した購読サービス
プロバイダがユーザーのコンピュータにカスタムの
COM
コンポーネントをインストールすると、ユーザーが特定のプロセスを開始したときに、Windows
Media Player
が読み出すメソッドをコンポーネントが実行します。 この方法によって、Player
の中核機能と購読サービスを密に統合できます。 たとえば、購読サービスはこのメソッドを使用して、再生カウントのデータを取得したり、有効期限を経過したライセンスを更新したりすることができます。