Silverlight をインストールするには、ここをクリックします*
Japan変更|すべてのMicrosoft のサイト
Windows Media Player*
マイクロソフト サイトの検索:
|各国の Windows Media

Web サイトを Windows Media 9 シリーズ プラットフォームにアップグレードする

作成者 : John Shaw
マイクロソフト ニュー メディア プラットフォーム部門
2002 年 11 月



はじめに

この文書は、Web サイトを Microsoft Windows Media 9 シリーズ プラットフォームへとアップグレードすることの利点を、Web サイト開発者と IT プロフェッショナルが理解するのを支援する目的で書かれています。

ここでは以下のトピックを扱います。
  • Windows Media 9 シリーズについて - Windows Media エンコーダ、Windows Media サービス、Windows Media Player を含む、シリーズの構成要素について簡単に説明します。
概要
この文書では、Windows Media エンコーダ、Windows Media サービス、Windows Media Player などから構成される Microsoft® Windows Media® 9 シリーズ プラットフォームへと、Web サイトをアップグレードすることの利点について解説しています。 また Windows Media Player 9 シリーズ SDK (ソフトウェア開発キット) の改善点、シリーズの導入手順、および下位互換性を検証します。
  • 最新情報 - Macromedia Flash と静止画像のサポート強化、ファスト ストリーミング、パフォーマンスの向上、プライバシーとセキュリティの強化などを含んだ、Windows Media 9 シリーズの新機能概要を提供します。

  • コーデックの改善 - 新たに改善された、Windows Media 9 シリーズ コーデックの利点を解説します。
  • Player ActiveX コントロールの改善 - Windows Media Player ActiveX® コントロールがどのように改良されたかを解説します。 これには Netscape ブラウザのサポート、拡張されたメディア ライブラリへのアクセス、リッチ メディア ストリーミング、非表示ユーザー インターフェイス モード、その他が含まれます。

  • 導入にあたっての検討ポイント - サポートされる Player のバージョン 、ブラウザの互換性、そして Player の各バージョンでどのコーデックがサポートされるかなど、導入にあたっての検討事項を解説します。

  • 新機能の解説 - 拡張されたメディア ライブラリのサポート、リッチ メディア ストリーミング機能、時間圧縮と延長機能、HTML ビュー、Web ページからの Player の起動といった新機能を、より詳しく紹介します。

  • 下位互換性 - セキュリティとプライバシー問題に対処するために加えられた変更点と、Windows Media Player 9 シリーズがインストールされた状態で Windows Media Player 6.4 ActiveX コントロールを使用したときの問題、および Player 6.4 ActiveX コントロールの新しいラッパーについて解説します。

  • 移行の開始 - Web サイト開発者が自分のサイトで Windows Media 9 シリーズの利点を最大に生かし、潜在的な互換性問題を避けるために、実行すべき各ステップを解説します。

  • まとめ - Web サイトを Windows Media 9 シリーズにアップグレードすることの利点をまとめます。

  • 詳細情報 - Windows Media Player 9 シリーズ SDK を含む、Windows Media 9 シリーズに関するその他の情報ソースを一覧します。
Back to the top of this page トップに戻る



Windows Media 9 シリーズについて

Windows Media 9 シリーズは以下のコンポーネントを含んだ、エンドツーエンドのデジタル メディア プラットフォームです。
  • Windows Media エンコーダ 9 シリーズ
  • Windows Media サービス 9 シリーズ
  • Windows Media Player 9 シリーズ
  • Windows Media 9 シリーズ コーデック
  • Windows Media DRM 9 シリーズ
  • Windows Media 9 シリーズ SDK (ソフトウェア開発キット)
Back to the top of this page トップに戻る



最新情報

Windows Media 9 シリーズには次のような、多くの新機能が含まれています。
  • Macromedia Flash と静止画像ファイル (.sfw、.jpg、.gif) のサポート強化 : これらのファイル タイプが新たに再生リストから参照され、スタンドアロンおよびブラウザ組み込みの Windows Media Player に、より容易にすき間広告を提供することができます。

  • ファスト ストリーミング : Windows Media サービス 9 のファスト ストリーミング機能で、ストリーム配信、ダウンロード、キャッシュを組み合わせてコンテンツを配布することにより、ユーザーに最良のエクスペリエンスを提供することができます。 ファスト ストリーミングは、次の 4 つのコンポーネントから構成されています。

    • ファスト スタート : 利用できる最大の帯域幅でコンテンツの開始部分を Windows Media Player にダウンロードし、Player のバッファを充填する時間を削減することにより、コンテンツの再生開始までユーザーを持たせる時間を短縮します。

    • ファスト キャッシュ : Windows Media サービスは、余剰の帯域幅を余さず活用して Player のバッファにデータを送信し、ネットワーク帯域幅の変動から Player を影響されにくくします。

    • ファスト リカバリ : Windows Media サーバーは、パケットの破損と中断を大幅に低減する FEC (Forward Error Correction : 前方向エラー訂正) を利用して、ワイヤレスや衛星ネットワークなど待ち時間の長いネットワーク コネクションを介してコンテンツを受信するユーザーに、中断のないユーザー エクスペリエンスを提供します。

    • ファスト リコネクト : ブロードキャスト中のネットワーク条件の悪化により失われたクライアント接続を、サーバーが自動的に復元するのを可能にします。 これにはエンコーダ、配布サーバー、プレーヤーへの接続が含まれます。

  • プライバシーとセキュリティの強化 : ユーザーのプライバシーとセキュリティをより強固に守るため、Windows Media Player SDK と Windows Media Player ActiveX コントロールにいくつかの変更が加えられました。

  • パフォーマンスの向上 : Player コントロールを含む Web ページのロード時間短縮をはじめとした、さまざまなパフォーマンスの改善がプラットフォームに施されました。
Back to the top of this page トップに戻る



コーデックの改善

Windows Media 9 シリーズは、新たに改良された次の各コーデック (圧縮/解凍) を備えています。
  • Windows Media Audio 9 Professional : このコーデックは、フル サラウンド サウンド エクスペリエンスとダイナミック レンジ コントロールを提供します。 再生デバイスのスピーカー構成に従い、マルチチャネル オーディオをインテリジェントに 2 チャネル (ステレオ) または 1 チャネル (モノラル) に振り分けます。 128 〜 768 Kbps のデータ レートを使用するよう設計されています。

  • Windows Media Audio 9 Lossless : このコーデックは、損失がないオーディオ コンテンツのエンコーディングを実現します。 マルチチャネル オーディオ エンコーディングとダイナミック レンジ コントロールもサポートしています。

  • Windows Media Audio 9 : このコーデックは、Windows Media Audio 8 コーデックと比較して圧縮率を 20% 向上させています。 可変ビット レート (VBR) オーディオ エンコーディングをサポートします。

  • Windows Media Audio 9 Voice : このコーデックは、人の音声を強調した優れた品質のオーディオ コンテンツを提供します。 音声と音楽の混合モード エンコードを提供し、20 Kbps 以下のビット レートでの再生用に設計されています。

  • Windows Media Video 9 : このコーデックは、ストリーム配信、ダウンロード再生、物理メディアでの配布といったさまざまなシナリオに適した、高品質のビデオを作成します。 Windows Media Video 8.1 コーデックと比較して、圧縮率を 15 〜 50% 向上させています。 特に高いビット レートで大きく改善しています。 またこのコーデックは、テレビやセットトップ ボックスでのインターレース コンテンツの再生を可能にします。

  • Windows Media Video 9 Screen : このコーデックはスクリーン キャプチャのために、陰影のついたイメージ、スクリーンの動き、スクロールなどの処理を強化しています。 フレーム落ちのない、1 パスの固定ビット レート (CBR) と VBR のエンコードをサポートします。 ストリーム配信とダウンロード再生の両方のシナリオに、完全に最適化されています。
Back to the top of this page トップに戻る



Player ActiveX コントロールの改善

Microsoft Windows Media Player ActiveX コントロールのオブジェクト モデルは、Web 開発者が Web ページに Windows Media Player 機能を加えるのを可能にする、スクリプト用インターフェイスを提供します。 HTML ページにこのコントロールを組み込むことによって、Internet Explorer や Netscape Navigator を使い、豊かでダイナミックなイベント モデルを利用した、ビジュアルに優れたグラフィック環境を構築することが可能になります。 この Player コントロールを利用して、開発者は Web サイト ユーザーのオーディオとビデオ エクスペリエンスを、完璧にデザインすることができます。

この Player コントロールは、Windows Media Player 9 シリーズに新たな機能を加えると同時に、従来バージョンからの既存機能も更新し拡張しています。 このプラットフォームには、以下の新機能と更新機能が含まれています。
  • Internet Explorer 5.01 以降、Netscape Navigator 4.7、Netscape Navigator 6.2、および Netscape Navigator 7 のサポート。

  • メディア ライブラリ サポートの更新と拡張 : Windows Media Player 9 シリーズ ActiveX コントロールは、ユーザーのメディア ライブラリにあるメタデータへの、より柔軟なアクセスを可能にしています。 たとえば開発者は、あるユーザーが特定のアーティストの音楽やコンテンツを何度再生したかを判定し、その情報を基に関連製品やサービスをユーザーに提供するといったビジネス モデルを構築可能です。

  • リッチ メディア ストリーミング : 同期した HTML データの、単一ストリームによる効率的なネットワーク配信を可能にします。

  • 言語選択機能 : 新しいプロパティとメソッドにより、複数言語トラックの利用が可能になりました。 たとえば、個々のユーザーに適切な言語を自動的に選択してオーディオ ストリームを提供することができます。

  • 時間圧縮と延長 : コンテンツの再生速度を、音程を変えることなく上下することを可能にします。 ユーザーはこれにより、たとえばニュース放送や情報ビデオのような素材の再生速度を変えて鑑賞し、詳細をより明瞭に理解することができます。

  • 非表示ユーザー インターフェイス (UI) モード : Player.uiMode プロパティの新しい値「invisible」により、Web サイトの訪問者に Player インターフェイスを表示することなく、Web ページにコントロールを組み込むことが可能になります。 このモードは、インターネット ラジオのような音声のみのコンテンツで特に有用です。

  • SMPTE タイム コードのサポート : SMPTE タイム コードは、個々のビデオ フレームを識別する業界標準のメソッドです。

  • クローズド キャプション サポートの拡張 : ClosedCaption オブジェクトは、言語とスタイルを処理するための新しいメソッドとプロパティを、SAMI (Synchronized Accessible Media Interchange) ファイルで公開します。 たとえば、個々のユーザーに適切な言語を自動選択し、字幕を提供することができます。
Windows Media Player 9 のコントロールは、Windows Media Player 7 コントロールと同じ CLASSID ナンバーを持つことに注意してください (6BF52A52-394A-11D3-B153-00C04F79FAA6)。 開発者が Web ページに Windows Media Player 7 コントロールをすでに組み込んでいる場合、Windows Media Player 9 シリーズ コントロールを利用するために、Web ページ コードの CLASSID ナンバーを変更する必要はありません。

Windows Media Player オブジェクト モデルの詳細は、Windows Media Player SDK を参照してください。

Back to the top of this page トップに戻る



導入にあたっての検討ポイント

Web サイトを作成する際、開発者は個々のユーザーのコンピュータ構成に留意しなければなりません。 ベストな再生エクスペリエンスを提供するためには、たとえば各ユーザーがインストールしているオペレーティング システム、Player、ブラウザのバージョンを知る必要があります。

また、最適な配布オプションや (ストリーム配信かダウンロード配布かなど)、サーバー上の再生リストを使用するかローカルの .asx メタファイルを使用するかといった点も決定する必要があります。

Web ページへの訪問者のコンピュータ環境が判定できたなら、それに最も適合するサイト構成を選択することができます。 たとえば、ユーザーの多くが Microsoft Windows® 95 を実行しており、Windows Media Player 9 シリーズにアップグレードできない場合は、彼らに旧バージョンのコントロールを提供したほうが賢明かもしれません。 またその反対に、ベストなユーザー エクスペリエンスを保証するために、ユーザーに最新の Player のインストールを促すこともあり得るでしょう。

どちらを選ぶにせよ、ユーザーの環境に適切なコンテンツを提供することができるように、開発者はなんらかのコード検出機能を使用すべきです。 検出コードのサンプルは、Windows Media Player SDK から利用できます。 このサンプル コードは既存の Web ページに簡単に統合できるようデザインされ、Web サイト開発者がサポートしたいオペレーティング システム、ブラウザ、そして Player のバージョンを選択できるようになっています。

このセクションでは、Windows Media 9 シリーズ プラットフォームが必要とする特定のコーデック、オペレーティング システム、ブラウザの要件を説明します。

コーデック
一般に、Windows Media 9 シリーズ フォーマットでエンコードされたコンテンツを Web サイトで提供する場合、再生するユーザーは Windows Media Player 7 以降をコンピュータにインストールしている必要がありますが、次の例外に注意します。
  • Windows Media Audio 9 Professional コーデックの高度な機能 (マルチチャネル オーディオ、24 ビット オーディオ、およびダイナミック レンジ コントロール) を利用してエンコードされたコンテンツは、Windows Media Player 9 シリーズをコンピュータにインストールしているユーザーだけが再生できます。

  • Windows Media Player 6.4、Windows Media Player 7 for Mac、Windows Media Player for Mac OS X を使用するユーザーは、Windows Media Audio 9 コーデックでエンコードされたコンテンツを再生することができますが、Windows Media 9 シリーズの他のコーデック (Windows Media Video 9、Windows Media Audio 9 Professional、Windows Media Audio 9 Lossless、Windows Media Audio 9 Voice、および Windows Media Video 9 Screen) でエンコードされたコンテンツは再生できません。
オペレーティング システム
Windows Media 9 シリーズの利点を最大に生かすためには、ユーザーが Windows Media Player 9 シリーズをコンピュータにインストールする必要があります。 このバージョンの Windows Media Player は、幅広いオペレーティング システムでサポートされています。
  • Windows 98 Second Edition
  • Windows Millennium Edition
  • Windows 2000
  • Windows XP Home Edition
  • Windows XP Professional
ブラウザ
Windows Media Player 9 シリーズ ActiveX コントロールは、次のブラウザをサポートしています。
  • Internet Explorer 5.01 以降
  • Netscape Navigator 4.7、Netscape Navigator 6.2、Netscape Navigator 7
Back to the top of this page トップに戻る



新機能の解説

このセクションでは、拡張されたメディア ライブラリ、リッチ メディア ストリーミング、時間圧縮と延長のサポート、HTML ビュー属性、そして Web ページからの Player 起動などの新機能を、より詳しく解説します。

メディア ライブラリの拡張サポート
メディア ライブラリとは、ユーザーのコンピュータ上に保管されたデジタル メディア コンテンツ、あるいはユーザーが Windows Media Player を使って再生したことのあるデジタル メディア コンテンツに関する情報データベースです。 このうちいくつかの情報は、Windows Media Player のメディア ライブラリ機能に表示されます。 プログラム内部的には、より多くの情報セットにアクセスが行われます。

再生リストでは、デジタル メディア アイテムを整理することができます。 再生リストはユーザーが作成することも、コードを通して開発者が作成することもできます。 Windows Media Player オブジェクト モデルには、個々のデジタル メディア アイテムと再生リストの両方を開発者が操作できる、オブジェクトとメソッドが含まれています。 標準再生リストを使用しても、Windows Media Player 9 シリーズの機能である自動再生リストを使用しても、メディア ライブラリにクエリを実行することが可能です。

メディア ライブラリにアクセスする Windows Media Player オブジェクト モデルのプロパティとメソッドは、データベースへの読み取り専用または読み取り/書き込みアクセスを必要とします。 メディア ライブラリにはユーザーのプライベートな情報が含まれている場合があり、ユーザーの同意なしにこれらの情報にアクセスしたり、変更を加えるべきではありません。

コードに許可された現在のアクセス レベルを判定するには、Settings.mediaAccessRights プロパティを取得します。 プロパティは、なし、読み取り、あるいはフル アクセス (読み取り / 書き込み) の値を返します。 特定のアクセス権を要求するには、Settings.requestMediaAccessRights メソッドを呼び出し、必要なレベルを指定するパラメータを渡します。 このメソッドは要請されたアクセス レベルを説明したメッセージをユーザーに表示し、アクセスが与えられたかどうかを示すブール値を返します。

Web サイトからユーザーのメディア ライブラリへのアクセスを求める場合、アクセス権を与えることの利点を明確に説明したならば (たとえばお勧めの音楽その他の付加価値サービスを提供するなど)、ユーザーはおそらく同意するでしょう。

アクセスを与えられたなら、開発者の Web ページはユーザーのメディア ライブラリにクエリを実行し、そのユーザーが特定の歌やアーティストをどれくらい頻繁に聴いているかといった情報を判定することができます。 この情報を使用して、関連する音楽アルバムの購入ページをユーザーに紹介したり、そのアーティストを特集したデジタル メディア購読サービスへの申し込みを推奨したりといったことが可能です。

リッチ メディア ストリーミング
Windows Media のリッチ メディア ストリーミング機能は、混成 HTML データの単一ストリームでの効率的なネットワーク配信を可能にします。 Windows Media Player と Windows Media サーバーによって、オーディオ、ビデオ、そして HTML から成るコンテンツを、ブラウザへとスムーズでタイミングよく配信することができます。

オーディオ、ビデオ、HTML が同期したこのコンテンツは、スタンドアロンの Player または Web ページ内に表示されます。 これによって開発者は、Microsoft Producer for PowerPoint® 2002 でプレゼンテーション ビデオと PowerPoint スライドを同期させたときのような効果を得ることができます。

リッチ メディア ストリーミングにより、デジタル メディア コンテンツの周辺に、ブランドやその他の情報を組み入れることも可能になります。 この詳細は、Windows Media エンコーダ SDK および Windows Media フォーマット SDK を参照してください。

時間圧縮と延長機能
一般に、実際よりも早くあるいは遅く再生されたスピーチは、理解するのが困難です。 これに対し Windows Media Player 9 シリーズの時間圧縮と延長機能は、音声のピッチ (音程) に影響を与えることなく、コンテンツの再生速度を上下することを可能にします。 この機能により、有用なさまざまな再生シナリオが実現できるでしょう。

たとえばユーザーは、すでに内容をおおよそ把握している教材ビデオを見るときなどに、高速に再生することによって時間を節約することができます。 新しい部分にさしかかり、話者の説明が早すぎたならば、聞き逃しを防ぐためにビデオをゆっくりと再生します。 どちらのケースでも、話者のスピーチ速度は変わりますが、音声は通常通り明瞭に聞こえます。

時間圧縮は Windows Media Player SDK で、Settings.rate プロパティを通して公開されています。

Windows Media 以外の構成でも時間圧縮は利用可能ですが、ユーザーが Windows XP を実行しており、Windows Media サービス 9 シリーズを実行するコンピュータ (Windows Media サーバー) からストリーム配信される Windows Media ベースのコンテンツを再生する場合に最適に働きます。

HTML ビュー
Windows Media のメタファイルは Web ページを、再生リストにアイテムとして表示することができます。 これらの Web ページは [プレイ ビュー] ウィンドウに、視覚エフェクトまたはビデオに代わって表示されます。 開発者は HTML コードを使い、デジタル メディア コンテンツにカスタム コンテンツや広告を加えたり、Player のユーザー インターフェイスを補うカスタム ユーザー インターフェイスを提供することができます。

Player に組み込む HTML コンテンツを指定するには PARAM 要素を使用し、その NAME 属性を HTML ビューに、VALUE 属性を表示したいコンテンツの URL に設定します。 PARAM 要素が ASX 要素の子であった場合、HTML は再生リストが持続する間全体にわたり表示されます。 ENTRY 要素の子要素であった場合には、その再生リスト エントリの持続時間内にだけ表示されるため、これを利用し、再生されている内容により変化する補助コンテンツを指定することが可能になります。

Web ページからの Player 起動
Windows Media Player 9 シリーズは、Player 自体にカスタム エクスペリエンスを統合するための、多くの新機能を備えています。 これらの機能によりコンテンツ プロバイダとユーザーは、整然とした一貫性のあるエクスペリエンスを得ることができます。

Windows Media Player SDK には、カスタマイズされたフルモードの Player を Web ページから開くための、新しいメソッドが用意されています。 openPlayerというこのメソッドは、指定の URL セットを現在のメディア アイテムとして持ったプレーヤーを起動します。

HTML ビュー属性とともにこのメソッドを使用することにより、開発者はユーザーのスタンドアロン Player に表示されるデジタル メディア Web エクスペリエンスを、詳細に指定することができます。 最新バージョンの Player をインストールしていないユーザーは、このページに代えて Player を組み込んだ標準 Web ページへとリダイレクトすることができます。

Back to the top of this page トップに戻る



下位互換性

Windows Media Player SDK には、さまざまなセキュリティとプライバシー問題に対処するために、いくつかの変更が加えられました。 Player 6.4 コントロールのコードを修正することなくこれらの変更を加えるために、Player  6.4 のコントロールを Windows Media Player 9 シリーズのコントロールにマップする、ラッパーが作成されました。

このラッパーは、ユーザーが Windows Media Player 9 シリーズをインストールする際自動的にインストールされます。 このラッパーにより開発者は、既存の Web ページ コードに大幅な変更を加えることなく、ユーザーにセキュリティとプライバシー改善のような最新 Windows Media Player 9 シリーズ コントロールの利点を提供することが可能になります。

すでに Web ページで Player 6.4 のコントロールを使用しており、Windows Media Player 9 シリーズをインストールしたユーザーに向けコンテンツを提供したい場合、いくつかのケースでは Web ページのコードを変更する必要があるかもしれません。 たとえば開発者は、サポートされていないアプリケーション プログラミング インターフェイス (API) が使用されていないか、コードをチェックする必要があります。 サポートされていない API の一覧は、Windows Media Player 9 シリーズ SDK の「Object Model Migration Guide」に収められています。

さらに Windows Media Player 9 シリーズでは、一意の Player ID をコンテンツ プロバイダに送信するかどうか、ユーザーが選択可能になりました。 ユーザーがこのオプションを有効にした場合、Player は Windows Media サーバーに一意の ID を送信します。 このオプションが無効の場合は、サーバーが特定のセッションの間だけ個々のクライアントを一意とする、ランダムなセッション ID を生成します。

Windows Media Player 9 シリーズ コントロールが Microsoft Win32® プログラムに組み込まれている場合は、ラッパーがすべての呼び出しを Windows Media Player 9 シリーズ コントロールに渡す点に注意してください。

Back to the top of this page トップに戻る



移行の開始

Windows Media 9 シリーズへの Web サイトの移行を開始するにあたり、潜在的な問題を避けるために、開発者は以下の手順を実行します。
  • Windows Media Player 9 シリーズ SDK をインストールする : これには、サポートされている API とされていない API に関する、すべての情報が含まれています。

  • 現在の Web ページ コードを見直し、互換性テストを実行する : これには、最新バージョンの Player をコンピュータにインストールし、次いでテストする Web ページを開くのが最も簡単な方法です。 最低限、予期した通りにコンテンツが再生され、再生コントロールが正しく表示され、ビデオ ウィンドウが正しくサイズ設定されていることを確かめます。

  • Windows Media Player 9 シリーズ ActiveX コントロールへの移行を実施する : Player 6.4 コントロールは機能が少ないうえ、新しいコントロールに比べセキュリティ性に劣ります。 加えて、Player  6.4 コントロールへのサポートは段階的に終了していきます。

  • Windows Media 9 シリーズ プラットフォーム (Windows Media エンコーダ、Windows Media DRM、Windows Media サービス、Windows Media Player) を統合し、最適なユーザー エクスペリエンスを構成する : これは Web ページを更新し、Windows Media Player 9 シリーズ コントロールを使用することから開始することもできますが、たとえばファスト ストリーミングを活用したい場合は、まず Windows Media サービス 9 シリーズにアップグレードする必要があります。 また、新しいコーデックの利点を引き出すには、Windows Media エンコーダ 9 シリーズへのアップグレードが必要です。
Back to the top of this page トップに戻る



まとめ

Web サイトを Windows Media 9 シリーズ プラットフォームにアップグレードすることによって、開発者は現在利用できる最高のデジタル メディア エクスペリエンスをユーザーに提供することができます。 このシリーズには、以下の利点が含まれています。
  • 改善された各種コーデック
  • Macromedia Flash と静止画像のサポート強化
  • ファスト ストリーミング
  • リッチ メディア ストリーミング機能
  • メディア ライブラリ サポートの拡張
  • 時間圧縮と延長のサポート
  • HTML ビュー
  • Web ページからの Player 起動
  • さまざまなパフォーマンスの向上
  • 多くのプライバシーとセキュリティ機能強化
Back to the top of this page トップに戻る



詳細情報

Windows Media 9 シリーズに関する詳細は、以下の各リソースを参照してください。
法的な注意

このドキュメントに記載されている情報は、このドキュメントの発行時点におけるマイクロソフトの見解を反映したものです。 変化する市場状況に対応する必要があるため、このドキュメントは、記載された内容の実現に関するマイクロソフトの確約とはみなされないものとします。 また、発行以降に発表される情報の正確性に関して、マイクロソフトはいかなる保証もいたしません。

このホワイト ペーパーは情報提供のみを目的としており、明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

お客様ご自身の責任において、適用されるすべての著作権関連法規に従ったご使用を願います。 このドキュメントのいかなる部分も、米国 Microsoft Corporation の書面による許諾を受けることなく、その目的を問わず、どのような形態であっても、複製または譲渡、検索システムへの格納および公開をすることは禁じられています。 ここでいう形態とは、複写や記録など、電子的な、または物理的なすべての手段を含みます。 ただしこれは、著作権法上のお客様の権利を制限するものではありません。

マイクロソフトは、このドキュメントに記載されている内容に関し、特許、特許申請、商標、著作権、またはその他の無体財産権を有する場合があります。 別途マイクロソフトのライセンス契約上に明示の規定のない限り、このドキュメントはこれらの特許、商標、著作権、またはその他の無体財産権に関する権利をお客様に許諾するものではありません。

© 2003 Microsoft Corporation. All rights reserved.

マイクロソフト、MS-DOS、Windows、Windows Media、Windows NT、ActiveSync、ActiveX、Direct3D、DirectDraw、DirectInput、DirectMusic、DirectPlay、DirectShow、DirectSound、DirectX、FrontPage、JScript、Microsoft Press、MSN、NetShow、Outlook、PowerPoint、SQL Server、Visual Basic、Visual C++、Visual InterDev、Visual J++、Visual Studio、WebTV、Win32、および Win32s は、米国およびその他の国における Microsoft Corporation の登録商標、または商標です。

記載された実企業名および製品名は、それぞれ所有者の商標であるものもあります。

このソフトウェアは、Independent JPEG Group の技術を部分的に利用しています。

GIF decompression code, copyright 1990, David Koblas. すべてのコピーへの上記の著作権表記の記載、およびサポート ドキュメントへの著作権表記とこの許可情報双方の記載を以って、目的を問わず、無料でこのソフトウェアおよび関連するドキュメントを使用、コピー、変更、および配布する許可を与えられたものとします。 このソフトウェアは、明示黙示を問わず、何ら保証のない現状のままで提供されるものとします。

Back to the top of this page トップに戻る


 

Microsoft