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Windows Media コーデックを使ったオーディオ/ビデオのエンコード
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Windows Media 9 シリーズに含まれるコーデックを使用して、高品質のデジタル メディア コンテンツを作成します。 Windows Media エンコーダ、Windows ムービー メーカー、または Microsoft Producer を使用して、Windows Media ベースのコンテンツを作成するときは、事前設定またはカスタム設定によってコーデックの種類と設定を指定し、デジタル メディアの音や映像の質を最適化できます。
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Microsoft Corporation
2005 年 7 月
適用対象 :
Microsoft Windows Media Player 10
Windows Media エンコーダ 9 シリーズ
Microsoft Windows ムービー メーカー 2
Microsoft Producer for Microsoft Office PowerPoint 2003
目次コーデックとは
Windows Media コーデックの概要
コーデック早見表
ユーザーが再生できるコンテンツの作成方法
詳細情報
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はじめにコーデックを使うと、コンテンツ制作者がストリームのビット レートを指定できます。ビット レートはストリームの長さに加え、作成後のファイル サイズに影響を与えます。 また、コーデックによって、エンコード後のビデオ/オーディオ コンテンツの見え方や聞こえ方も柔軟に調整できます。 この処理は、オーディオまたはビデオのソースをエンコード中に圧縮し、再生中に圧縮解除することによって行われます。 この記事では、コーデックのしくみと、デジタル メディア コンテンツのエンコードと再生に使用される Microsoft Windows Media ソフトウェア付属のコーデックについて説明します。 また、コーデックのバージョン互換性や、クライアント コンピュータ上のコーデックの更新方法についても説明します。
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コーデックとはコーデックとはアルゴリズム、つまりデータをより少ないバイト数に圧縮するときに使用する方法を示した「手順表」であると考えられます。 この手順に従うことで、エンコーダやプレーヤーなどのアプリケーションはデータの圧縮および圧縮解除を確実に実行できます。 デジタル メディア コンテンツの場合、コンテンツのファイル サイズとビット レート (オーディオおよびビデオ コンテンツのレンダリングに必要な毎秒データ量) を減らすためにコーデックが使用されます。 ファイル サイズやビット レートが少ないほど、デジタル メディア コンテンツの保存やネットワークを介したストリーミングがより迅速かつ簡単になります。
コーデックは、ファイルをエンコードまたは記録するときに適用します。 たとえば、エンコーダを使用してライブ形式のストリームのエンコードやファイルの作成を行う場合や、Windows Media Player などのプレーヤー ソフトウェアを使用して CD からファイルをコピーする場合、コーデックを使用して、これらのファイルをエンコードまたは圧縮します。
インターネット上にあるほとんどのファイルは、既に圧縮済みです。 ユーザーは特別な操作をしなくても、ファイルを簡単にダウンロードし、再生できるので、これらのファイルが圧縮されていることに気付かない場合もあります。 圧縮に使用されたコーデックがコンピュータ上のハードディスクにある場合、どの圧縮ファイルでもコンピュータで再生できます。 コンピュータは、そのコーデックの手順を使用して、再生するファイルを圧縮解除します。 該当するコーデックがコンピュータ上にない場合、Windows Media Player などのプレーヤーが、ファイルの圧縮解除方法を知るため、コーデックのダウンロードを試みます。 コーデックが提供されていない場合、プレーヤーはファイルの再生方法が不明であることを通知します。 この場合、ファイル自体に問題はなく、コンピュータ上にファイルの再生方法を示す手順がないだけです。
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Windows Media コーデックの概要マイクロソフトはさまざまなビット レートで配信されるオーディオ、画面キャプチャ、ビデオに応じた各種のコーデックを開発しています。 こうした一連のコーデックにより、多大な柔軟性が得られ、個々のシナリオに合わせてデジタル メディアの音や映像の質を最適化できます。
コンテンツの作成準備をするときに、Windows Media エンコーダ 9 シリーズ、Microsoft Windows ムービー メーカー 2、または Microsoft Producer for Microsoft Office PowerPoint 2003 などの Microsoft オーサリング プログラムを使用すると、事前に設定されたプロファイルを使用できます。 プロファイルとは、コーデックの選択や具体的な設定を指し、視聴者の体感を最適化することを目的とします。 すべての Windows Media ベースのオーサリング プログラムにはプロファイルが含まれており、これによって、特定の種類の出力に応じたコンテンツの作成プロセスが容易になります。 ほとんどのオーサリング プログラムでは、ユーザー固有の設定を使用したカスタム プロファイルも作成できるようになっています。
Windows Media エンコーダ 9 シリーズは、ほとんどの種類のオンデマンド コンテンツやライブ コンテンツの作成に使用できます。また、次のセクションの表に示した、どのコーデックを使用したコンテンツでもエンコードします。 コマンド プロンプトから実行する Windows Media エンコーディング スクリプト ユーティリティは、オンデマンド コンテンツの作成に、Windows Media Audio/Video 7 コーデック、Windows Media Audio/Video 8 コーデック、または Windows Media Audio/Video 9 シリーズ コーデックのいずれかを使用できます。 また、エンコーディング スクリプト ユーティリティで、2 パスおよび可変ビット レート エンコードを使用して、ダウンロードするコンテンツの質を最適化できます。
エンド ユーザーはコーデックのしくみを知らなくても、Windows Media ベースのコンテンツを再生できます。 ユーザーが Windows Media Player Version 6.4 以降を使用している場合、必要なコーデックはユーザーのコンピュータに既にインストール済みである可能性が高いです。 Windows Media Video 9 コーデックなど、ユーザーのコンピュータにインストールされていないコーデックを使用してコンテンツを作成した場合、Windows Media Player Version 7.0 以降であれば、コーデックを自動的にダウンロードしてインストールできます。 このダウンロードは、ユーザーの Internet Explorer セキュリティ設定によって、ユーザーの介入なしに実行される場合と、ユーザーの確認を得て実行される場合があります。
Windows Media Audio/Video 9 シリーズ コーデックは可変ビット レート (VBR) エンコードと固定ビット レート (CBR) エンコードの両方をサポートします。 VBR エンコードは、音やビデオの質の劣化を伴わずに、ファイル サイズとビット レートが少ないダウンロード ファイルを作成する場合に使用します。 VBR エンコードによって、多くの場合、平均ビット レートとファイル サイズを減らしつつ、最適な品質を達成できます。 トラックのある部分には多くのデータが含まれ、圧縮が困難な場合もありますが、その他の部分には比較的小さなデータが含まれており、必要なビット数は少なくなります。 エンコードが最も困難なセクションを検出し、最も必要とされる部分にビットを多く割り当てることで、音質を最適化します。 低ビット レートのストリーミングや、CD プレーヤーや DVD プレーヤーなどのデバイスでは、ピーク抑制モードを使用すると、より複雑なコンテンツでビット レートが配信手段の限界を超えることがありません。 条件によっては、CBR エンコード ファイルと品質は同等でありながら、サイズは CBR エンコード ファイルの半分の VBR エンコード ファイルを作成できる場合もあります。
CBR エンコードは、エンド ユーザーの帯域幅を考慮したストリーミング シナリオで最も効率的に機能するように設計されています。 CBR エンコードでは、ストリームの始めから終わりまで、目標に近い、ほぼ一定のビット レートを維持します。 CBR エンコードのデメリットは、エンコードされたコンテンツの質が一定ではないことです。 コンテンツの一部に別の箇所より圧縮が困難な部分があると、CBR ストリームのその部分は他より質が劣化する可能性があります。 また、あるストリームと次のストリームで質のばらつきが生じます。このような質の相違は、低ビット レートにおいてより顕著になります。
CBR エンコードでは、1 パスまたは 2 パスのエンコードを使用できます。 一方の VBR エンコードには、品質ベースの VBR (1 パス)、ビット レート ベースの VBR (2 パス)、ピーク ビット レート ベースの VBR (2 パス) という 3 つの選択肢があります。 2 パスのエンコードは、一部のコーデックで使用されるエンコード方式です。 最初のパスで、コーデックはストリームのコンテンツに関する情報を収集します。 2 度目のパスで、最初のパスで収集した情報を使用して、ストリームのエンコード プロセスを最適化します。 すべてのコーデックが 2 パスの CBR または VBR エンコードをサポートするわけではありません。
次の表は、Windows Media Audio/Video 9 コーデックでサポートされるエンコード方式の一覧です。
| コーデック | 1 パス CBR | 2 パス CBR | 品質ベースの VBR | ビット レート ベースの VBR | ピーク ビット レート ベースの VBR |
|---|
Windows Media Audio 9 Professional
| 可
| 可
| 可
| 可
| 可
| Windows Media Audio 9 Lossless
| 不可
| 不可
| 可
| 不可
| 不可
| Windows Media Audio 9
| 可
| 可
| 可
| 可
| 可
| Windows Media Audio 9 Voice
| 可
| 不可
| 不可
| 不可
| 不可
| Windows Media Video 9
| 可
| 可
| 可
| 可
| 可
| Windows Media Video 9 Screen
| 可
| 不可
| 可
| 不可
| 不可
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Windows Media Player にはエンコード プロファイルと自動ダウンロード機能があり、コンテンツ作成者とエンド ユーザー両方が、コーデックの選択と設定を簡単に行えるようになっています。 しかし、コンテンツに最適な Windows Media コーデックを選択するときは、再生時のエクスペリエンス、配信方法、対象となる視聴者を注意深く検討する必要があります。 次に示すコーデックの早見表は、そのような選択を行う際に役立ちます。
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コーデック早見表次の表は、最新バージョンの Windows Media エンコーダおよび Windows Media Player と共にインストールされるコーデックについての基本情報です。 特定のニーズやシステム構成に合わせて、コーデックの種類、フレーム レート、オーディオ/ビデオの質などのプロファイル変数も調整できます。
オーディオ コーデック
| コーデック | 用途 |
|---|
Windows Media Audio 9
| ほとんどのシナリオで使用されます。 このコーデックは、Windows Media Audio 8 より 20% 高品質のサウンドを実現します。また、高品質のオーディオでも、少ないファイル サイズでエンコードできる VBR オーディオもサポートします。 Windows Media Audio 9 は、以前の Windows Media Audio 互換デコーダとの下位互換性を持ちます。したがって、以前のバージョンの Windows Media Player や、Windows Media をサポートする旧式のコンシューマ エレクトロニクス機器で、Windows Media 9 コンテンツを再生できます。
| Windows Media Audio 9 Professional
| デジタル サラウンド サウンドが必要なシナリオで使用されます。 このコーデックは、128 〜 768 Kbps でのストリーミングまたはダウンロード再生による配信で、ステレオまたは 5.1 チャネル (7.1 チャネルも可能) サラウンドのフルレゾ オーディオ (24 ビット/96 kHz) をキャプチャします。 Windows Media Audio 9 Professional は、高音質対応のハードウェアや 5.1 チャネル サラウンド対応コンピュータを使用している視聴者に適した選択肢です。
新しい 5.1 チャネル、24 ビット、96 kHz サンプリング機能を使用してエンコードされたファイルの再生を試みたユーザーのシステムまたはサウンド カードが、マルチチャネルまたは高解像度のサウンドをサポートしていない場合でも、複数のチャネルがステレオ オーディオ (16 ビット、2 チャネル オーディオなど) に結合されるので、システムが提供できる範囲で最大限の音質が得られます。
| Windows Media Audio 9 Lossless
| ローカル再生のシナリオで使用されます。 これは、CD コレクションのアーカイブに最適なコーデックです。 このコーデックで達成される圧縮率は、他の Windows Media Audio 9 コーデックより低くなりますが、それでもなおデジタル メディア コンテンツを直接コピーするより効率的です。 このコーデックを使用すると、オリジナルの複雑さに応じて、2:1 または 3:1 の比率でコンテンツが圧縮されます。 このコーデックを使用して圧縮されたコンテンツの音質は、すべての Windows Media コーデックの中で最も優れています。
| Windows Media Audio 9 Voice
| 低ビット レートのシナリオで使用されます。 この低ビット レート コーデックは、主にスピーチ コンテンツを対象としており、音声と音楽が混在したコンテンツに実行すると効果的です。 このコーデックは、ラジオ放送、広告、電子ブック、ナレーションなど、低ビット レートのストリーミング シナリオ (20 Kbps 未満) で優れた品質を提供します。
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ビデオ コーデック
| コーデック | 用途 |
|---|
Windows Media Video 9
| ほとんどのシナリオで使用されます。 このコーデックはストリーミングとダウンロード用ビデオで高品質を実現します。 ダイヤルアップ モデム経由で配信される低ビット レートのインターネット ビデオから、ブロードバンド接続経由で配信される DVD 並のビデオまで、広範なビット レートに対応します。 また、2 パス エンコードと VBR エンコードによるプロ級のダウンロード ビデオもサポートします。 Windows Media Video 9 は幅広いプレーヤーとデバイスでサポートされています。
| Windows Media Video 9 Advanced Profile
| ほとんどのシナリオで使用されます。 このコーデックの特長は、インターレース スキャンのサポート向上とトランスポート形式の独立です。 以前のバージョンの 9 シリーズ ビデオ コーデックで、MPEG-2 コーデックの 3 分の 1 という低いデータ レートで、MPEG-2 と同等の品質のプログレッシブ スキャン コンテンツを配信できるようになりました。Windows Media Video 9 Advanced Profile コーデックは、インターレース化されたコンテンツのエンコード効率に関しても同様の向上が見られます。 さらに、トランスポート形式の独立によって、標準ベースのブロードキャスト インフラストラクチャ (ネイティブ MPEG-2 トランスポート ストリーム使用) や、ワイヤレス インフラストラクチャ (RTP使用)、さらには DVD などの Windows Media ベース以外のシステムへの配信が可能になりました。
| Windows Media Video 9 Screen
| コンピュータ画面からのキャプチャが必要なコンテンツに使用します。 このコーデックは、デモの配信や、トレーニング用のコンピュータのデモンストレーションに適しています。 Windows Media Video 9 Screen は、比較的性能の低い CPU でも、ビットマップ画像やスクリーンの動きをより良く処理できます。
| Windows Media Video 9 Image Version 2
| 静止画をベースにしたコンテンツに使用します。 このコーデックによって、静止画をビデオに変換し、パン、ズーム、クロスフェードといったトランジション効果を使用したモーションを付け、ほぼ無限の効果を生み出すことができます。 この結果、20 Kbps の低いデータ レートで画像を配信できます。 CBR モードまたは 1 パスの VBR モードのいずれかを使用して圧縮された、これらのファイルは元の画像ファイルよりはるかに容量が小さいので、簡単に共有できます。
注意 Windows Media Video 9 Image Version 2 コーデックは、Windows Media Video 9 Image コーデックと互換性がありません。
| Windows Media Video 9 VCM
| ほとんどのシナリオで使用されます。 このコーデックにより、以前のバージョンのエンコードおよび編集アプリケーションで、AVI (Audio Video Interleaved) などのファイル コンテナを使って、Windows Media Video 9 コーデックをサポートできます。 このコーデック パッケージでは、Windows Media Format 9 シリーズで作成された WMV (Windows Media Video) ファイルを Windows Media Player 6.4 で再生することもできます。ファイルは ASF と AVI どちらのファイル コンテナに収められていてもかまいません。
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ユーザーが再生できるコンテンツの作成方法上記の表に示したコーデックの一覧は、すべて Windows Media Player Version 7.0 以降のユーザーが利用できます。 新しくリリースされたコーデック バージョンは、プレーヤーにより Microsoft Web サイトから自動的にダウンロードされます。 次のコンテンツ オーサリング プログラムを Microsoft Web サイトからダウンロードできます。Windows Media エンコーダ Microsoft Producer
Windows Media Player Version 6.4 のサポートが必要な場合、VCM (Video Compression Manager) をベースにした Windows Media Video 9 エンコーダ/デコーダの使用も検討します。このバージョンは、古いエンコードおよび編集アプリケーションで、AVI などのファイル コンテナを使って、Windows Media Video 9 コーデックをサポートできます。 このパッケージを使うと、Windows Media Video 9 を Windows Media Player 6.4 で再生することもできます。 パッケージのインストール後は、自動的に VCM インターフェイス経由で既存のソリューションがコーデックを使用できるようになります。 VCM にはプロパティ ページがあり、エンコード パラメータを設定できるようになっています。
Windows Media Player Version 6.4 のサポートは必要だが、旧バージョンのコンテンツ オーサリング プログラムがない場合、次の Windows Media Audio/Video 9 シリーズ コーデックを使用して、コンテンツを作成することはできません。 注意 Windows Media Player 6.4をサポートする Windows Media Audio 9 Voice コーデックのバージョンは、Microsoft Web サイトのコーデック インストール パッケージのページで確認できます。
作成したコンテンツを、インターネット経由のユーザーがアクセスできない内部ネットワークでストリーミングする場合、Microsoft Web サイトのコーデック インストール パッケージ ページからダウンロードできるコーデック インストール パッケージを使用して、手動でコーデックをインストールできます。
最新バージョンの Windows Media Player は、Windows Media ダウンロード センターからダウンロードできます。
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詳細情報コーデックに関する一般的な情報については、Microsoft Web サイトの コーデック ページを参照してください。 Windows Media エンコーダ 9 シリーズは、 こちらの Microsoft Web サイトからダウンロードできます。
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