よく寄せられる質問 (FAQ)

Windows Azure™ について質問がある場合は、以下の FAQ をチェックしてください。


全般的な FAQ

Windows Azure Platform とは何ですか。

Windows Azure Platform は、マイクロソフトのデータ センターがホストする、インターネット規模のクラウド コンピューティング サービス プラットフォームです。Windows Azure Platform は、コンシューマー Web からエンタープライズ シナリオまで、さまざまなアプリケーションを構築するための一連の機能を提供します。これには、クラウド サービス オペレーティング システムや開発者向けのサービス セットも含まれます。Windows Azure、Microsoft SQL Azure、AppFabric は、Windows Azure Platform の主要コンポーネントです。

Windows Azure とは何ですか。

開発者は、Windows Azure がオンデマンドで提供するコンピューティング環境/ストレージを活用して、マイクロソフトのデータ センターからインターネット経由で提供される Web アプリケーションを、ホスティング、拡張、管理することができます。

Microsoft SQL Azure とは何ですか。

Microsoft SQL Azure は、クラウドのデータ プラットフォーム機能を Web ベース サービスとして拡張するという、マイクロソフトの SQL Server® データ プラットフォームのビジョンを実現したものです。SQL Server は、モバイル ユーザー、リモート オフィス、ビジネス パートナーに、リレーショナル データベース、レポート、分析とデータの同期を実行するための高度な統合サービス セットを提供します。SQL Azure Database は、10 月版 CTP で PDC 向けの機能として完成しており、発売まで引き続き、無償のサービスとして提供されます。他のサービスも随時、利用可能になる予定です。

Microsoft SQL Azure Database とは何ですか。

Microsoft SQL Azure™ Database は、SQL Server テクノロジ上に構築されるクラウド ベースのリレーショナル データベース サービスであり、マイクロソフトがクラウドでホストする、高度な可用性と拡張性を備えたマルチテナント データベース サービスです。SQL Azure Database を使用すると、複数のデータベースのプロビジョニングと展開を簡単に行うことができます。開発者は、ソフトウェアのインストール、セットアップ、パッチ適用、管理を行う必要がありません。高可用性とフォールト トレランスを備えているため、物理的な管理は必要ありません。SQL Azure Database では、Transact-SQL (T-SQL) がサポートされます。ユーザーは、T-SQL の開発や使い慣れたリレーショナル データ モデルに関する知識を利用して、既存のオンプレミス データベースとの整合性を取ることができます。SQL Azure Database は、既存のツールセットと連携し、オンプレミス データベースとクラウド データベースの整合性を実現することで、開発コストの節約に貢献するという強力なバリュー プロポジションをもたらします。

Windows Azure Platform AppFabric サービス バスおよびアクセス コントロールとは何ですか。

Windows Azure Platform AppFabric の一部分であるサービス バスおよびアクセス コントロールは、Web ベースの開発者向けサービスです。これらのサービスによって、Windows Azure アプリケーションおよび SQL Azure データベースによる既存または新規の Windows Server 資産への接続と相互運用が容易になります。Windows Azure を基盤とするこれらのサービスにより、クラウド サービスとオンプレミス システムの統合や、企業間コラボレーションを必要とするユーザーに、接続性とアクセス制御が提供されます。

サービス バスは、さまざまな通信パターンによる、ファイアウォールまたはネットワーク境界を超えた、サービスとアプリケーションの疎結合を実現します。アクセス コントロール サービスは、フェデレーションされた要求ベースのアクセス制御を、REST Web サービスに提供します。開発者はこれらのサービスを利用して、分散型またはコンポジット アプリケーション/サービスを作成できます。

Microsoft コードネーム "Dallas" とは何ですか。

Microsoft® コードネーム "Dallas" は、開発者およびインフォメーション ワーカーが次世代アプリケーションを強化するためにプレミアム データや Web サービスを簡単に利用できるサービスであり、レポート作成、分析、視覚化、データ マイニングなどのインフォメーション ワーカー向けのシナリオにも対応しています。Dallas を使用すると、主要な商用データ プロバイダーや信頼性の高い公共データ ソースが提供するデータ、映像、リアルタイム Web サービスを、1 つのインフォメーション マーケットプレースに集約し、プロビジョニングおよび課金用の統一されたフレームワークで利用することができます。また Dallas API を使用することで、開発者やインフォメーション ワーカーは任意のプラットフォーム、アプリケーション、ビジネス ワークフローで、このプレミアム コンテンツを利用できます。

サービス バスおよびアクセス コントロールというブランドに更新したのはなぜですか。.NET Services という名前はどうなったのですか。

従来 .NET Services と総称されていたサービス バスおよびアクセス コントロール サービスは、11 月 5 日版 CTP では、Windows Azure Platform AppFabric ブランドに変更されています。昨年マイクロソフトが Windows Azure Platform の最初の CTP をリリースして以来、クラウド アプリケーションとオンプレミス システムの両方を含む最新のコンピューティング アーキテクチャでは、サービスとしての接続性が重要な必要条件となっています。この種のサービスではセキュリティが重要だという明確な意見がユーザーから寄せられています。このようなフィードバックに対応するため、現在では Windows Azure Platform AppFabric サービス バスおよびアクセス コントロールが提供され、これらによって接続を実現できるようになっています。これらのサービスは、以前は .NET Services と呼ばれていましたが、Windows Azure Platform の重要コンポーネントであることに変わりはありません。実際、これらのサービスは、これまでになく緊密に Windows Azure クラウド サービス プラットフォームに統合されています。マイクロソフトは今回のブランド更新によって、このような関係をユーザーに明確に伝えたいと考えています。

今回のブランド変更により、Web サイト、ダウンロード、ドキュメントのほか、サービス自体にもこの変更が反映されます。

このブランド変更は、即時反映されます。Windows Azure Platform が CTP から商用版に移行すると、Web サイト、ダウンロード、ドキュメントのほか、サービス自体にもこの変更が反映されます。

Windows Azure Platform には、主にどのようなメリットがありますか。

Windows Azure Platform を採用したユーザーとパートナーには以下のメリットがあります。

  • 俊敏性: パートナーとユーザーは、開発ツールや自動サービス管理機能を最大限に活用できます。また、グローバル データ センターの拡充により、パートナーは顧客のニーズに迅速に対応できるようになり、他社との差別化に注力することができます。その結果、新たな市場に参入できるようになります。
  • 効率性: Windows Azure Platform は、必要な先行投資を削減し、生産性と運用効率の向上に貢献します。ユーザーとパートナーは、一部のワークロードについて 3 年間で最大 30 – 40% の TCO 削減を達成できます。使用量ベースの価格設定、パッケージ、パートナー向けディスカウントにより、クラウド サービスが採用しやすくなり、IT 支出に対する予測が簡単に行えるようになります。
  • 重要業務への注力: テクノロジ インフラの管理に注いでいた力を、顧客向けのサービスとバリューの提供に集中して注げるようになります。Windows Azure Platform を採用すると、運用面の問題解決にかかる時間が短縮され、競合他社との差別化要因に十分な時間を割けるようになります。
  • 簡素性: パートナーとユーザーは、クラウドとオンプレミスの両方で .NET や PHP などの使い慣れた言語を使用し、既存のスキルを十分に活用しながら、Web アプリケーションや Web サービスを作成、管理できます。
  • 信頼性: パートナーとユーザーは、エンタープライズ クラスのサービスを利用できます。このサービスは、信頼性の高いサービス レベル契約とオンライン サービスに関する十分な経験に基づいています。
Windows Azure Platform がマーケットプレースに登場するのはいつですか。

Windows Azure Platform マーケットプレースは、完成品サービスとビルディング ブロック サービスの両方に対応する必要があります。Microsoft Pinpoint アプリケーション マーケットプレースは、完成品サービスに対応し、ビジネス上の意思決定者をターゲットとしています。現在、Windows Azure Platform 開発者ポータルから直接 Pinpoint に各アプリケーションをプロファイルし、出品することができます。この Pinpoint アプリケーション プロファイルには ‘購入’ リンクが含まれます。このリンクをクリックすると、パブリッシャー サイトまたは購入エンジンに接続されます。マイクロソフトでは現在、Windows Azure ビルディング ブロック サービスについて、Windows Azure Platform 開発者間エクスチェンジの作成を検討しています。

Windows Azure Platform でソリューションを開発しているユーザーやパートナーの詳しい情報はどこから入手できますか。

Kelly Blue Book、Associated Press、Origin Digital、Lokad など、Windows Azure Platform でソリューションを開発しているユーザーやパートナーのケース スタディについては、こちらをご覧ください。

Windows Azure Platform で使用できる言語を教えてください。

Windows Azure Platform では現在、英語を利用できます。

Windows Azure Platform の商用版を利用できる国を教えてください。

2010 年 4 月現在、Windows Azure の商用版を利用できるのは、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、インド、イタリア、日本、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、英国、米国、オーストラリア、ブラジル、チリ、コロンビア、コスタリカ、キプロス、チェコ共和国、ギリシャ、香港、ハンガリー、イスラエル、ルクセンブルク、マレーシア、メキシコ、ペルー、フィリピン、ポーランド、プエルトリコ、ルーマニア、トリニダードトバゴです。

Windows Azure Platform のサポート オプションには、どのようなものがありますか。

Windows Azure Platform のサービスに何らかの問題があると思われる場合、ユーザーはいつでもサポート専用番号に連絡することができます。報告されたプラットフォームに関する問題は、Windows Azure Platform オペレーション チームが調査と修正にあたります。また、いつでも開発者サポートに連絡し、アプリケーションに関する支援を受けることができます。開発者サポートは有料 (インシデント単位) となります。プレミア サポート顧客、MSDN サブスクライバー、および MPN メンバーは、それぞれのプログラム特典で提供されるサポート インシデント数およびサポート時間を利用できます。そのほかにマイクロソフトは、モデレート フォーラムのサポートも無償で継続します。サポート オプションの詳細については、次の URL をご覧ください。http://www.microsoft.com/japan/windowsazure/support/

Windows Azure Platform 用の CTP トークンを入手するには、どうすればよいですか。

2010 年 1 月からは、Windows Azure、SQL Azure Database、AppFabric にアクセスする際、CTP トークンは不要になります。これらのテクノロジを希望される新規ユーザーは、Windows Live ID を使用してユーザー アカウントを作成し、サインアップを行うと、Windows Azure Platform でサービスを利用できます。

Windows Azure は単なるホスティング サービスですか。

いいえ。Windows Azure は、グリッド コンピューティング、パッケージ ソフトウェア、標準的なホスティング サービスのいずれにも当てはまりません。Windows Azure は、マイクロソフトのデータ センターが管理する、開発/サービス ホスティング/管理のための統合環境です。この環境から、堅牢で効率的なコンピューティング コア、シンプルなストレージ機能、豊富な開発ツールとプロトコルのサポートを提供します。

BPOS は Windows Azure Platform 上で動作しますか。

マイクロソフトでは、Windows Azure Platform の拡張性と柔軟性のメリットを活用できるよう、Microsoft Online Services への投資を引き続き行っていく予定です。

今後、BPOS は Windows Azure Platform 上で動作するようになりますか。

現在の Business Productivity Online Suite (Exchange Online、SharePoint Online、Office Communications Online、Live Meeting) は、Windows Azure Platform が発表される前に構築され、リリースされたものです。BPOS と Windows Azure Platform では、データ センター、プロビジョニング、ID インフラストラクチャといった一般的な運用要素、さらには基盤となるコマース プラットフォームは共通していますが、初期の BPOS サービスは、Exchange 2007 などの各サーバー製品の現在のリリースをベースに構築されています。

BPOS が Windows Azure Platform 上で動作するようになるのはいつですか。

現時点では正確な日時についてお答えすることはできませんが、その取り組みは着実に進めています。たとえば、最新の Exchange Hosted Archive では、基盤となるストレージ テクノロジに SQL Azure が活用されるようになっています。

Windows Azure Platform に Live Service が含まれていないのはなぜですか。

マイクロソフトは 2008 年 10 月の PDC で Windows Azure Platform の CTP を発表し、コミュニティからのフィードバックや意見を収集しました。コミュニティから寄せられた中で最も強く一貫性のあるフィードバックは、Windows Azure Platform の有効範囲に関するものでした。ユーザーとパートナーは、プラットフォームの構成に明確性を求めており、オペレーティング システム、データベース、接続機能を提供すべきであるという意見を持っていました。マイクロソフトは現在、このフィードバックに対応しています。現時点で Windows Azure Platform は、Windows Azure、SQL Azure、および AppFabric で構成されています。

Live Service は、マイクロソフトが追求する “ソフトウェア プラス サービス” の構想に不可欠な要素です。Live Service は Windows Azure Platform には含まれませんが、開発者は、引き続き Live Service を利用して、豊富な機能を備えた強力なソリューションを Windows Azure Platform で作成することができます。SharePoint Service と CRM Service についても同様です。ユーザーとパートナーは、それぞれのビジネス目標に応じて、Windows Azure Platform に加えてこれらのサービスを引き続き利用できます。

Windows Azure に関する FAQ

Windows Azure Drive とは何ですか。

Windows Azure Drive は、Windows Azure アプリケーションによる Page Blob (シングル ボリュームの NTFS VHD) のマウントを可能にします。アプリケーションの書き込みをすべて BLOB に行うことによって永続性が高まり、キャッシュ ミスがあった場合にはローカルの VM キャッシュまたは Page Blob から読み取られます。これにより、アプリケーションは BLOB を介して VHD のアップロード/ダウンロードを行うことができ、VHD は Page Blob に裏付けられているため、VM のフェールオーバー後にも永続性を保ちます。

Windows Azure で開発者が利用できる新しい診断機能には、どのようなものがありますか。

Windows Azure の新しい診断機能を使用すると、ユーザーが標準的な .NET API を使用してロギングを実行することができます。この機能では、アプリケーションの状態を監視するために、この種のログをはじめとする診断データ (パフォーマンス カウンターなど) の収集も可能です。

Windows Azure Service Management API とは何ですか。

Windows Azure Service Management API は、アプリケーションの展開、管理、拡張を自動的に実行する REST ベース API です。

Windows Azure ロール間通信とは何ですか。

Windows Azure のロール間通信機能は、ユーザーのアプリケーション内で個々のロール インスタンス間における直接的な通信を提供します。この機能により、たとえば状態 (ステート) を使用するアプリケーションなど、より複雑なアプリケーションの作成が可能になります。

Windows Azure の VM のサイズは柔軟に選択できますか。

はい。Windows Azure では、開発者がアプリケーションのリソース所要量に基づいてアプリケーションを実行する VM のサイズを選択することができます。Windows Azure のコンピューティング インスタンスには、それぞれ異なる 4 つのサイズがあり、複雑なアプリケーションとワークロードを実現可能です。

コンピューティング インスタンスのサイズ CPU メモリ インスタンス ストレージ I/O パフォーマンス
S 1.6 GHz 1.75 GB 225 GB 中程度
M 2 × 1.6 GHz 3.5 GB 490 GB
L 4 × 1.6 GHz 7 GB 1,000 GB
XL 8 × 1.6 GHz 14 GB 2,040 GB








各 Windows Azure コンピューティング インスタンスはそれぞれ 1 つの仮想サーバーを表します。リソースの多くは特定のインスタンス専用ですが、I/O パフォーマンスに関連する一部のリソース (ネットワーク帯域幅やディスク サブシステムなど) は、同じ物理ホスト上のコンピューティング インスタンス間で共有されます。共有リソースに空きがあるときは、そのリソースの多くを利用することができます。

インスタンスの種類によって、共有リソースから得られる最小限のパフォーマンスがサイズに応じて異なります。上記の表で I/O パフォーマンス指標が “高” のコンピューティング インスタンスには、共有リソースが多く配分されます。共有リソースが多く配分される場合、I/O パフォーマンスの一貫性も高まります。

Windows Azure の証明書管理機能とは何ですか。

Windows Azure の証明書管理機能は、Windows Azure でホストされるサービスに対応する、サービス固有の証明書の自動的な展開を可能にします。

Windows Azure に VM 機能を追加して、Windows Azure 上で実行可能な既存アプリケーションの範囲を拡張する予定はありますか。

はい。マイクロソフトは今後、Windows Azure に仮想マシン (VM) 機能を追加して、Windows Azure で実行可能なアプリケーションの範囲を拡張する予定です。VM 機能を展開することにより、開発者は、組み込みの自動サービス管理機能を最大限に活用しながら、多様な Windows アプリケーションを Windows Azure 上で実行できるようになります。

Windows Azure で VM を展開するための手順を教えてください。

Windows Azure で VM を展開するには、開発者が次の手順を実行する必要があります。

  • ソフトウェアをインストール/設定して、Windows Azure VM をカスタマイズする。
  • Windows Azure VM をサービス モデルに組み込む。このロールは、Windows Azure の Web ロールおよび Worker ロールと組み合わせることができます。
  • サービスの展開と更新を管理する。開発者は Windows Azure に組み込みの自動サービス管理機能を利用して、あらゆる Windows Azure サービスにアクセスすることができます。
Windows Azure で計画されている VM 機能の価格設定について教えてください。

Windows Azure で計画されている VM 機能の価格設定については、まだ発表できる段階ではありません。現行の Windows Azure 価格モデルと矛盾しない価格設定になる予定です。

Windows Azure では、Windows Server Hyper-V 仮想マシンの実行はサポートされますか。

いいえ。ただし、共有のコア Windows プログラミング モデルにより、Windows Azure から Windows Server への (またはその逆の) アプリケーションの移動を簡単に行うことができます。

Windows Azure を顧客やパートナーのデータ センターで実行できるライセンスを供与する予定はありますか。

マイクロソフトは将来的に、ユーザーやパートナーのデータ センターで Windows Azure を実行できるようにする予定です。Windows Server や System Center などのオンプレミス製品に Windows Azure の機能を組み込むことによって、これが可能になります。

Microsoft SQL Azure に関する FAQ

PDC ’09 以後、SQL Azure Database にはどのような新機能が含まれていますか。

PDC ’09 以後、SQL Azure Database に組み込まれた新機能には、ファイアウォール サポート、一括挿入、プロパティの更新、ポータル、複数のアクティブな結果セット (MARS)、マルチサーバー管理のサポート、データベースの名前変更機能、追加的な TSQL 機能があります。また、一部のユーザー向けにデータベース 50 GB を追加しています。詳細については、ブログ記事 (英語) を参照してください。

SQL Azure Database の主なメリットを教えてください。

SQL Azure には、管理性、高可用性、スケーラビリティ、使い慣れた開発モデル、リレーショナル データ モデルなどのさまざまなメリットがあります。

管理性: SQL Azure では、エンタープライズ データ センターの拡張性と機能性を活用できるにもかかわらず、オンプレミスの SQL Server インスタンスの管理負担は発生しません。このような自己管理機能が備わっているため、IT 部門にサポートを要請したり、技術に詳しい従業員の手を煩わせることなく、部門別のデータベース アプリケーションを管理して、企業全体のアプリケーション用データ サービスをプロビジョニングすることが可能です。SQL Azure では、データ ストレージをわずか数分でプロビジョニングできます。このため、必要なものだけをプロビジョニングすることで、データ サービスの初期費用を削減することが可能です。また、変更が必要な際には、クラウド ベースのデータ ストレージをニーズに応じて容易に拡張することができます。

高可用性: SQL Azure は、定評のある Windows Server および SQL Server テクノロジを基盤としており、あらゆる活用方法や負荷に対応できる柔軟性を備えています。このサービスでは、複数の冗長なデータ コピーを複数の物理サーバーにレプリケートして、データ可用性とビジネス継続性を確保できます。ハードウェア障害が発生した場合には、SQL Azure が自動的にフェールオーバーを実行し、アプリケーションの可用性を最適化します。

スケーラビリティ: SQL Azure の主なメリットは、ソリューションを容易に拡張できることです。データをパーティション分割することで、データ量の増加に応じてサービスを拡張することができます。従量課金制の料金モデルが採用されているため、ストレージの使用量に応じて料金が発生します。したがって、不要な場合にはサービスを縮小することも可能です。

使い慣れた開発モデル: 開発者が SQL Server を使用するオンプレミス アプリケーションを作成する場合、表形式データ ストリーム (TDS) プロトコルを使用するクライアント ライブラリを使用して、クライアントとサーバー間の通信を行います。SQL Azure では SQL Server と同じ TDS インターフェイスが提供されるため、同じツールやライブラリを使用して、SQL Azure に保存するデータ用のクライアント アプリケーションを作成できます。TDS の詳細については、ネットワーク プロトコルとTDS エンドポイント を参照してください。

リレーショナル データ モデル: SQL Azure では、SQL Server と同様、Transact-SQL を使用してデータを保存するため、開発者と管理者にとって非常に親しみやすいものになっています。SQL Azure サーバーは、オンプレミスの SQL Server インスタンスと概念的に類似したデータベースの論理グループであり、認証境界として機能します。

各 SQL Azure サーバーでは、テーブル、ビュー、ストアド プロシージャ、インデックスなどのよく使用されるデータベース オブジェクトを持つ複数のデータベースを作成できます。このデータ モデルでは、従来のリレーショナル データベース設計や Transact-SQL プログラミングのスキルを活用できるため、既存のオンプレミス データベース アプリケーションを SQL Azure に移行するプロセスが容易になります。Transact-SQL の詳細、および Transact-SQL と SQL Azure の関係については、Transact-SQL サポート (SQL Azure Database) (英語) を参照してください。SQL Azure サーバーおよびデータベースは、物理的なサーバーやデータベースに対応付けられない仮想オブジェクトです。SQL Azure では、開発者が物理的な実装と切り離されるため、データベースの設計に時間を費やすことができます。

PHP 用の SQL Server ドライバーの既存リリースは、SQL Azure でも使用できますか。

開発者は、SQL Server と SQL Azure 両方のデータベース用のリレーショナル データベース機能のある PHP アプリケーションを作成するために、このドライバーを使用できます。パフォーマンスが大幅に強化されているほか、UTF-8 エンコードのサポートやスクロール可能な結果セットなどの新機能も追加されています。

SQL Azure Database では、物理的な管理はどのようにして行いますか。

データベースの物理リソースの管理を積極的に担当するのは SQL Azure ですが、SQL Azure ベースのデータベース アプリケーションの管理には、DBA が非常に重要な役割を果たします。SQL Azure を使用する際、DBA は、スキーマ作成の管理、統計情報の管理、インデックスの調整、クエリの最適化、セキュリティ管理 (ログイン、ユーザー、ロールなど) を担当します。SQL Azure でのセキュリティ管理の詳細については、SQL Azure におけるデータベースとログインの管理 (英語) を参照してください。SQL Azure でのデータベース管理が SQL Server と最も大きく異なる点は、物理的な管理です。SQL Azure では、すべてのデータが自動的にレプリケートされ、高可用性が実現されます。また、負荷分散も管理され、サーバー障害が発生した場合には、透過的にフェールオーバーします。このレベルの物理的な管理を行うために、SQL Azure の物理リソースをユーザー側で制御することはできません。たとえば、データベースやインデックスが常駐する物理ハード ドライブやファイル グループをユーザーが指定することはできません。コンピューター ファイル システムがアクセス不可となり、すべてのデータが自動的にレプリケートされるため、SQL Server のバックアップ コマンドや復元コマンドは SQL Azure に適用されません。

SQL Azure Database のセルフ プロビジョニングのしくみを教えてください。

SQL Server のオンプレミスでの展開を準備する際、必要なハードウェアやソフトウェアを準備し設定を行うのは、DBA または IT 部門の役割となります。SQL Azure を使用する場合、このような作業は SQL Azure のプロビジョニング プロセスによって実行されます。Windows Azure Platform アカウントを作成すると、SQL Azure データベースのプロビジョニングを開始できます。このアカウントを使用して、Windows Azure、Windows Azure Platform のサービス バスおよびアクセス コントロール、SQL Azure などのすべてのサービスにアクセスできるほか、サブスクリプションのセットアップや管理も行えます。SQL Azure の各サブスクリプションは、マイクロソフトのデータ センターにある 1 つのSQL Azure サーバーにバインドされます。SQL Azure サーバーは抽象化され、データベースのグループが定義されます。SQL Azure サーバーに対応付けられた各データベースは、負荷分散と高可用性を実現するために、マイクロソフトのデータ センターで別々の物理コンピューターに格納される場合があります。プロビジョニングの詳細については、SQL Azure プロビジョニング モデル (英語) を参照してください。

サポートされる Transact-SQL の機能について教えてください。

SQL Server の Transact-SQL ステートメントの多くには、ファイル グループまたは物理ファイルのパスを指定できるパラメーターがあります。このタイプのパラメーターは物理構成に依存するため、SQL Azure ではサポートされません。このような場合、コマンドは部分的にサポートされます。Transact-SQL のサポートの詳細については、Transact-SQL サポート (SQL Azure Database) (英語) を参照してください。

SQL Azure Database でサポートされる機能およびデータ型を教えてください。

SQL Azure では、SQL Server のすべての機能とデータ型がサポートされているわけではありません。Analysis Services、レプリケーション、Reporting Services、Service Broker は現在、Windows Azure Platform ではサービスとして提供されていません。SQL Azure は物理的な管理を実行するため、リソース ガバナー、ファイル グループの参照、一部の物理サーバー DDL ステートメントなど、物理リソースの直接的な操作を試みるステートメントやオプションはブロックされます。また、サーバー オプションや SQL トレース フラグを設定したり、SQL Server Profiler や データベース チューニング アドバイザーなどのユーティリティを使用することもできません。SQL Azure では SQL Server 2008 のデータ型が数多くサポートされていますが、SQL Server 2008 で廃止されたデータ型はサポートされません。SQL Azure のデータ型のサポートの詳細については、データ型 (SQL Azure Database) (英語) を参照してください。SQL Server 2008 で廃止されたデータ型の詳細については、SQL Server 2008 R2 データベース エンジンの非推奨機能 (英語) を参照してください。

SQL Azure Database でオフライン/キャッシュ モードのアプリケーションを作成するには、どうすればよいですか。

SQL Azure Data Sync 用に提供されている Visual Studio ツールを使用して、SQL Server Compact にデータをローカルでキャッシュするアプリケーションを作成することができます。キャッシュ モードのアプリケーションによって、クライアント アプリケーションに低遅延および高可用性といったメリットがもたらされると同時に、ネットワーク利用率の低減とサーバーでの作業スケジュール機能の強化を実現できます。このようなメリットは、インターネット上でアプリケーションを運用する場合、特に重要です。

この機能がサポートされたリリースが発表されるのは、いつになる予定ですか。

現在 Sync Framework のチームでは、この機能に対応する最終的なパッケージについて検討を進めており、2010 年内のリリースを目指しています。

オンプレミスの SQL Server と SQL Azure Database 間のデータ接続は、どのようにして行いますか。

SQL Azure Data Sync 用に提供される管理ツールを使用することで、同期が必要なデータベースとテーブルの選択、および SQL Azure とデータを定期スケジュールに基づいて自動で同期する SQL Agent タスクの作成といったステップを実行できます。たとえば、Windows Azure で作成した Web アプリケーションを、レポートなどの目的でオンプレミスのデータ ソースに接続したい場合にこのツールが役立ちます。

SQL Azure Data Sync とは何ですか。

Microsoft SQL Azure Data Sync は、SQL Azure とのデータ同期を可能にするツール/実行時テクノロジです。このテクノロジによって、現在、他のクラウド プラットフォームでは実現できない、現在のオンプレミス インフラのクラウドへの拡張、およびオフライン/キャッシュ モードをサポートするクライアントの作成という 2 つの重要シナリオを容易に実行することができます。オンプレミス データをクラウドに拡張することで、クラウドの新しいサービスを利用しながら、モバイル ユーザー、ビジネス パートナー、リモート オフィス、およびエンタープライズ データ ソースとの間で、情報を簡単に共有できるようになります。このテクノロジは、オンプレミス アプリケーションとオフプレミス アプリケーションの連携を橋渡しします。キャッシュ モードを使用すると、待機時間の短縮、可用性の向上、ユーザー エクスペリエンスの強化を実現するクライアントの開発が可能になります。またキャッシュ モードでは、負荷の削減と作業スケジュール機能の向上により、ネットワーク利用率が低減され、サーバーの拡張性が高まるというメリットも提供されます。

MIX10 で、特に注目される Data Sync の機能について教えてください。
  • 3 画面: クライアントが Windows Azure アプリケーションや他のクライアントと同期可能であり、サーバー側のビジネス ロジックを挿入することで、クライアントの監視と管理を実行できる機能です。
  • Silverlight データ キャッシング クライアント: 同期ロジックのサーバー/サービスへの移動、Silverlight 3 および 4 での Offline In Isolation ストレージの活用、ビルディング プロバイダーによる他のストアへのプラグインを実現できます。
  • あらゆるプラットフォームとの同期が可能です。
SQL Azure Data Sync の利用についての詳細情報は、どこから入手できますか。

現在 SQL Azure Data Sync の CTP である Microsoft Sync Framework Power Pack for SQL Azure をダウンロードすることが可能です。SQL Azure Data Sync の概要の詳細情報については、http://www.microsoft.com/japan/windowsazure/sqlazure/datasync を参照してください。上記の Power Pack CTP は SQL Azure CTP には含まれていないため、別途ダウンロードする必要があります。

Sync Framework Power Pack for SQL Azure Database の内容を具体的に教えてください。

Sync Framework Power Pack for SQL Azure Database に含まれる主要コンポーネントには、SQL Azure Database 用に調整された Sync Framework プロバイダー、オンプレミスの SQL Server を SQL Azure データベースに自動的に同期するための管理ツール、そして SQL Azure でのキャッシュ モード シナリオを実現する Visual Studio アドインの 3 つがあります。

SOAP および REST ベースで Authority-Container-Entity (ACE) プログラミング モデルを利用している顧客には、マイクロソフトはどう対応しますか。

T-SQL ベースのリレーショナル データ モデルへの移行に伴い、SQL Azure Database では、SOAP および REST ベースの Authority-Container-Entity (ACE) プログラミング モデルはサポートされなくなります。早期採用のユーザーおよびパートナーから寄せられた広範なフィードバックによると、ユーザーのほとんどは SQL Azure のリレーショナル機能を高く評価しており、引き続きこの機能を使用してアプリケーション開発を行いたいと回答しています。REST を公開し、SQL Azure のデータにアクセスすることを希望する場合は、ADO.NET Data Services を使用してカスタム サービスを作成することで簡単に実現できます。一方、REST ベースのプログラミング モデルの利用を希望する場合や、非リレーショナルのシンプルな構造化データ ストレージでユーザーのニーズに対応できる場合には、Windows® Azure ストレージを使用するという選択肢もあります。

対象とするユーザーおよびセグメントを教えてください。

SQL Azure Database の対象ユーザーは次のとおりです。

  • エンタープライズ クラスの拡張性、信頼性、可用性、データ保護を必要とする企業向けのマルチテナント パッケージやカスタム LOB アプリケーションを開発する、従来の ISV。
  • Windows Azure Platform で新しい Web アプリケーションを作成する、コンシューマー SaaS ISV。
  • Windows Azure で企業の部門アプリケーションを作成する、カスタム アプリケーション開発者 (VAR/VAP)。
このリレーショナル データ モデル ロードマップへの進化によって、どのようなシナリオが実現しますか。

SQL Azure Database の対象とするシナリオは、次のとおりです。

  • 拡張性の高い Web アプリケーション: RDBMS を必要とする小規模顧客、愛好者、または Web アプリケーションを初めて導入するあらゆる規模の企業。ISV パッケージ/カスタム LOB アプリケーション: 従来の SaaS ISV およびカスタムの開発者が、自社のサービスやパッケージ/カスタム ソフトウェアをクラウドでホストする場合。
  • 部門アプリケーション: 企業で部門/ワークグループ別のアプリケーションを作成する場合。
  • データ ハブ: 企業が SQL Azure を使用して複数のデータ ソースをクラウドに統合し、複数の場所、デスクトップ、デバイスからの安全なアクセスを確保したい場合。
SQL Azure ロードマップは、アプリケーションの規模の拡大や複雑化に、どのように対応しますか。

SQL Azure Database の初期リリースでは、高度な拡張性を必要とするマルチテナント アプリケーションなど、リレーショナル アプリケーションに適したリレーショナル機能をサポートします。複数パーティションによる分散クエリや自動パーティションなどの高度な機能は、SQL Azure の今後のリリースでサポートしていく予定です。

進化した SQL Azure Database ロードマップは、データのセキュリティ、可用性、信頼性、品質にどのように対応していますか。

SQL Azure Database は、信頼性、可用性、エンタープライズ レベルのセキュリティ機能で定評ある SQL Server テクノロジ基盤およびアーキテクチャに基づいて、今後も構築されます。SQL Azure Database は、これらの機能を採用することで、万が一障害が発生した場合にも自動的に高度な可用性とフォールト トレランスを実現する、ビジネス対応のサービス レベル契約を提供します。

SQL Azure Database では、プログラミング モデルはどのように進化していますか。

SQL Azure Database は以前、柔軟なエンティティ ベースのデータ モデルをサポートしていました。ユーザーからの貴重なフィードバックを得た結果、クラウドにおける完全なリレーショナル データ モデルの必要性が明らかになりました。SQL Azure は、ACE プログラミング モデルからリレーショナル データ モデルに移行し、使い慣れた SQL Server プログラミングの概念の多くがそのまま提供されます。開発者は既存の Transact-SQL コードを利用して、クラウド上のデータにアクセスすることができます。また、既存の Transact-SQL コードを利用したアプリケーションの作成や変更によって、完全なクラウドのリレーショナル データベース サービスと対話することができます。さらに、ADO.NET Data Services など、既存のデータ アクセス フレームワークを簡単に利用し、データの最上位で REST サービスや SOAP サービスを公開することもできます。

Microsoft SQL Azure Database は、従来のオンプレミスの SQL Server リレーショナル データベースとどのように関係しますか。

SQL Azure Database は、企業および Web におけるミッションクリティカルなアプリケーションの実行を可能にする、SQL Server のさまざまなデータベース テクノロジ上に構築されています。SQL Server は、あらゆるデータの作成からアーカイブに対応する、広範なデータ プラットフォームです。そして、このデータ プラットフォームには、関連機能が数多く存在します。SQL Azure Database は、これらのリレーショナル機能を数多く公開し、インターネットを介してユーザーとパートナーが簡単に利用できるクラウド サービスとして、これらの機能を拡張しています。加えて、SQL Azure Database には高度な拡張性、可用性、ユーティリティなどの機能も組み込まれています。初期段階の SQL Azure Database では、SQL Server データ プラットフォームの主な RDBMS 機能のみが公開されますが、将来的には、レポート、分析、ETL、およびその他のプレミアム サービスなどの機能を追加できると見込んでいます。

SQL Azure と SQL Server はどう違うのでしょうか。

SQL Azure では、オンプレミスの SQL Server インスタンスの管理とは異なり、物理的な管理から論理的な管理を抽象化しています。データベース、ログイン、ユーザー、ロールの管理は引き続きユーザー側で行いますが、ハード ドライブ、サーバー、ストレージなど、物理的なハードウェアの管理はマイクロソフトが行います。このアプローチにより、SQL Azure では、エンタープライズ クラスの可用性、スケーラビリティ、セキュリティ、自己復旧機能を備えた大規模なマルチテナント データベース サービスを実現できます。

マイクロソフトが物理的な管理をすべて行うので、SQL Azure とオンプレミスの SQL Server インスタンスの間には、管理、プロビジョニング、Transact-SQL のサポート、プログラミング モデル、機能といった点で若干の違いがあります。詳細については、ホワイトペーパー『SQL Azure と SQL Server の共通点と相違点』を参照してください。

SQL Server を使うホスティング企業を利用する場合と比べて、SQL Azure Database はどのような点が異なりますか。

SQL Azure Database では、高度な可用性と拡張性を備えたマルチテナント データベース サービスが、マイクロソフトによってクラウド上でホストされます。SQL Azure Database には自己管理機能が備わっており、複数のデータベースのプロビジョニングと展開を容易に実行することが可能です。開発者は、ソフトウェアのインストール、セットアップ、パッチ適用、管理を行う必要がありません。高度な可用性とフォールト トレランスが組み込まれているため、ハードウェア、ストレージ、サーバーの物理的な管理が不要です。SQL Azure Database では、Transact-SQL (T-SQL) がサポートされます。ユーザーは、T-SQL の開発や使い慣れたリレーショナル データ モデルに関する知識を利用して、既存のオンプレミス データベースとの整合性を取ることができます。SQL Azure Database は、既存のツールセットと連携し、オンプレミス データベースとクラウド データベースの整合性を実現することによって、開発コストを削減するという強力なバリュー プロポジションをもたらします。ホスト型データベースを利用する場合は、開発者が従来どおりインストール、セットアップ、更新、OS やデータベース管理ソフトウェアの修正プログラムの適用を行う必要があります。また、ホスト型データベース ソリューションを利用する場合には、高度な可用性とフォールト トレランスを達成するために、複数のスケール アウト データベースを管理する必要があります。

このクラウド ソリューションは、レポート サービスや分析サービスにも対応していますか。

近い将来、分析サービスやレポート サービスを含む BI ソリューション用のデータソースとして、SQL Azure を利用可能にする予定です。ただし、SQL Server 2008 R2 と共に展開すると、ユーザーがローカルで実行するレポート サービスや分析サービスのプロジェクトから SQL Azure にアクセスすることが可能です。

SQL Azure は、同期サービスにも対応していますか。

現時点では、Microsoft Sync Framework Power Pack for SQL Azure の CTP で同期サービスを利用できます。

ユーザーのアプリケーションを、割り当てられた SQL Azure データベースのサイズを超えて拡張することは可能ですか。

SQL Azure のユーザーは、アプリケーションの容量に応じて無制限にデータベースを割り当てることができます。データは、複数のデータベースにわたってパーティション分割することができます。サイズも制約されません。

Windows Azure テーブル ストレージを使用する場合、SQL Azure Database と比べてどのような違いがありますか。

SQL Azure Database サービスは、構造化データ、半構造化データ、非構造化データの保存、処理、分析に利用できる、拡張性の高い分散型リレーショナル データベース サービスをクラウドで提供します。Windows Azure テーブル ストレージは、クラウドで提供される非リレーショナルな、拡張性のあるシンプルな構造化ストレージ (ISAM スタイル) です。Windows Azure で開発したアプリケーション用のデータベース サービスは SQL Azure Database で提供されるので、ユーザーは必要に応じてこれらのサービスをプールすることができます。

同じ管理ツールとプログラミング言語で、クラウド データベースとオンプレミス データベースを組み合わせて使用することは可能ですか。

SQL Azure では TDS プロトコルによる TSQL ベースのリレーショナル データ モデルをサポートしています。そのため、ユーザーは Microsoft Visual Studio® や SQL Server Management Studio など既存のツールを利用して、オンプレミスの SQL Server とクラウド ベースの SQL Azure Database の両方を展開することができます。つまり、オンプレミスとオフプレミスのデータベースを組み合わせて使用するアプリケーションの作成が可能になります。

VAR ISV、SI、開発者などの各パートナーは、クラウド モデルでどのような役割を果たしますか。

各ビジネス パートナーは、オンプレミスの SQL Server におけるこれまでの知識とツールと SQL Azure Database をともに活用することで、従来と同じようにマルチテナント パッケージやカスタム LOB アプリケーションを開発することができます。既存の LOB アプリケーションで SQL Azure を利用するための機能拡張も最小限の労力で行うことができます。ISV およびパートナーは、SQL Azure と Windows Azure のマルチテナント機能を活用して、新しいコンシューマー SaaS アプリケーションを開発/提供することも可能です。

SQL Azure Database は Windows Azure と連携できますか。

はい、できます。SQL Azure Database は、Windows Azure に対応するクラウド ベースのリレーショナル データベース サービスを提供します。Windows Azure アプリケーションを開発する場合、データベースに関するニーズに応じて SQL Azure にアクセス可能です。

SQL Azure でビジネス アプリケーションを作成する場合、どのようなアプリケーション開発ツールを使用できますか。

開発者は Visual Studio を使用して、新しい SQL Azure アプリケーションの作成や既存アプリケーションの修正を行うことができます。また、既存の ASP.NET コントロール、デザイナー、ツールを利用したアプリケーション開発も可能です。将来的には、Web ベースの管理ツールを利用して、クラウドのデータにアクセスしたり、データを管理することも可能になります。今後は SQL Azure でサポートされるその他のプログラミング言語についても、ツールやドキュメントを充実させていく予定です。

SQL Azure におけるデータベースの測定方法について教えてください。

SQL Azure データベースは、アプリケーションによって作成/使用した日単位のデータベース数に基づき、月ごとに請求されます。

オンプレミスの Windows Server と SQL Server を、それぞれ Windows Azure と SQL Azure に移行できますか。また、移行はどのように行われますか。

いいえ。現時点では既存のオンプレミスの Windows Server および SQL Server を、Windows Azure および SQL Azure に移行することはできません。

Windows Azure および SQL Azure の SLA 契約を現在のオンプレミスのマイクロソフト ライセンス契約と組み合わせて使用するにはどうすればよいですか。

Windows Azure および SQL Azure の SLA は、オンプレミスのマイクロソフト ライセンス契約とは無関係です。Windows Azure Platform の SLA では、顧客がクラウドで使用するサービスの月間稼働率を保証しています。保証が満されなかった場合は、請求に対して使用できる SLA クレジットを提供します。

SQL Azure を従量課金又はコミットメントプランで購入した場合、それぞれどのような方法で課金されるのでしょうか?

SQL Azure を従量課金プランで購入した場合、ピークデータ量 (Current Size) に基づいて、日割りで課金されます。データベース定義上の MAXSIZE は課金とは関係ありません。また、日割り計算は、どの月であっても、常に "31" を使って計算が行われます。

コミットメントプランの場合、基本的に従量課金と同じ方式で計算が行われます。但し、その月の利用量が購入ユニット数よりも少なかった場合、購入ユニット数まで繰り上げが行われます。この繰り上げ計算は「月」単位で行われます。

各 Edition のユニット繰上げ方法は、以下の通りとなります。
Web Edition の場合、利用が 0 ~ 1GBは1ユニット、1 ~ 5GB が 5 ユニットとして計算されます。
Business Edition の場合、10GB 迄は 1 ユニット、10 ~ 20GB が 2 ユニット、20 ~ 30GB が 3 ユニット、30 ~ 40GB が 4 ユニット、40 ~ 50GB が 5 ユニットとして計算されます。

[具体例]
コミットメントプランで Business Edition 10GB データベースを同一サブスクリプション内で 2 ユニット購入しました。最大サイズ 30GB の Business Edition データベースを 1 つ作成しました。
その月 (30 日間)の 1 日~ 24 日 (24 日間) は 5GB のデータを格納し、25 日~ 30 日(6 日間)は 25GB のデータを格納しました。

[計算方法]
利用量は、1 x (24/31) + 3 x (6/31) = 1.35 ユニットになります。但し、1.35 < 2.00 であるため、2.00 ユニットとして課金が行われます。

Windows Azure platform AppFabric に関する FAQ

Windows Azure Platform AppFabric とは何ですか。

AppFabric は、サーバー環境とクラウド環境の両方で、開発者によるコンポジット アプリケーションの作成と管理を容易にするサービスです。Windows Azure Platform AppFabric (従来の ".NET Services") は、Windows Azure、Windows Server、およびその他のプラットフォームの境界を超えてアプリケーションやサービスに接続するためのクラウド ベース サービスを提供します。AppFabric には現在、サービス バスおよびアクセス コントロール機能が含まれています。Windows Server AppFabric には、オンプレミスで稼働するアプリケーション用のキャッシュ機能およびワークフロー/サービス管理機能が含まれています。

Windows Azure Platform AppFabric は Windows Azure を基盤として構築されています。クラウド サービスとオンプレミス システムの統合を必要とするユーザー向けに、安全な接続性とアクセス制御を提供し、企業間の統合やリモート デバイスへの接続を実現しています。

サービス バスは、さまざまな通信パターンによる、ファイアウォールまたはネットワーク境界を超えた、サービスとアプリケーションの安全な接続を実現します。アクセス コントロール サービスは、フェデレーションされた要求ベースのアクセス制御を、REST Web サービスに提供します。開発者はこれらのサービスを利用して、分散型またはコンポジット型のアプリケーション/サービスを作成できます。

サービス バスとアクセス コントロールはどのように利用できますか。

昨年マイクロソフトが Windows Azure Platform の最初の CTP をリリースして以来、クラウド アプリケーションとオンプレミス システムの両方を含む最新のコンピューティング アーキテクチャでは、サービスとしての接続性が重要な要件であるという強い意見が、ユーザーによって表明されてきました。このような意見への対応として、Windows Azure Platform AppFabric では現在、クラウド サービスとしてコンピューティングおよびストレージを提供すると同時に、サービス バスとアクセス コントロールによって、安全な接続をネイティブに提供しています。

サービス バスでは、単純なイベント シナリオからサービスのリモート化や複雑なプロトコル トンネリングに至るまで、開発者がアプリケーションの接続方法や通信方法を柔軟に選択することができます。これにより、ファイアウォール、NAT、動的 IP、個別のドメインや ID システムといった問題に対処しながら、分散型およびコンポジット型のアプリケーションを開発することができます。アクセス コントロールでは、フェデレーションによる要求ベースの方式で、認証の判断を外部化できます。これにより、REST Web サービスやサービス バス通信用のシンプルで管理しやすいアクセス制御ロジックを開発することができます。これらの機能によって、開発者は、既存ソフトウェアのクラウドへの効率的な拡張、ビジネス パートナーとの迅速なコラボレーション、新たな顧客へのアプローチの強化を実現できます。

サービス バスとアクセス コントロールは Windows Azure を基盤としているため、ユーザーのクラウド アプリケーションやデータとの連携により、ビジネスの成長に応じて拡張することが可能です。また、動的な拡張、自動的なサービス管理、従量課金制の価格設定、SLA による信頼性など、マイクロソフトのデータ センターでホストされる Windows Azure Platform のあらゆるメリットが提供されます。そのため、ユーザーはインフラの作成と管理にかかる時間を削減して、ビジネス ロジックの開発に全力を投入することができます。

AppFabric サービス バスのフィーチャー コンプリート機能には、どのようなものがありますか。

サービス バスは、インターネットを介したアプリケーション間の接続を容易にします。サービス バスに登録されたアプリケーションであれば、ネットワーク トポロジの種類を問わず、簡単に検出してアクセスすることができます。このサービス バスでは、使い慣れたエンタープライズ サービス バスのアプリケーション パターンを利用できると同時に、ネットワーク、セキュリティ、組織の境界を超えて、インターネット規模でこのパターンを実装する際に生じる複雑な問題に対応できます。

  • インターネットでアクセス可能な固定の URL から、場所を問わずサービスを検出可能
    • ツリー階層に基づくサービス ネーミング システムを使用可能
    • サービス ネーミング レジストリにより、選択制サービスのパプリック検索が可能

  • 送信者とリスナー間の一方向のメッセージングにより、ユニキャストおよびマルチキャストのデータグラム配信をサポート
    • 名前空間内で FIFO データ構造を提供 (アクティブ リスナーのプレゼンスとは無関係に存在)

  • 送信者とリスナー間の全二重接続指向のセッションにより、双方向通信をサポート
  • ネットワーク境界を通過する全二重接続指向型のピアツーピア セッションにより、NAT 経由で直接的なエンドツーエンド接続を作成
    • アクセス コントロール サービスにより、サービス バス エンドポイントのセキュリティを提供

  • 複数の発行者とサブスクライバーがサービスのトップ マネジメントとイベント配布システムを同時に使用可能
  • .NET プラットフォーム以外からの REST および HTTP によるアクセスをサポート
  • DNS やトランスポートを問わない、グローバルな階層型名前空間
  • ユーザーが許可する場合のみ、サービスへの匿名のアクセスをサポート
AppFabric アクセス コントロールのフィーチャー コンプリート機能には、どのようなものがありますか。

アクセス コントロールは、エンタープライズ ディレクトリや Web ID システム (Windows Live ID など) といった標準ベースの ID プロバイダーと統合して、REST Web サービスへのアクセスとサービス バス通信の制御を容易にします。アプリケーションから認証の判断を取り出し、Windows Azure でホストされる一連の宣言型ルールを構成して、着信したセキュリティ要求を、Web サービスが直接使用可能な開発者定義の要求に変換します。

  • クラウド ベースのフェデレーション認証管理サービス
    • 要求変換エンジン: 設定可能なルールにより、入力要求を出力要求に変換
    • セキュリティ トークン サービス: REST トークンによる出力要求のパッケージングと伝送

  • シンプルな Web インターフェイスまたは API でのプログラミングにより、発行元の信頼性をセットアップ
  • Active Directory などの ID インフラを、最小限のコーディングでサポート
  • Windows Live ID、X.509 証明書などの複数の資格情報をサポート
  • 標準的な HTTPS POST 要求を使用してアドレス可能な 2 つのトークン交換エンドポイント:
    • REST および対称キー: 開発者が任意のプラットフォームでアクセス コントロール サービスへの要求を簡単にパッケージング可能
    • REST および SAML 拡張機能により、ADFS V2 が発行したトークンと連携可能

  • REST などの標準プロトコルをサポート
    組織境界の内部および外部で動作するアプリケーションをサービスに依存させることが可能
AppFabric LABS とは何ですか。どのような目的で開発されたのですか。

AppFabric LABS 環境は、チームが初期開発の成果や新しい機能を公開することで、コミュニティからフィードバックを得るために使用できる新しい環境です。AppFabric LABS では、ユーザーが開発段階の AppFabric テクノロジをテストしたり、試用することができます。マイクロソフトはこの機能に大きな期待を寄せており、できるだけ早くユーザーからフィードバックを得ることを目標としています。そのため、LABS 環境に対応するサポートや SLA はありませんが、ユーザーには、AppFabric の新機能の開発をサポートし、機能をいち早くプレビューできるというメリットがあります。LABS テクノロジは CTP (Community Technology Preview) と類似していますが、商用利用が可能になるのはさらに先になる可能性があります。

AppFabric LABS は、いつリリースされますか。

AppFabric LABS は 3 月上旬に開催された MIX’10 に合わせてリリースされました。現在、開発者によるアクセス、機能のテスト、フィードバックの提供が可能です。

AppFabric LABS のアクセス方法を教えてください。

次の手順を行います:

  1. https://portal.appfabriclabs.com/ (英語) に移動します。
  2. Live ID を使用してサインアップします。
  3. LABS プロジェクトを作成します。
  4. LABS サンプルをダウンロードして、新機能の詳細を確認します。
AppFabric LABS には、どのような機能がありますか。

今回リリースした AppFabric LABS 環境では、次の 2 つの機能が提供されています:

  1. Silverlight のサポート: Silverlight クライアントからサービス バスおよびアクセス コントロール サービスにクロス ドメイン呼び出しを実行できます。
  2. メッセージ バッファへのマルチキャスト: メッセージ バッファをマルチキャスト グループに関連付けることができます。マルチキャスト グループに送信されたメッセージがそのグループに関連するすべてのメッセージ バッファに配信されます。
LABS アカウントは、商用サービスのアカウントと何か関係がありますか。アカウントの併用は可能ですか。

Windows Azure Platform AppFabric の商用サービスと AppFabric LABS は、それぞれ異なる開発環境を使用するまったく別のサービスです。ユーザーが両方のアカウントを持っていても、両者を接続したり、アカウントを併用することはできません。

AppFabric LABS には、どのような SLA が対応していますか。

AppFabric LABS 環境に対応する SLA はありません。商用環境向けのサポートが優先されますが、マイクロソフトは AppFabric LABS 環境を使用するユーザーへのサポートも可能な限り提供していきます。

AppFabric LABS の利用は有料ですか。その場合、料金はどのように計算されますか。

AppFabric LABS は早期のプレビュー環境であり、特定の SLA もないため、無償でご利用いただけます。

AppFabric LABS では、データ転送も無償で利用できるという意味ですか。

はい。AppFabric LABS 環境の使用には、料金は一切発生しません。

AppFabric LABS の機能は、いつから有料になりますか。

現時点では、具体的な計画はありません。

AppFabric LABS は、Community Technology Preview のようなものですか。

AppFabric LABS の機能は、概念を探索的に開発したものであり、製品化されるかどうかは未確定です。一方 CTP は、今後リリースされることが確定している機能や製品のプレビュー版です。

サービス バスとアクセス コントロールはどのように利用できますか。

昨年マイクロソフトが Windows Azure Platform の最初の CTP をリリースして以来、クラウド アプリケーションとオンプレミス システムの両方を含む最新のコンピューティング アーキテクチャでは、サービスとしての接続性が重要な要件であるという強い意見が、ユーザーによって表明されてきました。このような意見への対応として、Windows Azure Platform AppFabric では現在、サービス バスとアクセス コントロールによる安全な接続を提供しています。

サービス バスでは、単純なイベント シナリオからサービスのリモート化や複雑なプロトコル トンネリングに至るまで、開発者がアプリケーションの接続方法や通信方法を柔軟に選択することができます。これにより、ファイアウォール、NAT、動的 IP、個別のドメインや ID システムといった問題に対処しながら、分散型およびコンポジット型のアプリケーションを開発することができます。アクセス コントロールでは、フェデレーションによる要求ベースの方式で、認証の判断を外部化できます。これにより、REST Web サービスやサービス バス通信用のシンプルで管理しやすいアクセス制御ロジックを開発することができます。これらの機能によって、開発者は、既存ソフトウェアのクラウドへの効率的な拡張、ビジネス パートナーとの迅速なコラボレーション、新たな顧客へのアプローチの強化を実現できます。

AppFabric サービス (サービス バスと アクセス コントロール) は Windows Azure を基盤としているため、ユーザーのクラウド アプリケーションやデータとの連携により、ビジネスの成長に応じて拡張することが可能です。また AppFabric では、動的な拡張、自動的なサービス管理、従量課金制の価格設定、SLA による信頼性など、マイクロソフトのデータ センターでホストされる Windows Azure Platform のあらゆるメリットが提供されます。そのため、ユーザーはインフラの作成と管理にかかる時間を削減して、ビジネス ロジックの開発に全力を投入することができます。

2010 年 3 月に発表された Windows Azure Platform AppFabric の新機能について教えてください。

2010 年 3 月には、AppFabric の課金プレビュー版がリリースされました。課金プレビューでは、使用量の情報を提供し、2010 年 4 月に課金が開始されるのに先立ち、ユーザーに AppFabric の使用に慣れていただくことを目的としています。

2009 年 11 月のリリースでは、サービス バス (SB) とアクセス コントロール (AC) にいくつかの重要な設計変更が行われ、その後有料の機能セットが発表されました。現在、サービス バスとアクセス コントロールは Windows Azure で運用が開始されています。11 月版 CTP で更新および変更された点は次のとおりです。

  • アクセス コントロール: 商用版のリリースでは、REST Web サービスのアクセス制御に関連する未対応の大きなニーズに対応するため、REST Web サービスの認証およびサポート用の堅牢なインフラストラクチャが導入されています。
  • サービス バス: 永続的な非同期メッセージングをサポートするメッセージ バッファを使用できます。また、各ソリューションの ‘クライアント’ と ‘サービス’ の数、および各ソリューションの接続数も増えています。
11 月版 CTP で更新/変更された点は、サービス バスおよびアクセス コントロール対応のアプリケーションを作成する開発者にとって、どのような影響がありますか。また、これらの変更はどのような理由で重要なのですか。

現在、Web 開発者やエンタープライズ開発者の間で、REST Web サービスの普及が急速に進んでいます。これらの開発者コミュニティからのフィードバックによると、REST Web サービスへのアクセス制御機能がないことが、サービス開発者にとって重要な課題の 1 つであることが分かっています。マイクロソフトでは、相互運用性の確保に継続的に取り組むことにより、ACS へのアプローチを簡素化し、アクセス制御シナリオを REST とうまく統合できるようにすることを目標としています。このアプローチは、サービス バスとアクセス コントロールのメリットの活用や、マイクロソフト以外のプラットフォームからのサービスの利用を検討しているすべての開発者にとって魅力的な設計となっています。またマイクロソフトは、Web サイトの SSO および承認、WS-* のサポート、さまざまな Web/エンタープライズ ID プロバイダーのフェデレーションなどの目標を達成するために、今後も取り組みを行っていきます。

サービス バスとアクセス コントロールの 11 月版 CTP リリースは、顧客/開発者にどのようなメリットがありますか。

クラウド コンピューティングによってもたらされるさまざまな機会を最大限に活用するためには、さまざまな展開シナリオにおける多様なハードウェア/ソフトウェア プラットフォーム上で、アプリケーションやサービスを柔軟に実行できることが重要になります。サービス バスおよびアクセス コントロールを活用することで、オンプレミス アプリケーションとクラウド アプリケーションの疎結合、および企業間の統合を容易に行えます。

サービス バスの変更点を教えてください。

2009 年 11 月版 CTP リリースでは、2009 年 7 月版 CTP リリースの一部の機能が削除されています。削除されたのは主に Router と Queue に関する機能です。今後のリリースで容易に機能拡張を行えるよう、サービス バス担当チームが現在、機能の改良を行っています。

サービス バスの ‘Router’ の扱いはどのようになっていますか。

2009 年 11 月版 CTP から、Router を一時的に削除することになりました。一部のユーザーには不便をおかけすることになりますが、機能セットの拡張を見据えた強力な基盤を築くためには、現在実装されている Router を一部再構築する必要があります。Router を一時的に削除することで、Router の再構築、および強化されたルーター機能の実装を迅速に行うことができます。

マイクロソフトでは、多様なメッセージング アーキテクチャを実現するうえで、Router はサービス バスの重要な機能であると考えています。そのため、2009 年 11 月版 CTP では Router を削除しましたが、必要な再構築を実行後、今後のリリースでルーター機能を再度実装することを決定しています。ルーター機能に依存したアプリケーションを作成しているユーザー向けに、既存のサービス バス機能を利用して、Router に類似した機能 (マルチキャスト、エニーキャスト、プッシュ型のメッセージ操作など) の実装方法を示すサンプルを提供しています。このサンプルは、サービス バスおよびアクセス コントロールの 2009 年 11 月版 SDK に含まれています。

サービス バスの ‘Queue’ の扱いはどのようになっていますか。

2009 年 11 月版 CTP リリースでは、Queue はメッセージ バッファと呼ばれる、よりシンプルな機能に一時的に置き換えられます。この変更は、バッファの持続性やメッセージ配信の保証など、メッセージ配信セマンティックを強化するための基盤を構築するために行われます。

既存の Queue 実装との違いを以下にまとめます。
  • メッセージ バッファに格納できるデータの最大量が 1 MB になります。
  • 削除動作では、要求ごとに 1 メッセージのみが返されます。
  • オーバーフロー ポリシーはリジェクトに限定されます。
  • メッセージ バッファがサポートする設定要素が減少しています (Authorization、Discoverability、Transport Protection、Expires After、Maximum Message Count のみ)。
  • メッセージ バッファは REST によってのみアドレス可能です (従来は WS-Transfer もサポートしていました)。

その他の点では、メッセージ バッファは 2009 年 7 月版 CTP の Queue の実装とほぼ同様に動作します。

サービス バスでは ‘WSHttpRelay Binding’ の扱いはどのようになっていますか。

WSHttpRelay Binding は、2009 年 11 月版 CTP 以降廃止されています。WSHttpRelay Binding を使用しているユーザーには、Security、ReliableSession、TransactionFlow バインド要素の最新バージョンをサポートする WS2007Relay Binding への移行を検討することをお勧めします。

サービス バスでのサービス レジストリ フィードの扱いはどのようになっていますか。

2009 年 11 月版 CTP 以降、サービス レジストリに外部 (サービス バス以外) のエンドポイントを登録することはできなくなっています。この機能は、今後のリリースで再び実装される予定です。

サービス バスの今後のリリースや予定について教えてください。

サービス バスは 2010 年 1 月に商用版に移行しました。サービスの課金は 2010 年 4 月から開始されています。その時点で Router および Queue が完全に再実装されることはありませんが、これらの開発作業は引き続き優先的に行われます。Queue および Router が再実装される際には、従来の CTP 実装の機能が強化され、はるかに高い信頼性とパフォーマンスを提供できる見込みです。ご期待ください。

11 月版 CTP では、アクセス コントロールにどのような変更が行われていますか。

2009 年 11 月版 CTP リリースでは、REST Web サービスのアクセス制御に関連する、未対応の大きなニーズに取り組んでいます。以前の CTP リリースでサポートしていた WS-Trust 機能を一時的に使用不可能にして、REST Web サービスの承認のための強力なインフラを提供しようとしています。このインフラが完成すれば、REST/SOAP スペクトルにまたがるシングル サインオンや充実したエンタープライズ WS*- サポートなどの ACS 機能が、今後のリリースで使用可能になります。

今後は WS-* に力を入れないという意味ですか。

いいえ。マイクロソフトは長期にわたり、WS-* プロトコルを使用したセキュリティおよび ID 管理 (WS-Trust、WS-Federation、WS-Security など) に多大な投資を行ってきました。定評ある WS-* プロトコルは企業で広く採用されており、今後もエンタープライズ セキュリティ/ID 管理に取り組むマイクロソフトの ACS などのグループでは、このプロトコルが主力となります。

WS-* のサポートは、いつから再開されますか。

現時点では具体的な予定を発表できる段階ではありません。今後のリリースでは、WS-* プロトコルや Web シングル サインオンの完全サポートを復活させ、REST/SOAP スペクトルに対応するようにアクセス コントロールを完成させる予定です。

11 月のアクセス コントロールのリリースで、このような変更を行った理由を教えてください。

Web 開発者とエンタープライズ開発者の間で REST Web サービスが急速に普及するにつれ、市場では ID およびアクセス制御テクノロジに関連するギャップが目に付くようになりました。現状では、REST Web サービスの開発者がサービスを保護するために簡単に使える手段が存在しません。開発者は、簡素性を追求した REST と互換性のある ID およびアクセス制御を管理するための一貫した共通のパターンが存在しないという問題に直面しています。REST 開発者がエンタープライズに力を入れるようになるにつれ、従来以上に強力なセキュリティが求められるようになります。企業顧客の組織的なセキュリティに対する懸念や、企業に見られる複雑な ID 管理のシナリオに対応しなければなりません。REST とうまく統合するシンプルな方法で、開発者がこのようなニーズに対処できる手段が必要です。

この問題を契機に、アクセス コントロールを差別化し、より幅広い開発者のニーズに対応できるようにするために、マイクロソフトはこの数か月にわたり、アクセス コントロールでセキュリティ トークンをパッケージ化して伝送するためのシンプルなアプローチに取り組んできました。このシンプルなアプローチは、REST Web サービス開発者のニーズを満たすことを目標に設計されていますが、マイクロソフトのサービスを簡単に利用したり、マイクロソフト以外のプラットフォームでサービス バスやアクセス コントロールを使用することを求めているすべての開発者にとって魅力的なものと考えられます。

マイクロソフトは MIX09 において、ユーザーの反応を得るべく、この新しいアプローチの概念を一部公開しました。マイクロソフトの目標である簡素性や広範な相互運用性の実現について説明すると同時に、さまざまなコンシューマー ID を使用する SaaS Web サイトへのアクセス制御のデモを実施しました。マイクロソフトのテーマに即したこのアプローチによって、REST 開発作業を大幅に簡易化できることを示しました。MIX09 での発表内容は圧倒的に肯定的な評価が示され、マイクロソフトの方向性が適切であることが証明されました。

こうしたユーザーからの反応を背景にマイクロソフトが打ち出した結論は、REST Web サービスへのアクセスを制御するツールが存在しないことが、今日のサービス開発者にとって重大な問題であるということです。アクセス コントロールは、このニーズを満たすとともに、セキュリティおよび ID 管理の分野における他の MSFT 製品を補完する最適な機能であると言えます。重要なエンタープライズ統合シナリオの簡素化とサポートの両方の機能を備えたアクセス コントロールは、企業顧客にとって魅力的なものであると同時に、開発者の幅広いニーズに対応します。今後のリリースでは、WS-* プロトコルや Web シングル サインオンの完全サポートを復活させ、REST/SOAP スペクトルに対応するようにアクセス コントロールを完成させる予定です。

アクセス コントロールのロードマップは、どのようになっていますか。

アクセス コントロールのロードマップは、現時点では次のとおりです。

PDC 2009: REST Web Services およびサービス バスの認証

  • アクセス コントロールは、対称キーのトークン要求のほか、署名付き SAML ベアラー トークンを含むトークン要求をサポートします。
  • REST で対称キーを使用すると、開発者が任意のプラットフォームからアクセス コントロール トークンを非常に簡単に要求することができます。
  • アクセス コントロールは、Geneva Server (ADFS V2) が発行した SAML トークンを受理します。
  • どちらのタイプのトークン要求も HTTPS FORM POST です。
  • アクセス コントロールは設定可能なルールを使用して、発行するトークンの内容を決定します。
  • アクセス コントロール トークンは、HMAC 署名付きのフォーム エンコードされた名前/値ペアです。HMAC 署名の検証と、フォーム エンコードされた名前/値ペアの解析が可能なプラットフォームであれば、アクセス コントロール トークンを受理できます。

今後のリリース: Web サイトの認証および WS-* のサポート

V1 以降の新機能の開発は、2 つのストリームで行われます。これらの機能のリリース予定日については、現時点では具体的に発表できる段階ではありません。

  1. Web サイトのシングル サインオンと認証
    • Web サイトが認証のために、ユーザーを自動的にアクセス コントロールにリダイレクトできます。
    • アクセス コントロールは、外部の ID プロバイダーに認証プロセスを仲介させ、その要求を処理して、アクセス コントロールが発行した要求と共にユーザーを元の Web サイトに戻します。
    • Web サイトは、既存の広範囲に及ぶコンシューマーまたは企業 ID を使用して、ユーザーのログインを許可することができます。
    • WS-Federation Passive または OpenID をサポートする、Geneva Server (ADFS V2) などのディレクトリと統合します。
  2. WS-* のサポート
    • Web サービスおよび Web サイトが、WS-Trust や WS-Federation による強力なセキュリティおよび統合機能を利用できます。
    • CardSpace のサポート
アクセス コントロールの既存の機能が削減されるのですか。

マイクロソフトでは、最新のロードマップとの整合性を確保しながら、v1 以降のリリースのサポートおよび拡張を効率よく実現できるよう、アクセス コントロール プラットフォームの基盤の強化に取り組んでいます。その結果、対象となるシナリオを慎重に見極めたうえで、商用版リリースに含む機能を制限させていただきました。

開発者は、WIF、ADFS v2、Windows Live ID を、どのようにアクセス コントロールと併用することになりますか。

アクセス コントロール、WIF、ADFS v2 を組み合わせて使用すると、開発エクスペリエンスがシンプルかつ緊密に統合されることによって、Active Directory のセキュリティや機能、およびカスタムのアクセス制御ルールの柔軟性と制御能力を兼ね備えた Web サービスを開発できます。

アクセス コントロールを使用することで、開発者はクラウド ベース サービスを利用して、RESTful Web サービスへのアクセスを管理することができます。Active Directory Federation Services 2.0 は ACS とフェデレーション可能なので、Active Directory のユーザーに、これらの RESTful Web サービスへのアクセスを許可することができます。

PDC 2009 では、WIF および Geneva Server を ACS と併用する方法を示したコミュニティ サンプルが提供される予定です。WIF を使用して Geneva Server から SAML トークンを取得し、アクセス コントロールが発行したトークンから要求を抽出します。アクセス コントロールが発行したトークンから要求を抽出するには、WIF のカスタム拡張機能が必要になります。WIF および ADFS チームは現在、WIF および ADFS の今後のバージョンにおけるこの種のトークンのネイティブ サポートについて検討中です。PDC 2009 では、WLID とアクセス コントロールの併用方法を示すコミュニティ サンプルも提供されます。

7 月の CTP 更新では、Workflow Service が削除されていました。いつ再実装されますか。

Workflow Service の再実装の具体的な時期については、まだ発表できる段階ではありません。.NET Framework 4 の出荷後、ユーザーからのフィードバックを得たうえで、クラウド用の Workflow Service の最適な提供方法を判断する予定です。

.NET Framework 4 は出荷時点からサービス バスおよびアクセス コントロールによってサポートされますか。

.NET Framework 4 の出荷後、ユーザーからのフィードバックを得たうえで、サービス バスおよびアクセス コントロールの機能を活用するための最も効果的な方法を判断する予定です。

現時点でサービス バスとアクセス コントロールの採用率はどの程度ですか。

マイクロソフトは現時点では、サービス バスとアクセス コントロールの採用率に関する統計情報を公開していません。開発者の方には、http://www.microsoft.com/japan/windowsazure/developers/appfabric から SDK をダウンロードして試用されることをお勧めします。

アクセス コントロールを AD FS 2.0 および WIF と併用するには、どうすればいいですか。

ACS、WIF、ADFS v2 を組み合わせて使用すると、開発エクスペリエンスがシンプルかつ緊密に統合されることによって、Active Directory のセキュリティや機能、およびカスタムのアクセス制御ルールの柔軟性と制御能力を兼ね備えた Web サービスを開発できます。

アクセス コントロールを使用することで、開発者はクラウド ベース サービスを利用して、RESTful Web サービスへのアクセスを管理することができます。Active Directory Federation Services 2.0 は ACS とフェデレーション可能なので、Active Directory のユーザーに、これらの RESTful Web サービスへのアクセスを許可することができます。

Microsoft コードネーム "Dallas" に関する FAQ

Microsoft コードネーム ‘Dallas’ とは何ですか。

Microsoft コードネーム ‘Dallas’ は、Windows Azure および SQL Azure を利用した情報サービスの Community Technology Preview (CTP) です。このコードネームにより、開発者やインフォメーション ワーカーは、サード パーティ製のプレミアム データ セットや Web コンテンツにアクセスできます。‘Dallas’ を使用すると、既存のマイクロソフト テクノロジを利用して、保存されたデータ セットに関するセルフサービス式のビジネス インテリジェンスおよび分析も可能になります。

Dallas は Windows Azure Platform (Windows Azure、SQL Azure Database) の性能と拡張性を備えているため、開発者はオンプレミスとクラウドに存在する個人/公共データ セットを個別に組み合わせることができます。そして、デスクトップおよびモバイル デバイスを対象とする革新的なアプリケーションを作成および管理できるようになります。Dallas により、開発者は、1 つのマーケットプレースを通じて複雑なデータ セットにアクセスし、まったく新しい分析やレポートのシナリオを構築できるようになります。また、コンテンツ プロバイダーは世界レベルで何百万人もの開発者にデータを公開し、新たな成長と収益拡大の機会を得ることができます。さらに Dallas では OData がサポートされるため、豊富なクエリ機能を簡単にサポートし、強力なマッシュ アップやアソシエーションを実現できます。

Dallas のしくみを教えてください。

Dallas は、有力な商用データ プロバイダーや信頼できる公共データ ソースが提供するデータや映像を 1 つの場所に集約し、プロビジョニングおよび課金のための統一されたフレームワークを提供します。また Dallas API を使用することで、開発者やインフォメーション ワーカーは任意のプラットフォーム、アプリケーション、ビジネス ワークフローで、このプレミアム コンテンツを利用できます。さらに、Office Excel および SQL Server ユーザーによる個人データと Dallas コンテンツの瞬時の ‘マッシュ アップ’ が可能であり、分析とレポートに関する新しいシナリオに対応できます。

Dallas は安全な REST ベースの API を使用して、任意のクライアントに情報を配信します。また、Windows Azure コンピューティング、ストレージ、テーブル、SQL Azure Database、App Fabric などの Windows Azure Platform コンポーネントを使用して、情報マーケットプレースのあらゆる側面に対応します。

Dallas では、Windows Azure Platform がどのように利用されていますか。

Microsoft コードネーム ‘Dallas’ は、Windows Azure および SQL Azure Database プラットフォーム サービスを利用する情報仲介サービスです。サービスおよびユーザー エクスペリエンス全体に Windows Azure コンピューティング サービスが利用されるため、最高のスケーラビリティが得られます。映像やビデオなどの BLOB データは、Windows Azure BLOB ストレージに保存されます。リレーショナル コンテンツはすべて SQL Azure Database に保存されます。Windows Azure Platform AppFabric ACS は、ID フェデレーション シナリオを Dallas で実現します。

マイクロソフトはコードネーム ‘Dallas’ で、どのように収益を上げる予定ですか。

PDC ’09 では、‘Dallas’ は招待制の CTP として無償で提供されました。MIX では招待コードが削除され、すべてのユーザーが公開された Dallas CTP を無償で利用できるようになる予定です。2010 年内にサービスが商用化されるまで課金は開始されません。以上はガイドラインであり、Dallas の価格モデルの詳細については今後の発表にご注目ください。

価格や使用条件は、コンテンツ プロバイダーによって設定されます。マイクロソフトが行うのは、サービスの仲介です。マイクロソフトの目標は、プラットフォームの存在感を高めることであり、間接的なマネタイズを見込んでいます。帯域幅やコンピューティングのコスト、および課金費用を回収する一定の利幅があるとはいえ、このビジネスの主な推進要因ではありません。

パートナー企業には、どのような機会がもたらされますか。

Dallas は、Windows Azure Platform の性能と拡張性を活用する画期的なデータ マーケットプレースであり、プロジェクトの発表と同時に利用が開始されます。コンテンツ プロバイダーは Dallas を通じて、新たな市場に参入し、データ プロビジョニング、柔軟な課金モデル、拡張されたストレージ、データ処理能力を提供することができます。

また、API やクライアント側のライブラリの自動生成によって、開発者の生産性を向上できるだけでなく、Microsoft Office および SQL Server などの資産を通じて、コンテンツを簡単に公開することができます。コンテンツ プロバイダーにとっての最大のメリットは、データの使用状況や売上に関するレポートを入手したり、トランザクション単位およびサブスクリプション単位でサービスの価格や使用条件を設定できる点にあります。

顧客には、どのような機会がもたらされますか。

Dallas によって、開発者とインフォメーション ワーカーは、デスクトップまたはモバイル デバイスを使用して、サードパーティのデータ、Web サービス、セルフサービス式のビジネス インテリジェンスや分析機能にアクセスすることができます。Dallas では、あらゆるデータセットへの明確で一貫性のある API と、シンプルでわかりやすいATOM および RAW 形式のペイロードが提供され、OData がサポートされます。また、開発者にはこれらのサービスを使用するためのプロキシ クラスが提供されるため、厄介な XML コードによる作業が不要になります。

コンテンツ プロバイダーには、どのような収益機会がもたらされますか。

Dallas によって、スムーズな世界規模の流通チャネルが実現します。これにより、コンテンツ プロバイダーは、マイクロソフトのマーケットプレースを通じて製品を提供できるようになります。また、コンテンツ プロバイダーは Dallas を利用して、特定のコンシューマーや開発者を対象とした高価値のデータ セットを提供することで、新たな収益機会を得られます。

Microsoft コードネーム ‘Dallas’ 経由でデータを利用すると、開発者にはどのようなメリットがありますか。

‘Dallas’ によって、開発者はこれまでにない新しいシナリオを開発できるようになります。任意のプラットフォーム (マイクロソフトまたは iPhone、Google App Engine などのサードパーティ製プラットフォーム) から、Web、デスクトップ、モバイル デバイスで利用可能な個人および公共の個別のデータ セットを使ってアプリケーションを構築できます。‘Dallas’ が開発者にもたらすメリットは次のとおりです。

  • 一貫性のある REST ベースの API をデータセット全体で利用することにより、あらゆるプラットフォームで容易に開発を行うことができます。
  • 自動 C# プロキシ クラスによってインスタント オブジェクト モデルが提供されるため、厄介な XML コードや Web サービス コードの作成が不要になります。
  • Microsoft Office 製品や SQL Server と ‘マッシュ アップ’ する、新しい BI ツールやレポート ツールを構築できます。
  • プラグインを介した Microsoft PowerPivot との統合により、Microsoft Excel のデータの利用が簡単になります。
Microsoft コードネーム ‘Dallas’ 経由でデータを利用すると、インフォメーション ワーカーにはどのようなメリットがありますか。

インフォメーション ワーカーは新しい BI ツールやレポート ツールを使って、Excel や SQL Server の内部からこれまでにない新しい方法で参照データを検索して利用できるようになります。Dallas がインフォメーション ワーカーにもたらすメリットとしては、シンプルで予測可能なビジネス モデルによって、レポートおよび BI コンテンツを入手できることがあります、また将来的には、SQL Server、SQL Azure Database、およびその他の Microsoft Office 資産のデータを使用できるようになります。

Dallas にデータを公開することで、コンテンツ プロバイダーにはどのようなメリットがありますか。

Dallas では、コンテンツ プロバイダーのデータがまったく新しい方法で活用されます。マイクロソフトの世界的な開発者コミュニティに新たなチャネルが提供され、さまざまなデータ セットによって新たなアプリケーションが開発されることで、コンテンツ プロバイダーに新たな収益機会がもたらされます。Dallas がコンテンツ プロバイダーにもたらすメリットは次のとおりです。

  • BLOB データ、構造化データ、動的な Web サービスを問わず、容易にコンテンツを公開したり、オンボーディング プロセスを実行できます。マイクロソフトのプラットフォームで開発者向けツールを使用することにより、Visual Studio および .NET で容易に開発を行うことができます。さらに、コミュニティおよび ISV は、マイクロソフト以外のプラットフォームで使用する Dallas 用のツールを作成できます。
  • Microsoft Office および SQL Server の内部で、コンテンツを検出/統合できます。
  • 拡張性の高いマイクロソフトのコンピューティング プラットフォームによって、ストレージ、配信、課金、レポートを処理できます。
  • エンド ユーザーがデータを利用するにはコンテンツ プロバイダーの許可が必要になります。この安全性の高い環境により、プロバイダーがデータの利用方法を制御できます。
コンテンツ プロバイダーが ‘Dallas’ サービスにデータを追加し続けることによって、Web 開発者にはどのようなメリットがもたらされますか。

速報ニュース、位置情報、金融、不動産、人口統計などを専門とするコンテンツ プロバイダーのデータが ‘Dallas’ サービスで公開されるようになると、開発者は、サードパーティのデータを利用した競争力の高いアプリケーションを活用、共有、構築できるようになります。OData Web プロトコルを介して ‘Dallas’ のサードパーティ データを抽出し、クロス プラットフォームでアプリケーションを実行することにより、成長と収益拡大のための新たな機会がもたらされます。

Microsoft コードネーム ‘Dallas’ に保存されるデータのセキュリティを確保するために、マイクロソフトはどのような対策を講じますか。

コンテンツ プロバイダーがデータの使用権を管理できるようにします。またデータは Windows Azure Platform を通じてマイクロソフト側で保護されます。アクセスについても SSL でセキュリティ保護されます。

Microsoft コードネーム ‘Dallas’ での Office と SQL Server のサポートについて教えてください。

Dallas では、マイクロソフトのインフォメーション ワーカー ソフトウェアによる緊密な統合を通じて、データを利用可能です。現在、開発者はプラグインを使用して、クリック 1 つで Microsoft PowerPivot for Excel 2010 および Microsoft Excel にデータを移植できます。将来的には SQL Server や SQL Azure Database などのマイクロソフト製品でも、同様の機能をサポートする予定です。

Microsoft コードネーム ‘Dallas’ では、どのようにしてマイクロソフトのマーケットプレースに接続しますか。Microsoft Pinpoint との関係も教えてください。

Dallas は Pinpoint マーケットプレースでのコンテンツ カタログの検出が可能であり、Pinpoint (英語) にランディング ページが設けられています。

商用サービスが開始された場合、パートナーおよび顧客に SLA は提示されますか。

はい、提示されます。Dallas の SLA については追って詳細をお知らせします。

Microsoft コードネーム ‘Dallas’ は非常に魅力的ですが、企業がこのテクノロジに投資する価値やメリットについても教えていただけますか。

Dallas によって、開発者は 1 つのマーケットプレースからさまざまなデータ セットを探索/利用し、拡張性の高い Windows Azure Platform によって、他の既存のクラウド プラットフォームでは不可能な方法でアプリケーションを開発することができます。このため開発者は Dallas によって、世界中の何百万人ものインフォメーション ワーカーに訴求することが可能になります。一方、コンテンツ プロバイダーも Dallas を使用することで、世界中の何百万人もの開発者に対してデータや Web サービスをスムーズに公開できます。これによりコンテンツ プロバイダーは、これまで以上に大きなビジネス成長と収益拡大を達成することができます。

データはどこに保存されますか。コンテンツ プロバイダーと顧客は、アクセス可能なユーザーを決定できる立場にありますか。

データは Windows Azure Platform のほか、サードパーティのプラットフォームに保存することもでき、アクセスには安全な REST ベースの Web サービスが使用されます。開発者は Dallas API を通じて、データの保存場所 (Windows Azure BLOB ストア、Windows Azure テーブル、SQL Azure Database、またはサードパーティの Web サービス) を問わず、同じ明確なインターフェイスを使用できます。Dallas に公開する個人データおよび公共データの利用については、コンテンツ プロバイダーが完全に制御可能です。また、エンド ユーザーによるデータ使用権の取得やデータの利用方法についてもコンテンツ プロバイダーが管理できます。

現在マイクロソフトを利用してコンテンツを提供しているコンテンツ プロバイダーについて教えてください。Dallas を利用している顧客は存在しますか。

現時点で Dallas には、Associated Press、ESRI、Citysearch、NAVTEQ、National Geographic、UNdata (国連)、Weather Central、First American、RiskMetrics Group、WaveMarket、NASA、DATA.GOV、infoUSA などのコンテンツ プロバイダーのデータが含まれています。

顧客が Dallas を利用するメリットを、具体例を挙げて説明してください。

新たなグローバル市場で出店を検討している企業があると仮定します。この企業では、Dallas を利用することによって、人口統計データにアクセスし、犯罪率の高い地域を把握したうえで最適な場所を選ぶことができます。このデータは出店先を特定するために利用できるだけでなく、売上拡大を見据えた効果的なマーケティング キャンペーンを立案するためにも役立ちます。また別の例としては、ある衣料品販売企業で、特定の月、特定の地域、または特定の市場において、冬物衣料の売り上げが伸びた理由を知りたい場合、Dallas に公開された気象データを利用すれば、その原因が地域的な気温の異常低下にあったことがわかります。このデータは、特定の地域のニーズに合った在庫の量を判断するうえでも役に立ちます。

Dallas と同じようなサービスは、現時点で市場に存在しますか。Google や Amazon と比較した場合、Dallas はマイクロソフトの競合上のメリットとなっていますか。

Dallas は、オンプレミスの価値の高い個人データと、クラウド上のデータと組み合わせて提供する独自のサービスです。このサービスにより、開発者は、安全な REST API を介して、デスクトップ、モバイル、Web で商用コンテンツやデータを検出/利用することができます。マイクロソフトはソフトウェア プラス サービス (S+S) 戦略の一環として、オンプレミス、クラウド、または両方のテクノロジを利用できる柔軟性をユーザーに提供するという点で、Amazon や Google といった競合他社との根本的な差別化を達成しています。Dallas は、コンシューマーから企業までをカバーし、開発者がクラウドへの取り組みを開始するにあたって必要なすべてが揃った、最も包括的なサービス セットを提供するという点で、マイクロソフトの方向性を体現しています。

マイクロソフトの広範なクラウドおよび S+S 戦略に、Dallas はどのように合致していますか。

Dallas は、オンプレミスのデータとクラウドのデータとを接続することによって、単に新しいアプリケーション開発シナリオを実現するだけでなく、ローカルかリモートかを問わず、関係するデータの BI、レポート、トレンド分析などを可能にします。

Microsoft コードネーム ‘Dallas’ は、他のプラットフォーム プロバイダー (Amazon など) が購入して実行できるサービスとして利用可能になる見込みですか。

現時点で Dallas に含まれるデータは、Windows Azure、Apple の iPhone、Google の App Engine プラットフォームなどの任意のプラットフォームで利用可能です。たとえば開発者は、Dallas に保存されたデータを利用して、Dallas に接続する iPhone アプリケーションや Google App Engine アプリケーションを開発できます。ただし現時点では、他のプラットフォーム プロバイダーが自社製プラットフォームで実行するサービスとして Dallas を購入することはできません。

Dallas のコンテンツ プロバイダーになるための要件を教えてください。
  • コンテンツ プロバイダーは、再販用のデータを提供できること、Dallas を介してデータを配信するための権利を取得することが必要です。
  • 商用データ プロバイダー: 業種別に売上が 5 位以内であること。年間を通じて継続的にデータを供給可能であること。負荷の増大に対応するため複数のデータ コピーを作成可能であること。
  • 公共データ – 管理されたコンテンツの信頼性のあるソースであること。年間を通じて継続的にデータを供給可能であること。負荷の増大に対応するため複数のデータ コピーを作成可能であること。
  • Web サービス – マイクロソフトのシステムとのインターフェイスに関する Dallas 仕様 (REST ベース、ATOM ペイロード、ページングのサポート、キャッシング、可用性、稼働時間、セキュリティなどに関する SLA) に適合すること。
Microsoft コードネーム ‘Dallas’ の商用サービスは、いつ開始されますか。

Dallas の 商用サービスは 2010 年内に開始されます。具体的な時期やビジネス モデルについての詳細は、随時お知らせする予定です。

相互運用性に関する FAQ

Windows Azure が実現する相互運用性について教えてください。

相互運用性に対するマイクロソフトの継続的なコミットメントの一環として、Windows Azure は相互運用性の実現を前提に構築されています。オープン プラットフォームである Windows Azure は、開発者に豊富な選択肢を提供します。開発者は、多様な言語 (.NET、PHP、Ruby、Python、Java) および開発ツール (Visual Studio、Eclipse) を使用して、Windows Azure で動作するアプリケーションを開発したり、他のクラウドまたはオンプレミス プラットフォームから Windows Azure を利用することができます。標準ベースの相互運用可能なアプローチにより、Windows Azure は複数のインターネット プロトコル (HTTP、REST、SOAP、XML) をサポートします。これらはデータの移植性を実現するための重要な要素です。

PDC ‘09 では、どのようなソリューション アクセラレータがリリースされましたか。どのベンダー製のアクセラレータですか。

PDC では、マイクロソフト パートナーが開発した 4 つのソリューション アクセラレータのリリースを発表しています。これら 4 つのソリューション アクセラレータは、MySQL、memcached、Tomcat、Instance Management に関連しており、いずれも Infosys 製です。これらのソリューション アクセラレータを使用することにより、開発者は、Windows Azure の自動サービス管理機能を利用しながら、Windows Azure 上で MySQL、memcached、Tomcat を使用してソリューションを作成することができます。Instance Manager ソリューション アクセラレータを使用すると、Windows Azure でホストされるロール インスタンスへのコンソール アクセスが開発者に提供されます。

Windows Azure Platform はオープン クラウド プラットフォームであると聞いていますが、相互運用性はどのように確保するのですか。

マイクロソフトの Windows プラットフォームは、マイクロソフトおよびマイクロソフト以外の数多くの言語、プロトコル、テクノロジをサポートしています。この原則を Windows Azure にも適用することが、マイクロソフトのビジョンです。Windows Azure Platform は、SOAP、REST、XML などの一般的な標準やプロトコルをサポートします。開発者は .NET、PHP など、使い慣れたプログラミング フレームワークを使用することができます。最近では、Windows Azure で Zend フレームワークがサポートされるようになりました。また、Soyatec とパートナーシップを確立して、Windows Azure アプリケーションを開発する PHP 開発者向けに Eclipse ツールを開発しています。さらに、アプリケーションが IIS の制御下で動作しないインターネット トラフィックを受信するよう、Worker ロールへの外部エンドポイント (着信トラフィック) を有効化しています。

Windows Azure は Java にどのように対応していますか。

2009 年 3 月、マイクロソフトは .NET の完全な信頼を取得し、ネイティブ コード アプリケーションを有効にしました。この機能により、開発者は xcopy で展開可能なプロセスを作成できるようになりました。その結果、Java アプリケーションのパッケージ化と実行が可能になりました。PDC ’09 では、Tomcat 用のソリューション アクセラレータを提供しています。Tomcat は、Java サーブレットおよび JavaServer ページ テクノロジのオープン ソース ソフトウェア実装です。Windows Azure ソリューション アクセラレータでは、PDC ’09 で発表された機能によって、任意のプロセスが着信サービス エンドポイントにバインドします。PDC ’09 では、Windows Azure ストレージ (テーブル、ブログ、キュー) 用の Java SDK も発表されています。さらに、アプリケーションが IIS の制御下で動作しないインターネット トラフィックを受信するよう、Worker ロールへの外部エンドポイント (着信トラフィック) を有効化しています。

Windows Azure は、Eclipse による PHP 開発にどのように対応していますか。

マイクロソフトは、Eclipse 用の Windows Azure ツール (Eclipse による充実したオープン ソース PHP アプリケーション開発環境) を開発するために、Soyatec とのパートナーシップを確立しました。Eclipse 拡張機能に対応する Windows Azure ツールは、PHP Development Toolkit (PDT) を基盤に Web Tools Platform (WTP) を統合し、Windows Azure による Web アプリケーション開発のための完全なツールキットを提供します。

価格設定に関する FAQ

Windows Azure Platform の購入プランを教えてください。

購入方法: Windows Azure Platform のサブスクリプションを購入するには、基本的に 2 種類の方法があります。1 つは使用量に応じて課金する方法です。この場合、コミットメントは必要はなく、毎月の使用量に応じて支払いを行います。もう 1 つは、月額料金を 6 か月間支払うコミットメントを締結する方法です。この場合、サービス レベルに応じて割引価格が適用されます。使用量が一定量を超えた部分については、通常の従量課金のレートで料金が発生します。以下に各プランの概要を示しています。

使用量

  • 導入特別プラン - 月々提供される Windows Azure Platform のさまざまなサービスを無償でお試しいただけるプロモーション キャンペーン プランです。月ごとのコミットメントは必要ありません。毎月の使用量が不明の場合は、まずはこのプランを選択することをお勧めします。
  • 従量課金プラン - すべての Windows Azure Platform サービスを対象とした柔軟な "従量課金制" のプランです。1 つ以上の追加のサブスクリプションが必要で、月ごとのコミットメントが不要な場合には、このプランが最適です。
  • MSDN Premium プラン - MSDN Premium サブスクライバー向けの付加的なメリットとして Windows Azure Platform サービスが月々提供される、プロモーション キャンペーン プランです。MSDN Premium サブスクライバーであることが条件になります。

サブスクリプション

  • Development Accelerator 標準プラン - 6 か月間にわたって割安な月額料金でコンピューティング時間、ストレージ、データ転送、AppFabric メッセージ操作が提供されるプロモーション キャンペーン プランです。特定のソリューションや提供サービスの構築を必要とする開発者に対して Windows Azure や AppFabric サービス バスおよびアクセス コントロールなどのリソースを提供することを目的としています。開発者のプロジェクト ライフサイクルが、設計、開発、展開、管理で構成される場合は、このプランを利用することで、プロジェクトの開発段階を強化することができます。
  • Development Accelerator 拡張プラン - Development Accelerator 標準プランに加え、SQL Azure が割引された月額料金で提供される、プロモーション キャンペーン プランです。6 か月間有効です。このプランは、SQL Azure をソリューションに組み込む開発者を対象としています。

MSDN Premium プランを除くすべてのプランでは、マイクロソフト パートナー ネットワークのメンバーに対して、5% の割引が追加で適用されます (ストレージとデータ転送量に対する課金には適用されません)。

導入特別プランを利用する場合、Windows Azure Platform を無償で使用できますか。

導入特別プランでは、月ごとに一定限度までのコンピューティング時間、ストレージ、データ転送、SQL Azure データベース (最初の 3 か月間のみ)、AppFabric サービス バス接続およびアクセス コントロール トランザクションを無償で利用できます。このプランでは月ごとに提供されるサービスは少量であるため、アプリケーションの試用を短期間行っていただくには適していますが、24 時間 365 日にわたってアプリケーションを運用することを考慮されている場合には不向きです。たとえば、このプランでご利用いただけるコンピューティング時間は、1 か月あたり 25 時間に限られています。小さめのアプリケーションを展開してクラウドでの動作を確認することは可能ですが、綿密なテストを実行したり、長期にわたってアプリケーションを運用することはできません。料金の発生を避けたい場合は、使用量に注意し、アプリケーションのテストが終わった時点で忘れずに環境を削除してください。各プランの詳細については、提供プランのページを参照してください。

Windows Azure Platform の月間の使用量には制限がありますか。

月ごとに使用できる最大量は、基本コミットメントの 2 倍 (コミットメント制を利用する場合)、または以下に示す標準のクォータ (割り当て) です。このクォータの計算は、ユーザーのすべてのサブスクリプションでの使用量を項目別に集計して行います。

Windows Azure

  • コンピューティング
    同時に実行可能なコンピューティング インスタンスは、S サイズの場合 20 個。他のサイズのコンピューティク インスタンスの場合は、それに相当する数
  • ストレージ
    同時に使用できるストレージ アカウントは 5 個
  • コンテンツ配信ネットワーク
    CTP 期間中、1 か月あたりの合計データ転送量は 1 TB

SQL Azure

  • Web Edition データベースは 150 個
  • Business Edition データベースは 15 個

AppFabric

  • アクセス コントロール トランザクションは、1 か月あたり 1 億回
  • サービス バス接続は 500*

データ転送 (CDN を除く)

  • 合計データ転送量は、1 か月あたり 10 TB。アジア太平洋地域は 1 か月あたり 3.5 TB 以内

コミットメント制を利用する場合のクォータの計算方法について説明します。ここでは、コミットメント制の基本ユニットを 20 個購入したと仮定します。コンピューティング時間は基本ユニットごとに 750 時間含まれ、これが S サイズのコンピューティング インスタンス 1 つにほぼ相当します。したがって、同時に実行可能な S サイズのコンピューティング インスタンス数のクォータは 40 となります。

ユーザーはいつでもカスタマー サポートに連絡して、既定のクォータを増やすことができます。マイクロソフトは月間の使用量クォータを超過したユーザーのアカウントを無効にする権利を有しますが、その前にユーザーに電子メールで通知し、複数回にわたって接触を試みます。クォータを超過した量については、ユーザーに支払いの義務があります。

*定数パックでサービス バス接続を購入する場合、購入したパックと、その上位のパックの中間点に相当するクォータとなります。ユーザーが 500 パックを選択した場合、クォータは 750 となります。

最近 CTP アカウントを取得しましたが、Windows Azure Platform の有料サブスクリプションにソリューションを移行するには、どうすればいいですか。

Windows Azure Platform の CTP の参加者は、CTP アプリケーションおよび対応するデータを Windows Azure Platform の有料サブスクリプションに移行することができます。ご使用の CTP アカウントに対応する Windows Live ID を使用して提供サービスを購入するだけで、CTP アカウントを移行できます。ご使用の CTP アカウントは、Windows Live ID で購入した最初の提供サービスに自動的に対応付けられます。

提供サービスの購入時点における条項に基づいて、CTP アカウントでの使用量の課金が開始されます。CTP アカウントの有料サブスクリプションへのアップグレードを希望しない場合は、発注に際して CTP アカウントとは別の Windows Live ID を使用するか、または CTP アカウントで作成したアプリケーションとデータをすべて削除してからサインアップしてください。

2010 年 6 月 30 日までは、オフピーク時間帯の着信データ転送が無償とのことですが、オフピーク時間帯の定義を教えてください。
地域 時間帯 UTC
北米 太平洋標準時 UTC-8
ヨーロッパ 西ヨーロッパ標準時 UTC
アジア太平洋 シンガポール標準時 UTC+8






オフピーク時間帯には、夏時間の調整はありません。たとえば夏時間の期間中、北米地域におけるオフピーク時間帯は、平日は太平洋夏時間 (PDT) の午後 11:00 – 午前 7:00、休日は金曜日の午後 11:00 ~ 月曜日の午前 7:00 になります。

コンピューティング インスタンスのサイズにはどのような種類がありますか。各サイズの特性も教えてください。

Windows Azure のコンピューティング インスタンスには、4 つのサイズがあり、複雑なアプリケーションとワークロードを実現可能です。

コンピューティング インスタンスのサイズ CPU メモリ インスタンス ストレージ I/O パフォーマンス
S 1.6 GHz 1.75 GB 225 GB 中程度
M 2 × 1.6 GHz 3.5 GB 490 GB
L 4 × 1.6 GHz 7 GB 1,000 GB
XL 8 × 1.6 GHz 14 GB 2,040 GB








各 Windows Azure コンピューティング インスタンスはそれぞれ 1 つの仮想サーバーを表します。リソースの多くは特定のインスタンス専用ですが、I/O パフォーマンスに関連する一部のリソース (ネットワーク帯域幅やディスク サブシステムなど) は、同じ物理ホスト上のコンピューティング インスタンス間で共有されます。共有リソースに空きがあるときは、そのリソースの多くを利用することができます。

インスタンスの種類によって、共有リソースから得られる最小限のパフォーマンスがサイズに応じて異なります。上記の表で I/O パフォーマンス指標が “高” のコンピューティング インスタンスには、共有リソースが多く配分されます。共有リソースが多く配分される場合、I/O パフォーマンスの一貫性も高まります。

Windows Azure Platform の価格モデルについて教えてください。

Windows Azure Platform は、使用量ベースの価格設定で提供される予定です。米国における価格設定の詳細は次のとおりです。

Windows Azure

コンピューティング

  • S サイズのインスタンスの場合、0.12 ドル/時間
  • M サイズのインスタンスの場合、0.24 ドル/時間
  • L サイズのインスタンスの場合、0.48 ドル/時間
  • XL サイズのインスタンスの場合、0.96 ドル/時間

ストレージ

  • 0.15 ドル/GB/月
  • 0.01 ドル/10K のストレージ トランザクション

コンテンツ配信ネットワーク

  • 現在 Community Technology Preview (CTP) として無償で使用可能

SQL Azure

  • Web Edition – リレーショナル データベースは、最大 1 GB まで 9.99 ドル
  • Business Edition – リレーショナル データベースは、最大 10 GB まで 99.99 ドル

AppFabric

  • アクセス コントロール: 1.99 ドル/100,000 トランザクション
  • サービス バス: 3.99 ドル/接続。従量課金ベースまたは
  • 9.95 ドル/5 接続のパック料金*
  • 49.75 ドル/25 接続のパック料金*
  • 199.00 ドル/100接続のパック料金*
  • 995.00 ドル/500接続のパック料金*

*これらの料金レートは 2010 年 4 月からの使用分に適用されます。2010 年 4 月より前の AppFabric の使用分については無償です。

データ転送

  • 北米とヨーロッパで 0.10 ドル (着信)/0.15 ドル (発信)/GB
  • アジア太平洋地域で 0.30 ドル (着信)/0.45 ドル (発信)/GB
  • 2010 年 6 月 30 日までは、オフピーク時間帯の着信データ転送は無償です。2010 年 6 月 30 日を過ぎると、通常の着信データ転送の価格が適用されます。
Windows Azure Platform の商用サービスの開始時に、購入に使用できる通貨を教えてください。

課金の開始時点で、使用可能になる各国の通貨は次のとおりです。オーストリア € EUR、ベルギー € EUR、カナダ $ CAD、デンマーク kr DKK、フィンランド € EUR、フランス € EUR、ドイツ € EUR、アイルランド € EUR、インド $ USD、イタリア € EUR、日本 ¥ JPY、オランダ € EUR、ニュージーランド $ NZD、ノルウェー kr NOK、ポルトガル € EUR、シンガポール $ USD、スペイン € EUR、スウェーデン kr SEK、スイス Fr CHF、英国 £ GPB、米国 $ USD。

2010 年 4 月時点で、使用可能になる各国の通貨は次のとおりです。オーストラリア $ AUD、ブラジル $ USD、チリ $ USD、コロンビア $ USD、コスタリカ $ USD、キプロス € EUR、チェコ共和国 € EUR、ギリシア € EUR、香港 $ USD、ハンガリー € EUR、イスラエル $USD、ルクセンブルク € EUR、マレーシア $ USD、メキシコ $ USD、ペルー $ USD、フィリピン $ USD、・ポーランド € EUR、プエルトリコ $ USD、ルーマニア € EUR、トリニダードトバコ $ USD。

各国の価格は、どのように決定されたのですか。

各国の価格は、該当地域でのサービスのホスティングに必要な経費、競合状況、該当通貨のその時点での為替レートなど、いくつかの要因によって決定されています。

各国の価格の見直しと更新は、どのくらいの頻度で行われますか。

価格は定期的に見直されます。サービスのホスティングに必要な経費、競合分析、各地域の事業経費、その時点での為替相場の実質的な変動を評価します。マイクロソフトは、顧客に一定の価格設定を提供することが重要と理解しており、変更は必要な場合にのみ行います。

価格表に上記以外の通貨が含まれていない理由を教えてください。

この価格表に含まれている通貨は、現在ボリューム ライセンスで承認/公開されている通貨と同じです。

Windows Azure におけるコンピューティング時間の測定方法について教えてください。

Windows Azure では、アプリケーションが展開されている場合にのみ、コンピューティング時間に応じて課金されます。アプリケーションの開発やテストを行う場合は、使用していないコンピューティング インスタンスを開発者が削除することで、コンピューティング時間に伴う請求金額を最小化できます。ユーザーが展開を一時停止した場合も、コンピューティング インスタンスは引き続きそのユーザーに割り当てられ、コンピューティング料金が発生しますのでご注意ください。コンピューティング時間の課金は、サービスが展開されていた時間数に、コンピューティング インスタンス数を掛けた値が基準となります。

コンピューティング時間はすべて、S サイズのインスタンスのコンピューティング時間に換算され、請求書に記載されます。たとえば M コンピューティング インスタンスを 1 時間使用した場合、S コンピューティング インスタンスを 2 時間使用したと換算され、S サイズの単価である 0.12 ドル/時間で請求書に記載されます。次の表に、各サイズのコンピューティング インスタンスに対応する S コンピューティング インスタンスの数を示します。

Windows Azure

コンピューティング時間の課金は、サービスが展開されていた時間数に、展開に含まれる S コンピューティング インスタンスの相当数を掛けた値が基準となります。コンピューティング インスタンス時間の端数 (変換前) は、1 時間分として請求されます。たとえば、午前 10:50 に S コンピューティング インスタンスを展開し、午前 11:10 に削除した場合には、S コンピューティング インスタンス 2 時間分 (午前 10:50 から 11:00 までが 1 時間分、午前 11:00 から 11:10 までがもう 1 時間分) の料金が発生します。S サイズ以外のコンピューティング インスタンスの場合、サイズに応じて S インスタンス時間に 2、4、8 を掛けた時間数に変換されます。また、一度展開を削除して再びサービスを展開する場合は、展開するコンピューティング インスタンスごとに最低 1 時間分の料金が発生します。ただし、インスタンスの展開時間が 5 分に満たない場合には、課金の対象にはなりません。

実稼働環境とステージング環境の両方が、課金の対象になるのですか。

ホスト サービス用にステージング用と実稼働用の 2 つのテナントを展開する場合、どちらも Windows Azure Platform のリソースを利用するため、両方とも課金の対象になります。

Windows Azure Platform の使用量を確認するには、どうすればよいですか。

サブスクリプションのアカウント オーナーは、Microsoft Online Services カスタマー ポータル にログインし、[課金内容の表示] リンクをクリックして、使用量を表示することができます。表示されるページ内で、有償分および無償分の使用量を確認したり、データをダウンロードすることができます。無償分の使用量データの表示は、最大 12 時間の遅れが生じる場合があります。

Windows Azure におけるストレージの測定方法について教えてください。

ストレージは、月間を通じて 1 時間あたりの保存データ容量 (単位 GB) の平均値で測定されます。たとえば、ユーザーが 730GB のデータをアップロードし 1 時間にわたって Windows Azure に保存した場合、その月に請求対象となるストレージ容量は 1 GB となります (1 か月は 平均 730 時間であるため)。730 GB のデータをアップロードして、請求対象期間にわたって Windows Azure 上に保存し続けた場合、その月の請求対象ストレージは 730 GB となります。データの追加、更新、読み取り、削除に使用されたストレージ トランザクションも、ストレージとして測定されます。トランザクション要求 10,000 件あたり 0.01 ドルが課金されます。

Windows Azure Platform でのデータ転送の測定方法について教えてください。

データ転送は、Windows Azure Platform のサービスとの間で、インターネット経由で送受信された 30 日間の合計データ量に基づいて課金されます。サブ地域内でのデータ転送はすべて無償です。

着信ネットワーク トラフィックの料金が、発信ネットワーク トラフィックよりも安いのはなぜですか。

マイクロソフトでは、データ転送の価格モデルを策定する際、最初に基礎的なデータ転送コストを検証しました。着信トラフィックの価格設定を低くする理由は 2 つあります。第一に、データ転送コストは発信トラフィックに大きく起因します。第二に、着信トラフィックの価格設定を低くすれば、採用に踏み切るうえでの障壁が少なくなります。マイクロソフトは商用サービスを開始してから 2010 年 6 月 30 日までの期間、オフピーク時間帯の着信データ転送を無償にすることで、この障壁をさらに低くしています。

"Web Edition は月間最大 1 GBのデータベース"、"Business Edition は月間最大 10GB のデータベース" というのは、具体的にどういう意味ですか。

SQL Azure Web Edition データベースの仕様は以下のとおりです。

  • 最大 1 GB の T-SQL ベース リレーショナル データベース
  • 自己管理型。自動高可用性/フォールト トレランスに対応
  • 自動的な負荷分散
  • 成長に合わせて柔軟に拡張可能
  • Web アプリケーション、部門のカスタム アプリケーション、SaaS アプリケーションに最適

SQL Azure Business Edition データベースの仕様は以下のとおりです。

  • 最大 10 GB の T-SQL ベース リレーショナル データベース
  • 自己管理型。自動高可用性/フォールト トレランスに対応
  • 自動的な負荷分散
  • 成長に合わせて柔軟に拡張可能
  • 将来的には自動パーティション、CLR、分散クエリなどの機能を追加予定
  • ISV の LOB アプリケーション、部門のカスタム アプリケーション、SaaS アプリケーションに最適
Windows Azure の料金プランに含まれる月間サービス使用量に迫っている場合や超過した場合、ユーザーに通知されますか。

2010 年 4 月から、Windows Azure Platform の料金プランの種類を問わず、すべてのユーザーに対して電子メールで通知されます。コミットメント制をご利用のユーザーには、先払いの月間サービス レベルの 75/100/125% に達した時点で電子メールが送信されます。3 か月にわたって従量課金制が適用された場合、同じように通知しますが、その場合は先払いされた月間サービス レベルを参照するのではなく、3 か月間の平均を使用します。

Windows Azure で計画されている VM 機能の価格設定について教えてください。

Windows Azure で計画されている VM 機能の価格設定については、まだ発表できる段階ではありません。現行の Windows Azure 価格モデルと矛盾しない価格設定になる予定です。

Windows Azure の料金プランに含まれる月間サービス使用量に迫っている場合や超過した場合、ユーザーに通知されますか。

はい。料金プランの種類を問わず、すべての Azure ユーザーに対して電子メールで通知されます。コミットメント制をご利用のユーザーには、先払いの月間サービス レベルの 75/100/125% に達した時点で電子メールが送信されます。3 か月にわたって従量課金制が適用された場合、同じように通知しますが、その場合は先払いされた月間サービス レベルを参照するのではなく、3 か月間の平均を使用します。

ユーザーのアプリケーションを、割り当てられた SQL Azure データベースのサイズを超えて拡張する方法を教えてください。

SQL Azure では、アプリケーションの必要量に応じて無制限にデータベースを割り当てることができます。データは、複数のデータベースにわたってパーティション分割することができます。サイズも制約されません。

SQL Azure におけるデータベースの測定方法について教えてください。

SQL Azure データベースでは、アプリケーションが使用するデータベース領域に応じて課金されます。

サポート対象国の公式リストに含まれていない国の顧客/パートナーが、いずれかのサポート対象国で有効なクレジット カードを使って Windows Azure Platform を利用することはできますか。

Windows Azure Platform を利用するには、いずれかのサポート対象国に有効な請求先住所があり、物理的に居住していることが条件となります。ただし例外として、サポート対象でない国の既存の CTP 参加者は、その国がサポート対象になるまで、またはその国で CTP の終了が決定されるまで、引き続き CTP アカウントを使用することができます。

Windows Azure Platform サービスで発生するコストを見積もる方法を教えてください。

PDC において、使用状況に基づいてコストを簡単に予測できるコスト計算ツールがリリースされています。使用量の予測が難しい場合のために、一般的なアプリケーションの例と、それらのアプリケーションを Windows Azure Platform 上で実行した場合のコスト情報も提供する予定です。

Windows Azure コンピューティングと AppFabric サービス バスだけを使うなど、プラットフォームの各コンポーネントを組み合わせて使用したいエンドユーザーがいるかもしれません。こうした場合に、個々の Windows Azure Platform サービスはどのような価格設定になるのでしょうか。

Windows Azure Plaform サービスは、パートナーおよびユーザーの皆様に、Windows Azure コンピューティング、Windows Azure ストレージ、SQL Azure データベース、AppFabric サービス バスといったコンポーネント サービスをスタンドアロン ベースでご利用いただく前提で設計されています。こうしたコンポーネント サービスの価格設定も、この設計原則を踏襲したものになっています。

Windows Azure Platform AppFabric の課金方法はどのようになっていますか。

Windows Azure Platform AppFabric の使用量は、コンポーネント (サービス バスおよびアクセス コントロール) ごとに個別に課金されます。

AppFabric サービス バスの料金は、月間 1 接続あたり 3.99 ドルの従量課金制価格に、Windows Azure Platform での関連するデータ転送料金 (着信 0.10 ドル/GB、発信0.15 ドル/GB) を加えた価格となります。必要な接続数が事前に予測できる場合には、接続 "パック" を購入することもできます。たとえば、接続数が 5 の場合のパック料金は 9.95 ドル、25 の場合は 49.75 ドル、100 の場合は 199.00 ドル、500 の場合は 995 ドルで、それぞれデータ転送料が加算されます。接続パックを利用する場合、月間の 1 接続あたり実質単価は 1.99 ドルになります。

AppFabric アクセス コントロールの料金は 100,000 トランザクションごとに 1.99 ドルであり、これにはトークン要求/管理の処理および関連するデータ転送が含まれます。サービス バスの開発者はアクセス コントロールを使用して接続を保護するのが一般的です。

AppFabric サービス バスの価格設定がこのようになっているのはなぜですか。 "接続" 単位で課金する根拠を教えてください。

Windows Azure が汎用的なコンピューティングやストレージをサービスとして提供するのと同じように、Windows Azure Platform AppFabric は、サービス バスを通じて安全な接続をサービスとして提供します。サービス バスは Windows Azure コンピューティング インスタンス上で直接動作します。そのため、サービス バスの価格モデルは、コンピューティングやストレージの価格設定と似たものになっています。つまり、接続リソースを使用する場合に、そのリソースの料金が発生します。サービス バスの場合、ユーザーが使用する基礎的なリソースは、コンピューティング インスタンス リソース、ストレージ リソース、ネットワーキング リソース (の一部分) です。

サービス バスは高度な効率性と柔軟な拡張性を実現する設計となっているため、使用状況に直結した 1 つの価格単位で、両方のリソースを反映する料金表示が可能です。マイクロソフトは、2 つ以上のアプリケーションに接続するというサービス バスの基本機能を反映して、この単位を "接続 (Connection)" と呼んでいます。トランザクション メッセージかデータ ストリームかを問わず、サービス バスとの間でデータを送受信するには、サービス バスへの接続が必要です。これらの接続は、ユーザーのアプリケーションとサービス バスの間の通信セッションであり、アプリケーションはいつでも "オープン" または " クローズ " できます。ユーザーがサービス バスに接続するアプリケーションを作成した場合、メッセージ数やデータ容量ではなく、接続を単位として料金が発生します。これらの接続は、サービスのオープン、クライアント チャネルのオープン、またはサービス バスに対する HTTP 要求の実行によって成立します。

ほとんどの場合、サービス バスに接続するデバイスまたはアプリケーション インスタンスごとに、最低 1 つの接続が必要になります。たとえば、サービス バスに接続するアプリケーションが 20 台のデバイスにそれぞれ 1 つずつある場合、必要な接続数は 20 です。1 台のデバイスに 10 のアプリケーションがあり、アプリケーションがそれぞれサービス バスに接続する場合、必要な接続数は 10 です。必要な接続数は、場合によって増減する可能性があります。

アプリケーションが非常にアクティブになり、送信するメッセージの容量が増えるなど、接続の利用が活発化しても、ユーザーがその接続に支払う料金 (関連するデータ転送の純量) は同じです。この接続単位の価格モデルによって、ユーザーは毎月の料金を効率よく予測できると同時に、必要に応じて使用量を柔軟に増減することができます。

AppFabric サービス バスの接続数は、どうすればわかりますか。

接続のオープン/クローズを1 か月の間に頻繁に繰り返すと、使用量が変動する可能性があります。このパターンに対応するため、1 日に使用したオープンな接続の最大数を計算します。月ごとの請求対象期間中、1 日あたりの平均接続数 (日次の比例分担金に相当) に応じた課金となります。

つまり、ユーザーが作成したすべての接続に対してではなく、請求対象期間中の 1 日に同時に使用した最大接続数に対してのみ、料金が発生します。さらに、使用量が増えた場合、増えた分の使用量は、日次の比例分担金として課金されます。増えた使用量で 1 か月全体の料金が決定されるわけではありません。

たとえば、あるクライアント アプリケーションが特定の接続を 1 日のうちに何度もオープン/クローズする場合があります。特に HTTP バインディングを使用する場合、このようなパターンになる傾向があります。相手先のシステムから見れば個別の不連続な接続ですが、ユーザーの立場では、これは 1 つの間欠的な接続です。同時接続数に基づく料金制であるため、ユーザーが 1 つの間欠的な接続に対して複数回にわたって課金されることはありません。

AppFabric サービス バスの請求金額について、具体例をいくつか挙げてください。

例1: オンプレミスのデータベースをクラウド サービスに接続するコンポジット アプリケーションが、2 つの接続を使用しています。この 2 つの接続に対して個別に料金を支払う場合、1 か月の請求金額は 7.98 ドルとなります。1 か月の間に接続数が増える可能性があると判断される場合は、接続数 5 のパックを利用して、予測に備えることができます。その場合、接続数が 2 から 5 に大きく増えても、請求金額は 1 か月あたり 9.95 ドルです。

例 2: AppFabric サービス バスを使用して、一連のハンドヘルド デバイスをオンプレミスのデータベースに接続するアプリケーションがあると仮定します。この場合、データベース用の接続とデバイス用の接続があります。このユーザーが、月の前半は 8 個の接続を使用し、後半は 15 個の接続を使用した場合、請求金額は 3 通りあると考えられます。通常の従量課金制を選択した場合の請求金額は 45.89 ドル1 です。また、接続数 25 のパックを購入した場合の請求金額は 49.75 ドルであり、接続数が増えた場合にも対応できます。また接続数 5 のパックを購入し、これを超過する接続については従量課金制で支払う場合の合計請求金額は 35.89 ドル2 となり、この例では最も安くなります。

どの場合にもペイロードに対する追加料金は発生しませんが、受信/送信料金を Windows Azure Platform のレートでお支払いいただく必要があります。アクセス コントロールを使用して接続を保護する場合、アクセス コントロールの価格設定に従って料金が発生します。

1注: 1 か月あたり 1 接続につき 3.99 ドルなので、1 日 1 接続あたり 0.133 ドルとなります。この例では、接続日は (8 x 15) + (15 x 15) = 225 日であるため、0.133 ドル x 225 = 45.89 ドルとなります。

2注: 接続数 5 のパックは、1 か月あたり 9.95 ドルです。5 を超過する接続については 1 日あたり 0.133 ドルが発生します。この例では、パックを超過する接続日は (3 x 15) + (10 x 15) = 195 日であるため、(0.133 ドル x 195) + 9.95 ドル = 35.89 ドルとなります。

AppFabric アクセス コントロールと AppFabric サービス バスで課金方式が異なるのはなぜですか。

アプリケーションとアクセス コントロール間の対話方式と、アプリケーションとサービス バス間の対話方式には類似した点がありますが、メッセージの送受信に関して、アクセス コントロールの使用方法にはいくつか根本的に異なる点があります。最も重要なのは、アクセス コントロールでの接続は軽量かつ短時間であるという点です。つまり、1 つのアクセス コントロール トークン処理エンドポイントで、トークン要求を送信する多数の外部アプリケーションの接続を処理できます。このような要因から、リソース使用は主に、トークン要求の処理 (トークンのアンパッケージと解読、ルールに基づく要求トランザクションの実行、再パッケージ/再暗号化したうえで要求側に返送、ルールの作成と変更) に直結しています。これらのトランザクション処理とリソース使用の直接的な関係を反映して、マイクロソフトは "ACS トランザクション" という計測単位を使用しています。

AppFabric サービス バスの複数接続パックは、個別の接続と比べて、1 接続あたりの単価が安いのはなぜですか。

接続パックを購入するということはつまり、これらの接続を "予約" するということです。これにより、ユーザーが実際に接続を必要とする前に、マイクロソフト側では接続を提供するための準備を整えることができます。多くのユーザーがこの方法で接続を購入することにより、マイクロソフトでは効率よく接続キャパシティを増やして、接続を非常に低いコストで提供することが可能になります。ユーザーにとっても、請求金額が月ごとに変動することがなく、事前に予測できるというメリットがあります。一方で、接続を使用量に応じて柔軟に購入することを重視するユーザーも多く存在します。予測可能性と柔軟性の両方を重視するユーザーは、1 つのアカウントで、接続パックと標準の従量課金制による接続を組み合わせることができます。その場合、購入したパックの数量を上回る接続については、実際に使用した接続がパックの数量を超過した分についてのみ、個別の従量課金制に基づく単価が適用されます。

AppFabric サービス バス接続について、技術的な定義を詳しく教えてください。どのようなアクションを取ると、新たな接続としてカウントされるのですか。

アプリケーションが次のいずれかのアクションを実行した時点で、サービス バス エンドポイント (サービス バス ドメイン内の URI) に対するサービス バス接続が開かれ、課金の対象となります。

  1. サービス バス エンドポイントでのサービスのオープン1
  2. サービスに接続するクライアント チャネル2 のオープン1
  3. サービス バス エンドポイントでリスンするメッセージ バッファの作成または保守1
  4. メッセージ バッファまたはサービス バス エンドポイントでオープンされたサービスに対する HTTP 要求の実行3

1: クローズ、削除、または期限切れになるまで課金の対象となります。

2: NetOnewayRelay、NetEventRelay、NetTcpRelay が含まれます。

3: 取得 (Retrieve、Peeklock、Delete、Unlock) および挿入 (Enqueue) が含まれます。既存のメッセージ バッファからメッセージを取得する最初の要求は無償です。

課金の目的で、接続数の測定と記録が 5 分間隔で行われます。各インターバルで使用された平均の接続数が記録されます。これは、短期間に接続数が増加したことで、ユーザーに過剰な料金が請求されることがないようにするための措置です。したがって、インターバル内のごく短い時間 (たとえば 10 秒) しか接続がオープンしていなかった場合も、過度に請求される心配はありません。

直接接続に関する注意事項: AppFabric サービス バスがクライアントとサービス エンドポイントの間で直接的なソケット接続を試みるように構成されている場合、このタイプの接続が確立された後には接続料金は発生しません。直接接続が行われる前の接続については課金の対象となります。また、直接的なソケット接続が失敗した場合には、データは再びサービス バス経由で送受信されます。

AppFabric サービス バスの購入量を徐々に増やすことはできますか。購入するパックのサイズ変更は可能ですか。

ユーザーは、請求対象期間中にシステム クォータおよびクレジット限度の範囲内で、個別の接続を従量課金制で必要なだけ購入することができます。また、請求対象期間中に接続パックをソリューションごとに 1 つ購入することもできます。請求対象期間中に接続パックのサイズを変更する必要が生じた場合、別のパック サイズを選択すると、比例分担金に基づいて差額が適用されます。特定のサービス名前空間のパック サイズは、7 日間に 1 回だけ変更できます。1 つの名前空間で複数の接続パックを組み合わせることはできません。

AppFabric サービス バスの "メッセージ操作" はどうなったのですか。この価格モデルには問題があったのですか。

ユーザーの皆様にさまざまな利用形態を提供するうえで、料金の単位をわかりやすく予測しやすいものにするために、価格モデルの変更を行いました。早期に採用したユーザーからは、「メッセージ操作の価格モデルは使用量やコストを予測しにくい」という意見が寄せられました。利用時間やストレージ容量の計算については、従来のオンプレミス コンピューティング環境と概念が似ていますが、メッセージ トラフィックの頻度についてはほとんどのユーザーが計算に慣れておらず、当然ながら予測が困難になります。そのためマイクロソフトは、開発者と IT プロフェッショナルにより親しみやすい、“接続” 単位を採用することに決定しました。

メッセージ操作での測定は、不連続なトランザクション メッセージングなどの利用形態にはうまく適合しますが、それ以外のケースでは複雑です。たとえば、大容量ファイルをストリーミングする場合、オープン状態のままのプロトコルをトンネリングする場合、一日中 “リスン” 状態を続けるデバイスを大量に配置する場合を考えてみましょう。このような場合、何をもって 1 メッセージとカウントするかを判断したり、日ごとの使用量を予測することは非常に困難です。

上記のような利用形態を想定しているユーザーが多く存在することが明らかになったため、ストリーミング データ、プロトコル トンネリング、トランザクション メッセージングなどの利用形態に対応できる価格モデルに変更しました。また、”接続” 単位を使用することによって、月ごとに利用する接続数にばらつきがあっても料金は変動しないため、予測が容易になります。このサービス バスの価格モデルは、"シンプル、予測可能性、柔軟性" というマイクロソフトの目標に即しており、ユーザーの満足度を高めるものとなっていると考えています。

Windows Azure Platform の使用量レポートの AppFabric の使用量データの見方を教えてください。

Windows Azure Platform の使用量レポートは、コンマ区切り形式 (CSV) の値が入った、ダウンロード可能なテキスト ファイルとして提供されます。このレポートには次の AppFabric 使用量データが含まれています。

  • サービス バス接続数 (個別およびパック)
  • アクセス コントロール トランザクション数
  • データ転送 (GB 単位)

サブスクリプションのアカウント オーナーは、Microsoft Online Services カスタマー ポータル にログインし、[課金内容の表示] リンクをクリックして、使用量を表示することができます。表示されるページ内で、有償分および無償分の使用量を確認したり、データをダウンロードすることができます。無償分の使用量データの表示は、最大 12 時間の遅れが生じる場合があります。

このレポートは、Microsoft Excel などの表計算プログラムで表示すると最も見やすくなります。

このレポートには以下の列が含まれています

使用量レコードには、サービス バス接続、アクセス コントロール トランザクション、データ転送の 3 種類があります (Resource 列を参照)。

サービス バス接続の使用量レコード

例:



この使用量レコードを見ると、このプロジェクトでは、Helloworld および EchoSample という 2 つの名前空間が使用されたことがわかります。

2010 年 3 月 9 日の Helloworld 名前空間のピーク時の接続数は 450 でした。この名前空間では 500 接続の接続パックを使用しているため、500 接続の接続パックの 1 日あたりの配分に相当する料金のみが発生します (500 接続/31 日 (3 月の日数) = 16.129032 接続/月)。 Windows Azure Platform の従量課金制では、接続パックの単価は 1 か月あたり 1.99 ドルです。したがって、これがこの課金期間内の使用量であるとすると、料金は 16.129032 * 1.99 ドル = 32.0967737 ドルとなります。

2010 年 3 月 9 日の EchoSample 名前空間のピーク時の接続数は 7 でした。この名前空間では 5 接続の接続パックを使用しているため、5 接続の接続パックの 1 日あたりの配分 (5 接続/31 日 (3 月の日数) = 0.16129 接続/月) に、接続パックの超過分の 2 接続 (2 接続/31 日 (3 月の日数) = 0.0654516 接続/月) を加算した料金が発生します。Windows Azure Platform の従量課金制では、接続パックの単価は 1 か月あたり 1.99 ドル、また個別接続の単価は 1 か月あたり 3.99 ドルです。したがって、これがこの課金期間内の使用量であるとすると、料金は 1.6129 * 1.99 ドル + 0.0654516 * 3.99 ドル = 3.4708228 ドルとなります。

アクセス コントロール トランザクションの使用量レコード

例:



この使用量レコードを見ると、Helloworld および EchoSample という 2 つの名前空間が使用されたことがわかります。2010 年 3 月 9 日の Helloworld 名前空間が使用したアクセス コントロール トランザクションの数は 5400 でした。また、EchoSample 名前空間が使用したアクセス コントロール トランザクションの数は 42 でした。Windows Azure Platform の従量課金制では、アクセス コントロール トランザクションの料金は 100,000 トランザクションごとに 1.99 ドルです。したがって、これがこの課金期間内の使用量であるとすると、料金は 0.054 * 1.99 ドル + 0.00042 * 1.99 ドル = 0.1082958 ドルとなります。

データ転送の使用量レコード

例:



この使用量レコードを見ると、EchoSample 名前空間がサービス バスに送信した容量は 0.007556 * 1024 * 1024 * 1024 = 8,123,930 バイト、サービス バスから受信した容量は 0.004241 * 1024 * 1024 * 1024 = 4,553,739 バイト、アクセス コントロール サービスから受信した容量は 0.001229 * 1024 * 1024 * 1024 = 1,319,629 バイト、アクセス コントロール サービスに送信した容量は 0.000777 * 1024 * 1024 * 1024 = 834,297 バイトであることがわかります。

Windows Azure Platform の従量課金制では、データ転送の料金は、平常時の着信が 0.10 ドル、オフピーク時の着信が 0 ドル、発信が 0.15 ドルとなっています。したがって、これがこの課金期間内の使用量であるとすると、着信データ転送の料金は (0.007556 + 0.000777) * 0.00 ドル = 0 ドル、発信データ転送の料金は (0.004241 + 0.001229) * 0.15 ドル = 0.0008205 ドルとなります。

AppFabric サービス バスでは、1 日の接続数はどのようにして計算されますか。

オープンな接続の最大数を使って、日割りの料金を計算します。課金では、協定世界時 (UTC) 深夜 0 時から翌日の深夜 0 時までが 1 日と見なされます。1 日を 5 分ずつのインターバルに分割し、各インターバルで、オープンな接続の重み付き平均数が計算されます。これら 5 分間平均の最大値を使って、1 日の接続料金が計算されます。

たとえば、あるデバイスの集合が一斉に起動する一方で、別のデバイスの集合が一斉にシャットダウンするなど、接続カウントに非常に短い時間のバーストがあった場合、どうなりますか。コストが増えるのでしょうか。

5 分間におけるオープンな接続の平均数によって接続料金が計算されるため、ごく短い間に接続が急増しても、コストには大きく影響しないようになっています。たとえば、1 つの接続が 5 分間ずっとオープンであり、また別の接続が 10 秒間だけオーバーラップした場合、この 5 分間の平均接続数は 1 + 10 ÷ (5 x 60) = 1.0333 と計算されます。

AppFabric サービス バスの接続パック サイズを増減することはできますか。可能な場合、どのくらいの頻度で変更できますか。

接続パックのサイズはいつでも変更でき、必要に応じて接続数を増減できます。ただし、変更できるのは 7 日間に 1 度です。

AppFabric サービス バス接続数を、所定の数量 (1、5、25、100、500) 以外にすることはできますか。

1 ~ 500 の範囲であれば、必要な接続数を個別に購入することができます。事前に必要な接続数が予測できる場合には、接続パック (5、25、100、500 接続) を選択し、さらに接続を個別に追加することもできます。たとえば、パックで 5 接続、個別で 2 接続を購入し、合計 7 接続にすることができます。現時点では、上記以外で 500 より小さいパックはありません。また、1 つのサービス名前空間で複数のパックを一度に購入することはできません。500 より大きいパックは、ご要望があれば用意できます。

アカウント用に複数の AppFabric サービス バス パックが必要になった場合、どうすればいいですか。

複数のパックをご希望のユーザーは、サービス名前空間を追加で作成する必要があります。たとえば、200 接続を使用するには、最初の名前空間用に 100 接続のパックを購入し、追加した名前空間用にも 100 接続のパックを購入します。

AppFabric サービス バスおよびアクセス コントロールをどのように使用すると、データ転送の費用が発生しますか。どのように使用すると、無償になりますか。

特定の Windows Azure Platform のサブ地域内でのデータ転送は無償です。また、期間限定のプロモーション (オフピーク時間帯の着信データ転送) の要件に合致するデータ転送は無償です。一方、サブ地域の外部とのデータ転送については、着信/発信のデータ転送に対して Windows Azure Platform のレートで料金が発生します。たとえば、同じサブ地域内に存在する 2 つの Windows Azure アプリケーション間でサービス バスを使用して通信する場合はデータ転送の料金は発生しませんが、中北部サブ地域内の Windows Azure アプリケーションから中南部サブ地域内の別の Windows Azure アプリケーションにデータを送信する場合は、サービス バスを使用して地域間またはサブ地域間で通信を行うことになり、中北部の発信料金と中南部の着信料金が発生します。サービス バスを利用して Windows Azure アプリケーションからユーザー所有のデータ センター内のアプリケーションにデータを送信した場合、受信をしなくても Windows Azure Platform を使用したことによって、発信料金は発生します。

パートナーに関する FAQ

Windows Azure Platform のビジネス モデルと価格設定を通じて、パートナーはどのような形によるマネタイズが可能でしょうか。

Windows Azure Platform のパートナー モデルには、‘Embedded Windows Azure Platform’ (組み込み型 Windows Azure Platform) および ‘Built for Windows Azure Platform‘ (構築型 Windows Azure Platform) の 2 種類があります。‘Embedded Windows Azure Platform’ チャネル モデルでは、パートナーは Windows Azure Platform 上でサービスなどを構築し、顧客に販売できます。この場合、その顧客とマイクロソフトとの間での契約は不要です。また、パートナーによるプラットフォーム リソースの使用に対して割引が適用されます。‘Built for Windows Azure Platform’ チャネル モデルでは、Windows Azure Platform でアクセス可能なサービスなどを、パートナーが構築し販売します。パートナーのサービスを使用する顧客が、この使用に関連する Windows Azure Platform の使用料を負担し、マイクロソフトに支払を行います。

ホスティング企業が Windows Azure Platform を検討すべき理由を教えてください。

ホスティング企業は、Windows Azure Platform 開発用のツールやソリューションの提供、および顧客製品の集約ができるようになります。以下にその一例を示します。

  • Windows Azure Platform 上で動作するアプリケーションのツールの提供、および管理や集約が可能。
  • Windows Azure に配置されたアプリケーションを展開/管理する開発者のサポート。
  • 自社のツールとコントロール パネルの統合により、拡張性の高いクラウド ソリューションを求めている開発者への売り込みが可能。

ホスティング企業は次のようなビジネス チャンスを獲得できます。

  • Windows Azure Platform を通じてインフラストラクチャを持たない市場にホスティング ソリューションを投入することにより、地理的範囲を拡大。
  • 開発者と ISV がアプリケーションを完成させるために必要な一般的なニーズをサポート。
  • Windows Azure Platform の活用により冗長性と機能性を強化することで、顧客の信頼を獲得。
  • 顧客がデータ センターの拡張を検討する前に、即座に新たなサービスを提供することにより、Windows Azure Platform で効率性の向上を実現。
マイクロソフトが Windows Azure Platform の提供を開始することで、ホスティング企業と競合することになりませんか。

Windows Azure Platform は、クラウド ベース サービスのための開発プラットフォームです。マイクロソフトは、簡単な Web サイトから複雑な ERP システムに至るまで、さまざまな種類の Web アプリケーションの構築と実行に使用できるクラウド サービス プラットフォームを提供します。ホスティング企業を含む数多くのパートナーには、最終的に市場に投入するサービスの開発を Windows Azure Platform 上で行っていただけることを期待しています。基盤となるインフラストラクチャをマイクロソフトが提供し、管理することで、パートナーは、コンピューティングやストレージの拡張に伴う問題に対応したりコストを負担することなく、付加価値の高いクラウド サービスの開発に取り組むことが可能になります。Windows Azure Platform とこれに関連するパートナー価格モデルは、すべてのマイクロソフト パートナーが利用できます。各パートナーは、それぞれの市場で成功を収める手段としてこのプラットフォームを導入し、活用することができます。

マイクロソフトがホスティング企業の顧客を獲得することを意図していないという確証はありますか。

マイクロソフトでは、Windows Azure Platform のリリースに合わせて、詳細なパートナー チャネル モデルを用意しています。組み込み型 (embedded)・の Windows Azure Platform パートナー モデルでは、パートナーがマイクロソフトから機能を購入し、アプリケーションを通じて顧客に再販できます。また、構築型 (Built for) の Windows Azure Platform モデルでは、顧客がアカウントを購入し、パートナーのアプリケーションやサービスの使用をこのアカウントに関連付けます。マイクロソフトは、パートナーを大切にする企業です。パートナー チャネルを大切にし、パートナーに成功をもたらすことをお約束します。ホスティング企業では Windows Azure Platform と自社サービスとの競合について危惧しているかもしれません。しかし、考えていただきたいのは、ホスティング企業は Windows Asure Platform 上で軽量ラッパー (コントロール パネルなど) を自由に開発することができ、顧客はそのプラットフォーム上で Web サイトやデータベースを実行するためにホスティング企業から直接購入を行う、ということです。Windows Asure 上でパートナーのサービスを使用する顧客の情報をマイクロソフトに開示する必要はありません。マイクロソフトでは、ホスティング企業が Windows Azure Platform 上で革新的なホスティング サービスを新たに開発し、市場で成功を収めることを期待しています。

大規模な共有ホスティング プロバイダーは、Windows Azure Platform を使用して何ができますか。

現在、大規模な共有ホスティング プロバイダーでは、専用または共有の機能を必要とする Web の顧客に対して、ツールやコントロール パネル、オンライン マーケットプレースなどを提供しています。Windows Azure Platform を使って、顧客に同様のサービスを提供することができます。また、次のような新しいシナリオを実現できる可能性もあります。

  • Windows Azure 上でコントロール パネルを構築すると、一般的な PHP や .NET アプリケーション ホスティングを信頼性と拡張性の高い環境で顧客に販売できるだけでなく、ASP.NET もサポートできます。
  • 再販業者ネットワークを最大限に活用して、クラウド ストレージやメディア ストリーミングなどのシンプルな Windows Azure Platform ベースのサービスをパッケージ化し、ネットワークを通じて再販できます。
  • Windows Azure Platform 上では、開発を自由に行うことができます。顧客が Web サイトやアプリケーションの構築とテストを行うためのエントリ レベルの環境を低価格で提供できます。自社サービスを Windows Azure Platform 上で試用する場合もインフラストラクチャに対する先行投資は不要です。このため、リスクを負うことなく、これらのサービスを市場でテストできます。
管理ホスティング プロバイダーは、Windows Azure Platform を使用して何ができますか。

現在、管理ホスティング プロバイダーでは、Windows Server と管理サービスを組み合わせたソリューションの提供に重点が置かれています。対象顧客は、専用環境または仮想専用環境を必要としている企業と推測します。現段階では、多数の企業が、さまざまなワークロードやビジネス シナリオ向けの専用または共有のホスティング サービスを求めています。Windows Azure Platform によって、管理ホスティング プロバイダーが業務を拡大するチャンスが広がります。考えられるシナリオは次のとおりです。

  • 従量課金制 (pay-as-you-go) IT サービスを提供する。顧客は、Web サイト、クラウド ファイル サーバー、単純なクラウド データベースなどのシンプルなサービスをすぐに導入して実行できます。顧客のデータをクラウドにレプリケートしてビジネスの継続性を保証するサービスなど、より複雑なサービスを構築することもできます。
  • 顧客がイントラネット内で必要とするポータルや Wiki などの一般的なオープン ソース アプリケーションのセルフサービス ホスティングを提供する。
  • 基盤インフラストラクチャやスキルに関する投資が不要な、独自のホスティング機能を必要とする特殊なサービスを提供する。マルチメディア ストリーミング、ワークフロー、ドキュメントの管理、およびビジネス プロセス統合などの機能は、基盤となるプラットフォームで提供されます。このため、これらのサービスへ簡単にアクセスし使用できるツールを構築し、顧客に販売することで収益を得られます。
電子メール、SharePoint、CRM などのビジネス アプリケーション プラットフォームをホストしている場合、Windows Azure Platformを使用して何ができますか。

一般的に、このようなサービスを利用している顧客は、現在提供されていない種類のホスティング サービスも必要としています。したがって、現在のビジネス プラットフォームに Windows Azure Platform でホストされる補完的なサービスを組み合わせて、より多くの機能セットを提供する付加価値について検討することをお勧めします。次のようなシナリオが考えられます。

  • SharePoint ホスティングと共に、Windows Azure Platform でホストされている Wiki、チャット、ワークフロー管理、ドキュメント管理などの機能を提供する。
  • Windows Azure Platform でホストされているデータ ストレージ機能やデータ取得機能を提供し、ホスト CRM への顧客の追加投資を獲得する。
  • Windows Azure Platform でホストされ、Windows Azure Platform のサービス バスおよびアクセス コントロールを使用して自社のホスト ソリューションに統合可能なカスタム拡張機能を構築して、自社プラットフォームを機能拡張する。
顧客のワークロードの一部を Windows Azure Platform 上で実行したいと考えています。Windows Azure Platform ベースのホスティング サービスを構築して顧客に再販するには、どのようにすればよいですか。

はじめに、顧客に対する Windows Azure Platform の使用料の請求を自社で行うかマイクロソフトの代行にするかを選択する必要があります。マイクロソフトでは、"Embedded (組み込み型)" の Windows Azure Platform モデルと "Built For (構築型)" の Windows Azure Platform の 2 種類を用意しています。

"Embedded (組み込み型)" モデルを選択する場合は、再販業者がマイクロソフトのアカウントを所有し、Windows Azure Platform 上にツールやユーティリティを構築して、顧客がプラットフォームにアクセスすることでこれらを使用します。その際の使用料は、再販業者のアカウントに対して請求されます。顧客別の請求のために、まとめられている Windows Azure Platform の使用量を各顧客に対応付けする場合は、再販業者側で適切な使用量追跡機能をツールやユーティリティに組み込む必要があります。

"Built For (構築型)" モデルを選択する場合は、顧客が直接マイクロソフトの Windows Azure Platform アカウントを登録/ログインし、再販業者のツールやユーティリティにアクセスします。これにより、使用量に対する請求は、顧客の Windows Azure Platform アカウントに対して直接行われます。このシナリオでは、再販業者は Windows Azure Platform の請求には関与しませんが、ツールやユーティリティの使用料を追加で課金できます。

再販業者が行うのは、どちらの場合でも、顧客が簡単かつ合理的に Windows Azure Platform を使用できるよう、カスタムの画面、ツール、ユーティリティを提供し、顧客のニーズを満たすことです。

顧客に代行して Windows Azure Platform アカウントを用意し、プラットフォームにアクセスできるようにして、さらに顧客がマイクロソフトと直接取引を行う代わりに使用料の請求を受け取るには、どのようにすればよいですか。

現在、Windows Azure Platform では、プログラミング可能なアカウント管理機能や課金用 API は公開されていません。アカウント プロビジョニング、ログオン、使用量のすべてのレポート作成機能は、Web ユーザー インターフェイスを使用して管理します。したがって、パートナーが独自のプロビジョニング/アカウント管理レイヤーを構築し、所有/管理している単一の Windows Azure Platform アカウントでプラットフォームを使用するすべての顧客を処理することはできます。

同一請求アカウントのそれぞれの顧客を区別するために必要なセキュリティ機能は、Windows Azure API および Windows Azure Platform のサービス バス/アクセス コントロール API、SQL Azure データベースで簡単に使用できます。これは、今日の主要な SaaS (サービスとしてのソフトウェア) ISV が実際にアプリケーションで使用している、標準的なマルチテナント手法です。Windows Azure Platform の使用量 (サービス時間、ストレージ、データ転送など) に基づいてホスティング企業が顧客に請求を直接行う場合は、各顧客の Windows Azure Platform サービスの使用量を追跡し記録するツールを開発する必要があります。

ネットワーク サービス プロバイダーは、Windows Azure Platform を使用して何ができますか。

ネットワーク サービス プロバイダーの最も価値のある資産の 1 つは SMB 顧客基盤です。SMB 顧客は、利用するプロバイダーを限定し、音声ネットワークとデータ ネットワークが一体となった付加価値の高い特定のサービスを使用する傾向にあります。ネットワーク サービス プロバイダーでは、クラウド ストレージ、簡単な Web サイトやデータベースなどの製品用の付加価値の高いサービス インフラストラクチャを独自に構築する代わりに、Windows Azure Platform 上でこれらの機能を展開することによって、インフラストラクチャへの投資リスクを負うことなく、機能を実現できます。また、自社のユニファイド メッセージング システムと Windows Azure Platform を統合して、自社のネットワークとクラウドにまたがるプレゼンス機能とデータ アクセス機能を組み合わせた、競争力に優れた新しいソリューションを作成するシナリオも考えられます。

OEM が Windows Azure Platform を検討すべき理由を教えてください。

OEM は、デバイスにバックアップ サービスをバンドルすることにより、経常利益源を創出できます。

Web 代理店および VAP が Windows Azure を検討すべき理由を教えてください。

Web 代理店および VAP は、Web アプリケーションや Web サービスをすばやく簡単に構築、展開、管理、配布できるようになります。Web 代理店および VAP は、次のようなビジネス チャンスを獲得できます。

  • Web 経由のマーケティング活動に伴う不本意なインフラストラクチャ コストの発生を回避できるよう顧客をサポート。
  • Windows Azure Platform の相互運用性を有効活用し、.NET や PHP を作成できる高度なスキルを持つ人材を採用。
  • Windows Azure Platform によって提供される、信頼性および拡張性の高い全社規模のインフラストラクチャにより、新たな技術革新を実現。
  • 優れた費用対効果で世界市場に進出。
ISV が Windows Azure Platform を検討すべき理由を教えてください。

ISV は、Windows Azure Platform を活用することによって、Web アプリケーションや Web サービスをすばやく簡単に構築、展開、拡張、管理できるようになります。ISV は、次のようなビジネス チャンスを獲得できます。

  • 顧客に SaaS 製品を提供する際、インフラストラクチャへの多額の資本出資を回避。
  • ビジネス ニーズに合わせて即座に拡張/縮小することにより、俊敏性を向上。
  • クラウド サービスの利用によって既存のオンプレミス アプリケーションを強化し、経常利益を創出。
  • 優れた費用対効果で世界市場に進出。
システム インテグレーターが Windows Azure Platform を検討すべき理由を教えてください。

システム インテグレーターは、Windows Azure Platform の効率性を活用することにより、プロジェクトに必要なインフラストラクチャの接続および管理を行えます。システム インテグレーターは次のようなビジネス チャンスを獲得できます。

  • 顧客の既存のオンプレミス インフラストラクチャと連携する、包括的かつ相互運用性のある全社規模のプラットフォームを基盤とする既存のアプリケーションを強化。
  • 顧客に Windows Azure Platform の俊敏性を活かしたサービスを提供することにより、大規模で時間のかかる展開による障壁を克服。
  • IT 部門にほとんど依存しないソリューションを提供することにより、セールス サイクルを短縮するための新たな方法を追求。
カスタム ソフトウェア開発企業が Windows Azure Platform を検討すべき理由を教えてください。

カスタム ソフトウェア開発企業 (CSD) は、プロジェクトのインフラストラクチャ要件を簡素化する目的で Windows Azure Platform を利用する顧客向けのソリューションを構築できるようになります。CSD は、次のようなビジネス チャンスを獲得できます。

  • Windows Azure Platform 上にソリューションを即座に構築、ホスト、管理することにより、俊敏性を向上。
  • 顧客にソフトウェア ソリューションを提供することにより、社内開発またはハードウェア投資に伴う不本意なコストの発生を回避。
  • アプリケーションを SaaS (サービスとしてのソフトウェア) モデルで配置することにより、自社データ センターの維持が不要。
  • Windows Azure Platform ベースのサービスで既存のアプリケーションを強化することにより、顧客のメリットを増大。
Azure Front Runner プログラムおよび Green Light プログラムに参加すると、どのようなメリットがありますか。

これらのプログラムでは、早期採用 IDV によるアプリケーションの開発と販売を成功に導く、技術サポート、リソース、トレーニング、パートナー マーケティング キットをご用意しています。Azure Front Runner は米国内の ISV を対象としており、Green Light は米国以外の ISV を対象としています。

Windows Azure Platform を活用してソリューションを構築しているパートナーを教えてください。どのようなビジネス バリューが実現されていますか。

Windows Azure や SQL Azure を使用してソリューションを開発しているパートナーは数多く存在します。詳細については、http://www.microsoft.com/japan/windowsazure/evidence にアクセスしてください。

Windows Azure Platform のパートナー プロモーションについて教えてください。

マイクロソフト パートナー ネットワークのメンバーは、Windows Azure ストレージおよびデータ転送 (帯域幅) を除く、Windows Azure Platform のすべてのサービスおよびキャンペーンに対して 5% の割引価格が適用されます。

  • MSDN® Premium サブスクリプション — このサブスクリプションは、認定パートナー、認定ゴールド パートナー、および Microsoft® BizSpark™ プログラム パートナー向けのマイクロソフト パートナー ネットワーク特典です。この特典を利用できるユーザーの数は、パートナー レベルによって決まります。認定ゴールド パートナーおよび認定パートナーには 3 件の無料サブスクリプション、BizSpark パートナーには 25 件の無料サブスクリプションが提供されます。有料サブスクリプションを利用するパートナーには、サブスクリプションごとに 1 ユーザーのアクセスが提供されます。MSDN Premium for Empower の Empower for ISV サブスクライバーは、Windows Azure Platformの特典を利用することはできません (マイクロソフト パートナー ネットワークを通じて MSDN サブスクリプションを利用されているすべてのパートナーが、この期間限定キャンペーンを利用して、2010 年度末までに Windows Azure Platform をお試しいただくことをお勧めします)。
  • Windows Azure Platform 従量課金プラン — このプランには、コンピューティング時間、ストレージ、データ転送、SQL Azure データベース、AppFabric サービス バス接続およびアクセス コントロール トランザクションが含まれ、"従量課金"ベースで支払いを行います。必要な機能がはっきりしていない場合に、ビジネスに最適な方法を探るには、このプランが最適です。
  • Windows Azure Platform 導入特別プラン — Windows Azure Platform を "無償" でお試しいただけるプロモーション キャンペーン プランです。これには、基本レベルのコンピューティング時間、ストレージ、データ転送、SQL Azure データベース、AppFabric サービス バス接続およびアクセス コントロール トランザクションが含まれます。このプランの基本レベルを超過した使用量については、標準のレートで料金が発生する点にご注意ください。
  • Windows Azure Platform Development Accelerator 標準プラン — コンピューティング時間、ストレージ、データ転送、AppFabric サービス バス接続とアクセス コントロール トランザクションを、割安の月額料金でご利用いただけるプロモーション キャンペーン プランです。このプランは、6 か月間限定で利用できます。開発ニーズに応じて、基本ユニットを複数購入することも可能です。
  • Windows Azure Platform Development Accelerator 拡張プラン — コンピューティング時間、ストレージ、データ転送、AppFabric サービス バス接続とアクセス コントロールトランザクション、および SQL Azure データベースを、割安の月額料金でご利用いただけるプロモーション キャンペーン プランです。このプランは、6 か月間限定で利用できます。開発ニーズに応じて、基本ユニットを複数購入することも可能です。
Windows Azure Platform のパートナー向けテクニカル サポート特典について教えてください。

すべてのパートナー向け

  • フォーラム、Solution Accelerator
  • 開発に関連するオンライン テクニカル コミュニティ (OTC)

認定ゴールド/認定/MAPS/Empower for ISV の各パートナー向け

  • ビジネス クリティカルな問題への電話サポート

認定パートナー/認定ゴールド パートナー向け

  • 電話によるテクニカル サポート 5 パック
  • テクニカル アドバイザリー サービス (TAS)

追加のテクニカル サポート (有料)

  • 固定プランまたは柔軟なプラン (開発作業を対象)
Windows Azure Platform に関連して、どのようなパートナー プログラムやリソースを利用できますか。

Windows Azure Platform パートナー リソース ガイドに、利用可能なプログラム、支援リソース、パートナー向け特典の概要が記載されています。このガイドを参照するには、http://www.microsoft.com/japan/windowsazure/partners/ または www.azurehub.com (英語) にアクセスしてください。

パートナー プログラム:

  • Front Runner: 米国内の独立系ソフトウェア ベンダー (ISV) を対象に、最新のマイクロソフト テクノロジと互換性のあるアプリケーションの開発支援を提供します。テクノロジを知り尽くしたマイクロソフトの専門技術者に、Front Runner を通じて直接アクセスすることができます。オンライン トレーニング コースから電子メールや電話でのトラブルシューティングまで、アプリケーションを成功に導くサポートをご利用いただけます。
  • Green Light: 米国以外の独立系ソフトウェア ベンダー (ISV) を対象に、Azure アプリケーションを迅速に構築/展開し、顧客への販売を促進するうえで欠かせない、総合的なトレーニング、開発、マーケティング、サポート リソースを提供します。
  • BizSpark: このプログラムは、ベンチャー企業および Web 2.0 に初めて進出する企業に最適なプログラムです。このプログラムを利用すると、ベンチャー企業は最長 3 年間にわたってクラウド ビジネスを運営できます。詳細については、microsoft.com/bizspark にアクセスしてください。
  • Pinpoint: このプログラムは、パートナーが提供するソフトウェアや専門サービスを必要とする顧客とのつながりを支援する、ダイナミックなテクノロジ マーケットプレースです。パートナーは、開発アプリケーションの公開/販売、顧客の開拓や知名度の向上、問い合わせの受付を行うことができます。詳細については、www.pinpoint.com/windowsazure (英語) にアクセスしてください。
  • METRO: このプログラムは、ISV、新興企業、企業、SI、代理店における Azure の採用促進を目的とした世界規模のエバンジェリズム プログラムです。技術トレーニングおよびサポート、新製品への早期アクセス、PR/マーケティング機会などの特典があります。マイクロソフトの営業担当者に推薦を依頼してください。
  • TAP: Windows Azure の Technology Adoption Program (TAP) は、厳選された数社のユーザーとパートナーを対象に、Windows Azure のリリース前テストと検証を実施します。プログラム参加者は、リリース前の新製品へのアクセスのほか、技術トレーニング、Windows Azure 開発チームによるサポートといった特典があります。マイクロソフトの営業担当者に推薦を依頼してください。

リソース:

  • Azure Partner QuickStart サイト: 製品、プログラム、支援リソースを一元的に提供しています。ブログやコミュニティへのリンクも用意されています。
  • マイクロソフト ラーニング センター: Web キャストなどの MPN パートナー向けのリソース (Drive Times、Partner Academy Lives、オンライン トレーニング コース) を提供します。
  • Channel 9: テクニカル リソースやラボを直接利用できます。
  • US Virtual Lab: 自分のペースで学習できるハンズオン エクスペリエンスを提供します。
Windows Azure Platform のパートナー需要創出キャンペーンおよびマーケティング キャンペーンについて教えてください。

需要創出/マーケティング:

ソリューション ディレクトリ
  • Pinpoint、Solution Finder
パートナー マーケティング リソース
  • 詳細かつ整理された開発情報を提供する共同マーケティング

パートナー セールス:

エコシステム/コミュニティ
  • 200,000 を超える VAR および SI により、ISV アプリケーションの販売を支援
パートナー フィールド リソース (詳細)
  • PAM、Windows Azure インキュベーション ヘッド、TPAM、PTS、SSP、LOM、PMM
パートナー フィールド リソース (広範)
  • PTM、CDM、PMM
マイクロソフトでは、パートナーが Windows Azure Platform 上で構築したアプリケーションを販売できるマーケットプレースを提供していますか。

はい、提供しています。パートナーは Windows Azure Platform で開発した商用版のアプリケーションやサービスを Microsoft Pinpoint で公開することができます。

Microsoft Pinpoint とは何ですか。

Microsoft Pinpoint は、パートナーが提供するソフトウェアや専門サービスを必要とする企業顧客とのつながりを支援する、ダイナミックなテクノロジ マーケットプレースです。Pinpoint の強力なツールやリソースを使用すると、次のことが可能になります。

  • 開発アプリケーションの公開/販売
  • 顧客の開拓
  • 知名度の向上と問い合わせの受付
開発した Azure アプリケーションやサービスを Pinpoint で公開するには、マイクロソフトのパートナーになる必要がありますか。

いいえ。Windows Azure Platform で開発したアプリケーションやサービスが商用化され、Windows Azure ポータルを通じて出品できる場合、Pinpoint で公開可能です。

Windows Azure Platform を利用するマイクロソフト パートナーへの割引特典はありますか。

はい。マイクロソフト パートナー ネットワークに登録済みのすべてのマイクロソフト パートナーに、5% の割引価格が適用されます。ただし、ストレージおよびデータ転送には適用されません。商用サービスの開始時には、パートナーによる Windows Azure Platform でのアプリケーション開発および展開の促進を目的として、さらなる割引価格をご案内する予定です。

パートナーがクラウド サービス モデルを利用するメリットは何ですか。

クラウドを利用することによって、パートナーは、収益増加やコスト削減を実現できる可能性があります。第三者が所有するインターネット アクセス可能な巨大なデータ センターのコンピューター上でコードを実行し、データを格納することには、非常に大きなメリットがあります。ISV の意思決定者には、クラウド コンピューティングが自社のビジネスにもたらす影響を具体的に検討されることをお勧めします。

Windows Azure Platform のパートナー サポート特典にはどのようなものがありますか。

Windows Azure Platform のサポートは、他のマイクロソフト製品向けに提供されているサポート特典の標準セットに組み込まれる予定です。マイクロソフトでは、パートナー プログラムのオンライン テクニカル コミュニティ、テクニカル アドバイザリー サービス、Solution Accelerator が、Windows Azure Platform を利用するパートナーに大きな価値を提供できると考えています。

Windows Azure Platform を活用したビジネスの成功に必要な投資 (トレーニング、リソース、専門知識など) について教えてください。

パートナーに必要とされるのは、既存の資産を評価してクラウド導入の影響を把握することです。.NET 開発者または PHP 開発者を有し、新しいアプリケーションや Web アプリケーションの開発を行っているパートナーや、既に SaaS ビジネスを展開しているパートナーの場合、投資は比較的少なくて済むでしょう。Windows Azure Platform の利用をクラウドへの最初のステップとして検討している場合は、既存のアプリケーションをクラウド ベースのコンポーネントで拡張することから始めます。また、既存のオンプレミス アプリケーションをクラウドに移行することを検討している場合は、トレーニングへの投資や、コードの一部をクラウド用に再構築する必要があるかもしれません。

マイクロソフトでは、すべてのパートナーに、http://www.microsoft.com/japan/windowsazure/partners/ および www.azurehub.com (英語) にアクセスし、ビジネスと技術に関するリソースを入手されることをお勧めします。イベントの開催、新しい発表、その他さまざまな告知は、このポータルからお知らせいたします。追加の支援資料は、マイクロソフト パートナー ポータルおよびパートナー ラーニング センターから入手できます。ここでは、マイクロソフト パートナー プログラムによって作成された Windows Azure Platform ラーニング パスがあります。

また、必要な投資規模を正確に把握するために最も有効な方法は、自社の開発者によってサービスの内容を精査することです。まずは、上記の各ポータルのパートナー リソース ガイドを参照してください。

Windows Azure Platform と既存の製品を連携させる方法について教えてください。
  • 既存のスキル、ツール、フレームワークを活用します。必要なツール: Visual Studio および Eclipse
  • 必要なプログラミング スキル: C#、.NET、PHP など
  • リレーショナル データベース サービスには、使い慣れた Transact-SQL (T-SQL) のサポートを活用
  • AppFabric を利用して、別のアプリケーション、サービス、資産に接続
  • Windows Azure Platform アプリケーション (オンプレミス/ホスト型を問わず) を Windows Server アプリケーションに接続
  • オンプレミスの Active Directory インフラストラクチャによる Windows Azure アプリケーションのフェデレーション
  • マイクロソフトの Java SDK および Ruby SDK を使用して、他のプラットフォームで構築されたアプリケーションに接続
マイクロソフトの広範なパートナー プログラムにおける、Windows Azure Platform 独自のパートナー戦略の位置付けについて教えてください。

マイクロソフトでは、Windows Azure Platform を活用して顧客にソリューションを提供するチャンスが、あらゆる種類のパートナーに開かれていると認識しています。同時に、ISV、カスタム ソフトウェア開発企業、ホスティング企業、システム インテグレーター、Web 代理店など、開発に特化したパートナーの皆様に、このプラットフォームが迅速に普及することを期待しています。

Windows Azure の商用サービスの開始後は、マイクロソフト パートナー プログラムを通した導入支援、サポート、サービス割引によって、パートナー支援を提供する予定です。中期的 (1 ~ 2 年) には、Windows Azure Platform がさまざまなコンピテンシーと融合され、パートナー マーケティング キャンペーンに適切な形で組み込まれることを期待しています。マイクロソフトは来年、一部のパートナーとの連携による限定的なジョイント マーケティングを実施する予定です。また、パートナー向けトレーニングが進み、ソリューションの市場提供体制が整いしだい、広範なパートナー向けマーケティング活動を展開する予定です (FY11 の開始を予定)。

Windows Azure Platform のパートナー/ビジネス モデルは、マイクロソフト パートナー ネットワークの変更と、どのように対応していますか。

マイクロソフト パートナー ネットワークが変更された最大の理由は、パートナーのニーズの変化です。また、ビジネス モデルと顧客ニーズの変化も理由の一部です。変更を実施するにあたっては、Windows Azure Platform によるソリューション/プラクティス構築を選択いただいたパートナーを強力にサポートする方法が、慎重に検討されています。今後の発表をお待ちください。

Windows Azure Platform を活用することで、パートナー エコシステムには何がもたらされますか。また、競合他社と比較してどちらが優れているのでしょうか。

マイクロソフトには、パートナーとの連携によってビジネスを構築してきた長い歴史があります。調査によれば、マイクロソフトの売上 1 ドルあたり、マイクロソフト パートナーには約 8 ドルの収益がもたらされています。また、全世界の IT 関連職の雇用の 42% は、マイクロソフト エコシステムから派生していることも明らかになりました。つまり、マイクロソフトが実現している価値提供は、健全に維持されたパートナー エコシステムの存在を抜きにしては語れません。同時にパートナーは、Windows Azure Platform についても、同様の関係が維持されるものと期待することができます。マイクロソフトでは、パートナーの成功がマイクロソフトの成功に欠かせない要素と考えており、こうした認識をパートナー プログラムや製品に反映し続けていきます。

Windows Azure Platform の商用サービス開始時には、特別割引の実施とパートナー限定の新しい特典が発表される予定です。これらは、既にご活用いただいている、慣れ親しんだ方法で統合できます。たとえば、特別割引は、既にご活用いただいているマイクロソフト パートナー プログラム経由でご利用いただくことができます。また、MSDN を通してマイクロソフトとの連携強化を実現しているパートナーの場合、Windows Azure Platform においても、MSDN サブスクライバー向けに最適化された特典をご利用いただける予定です。

Windows Azure Platform によって、広範なパートナー エコシステムにおけるマイクロソフトの役割はどのように変わりますか。また、Windows Azure Platform を通じたマネタイズの方法についても教えてください。

マイクロソフトがパートナー エコシステムにもたらすものは、緊密かつ統合された開発プラットフォームと開発者エクスペリエンスです。この環境を活用することで、パートナーと顧客は、使用するスキル セット/ツール セットはそのままに、クラウド、オンプレミス、ホスティング、あるいはこれらを組み合わせた方法でサーバーサイド アプリケーションを展開して、デスクトップやモバイル デバイスに提供できるようになります。Windows Azure Platform では、マイクロソフト パートナーは Toolbox に含まれるその他の開発/展開ツールを利用できます。つまり、マイクロソフトを選択することで、ソフトウェアの投資対効果をこれまで以上に高め、さらに顧客ニーズに最適なソリューションを構築できるということです。マネタイズの方法に関しては、パートナーに関する質問の中でお答えします。

Windows Azure Platform パートナー モデルと Online Services パートナー モデルの違いを教えてください。また、なぜ異なるのですか。

Online Services (BPOS および CRM) は、パートナーがサービスを顧客に販売する際に手数料が発生する「完成品サービス (finished services)」です。Windows Azure Platform はクラウド サービス オペレーティング システムと開発者サービスで構成されます。Windows Azure Platform を活用するパートナーは、完成品サービスあるいは「ビルディング ブロック サービス (building block service)」のいずれかを構築できます (別のパートナーがビルディング ブロック サービスを使用して、完成品サービスを構築できます)。現在、マイクロソフトでは、パートナーをさまざまなビジネス モデルでサポートする、その他のオプションについて調査中です。

Windows Azure Platform で構築したサービスを、マイクロソフトのサービス提供対象国/地域以外の場所 (たとえば、ロシア) で再販することはできますか。

その場合、完成品サービスを当該国/地域で提供することの合法性を保証する責任は、パートナーに帰せられます。

コンテンツ配信ネットワークに関する FAQ

Windows Azure Content Delivery Network とは何ですか。

コンテンツ配信ネットワーク (Content Delivery Network: CDN) は、ネットワーク上のさまざまなポイントにデータのコピーを置き、ユーザーに近い場所に分散させることにより、エンド ユーザーのパフォーマンスと信頼性を向上させます。すべてのクライアントが同じ中央のサーバー セット (配信元) にアクセスするのではなく、各クライアントが近くにあるデータ コピーにアクセスすることによって、配信元サーバー付近でボトルネックが発生するのを回避できます。コンテンツの種類としては、Web オブジェクト (JPG、CSS、JavaScript など) やダウンロード可能なオブジェクト (メディア ファイル、ソフトウェア、ドキュメント) などのインターネット配信用コンポーネントがあります。Windows Azure CDN は、Windows Azure ストレージに保存されたパブリック コンテンツの HTTP 配信をサポートします。

Windows Azure Content Delivery Network の使用を検討すべき理由を教えてください。

コンテンツ所有者は、Windows Azure CDN を使用する場合のパフォーマンス上のメリットとトレードオフを考慮する必要があります。メリットは 2 つあります。1 つは、コンテンツの配信元から遠く、Web ページを読み込むために何度もインターネット アクセスが必要なアプリケーションを使用するエンド ユーザーのパフォーマンスとユーザー エクスペリエンスが向上することです。2 つめは、たとえば製品発表イベントの開始時刻など、一時的な負荷の増加に適切に対応できる大規模な分散型環境として利用できることです。一方トレードオフは、配信コストの高騰、即座に削除可能なコンテンツが限られる、稀にしか取得されないコンテンツの配信パフォーマンスが低下する、などが挙げられます。

ストレージ オブジェクトで Windows Azure Content Delivery Network を有効にする方法を教えてください。

コンテンツの所有者が Windows Azure ポータルを使用して、ストレージ アカウントの CDN キャッシングを有効にします。この時点で CDN 固有のドメイン名が Windows Azure によって生成され、60 分以内にその設定が世界中で有効となります。これにより、Windows Azure のコンテンツ所有者は、オブジェクトのすべての参照にその CDN 固有ドメイン名を使用して、CDN 経由でのオブジェクトを取得できるようになります。

どのようなコンテンツを Windows Azure Content Delivery Network 経由で配信すべきでしょうか。

Windows Azure CDN では、10GB 以下の容量のファイルのパフォーマンスを強化できます。アクティブ ユーザー数の増加や、配信元からの距離の延長に比例して、パフォーマンスが向上します。Windows Azure ストレージに保存された 4KB の静的な JPG ファイルから 6GB の動画まで、さまざまなコンテンツが考えられます。

コンテンツ キャッシュのしくみを教えてください。どのようにパフォーマンスを向上しますか。

オブジェクトの HTTP 要求がエッジ サーバーに到達した際、サーバーのローカル キャッシュにそのオブジェクトが存在しない場合、Windows Azure ストレージ (基点) に要求が発行され、エッジ サーバーのキャッシュにそのオブジェクトが格納されます。このキャッシュから要求されたオブジェクトが提供され、このエッジの場所に到達する後続のすべての要求にエッジ キャッシュで対応します。ユーザーに近いエッジ サーバーからコンテンツを配信することにより、コンテンツ配信の遅延時間が大幅に短縮され、要求のたびに基点からオブジェクトを取得するよりも配信パフォーマンスが向上します。

Windows Azure Content Delivery Network と Windows Azure ストレージの違いについて教えてください。

Windows Azure CDN は、地域内でのコンテンツ配信を可能にするために、Windows Azure ストレージを補完します。Windows Azure ストレージに保存されたコンテンツを直接配信することも、CDN を介して配信することもできます。

どちらのサービスでも、保存された同じコンテンツを配信することができます。コンテンツ所有者は、全体的な価格/パフォーマンス目標のバランスを考慮して、CDN 経由での配信 (多数のユーザーが頻繁にアクセスするコンテンツ) または Windows Azure ストレージからの直接配信 (アクセス頻度の低い、カスタマイズされたコンテンツ) のどちらに適しているかを判断する必要があります。それに応じて、アプリケーションで正しい URL (Windows Azure CDN または Windows Azure ストレージ) を生成する必要があります。

どのようなコンテンツを Windows Azure Content Delivery Network 経由で配信できますか。

Windows Azure ストレージに保存された 10GB 以内の任意のパブリック コンテンツを、CDN 経由で HTTP 要求によって取得できます。頻繁に要求され、キャッシュ ヒット率が高い一般的なコンテンツの場合、CDN の使用によって最適なパフォーマンスが得られます。現時点ではセキュア コンテンツはサポートされていません。

コンテンツ所有者は Windows Azure ポータルを通じて、CDN からコンテンツを取得する際に使用する、別のドメイン名を登録できます。CDN に要求をルーティングするためには、この別のドメイン名が Windows Azure CDN ドメイン名のエイリアス (CNAME) でなければなりません。また、このドメイン名でルーティングされる要求を CDN が認識して処理するためには、このドメイン名が CDN に登録されている必要があります。

コンテンツのキャッシュを停止するには、どうすればいいですか。

Windows Azure ポータルで、CDN キャッシュのオプションのチェックマークを外すことにより、Windows Azure CDN のキャッシュを一時停止できます。

CDN でオブジェクトの有効期限をコントロールする方法を教えてください。

CDN のキャッシュに格納されたオブジェクトの適切な有効期限を設定するには、Windows Azure ストレージでオブジェクト メタデータの "Cache-Control: public, max-age=" ヘッダーに適切な値を秒単位で指定します。たとえば、期限を 1 年に設定するには、HTTP ヘッダーを "Cache-control: public, max-age=31556926" にします。この設定はストレージ管理ツールで行うことができます。また、コードで StorageClient の CloudBlob.Properties に CacheControl プロパティを設定することも可能です。

max-age はキャッシングの "ガイドライン" であり、CDN のあらゆる場所やインターネット上のその他の場所におけるダウンストリーム キャッシュの有効期限を完全に保証するものではない点に注意してください。これはコンテンツの鮮度に関する目安であり、セキュリティまたはコンプライアンス メカニズムではありません。

Windows Azure Content Delivery Network からコンテンツを削除するには、どうすればよいですか。

Windows Azure ストレージからコンテンツを削除すると、基点のコンテンツの HTTP 有効期限ヘッダーに指定されたキャッシング期限の満了時に、エッジ キャッシュでそのコンテンツが期限切れとなります。Windows Azure ストレージでコンテンツの有効期限ヘッダーが指定されていない場合は、72 時間後に期限切れとなります。

CDN と Velocity の違いについて教えてください。

Windows Azure Content Delivery Network (CDN) は、Windows Azure ストレージから静的なファイルを世界中のユーザーに配信する目的で使用します。すべてのコンテンツは CDN から "パブリックに読み取り可能" であり、エンドユーザーへの配信のために最適化されています。

マイクロソフト プロジェクト コードである Velocity は、実行中のサービスによる迅速なアクセスを目的とした、アプリケーション オブジェクトのメモリ内キャッシュです。

Windows Azure CDN は、Microsoft Silverlight スムーズ ストリーミングをサポートしていますか。

現時点ではサポートしていませんが、この点について現在検討中です。Windows Azure CDN は、Silverlight プレーヤーへのメディア ファイルの HTTP プログレッシブ ダウンロード配信をサポートしています。また、Expression Encoder でエンコード後のファイルを Windows Azure ストレージにアップロードするように設定し、実装を簡易化することも可能です。

スムーズ ストリーミングとプログレッシブ ダウンロードの違いについて教えてください。

どちらも HTTP を使用してビデオを配信しますが、スムーズ ストリーミングでは接続速度を検知し、ネットワークの輻輳に対処するためにリアルタイムでデータ速度を調整することができます。一方、プログレッシブ ダウンロードでは、表示中のビデオを、バックグラウンドで可能な限り高い速度でエンド ユーザーに配信します。

Windows Azure CDN は、オンデマンド/ライブ ストリーミングをサポートしていますか。

いいえ。現時点では、Windows Azure CDN はファイルの HTTP 配信のみをサポートしています。

ストリーミングとプログレッシブ ダウンロードの違いについて教えてください。

真の "ストリーミング" は通常、専用の形式によってエンド ユーザーへの配信をリアルタイムに実行し、表示中のコンテンツと少量のバッファのみを配信します。一方、プログレッシブ ダウンロードでは、表示中のコンテンツをバックグラウンドで可能な限り高い速度で配信します。

Windows Azure Content Delivery Network と Windows Azure ストレージの違いについて教えてください。

The Windows Azure CDN は、地域内でのコンテンツ配信を可能にするために、Windows Azure ストレージと連携します。Windows Azure ストレージに保存されたコンテンツを直接配信することも、CDN を介して配信することもできます。

どのようなコンテンツを Windows Azure Content Delivery Network 経由で配信できますか。

Windows Azure ストレージに保存された 10GB 以内の任意のパブリック コンテンツを、CDN 経由で HTTP 要求によって取得できます。頻繁に要求され、キャッシュ ヒット率が高い一般的なコンテンツの場合、CDN の使用によって最適なパフォーマンスが得られます。現時点ではセキュア コンテンツはサポートされていません。

コンテンツ所有者は Windows Azure ポータルを通じて、CDN からコンテンツを取得する際に使用する、CDN の別のドメイン名を登録できます。CDN に要求をルーティングするためには、この別のドメイン名が Windows Azure CDN ドメイン名のエイリアス (CNAME) でなければなりません。また、このドメイン名でルーティングされる要求を CDN が認識して処理するためには、このドメイン名が CDN に登録されている必要があります。

Windows Identity Foundation に関する FAQ

Windows Identity Foundation (WIF) とは何ですか。

Windows Identity Foundation (従来のコードネーム Geneva フレームワーク) は、ユーザー認証をアプリケーションから外部化した、要求ベースのアプリケーションの開発を支援する Microsoft .NET Framework の新しい拡張機能です。これにより、開発者の生産性、アプリケーションのセキュリティ、相互運用性が高められます。相互運用性のある標準プロトコルをベースとする WIF および要求ベースの ID モデルを使用すると、オンプレミスおよびクラウドの両方で動作する ASP.NET および WCF アプリケーションで、シングル サインオン、パーソナル化、フェデレーション、強力な認証、ID 委任などの ID 機能を実現できます。

WIF を利用することで、開発者にどのようなメリットがありますか。

Windows Identity Foundation を使用すると、開発者は、アプリケーションがオンプレミスまたは Windows Azure のどちらでホストされるかを問わず、アプリケーションの ID 管理用の単一のプログラミング モデルを使用できます。1 つのモデルと 1 つのツール セットを学習するだけで済み、またホスティング環境が変わっても同じスキルを応用できるので、生産性が向上します。Windows Identity Foundation によって、アプリケーションのホスト場所を問わず同じモデルを使用できるため、オンプレミスと Windows Azure の間で (ID の観点から) アプリケーションを簡単に移動することができます。

WIF は Windows Azure Platform と連携しますか。

はい、連携します。オンプレミス ソフトウェアも、クラウド サービス (Windows Azure で動作するサービスなど) も、Windows Identity Foundation を使用して作成できます。

Active Directory Federation Services 2.0 (ADFS 2.0) とは何ですか。

Active Directory Federation Services 2.0 は、要求ベース アプリケーション用のインフラ サービスとして Active Directory を使用できるようにするための Active Directory の拡張機能です。Security Token Service (STS) と呼ばれる ADFS 2.0 を使用すると、Active Directory ユーザーから要求ベース アプリケーションへの認証を行うことができます。ユーザーに関する情報が、Active Directory、SQL データベース、またはその他のデータ ストアのいずれに保存されているかを問わず、ADFS 2.0 は、ユーザーに関する要求 (属性) の認証ソースとして動作します。フェデレーション サービスとしての ADFS 2.0 は、フェデレーション関係を 1 箇所で管理し、SAML 2.0 などの業界標準プロトコルを使用して、パートナー企業またはクラウド上のアプリケーションへの Active Directory ユーザーのシングル サインオンを可能にします。

Active Directory Federation Services 2.0 (ADFS 2.0) とは何ですか。

Active Directory Federation Services 2.0 は、要求ベース アプリケーション用のインフラ サービスとして Active Directory を使用できるようにするための Active Directory の拡張機能です。Security Token Service (STS) と呼ばれる ADFS 2.0 を使用すると、Active Directory ユーザーから要求ベース アプリケーションへの認証を行うことができます。ユーザーに関する情報が、Active Directory、SQL データベース、またはその他のデータ ストアのいずれに保存されているかを問わず、ADFS 2.0 は、ユーザーに関する要求 (属性) の認証ソースとして動作します。フェデレーション サービスとしての ADFS 2.0 は、フェデレーション関係を 1 箇所で管理し、SAML 2.0 などの業界標準プロトコルを使用して、パートナー企業またはクラウド上のアプリケーションへの Active Directory ユーザーのシングル サインオンを可能にします。

WIF を使用するには、AD FS 2.0 が必要ですか。

いいえ。WIF は AD FS 2.0 と連携しますが、AD FS 2.0 は必須ではありません。WIF は標準ベースのフレームワークであり、オープン スタンダードをサポートする任意のセキュリティ トークン サービスを使用できます。

AD FS 2.0 の RTM はいつリリースされますか。

AD FS 2.0 の RTM は、2010 年前半にリリースされる予定です。

AD FS 2.0 は Windows Azure Platform と連携しますか。

AD FS 2.0 はオンプレミスの Windows Server ロールです。AD FS 2.0 は Windows Azure のホスト アプリケーションとフェデレーションを行うことができます。また、Microsoft Federation Gateway (Windows Azure のコンポーネント) とフェデレーションを行うことによって、1 つのフェデレーション関係を通じて広範なマイクロソフトのオンライン サービス (Windows Azure Platform を含む) にアクセスすることができます。

開発者は、WIF、ADFS v2、Windows Live ID を ACS とどのように併用することになりますか。

ACS、WIF、ADFS v2 を組み合わせて使用すると、開発エクスペリエンスがシンプルかつ緊密に統合されることによって、Active Directory のセキュリティや機能、およびカスタムのアクセス制御ルールの柔軟性と制御能力を兼ね備えた Web サービスを開発できます。

アクセス コントロールを使用することで、開発者は複雑な認証コードをアプリケーションで記述する代わりに、クラウド ベース サービスを利用して REST Web サービスへのアクセスを管理できます。つまり、複数の ADFS インスタンスとのフェデレーションや、きめ細かい認証ルールを必要とする REST サービスを、より簡単に作成できます。Active Directory Federation Services 2.0 では ACS によるフェデレーションが可能であり、ACS は ADFS 2.0 からトークンを受け付け、新しい要求をこれらのトークンに再パッケージします。

v1 では、WIF と Active ADFS 2.0 のアクセス コントロールとの併用方法を示すコミュニティ サンプルが提供されます。WIF を使用して ADFS 2.0 から SAML トークンを取得し、ACS が発行したトークンから要求を抽出します。アクセス コントロールが発行したトークンから要求を抽出するには、WIF のカスタム機能拡張が必要になります。WIF および ADFS チームは現在、WIF および ADFS の今後のバージョンにおけるこの種のトークンのネイティブ サポートについて検討中です。

v1 では、WLID とアクセス コントロールの併用方法を示すコミュニティ サンプルも提供されます。

ライセンスとサービス レベル契約に関する FAQ

Windows Azure、SQL Azure Database、AppFabric の SLA は、いつから有効になりますか。

Windows Azure と SQL Azure の SLA は、2010 年 2 月 1 日に有効になりました。また、Windows Azure Platform AppFabric の SLA は、2010 年 4 月にすべてのユーザーに対して有効になっています。

Windows Azure の SLA 契約について教えてください。

Windows Azure では、コンピューティングとストレージで別々に SLA を用意しています。コンピューティングについては、複数のロール インスタンスを別々のフォールト ドメインおよびアップグレード ドメインに展開した場合に、インターネット用のロールの外部接続の稼働率が 99.95% 以上になることを保証しています。また、マイクロソフトがすべてのロール インスタンスを個別に監視し、稼働率 99.9% 以上となることも保証しています。さらに、ロール インスタンスの処理が実行されていない場合には、2 分以内で検出し、正常動作を開始させます。ストレージについては、99.9% 以上の稼働率が保証されます。正しい形式の要求であれば、データの追加、更新、読み取り、削除要求を正常に処理できます。また、ストレージ アカウントを使用したマイクロソフトのインターネット ゲートウェイへの接続についても保証されます。

Windows Azure SLA クレジットとは何ですか。

Windows Azure SLA クレジットは、サービスに対する請求額のうち、当月中に SLA を達成できなかったために、翌月の請求額に適用されるパーセンテージとして計算されます。詳細は次のとおりです。

  • コンピューティング用の接続: 99.9% 未満の場合 10% クレジット、99% 未満の場合 25% クレジット
  • コンピューティング ロール インスタンスの監視: 99.9% 未満の場合 10% クレジット、99% 未満の場合 25% クレジット
  • ストレージ: 99.9% 未満の場合 10% クレジット、99% 未満の場合 25% クレジット
Windows Azure Platform AppFabric サービス バスおよびアクセス コントロールの SLA 契約について教えてください。

サービス バスおよびアクセス コントロールに関する稼働時間のパーセンテージの保証、および SLA クレジットについては、前述した Windows Azure SLA と同様です。

  • サービス バス接続: 99.95% 未満の場合 10% クレジット、99% 未満の場合 25% クレジット
  • アクセス コントロール接続: 99.95% 未満の場合 10% クレジット、99% 未満の場合 25% クレジット

サービス バスおよびアクセス コントロールのサービスは、テクノロジに本質的な違いがあるため、基本的な SLA の定義と条項が異なります。サービス バスを使用すると、ユーザーのサービス エンドポイントとマイクロソフトのインターネット ゲートウェイとの間を接続できます。マイクロソフトのサービスがゲートウェイからユーザーのサービス エンドポイントまでの接続の確立に失敗すると、サービスは使用できないと見なされます。一方、アクセス コントロールを使用すると、ユーザーはアクセス コントロール エンドポイントとマイクロソフトのインターネット ゲートウェイ間を接続できるようになります。また、サービス バスとアクセス コントロールの両方について、マイクロソフトのサービスが処理するのは、メッセージとトークンに関する正しい形式の処理要求です。要求が適切に処理されない場合、サービスは使用できないと見なされます。SLA の計算は、5 分間隔で行われ、30 日間の平均値に基づきます。ユーザーがサービスを使用できないと見なされた場合、その障害は可用性の計算にカウントされます。

サービス バスおよびアクセス コントロール サービスの SLA クレジットとは何ですか。

Windows Azure Platform では均一のクレジット レベルが提供されるため、SLA がわかりやすいものとなっています。サービス バスおよびアクセス コントロールのサービスについても、SLA クレジットは Windows Azure のコンピューティングおよびストレージの SLA と同様です。具体的には、次のようになっています。

  • サービス バス: 99.9% 未満の場合 10% クレジット、99% 未満の場合 25% クレジット
  • アクセス コントロール: 99.9% 未満の場合 10% クレジット、99% 未満の場合 25% クレジット

SLA の詳細については、こちらをご覧ください。

SQL Azure の SLA 契約について教えてください。

SQL Azure によって、ユーザーはデータベースとマイクロソフトのインターネット ゲートウェイとの間を接続できるようになります。SQL Azure では、月間で 99.9% の "月間稼働率" が確保されます。各ユーザーのデータベースの "月間稼働率" は、データベースを使用可能であった時間と、1 か月間の総時間との比率で求められます。時間は 5 分間隔、30 日間のサイクルで測定されます。可用性は常に 1 か月全体に対して計算されます。ユーザーがデータベースへ接続しようとした際に SQL Azure のゲートウェイで拒否された場合、その間は使用不可能であったと判断されます。

SQL Azure SLA クレジットとは何ですか。

SQL Azure Database SLA クレジットは、サービスに対する請求額のうち、当月中に SLA を達成できなかったために、翌月の請求額に適用されるパーセンテージとして計算されます。詳細は次のとおりです。

  • 月間の稼働時間が 99.9% 未満の場合 10% クレジット、99% 未満の場合 25% クレジット
Windows Azure Platform の SLA では、予定されたダウン タイムやメンテナンス ウィンドウは除外されていますか。除外されていない場合、年間 99.9% 以上の稼働率とは、年間の全時間で 99.9% 以上の可用性を実現するという意味ですか。

メンテナンス ウィンドウは除外されません。ただし例外として、コンピューティング ロール インスタンスの監視 (ユーザーによる最低 2 つのロール インスタンスの実行が SLA の要件) は除外されます。

Windows Azure、SQL Azure、AppFabric の SLA 契約は、オンプレミスで使用している現在のマイクロソフト ライセンス契約と、どのように関係しますか。

Windows Azure、SQL Azure、AppFabric は、オンプレミスでのマイクロソフト ライセンス契約とは無関係です。Windows Azure Platform の SLA では、顧客がクラウドで使用するサービスの月間稼働率を保証し、保証を満たすことができなかった場合は、請求に対して使用できる SLA クレジットを提供します。

Windows Azure を SPLA で使用できますか。

現時点では、SPLA で Windows Azure を提供する計画はありません。

SQL Azure を SPLA で使用できますか。

現時点では、SPLA で SQL Azure を提供する計画はありません。

Windows Azure を使用する場合と、Windows Server 2008/SPLA を使用してローカルでホストする場合とでは、どのような違いがありますか。

Windows Azure などのクラウド プラットフォームは、従来のホスティングとは違うものです。技術的な面でいえば、Windows Azure は、迅速かつ柔軟に拡張/縮小可能なアプリケーションを開発できる独自のプラットフォームです。Windows Azure を使用すると、マイクロソフト側でハードウェアが管理され、自動サービス管理が提供されるため、ユーザーは使用した分だけ料金を支払い、アプリケーションの構築と管理に注力することができます。一方、従来のホスティングでは、ホスティング企業がハードウェアの提供と管理を行い、OS やアプリケーションのインストール、セットアップ、更新、管理はユーザー側で行う必要があります。

SQL Azure を使用する場合と SQL Server 2008/SPLA を使用してローカルでホストする場合とでは、どのような違いがありますか。

SQL Azure は、マイクロソフトがクラウドでホストする、可用性および拡張性の高い分散型データベース サービスです。SQL Azure を使用すると、リレーショナル データベース サービスのプロビジョニングと展開を簡単に実行できます。開発者は、ソフトウェアのインストール、セットアップ、パッチ適用、管理を行う必要がありません。また、高可用性機能、バックアップ/復元機能、地理的分散機能、障害復旧機能も組み込まれています。一方、専用のホスト データベースを使用する場合には、開発者や IT プロフェッショナルが、OS とデータベース ソフトウェアのインストール、セットアップ、更新プログラムと修正プログラムの適用を行わなければなりません。さらに、ホスト型データベース ソリューションを使用する場合は、ユーザーが高可用性、スケール アウト、障害回復ソリューションについて別途対応が必要になるため、総管理コストが高くなります。

SQL Azure を SPLA で使用できますか。

現時点では、SPLA で SQL Azure を提供する計画はありません。

Windows Azure Platform は、業界のどのような監査認定やセキュリティ認定を取得していますか。特に SAS70、ISO 27001、PCI に関してどのような位置付けですか。

商用サービスの開始時点では、Windows Azure は監査認定やセキュリティ認定を特に取得していません。近い将来、ISO27001 などの重要な認定を申請する予定です。Windows Azure Platform および Windows Azure は、セキュリティ開発ライフ サイクル (SDL) プロセスに含まれる厳密なセキュリティ慣例を適用しています。SDL により、開発プロセスの初期段階からプロセス全体を通じて、セキュリティとプライバシーが導入されます。また Windows Azure Platform および Windows Azure には、Microsoft Global Foundation Services (GFS) インフラストラクチャのセキュリティ機能も導入されます。GFS 保証は外部の監査機関によって定期的に検証されており、配信スタック全体を対象とする総合的なセキュリティ プログラムを組み込んでいます。

マイクロソフトはサード パーティのホスティング企業に関しては、PCI 基準に関する申請を行いません。サード パーティの PCI データ処理業者を利用するクラウド ベース アプリケーションの開発方式によって、クラウド アプリケーションそのものが対象外となる可能性があるためです。

競合に関する FAQ

マイクロソフトのクラウド コンピューティング戦略と、IBM、Google、Amazon の違いは何ですか。競合他社と比較して、どのようなメリットがありますか。

クラウドの鍵は、いかに幅広い選択肢を提供できるかにかかっています。マイクロソフトは、クラウド コンピューティングに取り組む企業や開発者に最も幅広い選択肢を提供できる立場にあります。マイクロソフトはソフトウェア プラス サービス (S+S) 戦略の一環として、オンプレミス、クラウド、または両方のテクノロジを利用できる柔軟性をユーザーに提供するという点で、Amazon や Google といった競合他社との根本的な差別化を達成しています。マイクロソフトは、コンシューマーから企業までをカバーし、開発者がクラウドへの取り組みを開始するにあたって必要なすべてが揃った、最も包括的なサービス セットを提供する体制を整えています。

Amazon Web サービスと Windows Azure の機能の違いについて教えてください。

Windows Azure は物理コンピューターに相当する計算リソースを使用し、使用リソースに基づき課金を行うクラウド サービスです。VM をオンデマンドで提供する Amazon Web サービスなどのプラットフォームとは、いくつかの重要な点で異なります。真の VM ベースのプラットフォームであれば、状況はホスティングとほとんど変わりません。つまり、VM および VM に含まれるソフトウェアの構成と管理の全責任は、ユーザーに帰せられることになります。Windows Azure を使用する場合、ユーザーは実行するインスタンスの数を指定し、アプリケーション を供給するだけです。システム ソフトウェアの更新などのその他の作業はすべて、必要に応じてプラットフォーム自体が処理します。

さらに、Windows Azure Platform の機能を活用することで、クラウドでホストされているアプリケーション/データベースと、その他のホスト型あるいはオンプレミスのソフトウェア資産を簡単に連携させることが可能になります。これには、サービス バスとアクセス コントロールを利用します。Amazon Web サービスなどが提供する機能が、主に、任意の EC2 インスタンスと別の EC2 インスタンスの接続を目的としているのに対して、サービス バスとアクセス コントロールは場所を問わないアプリケーションの接続を実現しています。これは、Windows Azure アプリケーションおよび SQL Azure データベースが組織の境界やファイアウォールを越えて、さまざまな接続/構成オプションで接続できるということを意味します。これにより、パートナーおよび顧客は、アプリケーションをビジネスで最も効果的な場所に柔軟に展開することができます。

Windows Azure の VM サイズは、Amazon Web サービスおよび Google App Engine と比較してどう異なりますか。

Windows Azure では、S (small)、M (medium)、L (large)、XL (extra-large) の、4 つの独自のインスタンス サイズが提供されます。Amazon Web サービス製品の最小インスタンスは 32 ビットであるのに対し、Windows Azure のすべてのインスタンスは 64 ビットです。さらに、Windows Azure の最小インスタンスは、Amazon Web サービスの最小インスタンス (1.1-1.2 Ghz) より高い処理能力 (1.4-1.6Ghz) を提供します。Google App Engine では、インスタンス サイズは選択できません。

Windows Azure Platform と Amazon Web サービスの価格設定の違いについて教えてください。

第 1 に、Amazon が提供するのは IaaS であるのに対し、マイクロソフトが提供する Windows Azure Platform は、PaaS です。これは、Windows Azure Platform には、オペレーティング システム、データベース、負荷分散、バックアップ、自動サービス管理、自動高可用性、物理的な管理機能、統合開発環境、監視といった機能が組み込まれているということです。

第 2 に、Amazon は、Amazon Web サービスの多様なオプションに合わせて多層的な価格設定を設けています。公開済みのデータや顧客から寄せられた意見から、顧客のほとんどが Amazon の価格設定が高額であると位置付けていることが明らかになっています。こうした Amazon の価格設定に比べ、Windows Azure の価格設定は比較的低く抑えられています。マイクロソフトは、多層的な価格体系を設定して複雑にするのではなく、コンピューティング、ストレージ、データ転送の使用量に応じたフラットな価格設定を顧客に提供します。マイクロソフトでは、設計の原則として、スタンドアロンの基準を複数設定することによって生じる複雑さを軽減しています。たとえば、Amazon EC2 では使用量の追跡に 9 つの基準が設定されているのに対し、Windows Azure では 4 つのみとなっています。Windows Azure では、こうした価格基準は、異なるインスタンス サイズでも変わりません。SQL Azure の場合、シンプルな基準が 1 つだけ設定されています。Web および Business Edition 共に、1 か月あたりのデータベース単位での価格設定になります。Amazon がホストするデータベースを使用している開発者は、実際のデータベースの使用量に関係なく、VM インスタンスの稼働時間に対して請求されます。VM は永続的ではないので、外部ストレージにデータベースを保存する必要があり、追加の請求が発生します。さらに、開発者は、データベースのバックアップとレプリケーションに追加費用を支払う必要があります。一方マイクロソフトでは、さらに特別価格を設定することによって、パートナーの積極的な参加と開発を促しています。

Windows Azure Platform と Google App Engine の価格設定の違いについて教えてください。

Windows Azure Platform の価格設定は、Google AppEngine (GAE) のストレージおよびデータ転送の価格と同等です。マイクロソフトのストレージ トランザクション料金は、GAE のストレージ実行料金に比べて安くなっています。また、GAE はサービス レベル契約によってサポートされていないため、価格設定の点では高く評価できるものではありません。また GAE では、いかなるリレーショナル データベース サービスも提供されません。SQL Azure の場合、リレーショナル データベース サービスにはシンプルな基準が 1 つだけ設定されています。Web および Business Edition 共に、1 か月あたりのデータベース単位での価格設定になります。

SQL Azure Database は、Amazon の SimpleDB とどのように異なりますか。

Amazon の SimpleDB とは異なり、SQL Azure Database では、T-SQL を使用することで従来の使い慣れたリレーショナル データベース モデルでの開発が可能であり、使い慣れた強力なクエリ機能、ツール、ナレッジ ベースなどを活用できるメリットがあります。

SQL Azure Database は、Amazon の Relational Database Service とどのように異なりますか。

2009 年 10 月 27 日、Amazon は新サービス "Relational Database Service (Amazon RDS)" を発表しました。このサービスでは、"クラウド" でホストされる MySQL 5.1 が一定限度のデータベース管理機能 (バックアップおよびパッチ) 付きで提供され、料金はデータベースのコンピューティング時間に基づいて支払う従量課金性となっています。MySQL のすべての機能が提供されるため、既存の MySQL 5.1 ベースのアプリケーション、ツール、コードをそのまま Amazon で実行することができます。インスタンスの監視、管理、拡張を行うには、Amazon の "Cloudwatch" を使用する必要があります。Amazon は Amazon RDS を、MySQL を使用する開発者向け/企業向けサービスとして位置付けており、容易な展開と管理、互換性、スケーラビリティ、信頼性、Amazon の他のサービスとの連携、セキュリティ、低コストといったメリットを強調しています。

SQL Azure は自己管理型のデータベースであり、次のような重要なメリットを提供します。

  • 高可用性: SQL Azure では、信頼性の高いトリプル冗長性、高速自動フェールオーバーが提供され、パッチ適用やメンテナンスのためのダウンタイムを回避できます。Amazon RDS では、高可用性機能は提供されていません。
  • 1/3 ~ 1/10 にコスト削減: SQL Azure では、Amazon RDS の 1/3 ~ 1/10 のコストで済みます (また Amazon では、高可用性機能は提供されません)。SQL Azure の基本料金は月額 9.99 ドルであり、Amazon RDS は月額 79 ドル以上となっています。
  • インフラストラクチャの管理が不要: SQL Azure では、チューニング、拡張、インストール、レプリケーション、高可用性、更新がすべて自動的に処理されます。一方 Amazon RDS で提供されるのは、バックアップとパッチのみとなります。
  • 柔軟な拡張性: SQL Azure では少量のデータベースから開始し、自動で拡張していくことが可能です。I/O の使用状況やバックアップを考慮する必要はなく、また、最小容量である 1GB 以外については、使用していないストレージの料金を支払う必要がありません。Amazon の場合は、ユーザーがインスタンスの選択、手動での変更、データベースの再起動などを実行しなければなりません。
  • SQL Server および SQL Server エコシステムとの互換性: SQL Azure では、SQL Server のアプリケーションや知識を活用できます。SQL Azure は、SQL Server ベースのサービス (Reporting Services、Analysis Services、Integration Services)、開発ツールおよび管理ツールのほか、Windows Azure や SharePoint Online などのマイクロソフトの他のオンライン サービスと連携します。
  • シンプルなビジネス モデル: SQL Azure Database は、非常にシンプルで予測しやすい価格設定とビジネス モデルを採用しています。I/O 要求やストレージ容量の計測、複雑な見積もり計算を行う必要はありません。小規模から開始し、必要に応じて拡張できます。

Windows Azure と Windows Server に関する FAQ

Windows Azure と Windows Server は、どのように併用できますか。

Windows Azure と Windows Server は、それぞれ別のプラットフォームですが、簡単に連携できるように設計されています。ユーザーはビジネス ニーズに応じて最適なプラットフォームを選択できます。Windows Azure と Windows Server は、一部に共通のテクノロジが採用されています。共通領域の技術革新は今後も引き続き行われる予定です。たとえば、既存の Active Directory インフラストラクチャを利用して、Windows Azure アプリケーションへのユーザー アクセスを可能にすることができます。

Windows Azure と Windows Server はどう違うのでしょうか。

Windows Server と Windows Azure は、場合によっては重複するアプリケーション ワークロードに対応しますが、前者はソフトウェア ライセンス モデルを使用する OS であるのに対し、後者はマイクロソフトのグローバル データ センターで稼働するサービスとしてのクラウド OS であり、開発者とユーザーは従量課金制またはコミットメントによる料金プランで利用できます。ユーザーは、テクノロジに関する固有のニーズに応じて、最適なプラットフォームやビジネス モデルを柔軟に選択することができます。

Windows Server は、広範なオンプレミス シナリオに対応するエンタープライズ クラスのオペレーティング システムです。コア インフラストラクチャのワークロード (印刷、セキュリティ、ネットワークなど)、Web アプリケーション、ビジネス アプリケーションのほか、規制への準拠、データ プライバシー、パフォーマンスなど要件を満たすために必要なオンプレミス IT インフラストラクチャのシナリオにも対応します。Windows Server は提供サービスではなく、従量課金制モデルでもありません。Windows Server は、サーバーまたはプロセッサ単位でライセンス供与され、ユーザーが自社のデータ センターで運用する広範なサーバー ハードウェア、または何千ものマイクロソフトのサービス プロバイダー/ホスティング パートナーによってホストされるサーバーに対応します。

Windows Azure は、コンシューマー Web からエンタープライズ シナリオまで、広範囲に及ぶアプリケーションの開発、ホスティング、拡張、管理に必要なコンピューティングおよびストレージを、必要に応じてマイクロソフトのデータ センターから提供する、拡張可能なプラットフォーム サービスです。Windows Azure は、拡張可能な可用性の高いアプリケーションの容易な開発や、アプリケーションや基盤となるインフラストラクチャの拡張管理を自動的に実行する、アプリケーションとサービスのための独自のプラットフォームです。

Windows Azure では、ハードウェアと OS の管理が抽象化されるため、ユーザーとパートナーは、ハードウェア、仮想マシン、OS、アプリケーション プラットフォーム ソフトウェアの調達、管理、パッチ適用に追われることなく、ソリューションの開発というコア コンピテンシーに全力を投じることができます。

Windows Azure と Windows Server は別のプラットフォームですが、ユーザーが固有のニーズに応じて最適なプラットフォームとビジネス モデルを柔軟に選択できるよう、2 つの環境間におけるアプリケーションやサービスのシームレスな相互運用性を実現することが今後の目標です。

Windows Azure の価格設定は、Windows Server と比べてどのようになっていますか。

Windows Server と Windows Azure は、製品の種類が異なるため (前者は OS、後者はクラウド サービス)、価格を基準にして比較することはできません。Windows Server は、ソフトウェア ライセンスという形で購入します。一方クラウド サービスである Windows Azure の価格には、サーバー ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク帯域幅、ストレージ、Windows Azure を実行するハードウェア管理のコストが組み込まれています。マイクロソフトでは、各製品の設計に際して、ユーザーが固有のニーズに応じてプラットフォームとビジネス モデルを柔軟に選択できるよう配慮しています。

Windows Azure は Windows Server よりも低コストですか。

Windows Server と Windows Azure は、製品の種類が異なるため (前者は OS、後者はクラウド サービス)、単純に価格を基準にして比較することはできません。Windows Server は、ソフトウェア ライセンスという形で購入します。一方クラウド サービスである Windows Azure の価格には、サーバー ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク帯域幅、ストレージ、Windows Azure を実行するハードウェア管理のコストが組み込まれています。マイクロソフトでは、各製品の設計に際して、ユーザーが固有のニーズに応じてプラットフォームとビジネス モデルを柔軟に選択できるよう配慮しています。

Windows Azure Platform で作成したアプリケーションを、オンプレミスまたはホスト型サーバーに移動することはできますか。

SQL Azure を利用した一部の Windows Azure ASP.NET および PHP アプリケーションは、Windows Server に簡単に移植できます。その他のアプリケーションは、オンプレミスまたはホスティング企業の Windows Server で実行するためには、一部再設計が必要になる場合があります。たとえば、Windows Azure API や BLOB ストレージを利用するアプリケーションを Windows Server で実行するには、リファクタリングが必要です。SQL Azure は既存の T-SQL ベースのリレーショナル モデルを TDS Proxy 経由でサポートします。そのため、既存のカスタム アプリケーションや LOB パッケージ アプリケーションを、最小限のソリューション変更で簡単にクラウドに拡張できます。

手持ちの Windows Server ライセンスを Windows Azure で利用することはできますか。

いいえ、できません。現時点では、Windows Server ライセンスの転用は認められていません。マイクロソフトでは、お客様とパートナーのこの要望について現在検討中です。

Windows Azure はサービスとのことですが、自社のデータ センターで Windows Azure を実行、管理することはできません。プライベート クラウドの構築を、マイクロソフトはどのように支援する予定ですか。

現在マイクロソフトが提供している Dynamic Infrastructure Toolkit for Hosters を使用すると、ホスティング パートナーは Hyper-V、Live Migration、Windows Server 2008 R2、System Center Virtual Machine Manager を利用して、プライベート クラウド (仮想化ファブリックによる高度なサーバー利用率、自動的な管理、セルフ サービス式のプロビジョニング ポータルを含む) を構築できます。2010 年、マイクロソフトは Dynamic Infrastructure Toolkit for Enterprises というバージョンをリリースする予定です。これにより、お客様は自社のデータ センターでプライベート クラウドを展開できるようになります。

マイクロソフトは Windows Server、System Center、Hyper-V の今後のリリースに、Windows Azure の革新的な技術を組み込む計画です。Windows Server 2008 R2 では既に、VHD からのブート機能を組み込んでいます。お客様とホスティング パートナーは将来的に、Windows Azure で採用されているものと同じテクノロジに基づいて、プライベート クラウドを構築できるようになります。

Windows Azure は、実際には Windows Server 2008 R2 の後継の Windows Server リリースですか。

いいえ。Windows Azure はサービスとして提供されるクラウド OS であり、Windows Server とは異なります。Windows Azure は、アプリケーションの開発、ホスティング、拡張、管理に必要なコンピューティングおよびストレージを、必要に応じてマイクロソフトのデータ センターから提供する、拡張可能なプラットフォーム サービスです。Windows Azure、Windows Server、System Center の各製品は、それぞれ開発部門が異なるとはいえ、コード パスは並行しており、マイクロソフトが開発した革新的な技術 (VHD からのブート機能、マイクロソフトの新しいアプリケーション サーバー テクノロジである Windows Server AppFabric など) を共有しています。

Windows Azure Platform が新しく出現したということは、ユーザーが既存のアプリケーションも含めて、今後すべてのアプリケーションをクラウドに移行するようになるということですか。

マイクロソフトではソフトウェア プラス サービス (S+S) 戦略の一環として、オンプレミスとクラウドのテクノロジのいずれか (または両方) を柔軟に利用できるようにしています。ユーザーからは、ビジネス ニーズに応じて展開オプションを柔軟に選択したいという強い要望が寄せられています。お客様が自社のデータ センター、マイクロソフト ホスティング パートナーのデータ センター、または Windows Azure のどの場所でアプリケーションを実行するかに関わらず、クラウド コンピューティング テクノロジの利点を活用できるよう、マイクロソフトは今後も、Windows Azure、SQL Azure、Windows Server、SQL Server、System Center の技術革新に力を入れ、新たなバージョンを提供していく計画です。

データ センターにおける Windows Azure に関する FAQ

Windows Azure Platform では、セキュリティの問題にどのように対応していますか。

Windows Azure と、クラウド ベースのサービス基盤である Windows Azure Platform は、クラウド ベースの開発機能を備えたグローバル規模のコンピューティングへの移行を可能にします。Windows Azure は、マイクロソフトのグローバル データ センターで稼働するサーバーでホストされます。開発者はクラウドまたはオンプレミスでアプリケーションを展開することができ、ビジネスおよびコンシューマー向けの多様なシナリオを実現できます。

Windows Azure Platform および Windows Azure は、セキュリティ開発ライフ サイクル (SDL) プロセスに含まれる厳密なセキュリティ慣例を適用しています。SDL により、開発プロセスの初期段階からプロセス全体を通じて、セキュリティとプライバシーが導入されます。また、Windows Azure Platform および Windows Azure には、Microsoft Global Foundation Services (GFS) インフラストラクチャのセキュリティ機能も導入されます。GFS 保証は外部の監査機関によって定期的に検証されており、配信スタック全体を対象とする総合的なセキュリティ プログラムを組み込んでいます。

以前 Windows Azure チームのブログに、Windows Azure アプリケーションが北西部から南西部のデータ センターに拠点を移したのは、ワシントン州の税法改定によるものだ、と書かれているのを見ました。

オンライン サービスの配信は、非常に新しいビジネス モデルです。マイクロソフトは州内で巨大データ センターに投資するにあたり、競争に有利な税制上の措置について、ワシントン州や地方自治体と協議を重ねています。マイクロソフトは今後もワシントン州で事業を続け、クインシーのデータ センターを拠点にする意向です。

ワシントン州は現在、巨大データ センターへの投資やオンライン サービス配信に対して、競争に有利な税制上の措置を提供しているのですか。

テクノロジの進歩によって経済成長が促進される傾向があるため、データ センターおよびオンライン サービス市場では、税制上の措置やその他の優遇策という点で、企業誘致をめぐって州どうしの競争が見られるのが現状です。現在マイクロソフトが巨大データ センターへの投資を確約している州では、実際にそのような状況が見られます。たとえば、テキサス州とイリノイ州は、データ センター事業者に固定資産税の大幅な優遇措置を提供しており、またアイオワ州は、固定資産税の優遇措置に加えて、データ センターで使用する機器については売上税を免除しています。

Windows Azure Platform は、業界のどのような監査認定およびセキュリティ認定を取得していますか。特に SAS70、ISO 27001、PCI に関してどのような位置付けですか。

商用サービスの開始時点では、Windows Azure は監査認定やセキュリティ認定を特に取得していません。近い将来、ISO27001 などの重要な認定を申請する予定です。Windows Azure Platform および Windows Azure は、セキュリティ開発ライフ サイクル (SDL) プロセスに含まれる厳密なセキュリティ慣例を適用しています。SDL により、開発プロセスの初期段階からプロセス全体を通じて、セキュリティとプライバシーが導入されます。また、Windows Azure Platform および Windows Azure には、Microsoft Global Foundation Services (GFS) インフラストラクチャのセキュリティ機能も導入されます。GFS 保証は外部の監査機関によって定期的に検証されており、配信スタック全体を対象とする総合的なセキュリティ プログラムを組み込んでいます。