SQL Azure には、管理性、高可用性、スケーラビリティ、使い慣れた開発モデル、リレーショナル データ モデルなどのさまざまなメリットがあります。
管理性: SQL Azure では、エンタープライズ データ センターの拡張性と機能性を活用できるにもかかわらず、オンプレミスの SQL Server インスタンスの管理負担は発生しません。このような自己管理機能が備わっているため、IT 部門にサポートを要請したり、技術に詳しい従業員の手を煩わせることなく、部門別のデータベース アプリケーションを管理して、企業全体のアプリケーション用データ サービスをプロビジョニングすることが可能です。SQL Azure では、データ ストレージをわずか数分でプロビジョニングできます。このため、必要なものだけをプロビジョニングすることで、データ サービスの初期費用を削減することが可能です。また、変更が必要な際には、クラウド ベースのデータ ストレージをニーズに応じて容易に拡張することができます。
高可用性: SQL Azure は、定評のある Windows Server および SQL Server テクノロジを基盤としており、あらゆる活用方法や負荷に対応できる柔軟性を備えています。このサービスでは、複数の冗長なデータ コピーを複数の物理サーバーにレプリケートして、データ可用性とビジネス継続性を確保できます。ハードウェア障害が発生した場合には、SQL Azure が自動的にフェールオーバーを実行し、アプリケーションの可用性を最適化します。
スケーラビリティ: SQL Azure の主なメリットは、ソリューションを容易に拡張できることです。データをパーティション分割することで、データ量の増加に応じてサービスを拡張することができます。従量課金制の料金モデルが採用されているため、ストレージの使用量に応じて料金が発生します。したがって、不要な場合にはサービスを縮小することも可能です。
使い慣れた開発モデル: 開発者が SQL Server を使用するオンプレミス アプリケーションを作成する場合、表形式データ ストリーム (TDS) プロトコルを使用するクライアント ライブラリを使用して、クライアントとサーバー間の通信を行います。SQL Azure では SQL Server と同じ TDS インターフェイスが提供されるため、同じツールやライブラリを使用して、SQL Azure に保存するデータ用のクライアント アプリケーションを作成できます。TDS の詳細については、ネットワーク プロトコルとTDS エンドポイント を参照してください。
リレーショナル データ モデル: SQL Azure では、SQL Server と同様、Transact-SQL を使用してデータを保存するため、開発者と管理者にとって非常に親しみやすいものになっています。SQL Azure サーバーは、オンプレミスの SQL Server インスタンスと概念的に類似したデータベースの論理グループであり、認証境界として機能します。
各 SQL Azure サーバーでは、テーブル、ビュー、ストアド プロシージャ、インデックスなどのよく使用されるデータベース オブジェクトを持つ複数のデータベースを作成できます。このデータ モデルでは、従来のリレーショナル データベース設計や Transact-SQL プログラミングのスキルを活用できるため、既存のオンプレミス データベース アプリケーションを SQL Azure に移行するプロセスが容易になります。Transact-SQL の詳細、および Transact-SQL と SQL Azure の関係については、Transact-SQL サポート (SQL Azure Database) (英語) を参照してください。SQL Azure サーバーおよびデータベースは、物理的なサーバーやデータベースに対応付けられない仮想オブジェクトです。SQL Azure では、開発者が物理的な実装と切り離されるため、データベースの設計に時間を費やすことができます。