Utilities and SDK for UNIX-based Applications という名前のアドオンのインストール方法と使用方法を説明します。
| 概要 | |
| システム要件 | |
| インストール オプション | |
| Windows インターフェイスを使用した Utilities and SDK for UNIX-based Applications のインストール | |
| コマンド ラインを使用した Utilities and SDK for UNIX-based Applications のインストール |
Utilities and SDK for UNIX-based Applications は、Microsoft Windows Server 2003 R2 に同梱されている UNIX ベース アプリケーション用サブシステム (SUA) コンポーネントのアドオンです。このアドオンは、次のコンポーネントで構成されています。
| • | Base ユーティリティ |
| • | SVR-5 ユーティリティ |
| • | Base SDK |
| • | GNU SDK |
| • | GNU ユーティリティ |
| • | UNIX Perl |
| • | Visual Studio デバッガのアドイン |
このリリースでは、Windows Services for UNIX 3.5 で提供されていた機能に加えて、SUA 用の 64 ビット アプリケーションの開発が可能になりました。また、Windows OCI (Oracle 呼び出しインターフェイス) と Windows ODBC ライブラリを使用したカスタム UNIX アプリケーションの開発と移行も可能になりました。これらは総称して、"混合モード" といいます。
Base ユーティリティ、GNU ユーティリティ、SDK、および UNIX Perl について
これらのコンポーネントには、Windows Services for UNIX 3.5 でインストールされるすべてのユーティリティが含まれます。BSD ベースのユーティリティとオプションの SUA GNU ユーティリティが約 300 個あります。これらのユーティリティのうち約 80 個のユーティリティは、64 ビット バージョンのシステムでも利用できます。
GNU コンポーネントについて ユーティリティとソフトウェア開発キット (SDK) ツールは、GNU General Public License (GPL) に基づいて配布されています。
Base ユーティリティの完全な一覧については、インストールに含まれている『Using Utilities and SDK for UNIX-based Applications』 (英語) を参照してください。
SVR-5 ユーティリティについて
このユーティリティは、Korn シェルと約 150 個のユーティリティで構成されています (これらのユーティリティの大部分では SVR5 がサポートされています)。これらのユーティリティは、現在、32 ビット バージョンのシステムで利用できます。64 ビットのシステムで使用すると、エラーが発生することがあります。ただし、これらのユーティリティは WOW 64 ビット プラットフォームでは実行することができます。
SVR-5 ユーティリティの完全な一覧については、インストールに含まれている『Using Utilities and SDK for UNIX-based Applications』 (英語) を参照してください。
Base SDK について
基本ライブラリとヘッダー
このリリースでは、Windows Services for UNIX 3.5 でインストールされる大部分のライブラリとヘッダーがサポートされています。これらのライブラリとヘッダーでは、32 ビットと 64 ビットの SUA 関連ソフトウェアの移行と開発がサポートされています。
この SDK は、標準の C ライブラリ、標準の C++ ライブラリ、および Math ライブラリとそれぞれのライブラリに対応するヘッダー ファイルで構成されています。C++ ライブラリと Math ライブラリは、マイクロソフトが Visual Studio 環境の一部として提供しているものと機能的に同等です。標準の C ライブラリと Math ライブラリについては、32 ビット プラット フォームと 64 ビット プラットフォームのどちらでも使用できます。標準の C++ ライブラリは、32 ビットのバイナリと 64 ビットのバイナリのどちらに対しても使用できます。また、マルチスレッド アプリケーションにも使用できます。
コンパイラの互換性
Base SDK パッケージは、gcc (GNU C コンパイラ) か g++ (GNU C++ コンパイラ) または Visual Studio 2005 Beta 2 (コードネーム Whidbey) のコンパイラのいずれかで使用できます (ただし、VS コンパイラでは共有オブジェクトへのリンクはサポートされていません)。このパッケージに含まれる C++ ライブラリは、Whidbey Beta 2 のコンパイラと互換性があり、c89 と使用することができます。
g++ (GNU C++ コンパイラ) では、C++ のコンパイルに独自のライブラリを使用します。
Utilities and SDK for UNIX-based Applications をインストールするための最小システム要件は、インストールするコンポーネントとインストール先ディスクのファイル システムによって異なります。
Utilities and SDK for UNIX-based Applications のすべてのコンポーネントをインストールするために必要なディスク領域は最大で約 350 MB です。
その他の要件
| • | 製品サポートを受けるには、Utilities and SDK for UNIX-based Applications のインストール前に最新の Windows Service Pack をインストールし、Utilities and SDK for UNIX-based Applications のインストール後には、リリースされる Service Pack をその都度インストールする必要があります。 |
| • | Utilities and SDK for UNIX-based Applications は、NTFS ファイル システムでフォーマットされたパーティションにインストールする必要があります。FAT パーティションでのファイル システム操作はサポートされていません。 |
| • | コンピュータには、オペレーティング システムのシステム要件で推奨されている最小 RAM よりも、少なくとも 16 MB 多い RAM を搭載することをお勧めします。 |
Utilities and SDK for UNIX-based Applications には、標準インストールとカスタム インストールの 2 種類のインストール オプションがあります。
次の表に、標準インストール (Standard) を選択した場合にコンピュータにインストールされるコンポーネントとカスタム インストール (Custom) を選択した場合に追加でインストールできるコンポーネントを示します。カスタム インストールを選択した場合は、標準インストールで自動的にインストールされるコンポーネントをインストールしないように選択することもできます。これらのコンポーネントは、Windows Server 2003 R2 以外のオペレーティング システムにインストールすることはできません。
| コンポーネント | インストール オプション |
Base ユーティリティ | 標準 (Standard) |
Base SDK | 標準 (Standard) |
SVR-5 ユーティリティ | カスタム (Custom) |
GNU ユーティリティ | カスタム (Custom) |
GNU SDK | カスタム (Custom) |
UNIX Perl | カスタム (Custom) |
Visual Studio デバッガのアドイン | カスタム (Custom) |
Windows Services for UNIX Version 3.5 がインストールされているシステムから Windows Server 2003 R2 へアップグレードした場合、SFU の設定は保存されており、このコンポーネントのセットアップ時に復元されます。
標準インストール
1. | Web サイトから Utilities and SDK for UNIX-based Applications をダウンロードします。 |
2. | [Utilities and SDK for UNIX-based Applications Wizard] ページで [Next] をクリックします。 |
3. | [User name] ボックスに名前を入力します。[Organization] ボックスに組織名が自動的に表示されない場合は、このボックスに組織名を入力します。 |
4. | 使用許諾契約書 (EULA) を読みます。使用許諾契約書に同意する場合は、[I accept the terms in the License Agreement] をクリックし、[Next] をクリックしてインストールを続行します。[I do not accept the License Agreement (Exit Setup)] をクリックすると、インストール処理は終了します。 |
5. | Utilities and SDK for UNIX-based Applications の既定のコンポーネントを既定のディレクトリにインストールするには、[Standard Installation] をクリックし、[Next] をクリックします。 |
カスタムインストール
1. | Web サイトから Utilities and SDK for UNIX-based Applications をダウンロードします。 |
2. | [Utilities and SDK for UNIX-based Applications Wizard] ページで [Next] をクリックします。 |
3. | [User name] ボックスに名前を入力します。[Organization] ボックスに組織名が自動的に表示されない場合は、このボックスに組織名を入力します。 |
4. | 使用許諾契約書を読みます。使用許諾契約書に同意する場合は、[I accept the terms in the License Agreement] をクリックし、[Next] をクリックしてインストールを続行します。[I do not accept the License Agreement (Exit Setup)] をクリックすると、インストール処理は終了します。 |
5. | Utilities and SDK for UNIX-based Applications の既定のコンポーネントを既定のディレクトリにインストールするには、[Standard Installation] をクリックし、[Next] をクリックします。別のコンポーネントをインストールするように選択したり、インストール先の場所を変更したりするには、[Custom Installation] をクリックし、[Next] をクリックします。 |
6. | インストールするコンポーネントの隣にあるアイコンをクリックし、適切なオプションをクリックします。インストールしないコンポーネントについては、そのコンポーネントの隣にあるアイコンをクリックし、[Entire feature will not be available] をクリックします。インストールするコンポーネントを指定し終えたら、[Next] をクリックします。 |
7. | GNU Software Development Kit (SDK) をインストールする場合は、GNU Library General Public License についての情報をよく読んでください。GNU SDK をインストールする場合は、[Next] をクリックし、インストールを続行します。インストールするコンポーネントを変更する場合は、[Back] をクリックします。 |
注
| • | Utilities and SDK for UNIX-based Applications のインストール後は、随時、追加のコンポーネントをインストールしたり、インストール済みのコンポーネントを削除することができます。 |
| • | Utilities and SDK for UNIX-based Applications のコンポーネントはネットワーク サーバーから実行することはできません。そのため、すべてのファイルはローカル コンピュータにインストールする必要があります。 |
| • | 標準インストールでは、完全な UNIX 開発環境は提供されません。すべての GNU コンパイラ、ビルド ツール、および他の SDK コンポーネントを使用できるようにするには、[Custom Installation] を選択し、[GNU SDK] を選択する必要があります。 |
コマンド プロンプトで、次のテキストを入力します。
msiexec /i [path\]setup.msi [ADDLOCAL="component[,component...]"] {/qb|/q}
次の表に、このコマンドの引数とオプションの説明を示します。
| 引数/オプション | 説明 |
path | Utilities and SDK for UNIX-based Applications の setup.msi ファイルへの完全修飾パスを指定します。このパスを省略する場合、setup.msi ファイルは現在のディレクトリに存在している必要があります。 |
/qb | 基本的なユーザー インターフェイスを使用して、Utilities and SDK for UNIX-based Applications をインストールします。/q オプションまたは /qb オプションのいずれかを指定する必要があります。どちらのオプションも指定しない場合、このコマンドの実行結果は保証されません。 |
/q | ユーザー インターフェイスを使用 (表示) せずに、Utilities and SDK for UNIX-based Applications をインストールします。このオプションを指定すると、無人インストールを実行できます。/q オプションまたは /qb オプションのいずれかを指定する必要があります。どちらのオプションも指定しない場合、このコマンドの実行結果は保証されません。 |
注
| • | このコマンドでは標準インストールしか実行できません。 |
| • | セキュリティ上の理由により、すべての SUA サービス (デーモン) は既定で無効になります。SUA サービスを管理するには、/etc/inetd.conf ファイルを編集してください。 |