| はじめに | |
| 利点 | |
| 新機能と改良点 | |
| まとめ |
Windows Server 2003 には、Web サービス用の動的で柔軟なインフラストラクチャである、エンタープライズ UDDI (Universal Description, Discovery, and Integration) サービスが含まれています。この標準ベースのソリューションを使うことにより、イントラネットまたはエクストラネット用に、自社用の UDDI サービスを運用することができます。
UDDI サービスを使用することでプログラム リソースの整理とカタログ化が可能になります。UDDI サービスに地理、 QoS (Quality of Service)、または UDDI サービスの組織のようなカテゴリ スキームを適用することで、サービスを説明し発見するための構造的で標準化された方法を確立できます。
この記事では、Windows Server 2003 の UDDI サービスの中核となるシナリオ、利点、および機能の概要を示します。
エンタープライズにおける UDDI サービスの最も一般的なシナリオは、開発者による再利用と動的構成です。
| 中核シナリオ | 説明 |
開発者による再利用 | アプリケーションを構築する際には、開発者は税金計算サービスのように再利用できるプログラム リソースがないかどうか、UDDI を検索します。UDDI はあるサービスを呼び出すのに必要な全情報を取り出し、開発者がアプリケーションにサービスを組み込みやすくします。 |
動的構成 | 実行時にアプリケーションがサービスへの現在のバインド情報を探してくれるように UDDI に問い合わせ、その情報を元にサービスへ直接接続します。たとえば、株式仲買人アプリケーションを使えば、UDDI サービスに問い合わせ、株式表示器、顧客サービス アプリケーション、および決済サービスのような異なる利用サービスの設定情報を得られます。UDDI サービスを利用すると、IT 管理者または開発者はクライアント コードを修正する必要もなく、高い可用性があり信頼できるアプリケーションを提供できます。 |
UDDI サービスは Web サービスを展開するエンタープライズに、重要な戦略的利点をもたらします。Windows Server 2003 の Web サービス インフラストラクチャの中核部品としての UDDI サービスを使用すると、Web サービスやその他のプログラム可能リソースを発見、共有、および再利用することが簡単にできるようになります。これにより、開発者と IT の生産性は改善され、結果的に TCO (Total Cost of Ownership) は下がり、アプリケーションの信頼性と管理性が向上します。これらの利点により次のことが可能となります。
| • | 優れた生産性 |
| • | 優れた管理性 |
| • | スマートなアプリケーション |
| 利点 | 説明 |
優れた生産性 | エンタープライズの UDDI サービスでは、Web サービス インターフェイスと互換があるアプリケーションを構築する技術情報だけでなく、実行時にそのインターフェイスにうまくバインドするのに必要な情報も格納します。 |
優れた管理性 | UDDI サービスでは、ネットワークにあるプログラミング可能なリソースを分類する効率的な方法を提供します。 |
スマートなアプリケーション | アプリケーションで UDDI を使用すると、開発者はサービス情報とバインド情報を UDDI に問い合わせることができ、実行時に動的に適用できます。これによりアプリケーションの堅牢性とスマート性が向上し、ユーザーに信頼性の高いエクスペリエンスを常に提供できるようになります。 |
開発者は組織内で利用可能な Web サービスを手早く発見し再利用できます。IT 管理者はネットワーク内のプログラム可能なリソースをカタログし、管理できます。UDDI サービスを利用すると、企業はスマートで信頼性の高いアプリケーションを構築、導入できます。
| 機能 | 説明 |
エンタープライズ UDDI サービス | Windows Server 2003 の管理コード サービスとして構築したエンタープライズ UDDI サービスは、Microsoft ASP.NET と Microsoft .NET Framework を使って開発されました。これは、マイクロソフト 自身が UBR (UDDI Business Registry) の公開ノードを運営した経験を生かしている標準ベースのテクノロジです。 UDDI サービスは、Web ベースのユーザー インターフェイス経由でアクセスすることも、プログラム的にはSOAP インターフェイスでアクセスすることもできます。 |
Active Directory の統合 | DDI サービスでは Active Directory® の機能を多数活用しています。 |
UDDI API と Web ベースのユーザーインターフェイス | UDDI サービスは UDDI API (Application Programming Interface) 経由でプログラムから問い合わせることができ、Microsoft Internet Explorer 4.0 以降、または Netscape Navigator 4.5 以降と互換がある Web インターフェイスで検索、公開、および調整する機能を使えます。 |
検索と公開 | 承認されたユーザーであれば、UDDI サービスに問い合わせを出し、Web ベースのユーザー インターフェイスまたは UDDI API を使ってエントリを公開できます。 |
コーディネータの役割 | プライベートな UDDI のインプリメントに強化した管理能力を提供するため、コーディネータの役割が追加されました。 |
カテゴライズスキーム管理 | 関連するカテゴリ API を使うと、開発者はプログラムからカテゴライズ スキームをスキャンできます。 |
業界をリードするツール | マイクロソフト では、Visual Studio .NET、Office XP Web Services Toolkit、および UDDI SDK (Software Development Kit) を含む各種ツールによる UDDI クライアント サポートを提供しています。 |
データインポート | UDDI サービス コーディネータは定義されたスキーマに準拠する XML ファイルから UDDI データをインポートできます。 |
認証 | UDDI サービスでは、ネイティブな UDDI 認証とActive Directory 経由のネイティブな Windows 認証をサポートしています。 |
役割の管理 | IT 管理者は、ユーザー、公開者、コーディネータ、および管理者の 4 つの役割の 1 つをユーザーに割り当てることで、情報検索や公開のような UDDI サービス機能へのアクセスを簡単に管理できます。 |
MMC (Microsoft Management Console) 管理ユーティリティ | UDDI サービスのサイト管理者は MMC (Microsoft Management Console) ユーティリティを使い UDDI サービス サーバーを容易に構成し、リモートから管理できます。 サイト管理者は UDDI サービス データベースをバックアップ、復元できます。 |
データベースとサーバー構成 | UDDI サービスは既定のストアとして、MSDE (Microsoft Data Engine) を使用します。高信頼性と高可用性が必要なシナリオでは、UDDI サービスは Microsoft SQL Server™ 2000 を使用できます。 |
動作状況の監視 | Windows Server 2003 は、実行された認証済み動作とその動作を実行したユーザーをすべて監査する能力を提供します。 |
エンタープライズ UDDI サービスでは、Web サービスの発見、共有、および再利用を行う標準ベースのソリューションを提供し、開発者と IT 専門家の生産性を最大にする手助けをします。