この資料では、Service Pack、Feature Pack、アップデート リリース、次のメジャー リリースなど、Windows Server に関する長期的な製品ロードマップと理念について説明します。
| Windows Server の統合による技術革新 | |
| Windows Server の新しいリリース サイクル | |
| Windows Server 2003 R2 | |
| Windows Server 2008 | |
| Windows Server ロードマップ | |
| 現在入手可能な Windows Server 2003 の Feature Pack |
Windows Server には、使いやすく包括的な統合リューションとして機能するようにデザインされた、一連の豊富なテクノロジ、機能、およびサービスが含まれています。Windows Server は、既定の設定で使用しても統合されたエクスペリエンスが提供される、エンド ツー エンドのシナリオに基づいてデザインされています。このようなデザインは、迅速にソリューションを展開して、ビジネス ニーズを満たすのに役立ちます。
また、統合による技術革新アプローチにより、アプリケーション プロバイダ、サービス プロバイダ、システム インテグレータ、トレーニング プロバイダ、およびハードウェア開発者が役立つソリューションを導入および作成する機会が広がります。Windows Server が提供する、組み込みの標準ベースのサービスやプラットフォーム機能により、ベンダやパートナーは、中核となる Windows プラットフォームを拡張し、ユーザーにとってのビジネス価値を追加する、統合ソリューションを提供することに専念できます。
ユーザーや客観的な立場にあるサード パーティのアナリストは、マイクロソフトの統合による技術革新アプローチにより、競合製品に比べて生産性、効率、および管理性が向上した結果として、独自の価値が向上し、総保有コストが削減されることを確認しました。詳細については、Windows Server と Linux に関する「Get the Facts」を参照してください。
統合による技術革新は、Dynamic Systems Initiative (DSI)、信頼できるコンピューティング、および Microsoft .NET など、マイクロソフトの主要なテクノロジ イニシアチブの中心になっています。
現在、Windows Server 2003 は、Windows Server System の中核となるインフラストラクチャと共通のサービスを提供しています。マイクロソフトは、2003 年 4 月 (日本では 2003 年 6 月) に Windows Server 2003 をリリースしてから、Feature Pack という形式で新機能を Windows Server 2003 に提供すると同時に、"Longhorn" というコード ネームの Windows Server を次期メジャー リリースとして計画してきました。
マイクロソフトでは、ユーザーの長期的な計画と予算編成に役立つように、より予測が立てやすい Windows Server のリリース サイクルを提供します。約 4 年サイクルで Windows Server のメジャー リリースを提供し、各メジャー リリースの約 2 年後にリリース アップデートを提供することを目標としています。
マイクロソフトのサポート ポリシーに関連する変更の詳細については、「ビジネスおよび開発用製品向けサポート ライフサイクル ポリシーの延長」を参照してください。
Windows Server のメジャー リリースには新しいカーネルも含まれるので、それに伴って新しいハードウェア (システム バスなど)、新しいプログラミング モデル、およびセキュリティや信頼性などの新しい基盤技術をサポートできるようになります。これらの変更によって、新しいオペレーティング システムと既存のハードウェアおよびソフトウェアとの互換性に影響が生じる場合もあります。
アップデート リリースとは、前回のメジャー リリースに、最新の Service Pack、厳選した Feature Pack、および新機能を統合したものです。アップデート リリースは前回のメジャー リリースを基に作成されるので、通常の Service Pack で必要とされる程度のテストを済ませば、使用している環境に組み入れることができます。アップデート リリースによって提供される新機能は必須機能ではないので、アプリケーションの互換性には影響せず、アプリケーションの検証やテストを改めて行う必要もありません。
Service Pack とは、最新の重要な更新プログラム、重要ではない更新プログラム、およびユーザーから要望があった更新プログラムすべてを 1 つの簡易パッケージに組み込んだものです。このパッケージは、ベータ テスト プログラムで、マイクロソフトやユーザーによって広範な再現テストが行われています。また、Service Pack には、Windows Server 2003 Service Pack 1 (SP1) に同梱されているセキュリティ構成ウィザードなど、新しいセキュリティの強化機能も含まれています。
場合によっては、新しい業界標準やユーザーから要望があった機能をサポートするために、既存のシステム バイナリを変更する必要があります。このような変更は、詳細に調査、評価、およびテストされた後、次の Service Pack に収録されます。マイクロソフトでは、可能な限り、各 Service Pack のリリース間でアプリケーションの互換性を維持し、各 Service Pack で、アプリケーションの互換性に関する広範なテストを実行することを目指しています。通常、アプリケーションの互換性に関して問題が発生するのは、プライベートな内部インターフェイスやシステム コールを不適切に使用するアプリケーションに限られます。
マイクロソフトは、Feature Pack をリリースする場合があります。ただし、マイクロソフトは、システム管理者および IT 実装者による更新処理を簡単にするために、単体の Feature Pack リリースの数と頻度を大幅に少なくし、大多数の Feature Pack はアップデート リリースとメジャー リリースに統合する予定です。
Windows Server 2003 R2 は、2005 年 12 月 5 日にリリースされました。この Windows Server 2003 のアップデートでは、新しい重要な価値が提供されます。Windows Server 2003 R2 は、Windows Server 2003 SP1 の CD-ROM および R2 の機能が収録された追加の CD-ROM で構成されます。この CD-ROM を使用して、R2 の機能を任意でインストールできます。
ソフトウェア アシュアランス (SA) または Enterprise Agreement で対応されるサーバーを所有するユーザーには、現在使用している Windows Server ソフトウェアの代わりに、Windows Server 2003 R2 を使用する権利があります。Windows Server 2003 R2 が一般公開された後、既存の SA ユーザーが Windows Server 2003 ソフトウェアを注文すると、R2 が自動的に提供されます。その他すべてのユーザーは、サーバー ソフトウェアのライセンスを購入して Windows Server 2003 R2 の機能を入手することができます。Windows Server 2003 R2 には、Windows Server 2003 の最初のリリースと同じバージョンのクライアント アクセス ライセンス (CAL) が必要です。
Windows Server の次期メジャー リリース、Windows Server 2008 は、2008 年始めにリリースが予定されています。Windows Server 2008 と組み込みの機能である Web テクノロジおよび仮想化テクノロジにより、サーバー インフラストラクチャの信頼性と柔軟性が向上されます。新しい仮想化ツール、Web リソース、およびセキュリティ強化により、時間とコストの削減が支援され、動的かつ最適化されたデータセンター向けのプラットフォームが提供されます。IIS7、Windows Server Manager、Windows PowerShell などの新しい強力なツールにより、サーバーをより細かく制御できるようになると同時に、Web、構成、および管理のタスクを効率化できます。Network Access Protection や読み取り専用ドメイン コントローラなどによるセキュリティの強化や信頼性の向上により、オペレーティング システムがより堅牢になり、ビジネスの基礎となる強固な基盤であるサーバー環境が保護されます。
Windows Server ロードマップで出荷される主な製品は以下のとおりです。
| 製品リリースと更新 | 内容 | ||||||
2005 年 |
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Windows Server Update Services |
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Windows Server 2008 Beta 1 |
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2006 年 |
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Windows Small Business Server 2003 R2 |
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Windows Server 2008 Beta 2 |
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2007 年 |
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Windows Server 2003 SP2 |
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Windows Server 2008 RC0 |
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2008 年以降 |
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Windows Server 2008 |
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Windows Server 2008 Service Pack | 近日発表予定 | ||||||
Windows Server 2008 アップデート リリース | 近日発表予定 | ||||||
Windows Server "Centro" | 近日発表予定 | ||||||
Windows Small Business Server "Cougar" | 近日発表予定 |
以下の主な機能は既にダウンロードできるようになっているので、すぐにメリットを得られます。
| • | Automated Deployment Services (ADS)。Windows Server 2003 Enterprise Edition の ADS をダウンロードして使用できます。これには、マイクロソフトの オペレーティング システムを自動的に展開できる、新しい一連のイメージング ツールが含まれています。 |
| • | Active Directory Application Mode (ADAM)。ADAM は、ディレクトリ対応のアプリケーションに対する柔軟なサポートを必要とする組織にとって、ライトウェイト ディレクトリ アクセス プロトコル (LDAP) に基づいたディレクトリ サービス テクノロジの大きな進歩です。 |
| • | ファイル複製サービス (FRS) 監視ツール。FRS の管理には、さまざまなツールを使用できます。分散ファイル システム (DFS) 共有の同期を維持するレプリケーション エンジンには、Ultrasound や Sonor などの継続的な監視ツール、および FRSDiag などのスナップショット トラブルシューティング ツールが両方とも含まれています。 |
| • | グループ ポリシー管理コンソール (GPMC)。GPMC によって、グループ ポリシーの実装の理解、展開、管理およびトラブルシューティングを簡単にすることにより、グループ ポリシーの管理が簡素化されます。 |
| • | ID 統合 (英語)。Identity Integration Feature Pack for Microsoft Windows Server Active Directory は、ID を管理し、Active Directory、ADAM、Microsoft Exchange 2000 Server、および Exchange Server 2003 の実装間で、ユーザーの詳細情報を調整します。これにより、特定のユーザーまたはリソースの ID 情報を 1 つの論理的なビューに統合できます。 |
| • | iSCSI のサポート (英語)。Windows プラットフォームで動作し、低コストで非常に効率的な IP ベースの記憶域ネットワーク (SAN) の提供に役立つ Internet Small Computer System Interface (iSCSI) Software Initiator パッケージを無償でダウンロードできます。 |
| • | Windows SharePoint Services。Windows SharePoint Services サイトには、新しいレベルのファイル ストレージが採用されています。これにより、チームの連携作業を実現するためのコミュニティが提供され、ユーザーはドキュメント、タスク、連絡先、イベント、およびその他の情報を共有しながら作業できるようになります。 |
| • | Services for UNIX 3.5。無償でダウンロードできます。Services for UNIX 3.5 では、NFS および NIS サーバーなどの UNIX サーバーとのシームレスな相互運用を実現するサービスに加えて、ユーザーがアプリケーションを UNIX から Windows に移行する際に役立つツールやサービスが提供されます。 |
| • | Windows Rights Management Services (RMS)。RMS は、信頼できるコンピューティングのマイルストーンとなる情報保護テクノロジです。このテクノロジは、RMS 対応のアプリケーションで動作し、デジタル情報が承認を受けずに使用されることを防ぐのに役立ちます。 |
Windows Server System 全体の真の意味での共通サービスに関するマイクロソフトの長期的なビジョンについては、「Common Engineering Roadmap ホワイト ペーパー」を参照してください。