Windows Server 2003 R2 の新機能

最終更新日: 2006年7月18日

Windows Server 2003 R2 では、Windows Server 2003 オペレーティング システムを拡張し、既存の Windows Server 2003 環境への統合を容易にすると同時に、ローカル リソースやリモート リソースへのアクセスをより効率的な方法で管理および制御できるようにします。また、セキュリティを強化した拡張性のある Web プラットフォームが提供され、ブランチ オフィス サーバーの管理の簡略化、ID とアクセスの管理の向上、およびストレージ管理の効率化が実現されます。このページでは、Windows Server 2003 R2 の利点、新機能、および強化機能の概要について説明します。

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利点

Windows Server 2003 R2 は、Windows Server 2003 Service Pack 1 (SP1) で強化されたセキュリティ、信頼性、およびパフォーマンスを基に構築されているため、ローカル リソースやリモート リソースに対する接続性と制御機能が拡張されます。企業間でのリソースの管理や制御が強化された結果として、コストの削減や効率性の向上を実現できます。

ブランチ オフィス サーバー管理の簡略化

Windows Server 2003 R2 では、ブランチ オフィス サーバーのパフォーマンス、可用性、および生産性の利点を維持しながら、接続の制限や管理に伴うオーバーヘッドなど、ブランチ オフィス サーバー ソリューションで頻繁に発生する問題を回避できます。

利点説明

ブランチ オフィスサーバー管理の簡略化

ブランチ オフィスの IT インフラストラクチャの総保有コストを管理しながら、ブランチ オフィスとの間の接続性や信頼性を向上します。

集中管理の強化。ファイル機能や印刷機能に集中管理ツールを提供します。

リモート管理の削減。ローカル管理とローカル バックアップを行う回数を最小限に抑えます。

WAN の効率化。広域ネットワークでの高速データ レプリケーションを実現します。

ID とアクセスの管理の強化

Windows Server 2003 R2 には、管理者が ID を管理する際に直面する問題に対処できるようにデザインされている Active Directory フェデレーション サービスが含まれています。このサービスは、セキュリティの境界を越えて、組織間でユーザーの ID 情報をセキュリティ保護を強化した状態で共有できるようにします。また、Windows Server 2003 R2 では、UNIX パスワードの同期機能も強化され、セキュリティが確保されたパスワードの管理プロセスを簡略化することで、Windows を実行しているサーバーと UNIX を実行しているサーバーの統合を支援します。

利点説明

ID とアクセスの管理の強化

Active Directory の展開に付加価値を提供し、組織やプラットフォームの境界を越える、セキュリティが確保されたアクセスが容易になります。これにより、組織は、パートナー アプリケーション、Web アプリケーション、および UNIX アプリケーションにまたがって 1 つの ID を管理できます。

ユーザーの作業効率の向上。エクストラネット シングル サインオンと ID の連合 (フェデレーション) により、組織内でホストしている Web アプリケーションとパートナーでホストされている Web アプリケーションの両方で使用するユーザー パスワードの数を削減できます。

IT 効率の向上。エクストラネット アプリケーションへのアクセスの集中管理、パスワードのリセット回数の減少、および信頼関係のあるパートナーへのユーザー管理の委任が実現されます。

セキュリティの強化。ユーザーの Active Directory アカウントを無効にすることにより、エクストラネットへのアクセスを自動的に "遮断" できます。

規制遵守の強化。外部セキュリティ ドメインに属するパートナー アプリケーションへのユーザー アクセスをログに記録します。

異種システムとの相互運用性の向上Web サービスの相互運用性の仕様に基づき、ネットワーク情報サービス (NIS) を使用して Windows システムと UNIX システムの境界を越えてユーザー アカウントとパスワードを管理し、動的に更新するツールを使用して、クロス プラットフォーム Web シングル サインオンと ID の連合を実現できます。また、Windows オペレーティング システムと UNIX オペレーティング システム間でパスワードを自動同期します。

ストレージ管理コストの削減

Windows Server 2003 R2 には、ストレージの集中管理ビューが用意され、ストレージの計画、準備、および管理を簡略化し、監視や報告機能を強化することを目的にデザインされた新しいツールが提供されます。

利点説明

ストレージ管理コストの削減

ストレージ管理機能の向上により、ストレージのセットアップが管理しやすくなり、管理コストが削減されます。

ストレージ使用状況の最適化。詳細なストレージ レポートによりストレージの使用状況が通知されます。

クォータ管理機能の向上。ディレクトリ クォータを使用してディスク領域を監視および制御します。

ファイルスクリーニングの向上。ファイル スクリーニングを使用してサーバーで許可するファイルの種類を制限できます。

SAN 構成の簡略化。 SAN (ストレージ エリア ネットワーク) の構成や提供が容易になります。

機能豊富な Web プラットフォーム

Windows Server 2003 R2 では、Web 上でインフラストラクチャを拡張できるだけでなく、Windows Server 2003 SP1 x64 Editions、Windows SharePoint Services、.NET Framework 2.0、および Internet Information Services 6.0 での機能強化によって開発や管理にかかるコストを削減できます。

利点説明

機能豊富な Web プラットフォーム

Web プラットフォームのパフォーマンスの向上。最新の 64 ビット テクノロジと .NET テクノロジにより、Web パフォーマンスが 2 倍になります。

Windows SharePoint Services により、迅速に展開、構成、および管理できる、コスト効率の優れたグループ作業ソリューションが提供されます。

ASP.NET では、.NET Framework を使用して、Dynamic Systems Initiative を備えた、機能豊富な Web サービスやアプリケーションを短時間で開発できます。

IIS 6.0 により、セキュリティが強化され、パフォーマンスが高い Web サーバーが提供されます。

x64 のサポートにより、コストを削減しながらパフォーマンスを向上できます。

コスト効率に優れたサーバーの仮想化

Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition (EE) を使用すると、ライセンスが許可された物理サーバーまたはハードウェア パーティション 1つにつき Windows Server 2003 R2 EE の仮想インスタンスを最大 4 つまで実行できます。

利点説明

コスト効率に優れたサーバーの仮想化

仮想化の価値の向上。Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition により、サーバー仮想化の価値が向上します。ライセンス ポリシーの変更により、ユーザーはライセンスが許可された物理サーバーまたはハードウェア パーティション 1 つにつき Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition の仮想インスタンスを最大 4つまで実行できるようになりました。

シームレスな UNIX システムとの統合

Windows Server 2003 R2 で提供される UNIX 統合コンポーネントを使用すると、UNIX システムと Windows システムの統合、および完全なソリューションの提供が実現し、コストを削減できます。プラットフォームを越えたセキュリティとディレクトリ サービスの統合、ファイルとプリンタの共有、UNIX コードと UNIX システムに関する IT スキルの再利用により、IT インフラが簡素化され、UNIX または Windows の IT スタッフは両方のシステムを統一的に管理できるようになります。

利点説明

UNIX/Windows システムのシームレスな統合

Windows Server 2003 R2 のコンポーネントにより、UNIX システムと Windows システムを統合し、既存の IT スキルを活用。

プラットフォームを越えた管理UNIX 管理者は、様々なツール、ユーティリティ、ユーティリティや SDK の Web ダウンロードに含まれているスクリプトを使って、シェルや SVR-5 ユーティリティなどに含まれる UNIX システムと Windows システムの両方を管理することができます。Windows 管理者は、使い慣れた Windows のコマンドを使って、UNIX システム、ユーザー、権限およびパスワードを管理することができます。

UNIX アプリケーションの統合。UNIX ベースのアプリケーション用サブシステム (SUA)は、Windows Server 2003 R2 上で UNIX ベースのアプリケーションをコンパイルし、実行するためのソース互換サブシステムです。SUA により、UNIX ベースのアプリケーションの一部を Windows 環境で実行したり、既存の UNIX ベースのアプリケーション用に Windows ベースのグラフィカル ユーザー インターフェース (GUI) のインスタンスを作成することができます。

UNIX アプリケーションの移行。SUA を使用すると、UNIX ベースの重要な基幹業務アプリケーションを再コンパイルし、ネイティブな Windows システム上で実行することにより、既存の UNIX ベースのアプリケーションを段階別に移行することができます。これらのアプリケーションは、深刻なダウンタイムや長時間のカットオーバー タイムなしで、一度に変換または書き換えられます。

Windows Server 2003 Service Pack 1 との高い互換性
Windows Server 2003 R2 を新規インストールした状態は Windows Server 2003 SP1 と非常に高い互換性を持ちます。ソフトウエア上の違いは、マイクロソフト管理コンソール (MMC) がWindows Server 2003 R2 では 3.0 にバージョン アップグレードされている一点になります。既存のアプリケーションは Windows Server 2003 SP1 で検証済みであれば、追加証も必要最低限で終わります。
注意:Windows Server 2003 R2 を購入した場合は、2 枚の CD を使ってインストールを完了してください。Windows Server 2003 SP1 でのご利用を希望される場合は、ボリューム ライセンスでご利用の場合は、Windows Server 2003 SP1 のディスク キットをご利用ください。OEM 製品の場合は、Windows Server 2003 SP1 プレインストール モデルをご選択ください。


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