Active Directory を導入する 11 の魅力

802.1x ベースのセキュアなワイヤレス LAN の構築

公開日: 2004年5月10日

ワイヤレス LAN は、ネットワーク ケーブルの敷設工事が不要で、配線のない会議室からでもサーバーに保存されたファイルを参照できるなど、高い利便性を提供します。

しかし一方で、セキュリティの面から見るとその安全性には重大な課題を抱えています。たとえば、電波の届く社外から転送データを盗聴されたり、ネットワークに不正アクセスされたりする恐れがあります。こうしたワイヤレス LAN のセキュリティを強化するには、IEEE 802.1x ベースの高度な認証機構を導入するのが効果的ですが、高価なソフトウェアが必要になるなどコスト上の問題があります。

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Windows Server 2003 で構築するセキュアなワイヤレス LAN 環境

Windows Server 2003 の場合、ユーザー管理と認証基盤として Active Directory を利用できることをはじめ、電子証明書の発行など含む機能をすべて標準で提供します。また、グループ ポリシーを併せて利用すれば、セキュリティの管理も一括で制御できるので、追加コストや運用、メンテナンスなど、セキュアなワイヤレス LAN の構築に必要なコストを削減できます。

Windows Server 2003 で構築するセキュアなワイヤレス LAN 環境

インターネット認証サービス (IAS : Internet Authentication Service)
インターネット認証サービスは、RADIUS (Remote Authentication Dial-in User Service) サーバーとしての機能を提供します。RADIUS サーバーは、ワイヤレス LAN のアクセス ポイントを介してネットワークにアクセスするユーザーの認証を行います。インターネット認証サービスの標準提供により、ワイヤレス LAN だけではなく、VPN やダイヤルアップなどのリモート アクセスの認証にも利用できるため、サービスごとにシステムを用意する設備コスト、人的コスト、管理コストを削減できます。

インターネット認証サービス (IAS : Internet Authentication Service)

Active Directory によるユーザー認証
RADIUS サーバーの利用には、ユーザーの登録や定期的なメンテナンスなど、多大な管理コストが必要になります。Windows Server 2003 では、Active Directory とインターネット認証サービスの連携により、RADIUS サーバーへのユーザー登録や変更に伴うコストを削減できます。また、グループ ポリシーやリモート アクセス ポリシーの提供により、ワイヤレス LAN 環境のセキュリティを一括制御できるため、安全な運用に必要となるコストと管理負荷も軽減されます。

Active Directory によるユーザー認証

証明書発行サービス (CA)
証明書発行サービスの標準搭載によって、EAP-TLS と PEAP (Protected EAP) の 2 つの電子証明書を使った認証が可能になります。
EAP-TLS では、インターネット認証サービスとクライアントの双方に電子証明書を発行し、厳密なユーザー認証を行えます。PEAP では、インターネット認証サービスへの証明発行とユーザーのパスワード入力によって認証を行います。Windows Server 2003 なら、電子証明書の発行および配布を自動化できるため、追加コストをかけることなく高度な認証機構を導入し、しかも低コストでの実現が可能です。

証明書発行サービス (CA)

Windows XP Professional はセキュアなワイヤレス LAN に不可欠なクライアント
セキュアな IEEE 802.1x のワイヤレス LAN 環境を活用するには、クライアント側の対応が不可欠です。
Windows XP Professional には、IEEE 802.1x に対応するサプリカントが標準で搭載されています。さらに、Windows XP Professional の場合、EAP-TLS ベースの電子証明書に対応する機能も標準搭載しているので、より高度なセキュリティを構築できます。

Active Directory を使ったワイヤレス LAN の認証の仕組み

Active Directory を認証基盤とするセキュアなワイヤレス LAN では次のような流れで認証が行われます。

Active Directory を使ったワイヤレス LAN の認証の仕組み


関連情報

Active Directory は、ご紹介した以外にも Windows Server System と組み合わせた様々なビジネス ソリューションを展開できます。また、Windows Server 2003 の Active Directory では、部門単位からの導入が可能になったため、複雑な組織間の調整を考えることなく、展開が行えます。


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