インターネット インフォメーション サーバー 7.0 (IIS7) はもはや単なる Web サーバーではありません。Web アプリケーションや Web サービスの開発と信頼性の高いホスティングを行うためにセキュリティが強化された、管理が容易なプラットフォームです。また、Windows Web プラットフォームに大きな機能強化が行われ、ASP.NET、Windows Communication Foundation Web サービス、Windows SharePoint Services など、マイクロソフトの Web プラットフォーム テクノロジを統一する中心的な役割を果たします。 Internet Information Services 7.0 の概要
マイクロソフトは IIS7 という、これまでで最も優れた Web サーバーをリリースすることにより、Web ソリューションの開発、展開、管理を大幅に向上する多くの優れた新機能を提供します。IIS7 はモジュール形式のデザインを採用しているため、管理者は前例のないほど細部まで Web サーバーを制御できます。開発者は、IIS7 の柔軟で拡張性の高いアーキテクチャにより、まったく新たな方法で Web サーバーをカスタマイズできます。IIS7 には多くの管理機能が用意されており、他の Web サーバーに比べてわかりやすく、効果的に Web アプリケーションを展開および管理できます。さらに、診断やトラブルシューティングを行う優れたユーザー支援機能により、問題点の優先順位を迅速に判断して、ダウンタイムを最小限に抑えることができます。これらは、現段階で IIS7 を試す理由となる機能のほんの一例にすぎません。
IIS7 では、以下のことが可能です。
- Web サーバーのフットプリントをきめ細かく制御することで、修正プログラムの必要性やセキュリティのリスクを最小限に抑えることができます。
- 拡張性の高い新たなフレームワークにより、優れた Web ソリューションを迅速に実装できます。
- アプリケーションの展開や構成を簡素化することにより、アプリケーションを短時間で市場に投入できます。
- Web インフラストラクチャの管理効率を向上することにより、管理コストを削減できます。
- アプリケーションのエラーを迅速に解決することにより、Web サイトのダウンタイムを削減できます。
Internet Information Services 7.0 の機能
Windows Server 2008 の IIS7 に含まれる機能により、Web 管理者は Web インフラストラクチャを効率よく、確実に管理でき、Web 開発者は優れた Web ソリューションを迅速に構築できます。
IIS7 リリースでは、次の 5 つの重要な機能強化が行われています。
モジュール構造のアーキテクチャ
IIS7 は、IT プロフェッショナルが Web サーバーにインストールして実行する機能を正確にカスタマイズできるようにデザインされています。IIS は製品から個別にインストールできる 40 以上の独立した機能モジュールで構成されるようになり、攻撃を受けやすい面が大幅に削減され、サーバーのフットプリント要件も少なくなります。
包括的な拡張性を備えた API
開発者は、Web サーバーをより円滑に拡張できます。IIS7 の中核となる Web サーバー機能はパブリック Web サーバー API の新しいセットを使用して構築されているので、すべての開発者はこの API を使用して、Web サーバーの機能を拡張、置換、または追加できます。これらの API は、ネイティブ Win32 API およびマネージ .NET Framework API として使用できます。また、IIS7 に備わっているイベント ログ記録、構成、管理ツールなどの機能セットの拡張性を利用して、サードパーティの拡張機能を使用するユーザーに、円滑なエクスペリエンスを提供できます。
分散可能な統一構成モデル
IIS7 には開発者と管理者向けにすべての IIS 設定と ASP.NET 設定を 1 つの XML 形式に格納する統一構成システムが用意されており、Web プラットフォーム全体の構成情報にアクセスするための一連のマネージ コードとスクリプティング API が含まれています。この新しい構成システムでは構成ファイルの分散もサポートされていて、Web サイトやアプリケーション コンテンツと一緒に分散構成ファイルを保存できます。
こうした機能強化は、アプリケーションを構成および展開する方法に大きな影響を与えます。Web サイトの設定やアプリケーションの設定がローカル コンピュータ上で一元管理される構成ストアに明確に結び付けられなくなったので、開発者のワークステーションからテスト サーバー、さらには運用 Web サーバーに構成を簡単にコピーできます。Web サイトの運用を開始した後は複数のフロントエンド Web サーバー間で構成情報を共有できるので、コストが高く、エラーの起こりやすいレプリケーションや手動同期の問題を回避できます。
効果的な管理ツール
IIS7 には、Web サイトやアプリケーションの日常の管理業務を容易にする多くの管理機能が用意されています。管理業務を自動化するための新しいグラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) 管理ツール、新しいコマンドライン ユーティリティ、新しいマネージ API、新しい WMI プロバイダなどがあります。このような新しい管理機能のサポートはすべて統一されていて、IIS の設定と ASP.NET の設定を同時に管理できます。
IS7 の新しい GUI 管理ツールにより、Web サーバーを効果的に管理する新たなツールが提供されます。このツールでは、IIS と ASP.NET の両方の構成設定、メンバシップ ユーザー、役割データ、および実行時の診断情報がサポートされます。また、Web サイトのホストや管理の担当者から開発者やコンテンツの所有者に管理権限を委任できるので、IT プロフェッショナルの所有権のコストや管理負荷が軽減されます。HTTP 経由 (ファイアウォール経由) でのリモート サーバー接続をサポートし、専用ホスティング環境でも共有ホスティング環境でも機能します。
優れた診断機能
開発者や IT プロフェッショナルは、IIS7 を使用することで、エラーのある Web サイトやアプリケーションのトラブルシューティングが容易になります。IIS7 では実行時の診断情報を管理者に公開します (現在実行している要求、実行時間、呼び出した URL、呼び出し元のクライアント、実行状態など)。また、エラー検出時に要求の詳細トレース イベントを自動的にログに記録するように構成することもできます。こうした診断機能も同様に拡張できるので、新しい診断イベントをカスタム モジュールに挿入することもできます。
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