Windows Server 2003 の 64 ビット コンピューティング

最終更新日: 2005年9月2日
トピック
Windows Server 2003 for Itanium-based SystemsWindows Server 2003 for Itanium-based Systems
Windows Server 2003 x64 EditionsWindows Server 2003 x64 Editions
Windows Server "Longhorn" for Itanium-based Systems のターゲットワークロードWindows Server "Longhorn" for Itanium-based Systems のターゲットワークロード

Windows Server 2003 ファミリでは、2 種類の 64 ビット アーキテクチャをサポートしています。

1 つは、EPIC (Explicitly Parallel Instruction Computing) に基づいた 64 ビット アーキテクチャで、Intel Itanium プロセッサ ファミリをサポートしています。このアーキテクチャは、Windows Server 2003 for Itanium-based Systems でサポートされています。

もう 1 つは、64 ビット拡張機能を含む x86 命令セットに基づいた 64 ビット アーキテクチャで、AMD64 および Intel EM64T (エクステンデッド メモリ 64 テクノロジ) の両方をサポートしています。これらは、最新の Xeon プロセッサや Pentium プロセッサで採用されています。このアーキテクチャは、Windows Server 2003 x64 Editions でサポートされています。

Windows Server 2003 for Itanium-based Systems 日本語版は 2003 年 6 月に正式に発売されました。Windows Server 2003 x64 Editions 日本語版は 2005 年 6 月に一般公開される予定です。

製品名アーキテクチャプロセッサ利用可能日

Windows Server 2003 for Itanium-based Systems 日本語版

EPIC

Intel Itanium ファミリ

2003 年 6 月発売

Windows Server 2003 x64 Editions 日本語版

x86-64

AMD Opteron、AMD Athlon 64、Intel Xeon EM64T、Intel Pentium EM64T

2005 年 6 月発売

複数の 64 ビット アーキテクチャがサポートされることにより、ユーザーが Windows の展開先として選択できる場所の選択肢が広がります。さらに、すべてのバージョンの Windows Server 2003 では、お馴染みのインターフェイスを採用しているため、ユーザーは、複数のアーキテクチャで Windows に関する既存のスキルや専門知識を活用できます。

この資料では、異なる 2 つのバージョンの Windows Server 2003 の 64 ビット コンピューティングについて調査し、ユーザーが各バージョンを展開することが予想される状況を説明します。

Windows Server 2003 for Itanium-based Systems

Windows Server 2003 for Itanium-based Systems は、主に、データベースや基幹業務アプリケーションを実行する大規模なエンタープライズ クラスのハードウェアを対象としています。このクラスのハードウェアは、最高レベルのパフォーマンスとスケーラビリティを実現するだけでなく、ユーザーがこのようなシステムに期待する RAS 機能 (信頼性、利用可能性、サービス性) をサポートしています。通常、このような大規模な SMP (対照型マルチプロセッサ) システムは、大企業で使用されていることが多く、8 基以上のプロセッサが搭載され、ミッションクリティカルなタスクを専門に処理しています。このため、マイクロソフトは、Itanium ベースのシステム向けに次の 2 つのバージョンの Windows を提供しています。

Windows Server 2003, Enterprise Edition for Itanium-based Systems

Windows Server 2003, Datacenter Edition for Itanium-based Systems

高いスケーラビリティとパフォーマンス
2003 年 4 月に Itanium ベースのバージョンの Windows が発売されたとき、このプラットフォームは、すぐに TPC-C ベンチマークで 3 つのパフォーマンスの世界記録を立て続けに達成しました。Itanium プラットフォームで実行している Windows Server で SQL Server 2000 Enterprise Edition (64 ビット) を使用したところ、これらのシステムは、1 分間のトランザクション数 (tpm-C) が初めて 500,000、600,000、および 700,000 を超えました。1実際の展開では、このレベルのスケーラビリティを必要とするユーザーは皆無に近いと思われますが、このような結果は、Windows によりユーザーの環境に対して十二分な余裕が提供されるという確約を望むユーザーにとっては嬉しいニュースとなりました。

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Windows Server 2003 x64 Editions

最近まで、世界中で出荷されているサーバーの大半は、x86 命令セットに基づいた 32 ビット サーバーでした。IT 専門家は、使いやすさ、多様な機能、および他に類を見ない価値があるという理由で、これらのサーバーに 32 ビット バージョンの Windows を広く展開してきました。現在、ほとんどの新しい x86 ベースのサーバーは、"x64" という新しいクラスに属しています。これらのサーバーには、お馴染みの x86 命令セットが備わっているだけでなく、64 ビット テクノロジが追加されています。つまり、これらのサーバーでは、既存の 32 ビット ソフトウェアだけでなく、新しい 64 ビット ソフトウェアも実行できます。

Windows Server 2003, Standard x64 Edition

Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition

最大限の柔軟性
Windows Server 2003 x64 Editions は、新しく業界標準の仲間入りを果たした x64 ハードウェア向けに設計されたプラットフォームです。この新しいプラットフォームでは、32 ビット ソフトウェアおよび 64 ビット ソフトウェアの両方を最高のパフォーマンスで実行することにより、ユーザーが現在までに Windows ベースのテクノロジに対して行ってきた投資を活用します。x64 ベースのシステムを使用することで、IT 専門家は、32 ビット バージョンの Windows を実行するという選択肢を持ちながら、自分のペースで 64 ビット バージョンのWindows に移行することができます。IT 専門家は、x64 バージョンの Windows を展開したら、同じシステム上で 32 ビット ソフトウェアと 64 ビット ソフトウェアを組み合わせて使用することができます。次の図に示すように、64 ビット コンピューティングへの移行では複数の方法が提供されるため、柔軟性は最大限に高まり、この新しいアーキテクチャへの移行が簡単になります。

最大限の柔軟性

互換性とパフォーマンス
既に説明したベンチマークの結果は、Windows Server 2003 x64 Editions が 32 ビット ソフトウェアと 64 ビット ソフトウェアの両方を高速で実行するという公約を達成していることを示します。2005 年 2 月の SAP Sales and Distribution 2-tier ベンチマークでの x64 バージョンの Windows および 32 ビット バージョンの SQL Server 2000 Service Pack 4 と SAP R/3 の組み合わせ結果を考えてください。これらのテストでは、Windows Server 2003 x64 Editions は、すべての 2 ウェイ サーバーで最高スコア、2 すべての 4 ウェイ サーバーで 2 番目に高いスコアを記録しました。3

Windows Server x64 のパフォーマンス

時間の経過と共に、コンピューティングのニーズの大部分を満たすために、32 ビット バージョンの代わりに x64 バージョンの Windows を選択するユーザーが増加することは間違いないでしょう。64 ビット バージョンの Windows Server 2003 は、x64 プロセッサと Itanium プロセッサの両方をサポートすることで、現在の IT インフラストラクチャのあらゆるニーズを満たします。詳細については、「64-Bit Computing Solutions」を参照してください。

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Windows Server "Longhorn" for Itanium-based Systems のターゲットワークロード

Windows サーバーにおけるビジョンの一つの要素として我々が "the right server for the right job" と呼んでいる全てワークロードの管理および運用の簡素化があります。これは、Windows Server "Longhorn" を利用することにより、あらゆるワークロードで実現されます。Windows Server "Longhorn" はお客様に運用効率と IT における生産性の向上させる柔軟で信頼のできるサーバーの基礎を提供するように設計されています。

これを受けて、Itanium 上の Windows Server "Longhorn" のお客様は、データベース ワークロードとカスタムアプリケーションおよびビジネスアプリケーションの利用における最新の運用、管理により、より効果的な展開が可能になります。Windows Server "Longhorn" for Itanium-based Systems は、最高レベルの信頼性、可用性および拡張性、ならびに RISC/UNIX サーバーと肩をならべる代表的なプラットフォームを提供するために設計されており、お客さまのニーズに応えるために、Windows Server "Longhorn" for Itanium-based servers は、データベース ワークロード、カスタムアプリケーション、業務基幹アプリケーションに特化して設計されています。

Windows Server "Longhorn" for Itanium-based Systems はデータベース アプリケーションとビジネス アプリケーションをサポートするために必要な全ての基本的なテクノロジーと、カスタム アプリケーションを設計、展開、管理するために必要な機能を備えています。Windows Server "Longhorn" for Itanium は、 Windows Server 2003 と同様に、システム管理、運用とサーバーユーティリティにおいて、クライアント サイドの機能のサポートを継続して提供いたします。

1出典 : 「Transaction Processing Performance Council (TPC)」(http://www.tpc.org) (英語)。TPC は、トランザクション処理やデータベースのベンチマークを定義し、信頼性の高い結果を業界に配信します。
2出典 : http://www.sap.com/benchmark (英語)。2 ウェイの結果 : 597 人の SAP SD 同時使用ユーザー、HP ProLiant ML370 G4 Model HPS、2 ウェイ SMP、Intel XEON (3.6 GHz)、L1 Execution Trace Cache、2 MB L2 キャッシュ、16 GB メイン メモリ。
3出典 : http://www.sap.com/benchmark (英語)。4 ウェイの結果 : 1,017 人の SAP SD 同時実行ユーザー、HP ProLiant DL585、4 ウェイ SMP、AMD Opteron プロセッサ Model 852 (2.6 GHz)、128 KB L1 キャッシュ、1 MB L2 キャッシュ、16 GB メイン メモリ。

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