マルチブートも簡単になりました

最終更新日: 2001年9月10日
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FDisk
新品のハードディスクをパーティションで分割するには、Windows 98 または Windows Me の緊急起動ディスクを使うのが最も簡単です。この宝石のようなディスクには、CD-ROM ドライブをサポートし、パーティションを作成し、ドライブをフォーマットするために必要なすべてのファイルが入っています。Windows 98 または Windows ME ベースのコンピュータをお持ちでない場合は、友達に頼んで、緊急ブート ディスクをぜひ作ってもらってください。このディスクを使うと文字モードで起動しますが、このモードは、昔の MS-DOS のブート ディスクとは異なり、CD-ROM ドライブを完全にサポートしています。このフロッピー ディスクには、FDisk というプログラムが含まれます。このプログラムを使って、パーティションを作ります。システムに Windows NT を組み込む場合には、大容量ディスク サポートを有効にしないことを覚えておいてください。この場合の大容量ディスク サポートは FAT32 を意味していて、これは Windows NT ではサポートされていません。このフロッピー ディスクを使用すると、C ドライブをフォーマットすることもできます。

文責: Charlie Russel

Charlie Russel

1 台のコンピュータに 2 つ以上のオペレーティング システムを搭載しないといけなくなるのには、いくつか理由があります。カスタマー環境を再現したり、特殊なアプリケーションの実行環境が必要であったり、新しいオペレーティング システムに完全に切り替える前にテストしてみるといったものです。私が複数のオペレーティング システムを実行しているのは、テストしてそれらのテスト結果について書いたり、サポートの手助けをするためです。

数年にわたって、5 〜 6 種類もの異なるオペレーティング システムを、同じコンピュータ上で動作させてきました。最近では、Windows XP Professional と Windows .NET Advanced Server を別のオペレーティング システムとして数えるかどうかにもよりますが、3 〜 4 種類のみを動作させています。ハードディスク ドライブの記憶スペースは安価になったので、大金をつぎ込むことなく、非常に簡単に同一コンピュータ上で複数のオペレーティング システムを動作できるようになりました。

ファイル システムについて考慮すること

手元にあるコンピュータ上で 2 種類以上のオペレーティング システムを動作させる必要がある場合は、どのオペレーティング システムで、どのタイプのファイル システムがサポートされているのかを理解する必要があります。ファイル システムとは、コンピュータ上でファイルに名前を付け、格納し、整理する方法のことを指します。大抵の人が古くて簡単な FAT16 を支持していて、FAT32 と NTFS のサポートを有効にするには、前もって計画を練る必要があります。使用している複数のオペレーティング システムに UNIX または Linux が含まれている場合は、インストールした Windows オペレーティング システムのバージョンからは、これらのファイル システムが見えません。

簡単なソリューションは、すべての Windows バージョンに FAT16 を使用することですが、このソリューション自体に問題があります。FAT16 パーティションは、最近の大型ハードディスクにはうまく対応できていません。この FAT16 ファイル システムでは、2 GB までのパーティションしか扱えません。Windows NT、Windows 2000、および Windows XP における、圧縮率の高い格納方式や大型パーティションと大型ファイル サイズなどの多くの機能は、NTFS のみによってサポートされています。私のお気に入りは、Windows 98 と Windows Me に FAT32 を使用し、Windows NT、Windows 2000、および Windows XP に NTFS を使うことです。Windows NT 4 Service Pack 4 以前の Windows NT のバージョンでは、Windows 2000 と Windows XP で使用している NTFS のバージョンをサポートしていませんし、Windows NT 4 Service Pack 4 でも、NTFS の全機能をサポートしているわけではありません。Windows NT は、FAT32 さえもサポートしていません。

柔軟性を最大にするため、汎用のアプリケーションは、そのアプリケーションにアクセスする必要がある、すべてのオペレーティング システムがサポートしているファイル システムでフォーマットされているパーティションに置きます。私は FAT16 をよく使用しています。ただし、Windows NT 4 のサポートをやめるとなれば、すぐに FAT32 に変えようと思いますが。

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パーティション、ボリューム、ドライブ、およびディスク

パーティションに関する最初の規則は、すべてのオペレーティング システムにはパーティションが必要であるということです。実際、すべての OS には個別のドライブ文字 (技術的には論理ドライブと言います) が必要ですが、各オペレーティング システムが個別の論理ドライブに分かれている限り、拡張パーティションをほかのオペレーティング システムと共有することは可能です。使用している複数のオペレーティング システムに UNIX や Linux が含まれている場合は、インストールした Windows オペレーティング システムとは別個に、基本パーティションが必要です。

次に、利用できるハードディスク スペースをどのように分割して、いくつのオペレーティング システムをインストールし、各 OS にどれだけのスペースを割り当てるかを考えます。このほかにアプリケーション用の領域も、もちろん必要です。1 台のコンピュータで 3 種類のオペレーティング システムを起動できるようにして、アプリケーションはすべてのオペレーティング システムから使える 1 つの場所にインストールするとすれば、ある程度のサイズを持つ 4 つのパーティションか論理ドライブが必要になります。現在の状況では、1 つのオペレーティング システムあたり 2 GB 以下では足りないと思います。しかし、実際にインストールするのは待ってください。オペレーティング システムのインストールがうまくいくかどうかはインストールの順番に左右されますので、もう少し慎重に計画する必要があります。

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正しいインストール順序が重要

マルチブートのインストールを成功させるには、インストール順序が重要です。一般的には、マイクロソフト社製以外のオペレーティング システムと古いバージョンの Windows オペレーティング システムを最初にインストールします。これは UNIX または Linux オペレーティング システムを最初にインストールすることを意味します。それから、Windows 95、Windows 98、または Windows Me をインストールし、次に Windows NT を入れて、最後に Windows 2000 または Windows XP、あるいは両方をインストールします (あまりあり得ないとは思いますが、MS-DOS をインストールする場合は、UNIX ベースまたは Linux ベースのオペレーティング システムのインストール前後にインストールします。私の場合、通常はインストール前を選びます)。ここで理解しておいてほしい重要なことは、マイクロソフト社製品ではないオペレーティング システムのインストール、同一のコンピュータへの Windows 95 と Windows 98 のインストール、および Windows95/98/Me については複数バージョンのインストールには、サードパーティ製品の助けが必要である点です。しかし、Windows NT とそれ以降のバージョンの Windows オペレーティング システムをインストールする場合は、使用可能な論理ドライブがある限り、いくつでも異なるバージョンをインストールすることができます。ただ、1 つ注意しておきたいのは、Windows 2000 または Windows XP のバージョンをインストールする前に Windows NT の必要なバージョンをすべてインストールする必要があることです。

典型的なインストールの例を見てみましょう。ここでは、Windows 98、Windows NT 4 Workstation、Windows 2000 Professional、および Windows XP Professional を起動できるコンピュータにすることが目標です。プログラムは 2 GB パーティションに入れることにし、全体を 10 GB ハードディスク 1 枚に収める必要があります。問題はありません。まず、ハードディスクを 2 つのパーティションに分けます。FDisk を使用して、2 GB のプライマリ パーティションと、8 GB の拡張パーティションに分けます。拡張パーティションは、残りのオペレーティング システムとプログラム類を入れるために、D、E、F、G の 4 つの論理ボリュームを作成します。

ディスクのパーティションが完了したら、FAT16 のファイル システムを使って、プライマリ パーティションをフォーマットし、Windows 98 をインストールします。ここまではこれでいいでしょう。さて、D ドライブも同じく FAT16 でフォーマットします。プログラム類は、この D ドライブにインストールすることになります。

次に Windows NT 4 Workstation をインストールします。これはまだ使われていない論理ボリュームならどこにでもインストールできます (E、F、G ドライブのいずれか)。ファイル システムとしては、NTFS を選択します。D ドライブだけは残しておきます。ここにすべてのオペレーティング システムから参照するアプリケーションを入れるからです。Windows NT のインストール時に、Windows NT はコンピュータにすでに Windows 98 がインストールされていることを認識します。次に Windows NT は、利用できるオペレーティング システムのメニューを作り出すための boot.ini ファイルを作って、Windows 98 と Windows NT のデュアル ブート環境を自動的にセットアップします。Windows NT 4 のインストールが済むと、すぐに Service Pack 6 を適用してから、Windows 2000 をインストールします。

最後に、Windows 2000 と Windows XP をそれぞれ別個の論理ボリュームにインストールします。この場合にも、ファイル システムは NTFS を選択します。このインストールが済むと、追加分が C ドライブ上の boot.ini ファイルに自動的に付け加わります。これで起動時にオペレーティング システムの選択ができるようになります。

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サードパーティ ツール

Windows 98 と Windows Me を同じコンピュータで動作させたい場合、またはマイクロソフト社製品以外のオペレーティング システムを動作させる必要がある場合は、Windows NT のブート マネージャでは処理できる範囲ではないので、サードパーティ製品の Boot Magic (Partition Magic や一部の Linux に含まれています) または System Commander などを使用します。UNIX の一部のバージョン (Caldera OpenServer など) および配給されている Linux の一部には、独自のブート マネージャ プログラムが入っているので、それを利用するか、System Commander または Boot Magic を使います。

Charlie Russel 氏は現在、あるソフトウェア開発会社の情報技術 (IT) 担当重役で、特に Windows NT UNIX ネットワークを組み合わせたシステム管理の分野で長い経験を持っています。また同氏は、ABCs of Windows NT Workstation 4.0 SCO OpenServer and Windows Networking の執筆もしています。


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