最近、ハンバーガーショップやカフェなどでよく見かける「ホットスポット」の文字。これは、ノート PC などにワイヤレスネットワーク機能(無線 LAN 機能)があって、プロバイダ契約などがあれば、インターネットに接続できるのだという。出先でインターネットに接続できれば、メールのチェックや調べものができて便利だし、サーバーとデータのやり取りだってできる。街を歩いていて、ちょっとでも気になることがあったら、まずはホットスポットを探す。実はそんなモバイルユーザーが確実に増えてきているのだ。

一方、家庭やオフィスでもワイヤレスネットワーク機能が注目されている。従来、ネットワークで PC を接続する場合、ケーブルやハブの用意が必要だった。PC から PC へ、あるいはネットワークハブへ、ケーブルは縦横無尽に床を這い回り、引っかける足を探していたのである。世界規模で「ケーブルに足を引っかけた」経験のある人を探せば、その数は膨大なものになるに違いない。

このように、便利なワイヤレスネットワークだが、便利だからこそ気をつけなければならないことがある。それが「ワイヤレスネットワークのセキュリティ」だ。

セキュリティを設定していないワイヤレスネットワークは、「鍵のないドア」と同じである。普通の人は、他人の家のドアに鍵があろうとなかろうと、許しを得ずに中へ入ったりはしない。だが、世の中には興味半分や悪意を持って、どんどん中に入ってくる人間がいるのだ。例えばワイヤレスネットワークの場合、そのネットワークを経由して、誰でもインターネットに接続できてしまう。また、場合によっては自分の PC の中身をどこの誰とも分からない人間に覗かれたり、盗まれたり、データを削除されてしまう可能性さえあるのだ。

ワイヤレスネットワークの不正な使用、そして大量に存在するその予備軍。Windows XP 上で、セキュリティ機能の設定さえしっかりしていれば、問題は未然に防げるのである。つまり、逆に言えばセキュリティ機能の活用は安心して利用できるワイヤレスネットワークの前提条件なのである。そこでここでは、一般的なワイヤレスネットワークの利用状況を想定し、もっとも基本的なセキュリティの設定方法を見ていきたい。
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カフェやファーストフード店、空港などワイヤレスネットワークが使える場所も増えてきた。
 | 無線 LAN サービスでは NTT コミュニケーションズの提供する「HOTSPOT」と ソフトバンク BB の提供する「Yahoo! BB モバイル」等がある。 | 各社サービス対応しているカフェやファーストフード店には右のように目印となる看板がある。 |  |
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