長時間使用・複数アプリケーション使用で安定&快適に使えるのはどっち?

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 長時間使っていたり、複数のアプリケーションを同時に利用していたら、突然、パソコンが無反応に…。作りかけの大切なデータが一瞬にして消えてしまったなんて、悲しい経験をしたことはありませんか? またパソコンの動きが遅くなってしまうことは?
 Windows 98 Second Edition を搭載した 2000 年の売れ筋パソコンと Windows XP 搭載パソコンとでは、どれほど安定性や快適さに差があるのでしょうか? 実際にたくさんのアプリケーションを起動して、どこまで安定して使えるかをテストしてみました。

安定性を比べてみました

まずは安定性を比較するために、Windows 98 Second Edition 搭載のパソコンをテスト。Internet Explorer、Excel( 5 MBのデータ読み込み)、 Power Point( 8 MBのデータ読み込み)、Outlookをすべて起動し、さらに Windows Media Player で WMV ビデオの再生までは同時に処理させることはできました。しかし、これに加えて デジカメスタジオ9 を起動したところで、90% 以上のリソースを消費しているとの警告が……。この警告を無視して、 さらに Word を起動しようとしたところ、ついにメモリ不足で Word を起動することができなくなってしまいました
 しかも、困ったことに、それ以降、パソコンの操作ができなくなってしまいました。いわゆる「フリーズ」と呼ばれる現象で、パソコンが無反応に。パソコンを再起動させないと、操作できない状態になってしまったのです。
 一方、これと同じテストを Windows XP 搭載のパソコンで行ってみたところ、上記すべてのアプリケーションが無事に起動しました。さらに多くのアプリケーションを起動することができたうえ、同時にウイルス対策ソフトでウイルスチェックを実行しても、問題なくパソコンは、動作し続けました。

◆使えるメモリの量と、その管理方法でより安定している Windows XP 搭載パソコン

 2000 年には売れ筋だったパソコンは搭載しているメモリが 64 MB と少ないうえに、Windows 98 Second Edition の制限で実際に利用できるリソースが限られており、64 MB すべてを使い切っているわけではありません。
 これに対し、今回の対決で使用した Windows XP 搭載パソコンはメモリが 256 MB もあります。そして、Windows XP のおかげで物理メモリを目一杯まで利用できるのです。
 しかも、Windows 98 Second Edition とはメモリの管理方法が異なり、アプリケーションの不具合などが発生しても OS には影響がなく、システム全体がフリーズすることはありません。Windows XPでは、OSが動作するカーネルモードとアプリケーションが動作するユーザーモードを完全に分離させるというメモリ管理方法が採用されているため、仮に何らかのアプリケーションが実行中にエラーを起したとしても、それがOS本体や他の作業に影響を与えないというメリットを実現しています。このため、不具合の起きたアプリケーションだけを終了させることができるのです。この差のおかげで、Windows XP 搭載パソコンは安定して使えるのです。

アプリケーションをより安定化させる
●アプリケーションをより安定化させる
Windows XP では、OS が動作するカーネルモードとアプリケーションが動作するユーザーモードが分離しているのでより安定しています。
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●Windows 98 Second Editionの場合
合計 6 個のアプリケーションの起動でリソースを 90% 以上消費してしまいます。さらに起動を続けると、ついには OS までもが無反応になってしまいました。(クリックすると拡大します)


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●Windows XPの場合
使い切れないほどのアプリケーションを同時に起動しても、無事に動作し続ける Windows XP 搭載のパソコン。(クリックすると拡大します)


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●メモリの管理方法の違い
物理メモリと関係なくリソースが制限されてしまう Windows 98 Second Edition に対して、Windows XP は物理メモリをフルに活用できます。(クリックすると拡大します)



快適に使えるのはどっち?

 Windows XP を搭載したパソコンのメリットは、アプリケーションを安定して利用できるだけではありません。複数に起動したアプリケーションを快適に動作させることもできるのです。その快適性について、テストしてみました。

 Internet Explorer、Excel、PowerPoint、Windows Media Player でビデオ再生をし、さらにサードパーティ社製ソフトを1つ実行した状態で、Word の起動時間を計測、比較しました。Windows 98 Second Edition 搭載のパソコンは 19.24 秒だったのに対して、Windows XP 搭載のパソコンは、わずか 8.89 秒で起動することができました。また、他のアプリケーションを起動していない状態での比較テストでも、Windows 98 Second Edition 搭載のパソコンは、起動までにより多くの時間が必要でした。

 この、複数のアプリケーションを同時に起動したときの快適さは、ユーザーの操作感にも大きな影響を与えます。 Windows 98 Second Edition 搭載のパソコンは複数のアプリケーションを起動してしまうと、それぞれのアプリケーションの動作が遅くなってしまい、ウィンドウを切り替えるのにも時間がかかってしまいます。そして、Windows Media Player でのビデオ再生がとぎれとぎれになってしまいました。
 しかし、Windows XP 搭載のパソコンは、複数のアプリケーションを起動した状態でも、各アプリケーションのウィンドウにさっと切り替えることができるうえ、同時にビデオを再生しても実にスムーズに映像が表示されます。この快適さの差は、数値で見るよりも実際に体験するとより大きく感じるはずです。

 もちろん、同時にそれほど多くのアプリケーションは使わないという人もいるかもしれません。しかし、単純に Windows の起動時間だけを比較しても、Windows 98 Second Edition を搭載したパソコンが起動に 135.57 秒かかるのに対して、Windows XP 搭載パソコンは 69.41 秒。倍近くも速い結果となりました。
このベンチマークは、メーカー製のプレインストールモデルで計測したものです。常駐ソフトなどを外した状態で計測するとXPの起動はさらに早くなり、 52 秒程度でした。 パソコンの電源を入れてから、さっと使え、しかもアプリケーションを快適に使えることを考えると、やはり Windows XP 搭載のパソコンを使うメリットは大きいと言えるでしょう。


●複数アプリ作動時の起動時間テスト
サードパーティ社製画像処理ソフトの起動時間を比較。Windows XP は複数のアプリケーション起動させて単独で起動させるのと同様に素早く起動でます。



●OS の起動時間比較テスト
パソコンの電源ONからデスクトップ表示までにかかる時間を比較。Windows XP は、Windows 98 Second Edition の半分近い時間で起動しました。


安定&快適性 対決の結論!

 2000 年には売れ筋だったパソコンとはいえ、Windows 98 Second Edition の制約を考えると、単純にメモリを増やしただけでは、安定性や快適さを得ることは難しいと言えるでしょう。ただし、Windows XP にアップグレードするには、パソコンのメモリを増設しなくてはなりません。思い切って最新のパソコンに買い換えることを考えても良いでしょう。



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