映像や音楽をより楽しめるのはどっち?

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映像や音楽を手軽に、そして高い品質で楽しめるのは、Windows XP 搭載パソコンと Windows 98 Second Edition 搭載パソコンのどちらなのでしょうか? インターネット上で提供されているストリーミングコンテンツと音楽の取り込みや再生で、どれくらいの差があるのかを比較してみました。

ストリーミングのビデオをキレイに再生できるのは?

映画の予告編はもちろん、インターネット限定の特典映像、趣味や How To モノなどのオリジナルコンテンツなど、インターネット上には、さまざまなストリーミングコンテンツが配信されています。これらを利用すれば、さまざまな映像を、いつでも手軽に楽しむことができます。では、このようなストリーミング映像の品質は、 OS の種類やパソコンの性能などの再生環境によって、差があるのでしょうか?
結論から言えば、差があります。テストとして、Windows 98 Second Edition 搭載のパソコンを使って、6 Mbps のビットレートのストリーミングコンテンツを再生してみました。その結果、映像にはブロックノイズが発生し、しかも紙芝居のように映像がとぎれとぎれに再生されてしまいました。これは、Windows 98 Second Edition に搭載されている Windows Media Player のバージョンが古い (6.4) せいでしょう。最近のストリーミング映像は、最新の Windows Media Player 9 向けに最適化されたコンテンツも少なくないため、古いバージョンの Windows Media Player では、最新バージョン向けのコンテンツをキレイに再生できないのです。

これに対して、Windows XP を搭載した最新のパソコンでは、同じ環境で、同じ 6 Mbps のコンテンツをキレイに、しかもスムーズに再生することができました。今回、テストに利用したパソコンには、Windows Media Player 9 がすでにインストールされており、これを標準で利用することができたからです。
もちろん、Windows 98 Second Edition でも、Windows Media Player 9 を利用することはできます (パソコンの購入時期によっては、Windows XP でも別途 Windows Media Player 9 のインストールが必要) 。しかし、自分でダウンロードして、インストールするという手間が必要になってしまいます。

◆ソフトを最新にしても、スムーズさに欠ける…

しかも、Windows 98 Second Edition は、同じ回線 (今回は 光ファイバー) を利用した場合でも、Windows XP 搭載パソコンに比べて、インターネットとデータをやり取りするための通信速度が低くなる傾向にあります (詳しくは Round-7 で紹介)。また、今回のテストで利用した 2 台のパソコンは、それぞれ映像を再生処理するための CPU の性能にも差がありました。このため、単純に、Windows Media Player 9 をインストールしたとしても、映像をキレイに再生できるとは限らないのです。実際、Windows 98 Second Edition を搭載したパソコンに、Windows Media Player 9 をインストール後、同じストリーミングコンテンツを再生したところ、ノイズこそ発生しないものの、映像はスムーズさに欠ける印象がありました。
やはり、映像をキレイに再生したいのであれば、OSをアップグレードするか、パソコン自体を買い換える必要があると言えるでしょう。

6 Mbpsの映像を再生
Windows 98 Second Edition 搭載のパソコンで、 6 Mbps の映像を再生 (Windows Media Player 6.4 使用)。映像にブロックノイズが発生し、キレイに再生することができませんでした。(クリックすると拡大します)

Windows Media Player 9 を利用
Windows XP 搭載パソコンで同じ映像を再生。ブロックノイズは現れず、美しい映像を再生できました。 (クリックすると拡大します)

Windows Media Player 9 シリーズをダウロードする

お気に入りの音楽を手軽に楽しめるのは?

一方、音楽の場合、再生に限って言えば、音質には映像ほどの大きな差はありませんでした。Windows XP 搭載パソコン、Windows 98 Second Edition 搭載パソコンともに、パソコンにセットした音楽 CD やパソコンに取り込んだ音楽は何の問題もなく再生することができました。 しかし、パソコンに音楽をデータとして取り込むという点では、両者の違いが明確に出てしまいました。試しに、全 17 曲 (合計 58 分) の音楽が収録された音楽 CD を Windows Media Player を使ってパソコンに取り込んでみたところ、取り込みが完了するまでの時間に大きな差が現れました。Windows XP 搭載パソコンの場合、約 3 分の音楽 1 曲を取り込むのにかかる時間が 20 秒前後、全 17 曲 (合計 58 分) の取り込みが 6 分 44 秒だったのに対して、Windows 98 Second Edition 搭載パソコンの場合、1 曲の取り込みに 36 秒、すべての取り込みに 13 分 40 秒と倍近い時間がかかってしまいました。 音楽 CD を取り込むには、CD から音楽のデータをパソコンに転送し、それを WMA などの形式に変換するという作業が必要になります。OS やパソコン自体の性能の違いが、この変換作業にかかる時間の差となってしまったわけです。自分が持っている CD をパソコンに取り込んで楽しみたいといった場合や、複数の音楽 CD から曲を取り込んで携帯型の音楽プレーヤーで楽しみたいといった場合には、このような取り込みにかかる時間の差が大きな操作性などに影響を与えてしまいます。

Windows Media Plyaer 9
音楽の再生や取り込みが可能な Windows Media Plyaer 9。再生に関しては、両者共に大きな差は見られず、きれいなサウンドを楽しめました。(クリックすると拡大します)

また、これは次回掲載予定の Round 6 で詳しく紹介しますが、音楽の取り込みや再生に利用する Windows Media Player 9 の機能にも、Windows XP 版と Windows 98 Second Edition 版で違いがあります。たとえば、Windows XP 版ではパソコンにすでに取り込んだ音楽を自動的にライブラリに登録したり、いろいろなデザインから好きなものを選んで音楽を楽しめるという独自の機能が備えられています。
取り込み作業やこのような機能の違いを考えると、音楽の再生という点でも、Windows 98 Second Edition ではなく、Windows XP を使って音楽を楽しんだ方が手軽で、効率的だと言えるでしょう。

Windows Media Plyaer 9
●音楽CDの取り込みにかかる時間を計測
Windows 98 Second Edition 搭載パソコンでは 13 分 40 秒。Windows XP 搭載パソコンでは同じ音楽 CD をわずか 6 分 44 秒で取り込むことができました。


映像&音楽 対決の結論!

ストリーミングコンテンツの再生や音楽の取り込み、再生には、最新機能を備えたプレーヤー (Windows Media Player 9) と、そのプレーヤーを活かせるだけの性能を備えたパソコンが必要です。 OS のアップグレードだけでもある程度は対応できますが、よりキレイで、スムーズな映像を楽しんだり、短時間で音楽を取り込みたいのであれば、パソコン自体を買い換えるのがオススメです。



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