家族みんなで便利に使えるのはどっち?

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1 台のパソコンを家族みんなで共有したい。こんなニーズに応えることができるのは、どちらのパソコンなのでしょうか? パソコンを共有したときに、自分好みに設定できたり、プライバシーを守れるかどうかを Windows 98 Second Edition と Windows XP で比較してみましょう。

1 台のパソコンをみんなで共有できるのは?

企業などでは、社員 1 人に 1 台のパソコンが支給されることも珍しくはありません。しかし、家庭での利用となると、家族それぞれが自分専用のパソコンを持つことまでは、なかなかできないものです。
家庭でパソコンを使う場合、そのほとんどが 1 台のパソコンを家族みんなで共有することが多いはずです。しかし、1 台のパソコンを家族で共有するとなると、そこに不便な点もいくつか出てきます。
たとえば、パソコンの設定は家族全員が使いやすいようにしたくなるはずです。そうなると、マウスの動作速度や壁紙、アイコンの配置などを自分好みにカスタマイズできないと、不便になってしまうはずです。また、メールソフトを家族で共有すれば、他の人にもメールの内容を読まれてしまう可能性もあります。
このような問題を避けるためには、OS の設定で、家族が共有できるようにすればいいのですが、その設定方法に違いがあります。Windows XP は、はじめから家族など、複数のユーザーで 1 台のパソコンを使うことが想定されていますので、単に家族それぞれのユーザーを OS に登録するだけで、手軽にパソコンを共有することができます。
一方、Windows 98 Second Edition では、「ファミリログオン」の設定が必要になります。ネットワークのプロパティでログオン方法に「ファミリログオン」を選択後、同様にユーザーを追加するという手間が必要になってしまいます。
このような共有のための設定で、どちらの OS でもユーザーごとにマイドキュメントなどの専用フォルダを用意したり、壁紙やお気に入り、メールソフトの個別設定 (Outlook Express や Outlook が必要) などができますが、決定的に異なる点があります。それはファイルのプライバシーを守れるかどうかです。

◆他のユーザーからもファイルが見える Windows 98 Second Edition

Windows 98 Second Edition の場合、ファミリログオンの設定をしたとしても、単にユーザーごとに設定を保存するフォルダが分けられるだけにすぎません。このため、マイコンピュータから、設定が保存されているフォルダにアクセスしていけば、ほかの人のマイドキュメントやお気に入りの内容などが見えてしまうのです。
その点、Windows XP では、プライバシーをよりしっかりと確保することができます。ユーザーごとに用意された各種のフォルダは、設定した本人しかアクセスできないように、自動的に制限がかけられますので、他のユーザーのフォルダを見ることは、基本的にできないようになっています。
このように家族それぞれが、自分好みの設定でパソコンを使えたり、しっかりとプライバシーを守ることができる点こそが、Windows XP を使うメリットというわけです。
Windows 98 Second Editionのファミリログオンの設定
Windows 98 Second Edition のファミリログオンの設定。どの項目を個人用に設定するかなども設定する必要があります。(クリックすると拡大します)

手軽にパソコンを共有できる Windows XP
ユーザーを登録するだけ手軽にパソコンを共有できる Windows XP。起動時にユーザーを選択すれば、自分専用の設定が適用されます。(クリックすると拡大します)

別々のデスクトップを設定
別々のデスクトップを設定
Windows XP の場合、「おとうさん」と「おかあさん」というように、ユーザーごとに別々のデスクトップを設定することが可能。しかもフォルダなどのセキュリティもしっかりと確保されます。(クリックすると拡大します)


使っている最中にユーザーの切り替えもできる

このように、1 台のパソコンをあたかも自分専用のパソコンのように使える Windows XP ですが、これ以外にも、家族で使うための便利な機能が用意されています。ユーザーの切り替え機能です。
たとえば、パソコンでメールを確認したいとき、誰か他のユーザーがパソコンで作業をしていたとします。Windows 98 Second Edition の場合、今使っているユーザーが作業中のアプリケーションを完全に終了させ、ログオフしてくれない限り、自分の設定でパソコンを使うことができません。
しかし、Windows XP の場合であれば、他のユーザーがパソコンを使う場合でも、今現在パソコンを使っているユーザーが作業を終了させる必要はありません。Windows XP に搭載されたユーザーの切り替え機能を利用することで、複数のユーザーを切り替えながらパソコンを使うことができるのです (※ドメインに参加している環境ではできません) 。
具体的には、現在パソコンを利用しているユーザーが [スタート] メニューから [ログオフ] をクリックします。そして、次の画面で表示される [ユーザーの切り替え] ボタンをクリックします。すると、現在、実行しているアプリケーションを終了させることなく、画面に「ようこそ」画面を表示させることができます。ここで、新しいユーザーでログオンすればいいのです。
ユーザーの切り替えは、ログオフと異なり、実行中のアプリケーションが、そのままバックグラウンドでも実行されたままの状態で保存されます。このため、後からログオンしたユーザーがパソコンの使用をやめ、ログオフすれば、ユーザーの切り替えを実行する前とまったく同じ状態が復元され、以前の作業を続けることができます。
簡単に言えば、誰かパソコンを使っている最中でも「ちょっと使わせて」ということができるというわけです。
家族それぞれの設定でパソコンを使えるだけでなく、同時にパソコンを使うシーンまで想定されている点も Windows XP のメリットのひとつと言えるでしょう。
ユーザー切り替えの例
すでにパソコンを使っているユーザーがいる場合は、まずユーザーの切り替えを実行してもらいます。(クリックすると拡大します)
▼次のステップへ▼
ユーザー切り替えの例
「ようこそ」画面が表示されるので、新しいユーザーでログオン。ログオン中のユーザーも名前の部分で確認できます。(クリックすると拡大します)
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ユーザー切り替えの例
一時的に別のユーザーでログオンして、作業ができるようになりました。作業が終了したら、再びログオフを実行します。(クリックすると拡大します)
▼次のステップへ▼
ユーザー切り替えの例
再び、元のユーザーでログオンすると、切り替え前の状態がそのまま復元され、作業を継続することができます。(クリックすると拡大します)



家族みんなでの結論!

単に家族ごとの設定ができるだけでなく、プライバシーをしっかり保護でき、しかも同時にパソコンを使うことまで想定されている Windows XP。家族みんなで効率的にパソコンを共有したいのであれば、Windows XP へのアップグレードを検討すべきでしょう。



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