PPPoE を用いたブロードバンド接続の構成方法

最終更新日: 2003年5月1日
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関連製品

Windows XP 専用に設計されたインターネット接続製品は、Windows カタログをご覧ください。

DSL モデム

ブロードバンド インターネット サービス プロバイダの中には、PPPoE (Point to Point Protocol over Ethernet) を使用して、自社のネットワーク上のユーザーのコンピュータを識別するところがあります。ユーザーがインターネットにアクセスするための名前とパスワードを ISP が求めてきた場合、その ISP はまず間違いなくこのプロトコルを使用しているでしょう。

それらの ISP はユーザーのコンピュータ上で PPPoE プロトコルを有効にするためのソフトウェアを提供してくれます。場合によっては、そのソフトウェアが Windows XP に対応するように更新されていないことがあります。それでも、依然としてブロードバンド接続を使用することは可能です。Windows XP では、PPPoE を有効にするために、追加のソフトウェアを必要とはしないからです。このプロトコルのサポートはオペレーティング システムに組み込まれています。ISP から提供されたソフトウェアと Windows XP に一体的に組み込まれているサポートの、どちらを使用してもかまいません。

注意 ISP から提供されたソフトウェアが Windows XP 用に更新されていない場合、オペレーティング システムをアップグレードするとき、または Windows XP にアップグレード後にソフトウェアをインストールしようとしたときに、エラー メッセージが表示されます。その場合、Windows XP と互換性のあるソフトウェアを ISP に要求するか、または Windows XP に組み込まれている PPPoE サポートを利用して、ブロードバンド接続を作成するべきです。

PPPoE を使用してブロードバンド接続用に Windows XP を構成するには

1.

[スタート][コントロール パネル][ネットワークとインターネット接続] の順にクリックし、それから[ネットワーク接続] をクリックします。

2.

[ネットワーク タスク] の下にある [新しい接続を作成する] をクリックし、それから [次へ] をクリックします。

3.

[インターネットに接続する] をクリックし、それから [次へ] をクリックします。

4.

[接続を手動でセットアップする] をクリックし、それから [次へ] をクリックします。

5.

[ユーザー名とパスワードが必要なブロードバンド接続を使用して接続する] をクリックします。

6.

[接続名] ダイアログ ボックス内で ISP の名前を入力します。その名前が接続名となります。[次へ] をクリックします。

7.

下の図 1 に示す [インターネット アカウント情報] ダイアログ ボックス内で、ユーザー名とパスワードを入力します。その他に、チェック ボックスがいくつか示されています。それらを使用して、この接続およびユーザー名とパスワードをだれでも使用できるようにするかどうか (既定では選択されています)、この接続を既定のインターネット接続とするかどうか (既定では選択されています)、およびこの接続に対してインターネット接続ファイアウォールを有効にするかどうか (既定では選択されています) を指定することができます。適切な選択を行ってから、[次へ] をクリックします。

インターネット アカウント情報 ダイアログ

インターネット アカウント情報の構成

8.

[新しい接続ウィザードの完了] ダイアログ ボックスに示される設定内容をチェックします。その中に何か修正する必要があるものがあれば、[戻る] をクリックします。必要に応じて、どこまでも戻ることができます。すべての設定が正しければ、[完了] をクリックします。

9.

[接続] ダイアログ ボックスの [接続] をクリックして、試しに接続してみます。

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PPPoE サービス名

ユーザーが PPPoE サービス名を構成しなくても済むように Windows XP は設計されています。Windows XP は接続の間にサービス名を自動的に見つけようと試みます。これでほとんどのユーザーは間に合うはずです。特定のサービス名が必要な場合には、以下の手順で操作を行います。

1.

[ネットワーク接続] を開き、使用するブロードバンド接続を右クリックし、それから [プロパティ] をクリックします。

2.

[全般] タブ上でサービス名を入力し、それから [OK] をクリックします。

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最大転送ユニット

接続のプロパティから PPPoE 接続の最大転送ユニット (MTU) を構成することはできません。既定では、Windows XP の PPPoE 接続で使用する MTU サイズは、PPPoE パケットが経由して送信される LAN アダプタの IP MTU から 20 バイトを差し引いたものとなっています。それはほとんどの場合 1480 バイトです。20 バイトのオーバヘッドの内訳は、PPPoE ヘッダ (6 バイト)、最大可能外側 PPP ヘッダ (4 バイト)、最大可能マルチリンク PPP ヘッダ (4 バイト)、圧縮および暗号化のための最大可能 PPP ヘッダ (4 バイト)、および送信される実際のパケットを識別する PPP ヘッダ (2 バイト) です。

それよりも小さな MTU が必要な場合には、以下のどれかの操作を行います。

PPP 最大受信ユニット (MRU) オプションを使用してサイズの小さな MTU をネゴシエートするようにアクセス デバイスを構成するよう、ISP に要求します。このソリューションを採るよう推奨します。

非 VPN ミニポート用のすべての MTU のサイズを手作業で変更します。そのためには、Windows XP が稼働しているコンピュータ上で、レジストリ値を以下のように設定します (これにより Windows XP PPPoE ミニポート用の MTU サイズが変更されます)。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\NdisWan\Parameters\Protocols\0\ProtocolType を 0x0800 に変更します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\NdisWan\Parameters\Protocols\0\PPPProtocolType を 0x0021 に変更します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\NdisWan\Parameters\Protocols\0\ProtocolMTU を必要な MTU サイズに変更します。PPPoE はこの値と既定値 (LAN アダプタの MTU から 20 を差し引いたもの) の小さい方を使用します。

(2 番目の方法は推奨できません。組み込みの VPN ミニポート以外のすべてのミニポートで使用される MTU に影響が及ぶからです。)

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サード パーティ製の PPPoE 製品との互換性

一部の PPPoE ソフトウェアには互換性に問題があることがわかっています。その例として、WinPoET のバージョン 2.1a 以前、Enternet 300 のバージョン 1.34 以前、および RASPPPoE が挙げられます。更新されたサードパーティ製のコンポーネントがまだ利用できない場合、インターネットとの接続性を保つための暫定ソリューションとして、Windows XP に組み込まれている PPPoE クライアントを使用することができます。


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