Sysprep は、企業のシステム管理者、OEM、および複数のコンピュータに WindowsR XP オペレーティング システムを展開する必要がある方々のために設計されたツールです。1 つのシステムで最初のセットアップ手順を実行した後、Sysprep を動作させると、そのサンプル コンピュータの複製準備ができます。
Sysprep は、対象の各コンピュータを初めて再起動したときに、固有のセキュリティ ID (SID) をそれぞれに割り当てます。Sysprep はオペレーティング システムを設定して、エンド ユーザーが最初にコンピュータを再起動したときに、Windows Welcome あるいはミニ セットアップが動作するようにします。この GUI モードのセットアップにかかる時間は 5、6 分ほどで、通常の 45 分から 60 分より短縮されています。また、エンド ユーザーに対して表示する情報は、使用許諾契約書 (EULA) の承諾、プロダクト キー、およびユーザー名や会社名の入力といった、必須のユーザー固有情報だけです。
Sysprep は、ディスク複製の必要がない場合でも、有益なユーティリティです。Sysprep を nosidgen スイッチを使って実行すると、Windows Welcome あるいはミニ セットアップを単一のコンピュータで設定できます。もし、監査を行っているのであれば、Sysprep を使って監査ができるようになります。また、プロセスのうち、ミニ セットアップの部分を自動化できます。こうすると、ユーザーは地域オプションや TAPI 情報などのユーザー固有情報を入力できる一方で、固有の SID のセットアップは回避できます。セットアップが実際にコンピュータ上で実行されるときには、SID はすでに一意であるはずだからです。
Sysprep ユーティリティは、3 つの異なる用途に使用できます。
1. | ディスク複製 − Sysprep をディスク複製用のイメージ準備に利用すると、完全にインストールした状態で、システムを類似のハードウェアにコピーできます。Sysprep はそのローカル コンピュータのセキュリティ ID (SID) を修正するので、SID は各コンピュータ固有のものになります。詳細情報は、「Sysprep によるディスク複製用のイメージの作成方法」をご覧ください。 |
2. | 監査 − コンピュータの監査を (nosidgen コマンドライン オプションを使用して) 行った後で Sysprep を使うと、Sysprep はエンドユーザーが Windows を実行するための準備を整えます。詳細情報は、「監査インストールでの Sysprep の使用方法」をご覧ください。 |
3. | ミニセットアップの自動化 − Sysprep で作成できる GUI モードのセットアップは、5、6 分時間がかかるだけで、通常の 45 分から 60 分にくらべ、短縮されます。また、エンド ユーザーに対して表示する情報は、EULA の承諾やプロダクト キーの入力、およびユーザー名や会社名の入力といった、必須のユーザー固有情報だけです。このモードで Sysprep を使うには、Windows XP をローカル コンピュータにプレインストールし、その後、Sysprep を nosidgen パラメータを使用して実行します。その際、以下の手順を利用してください。詳細情報は、「Sysprep を使用してミニ セットアップを自動化する方法」をご覧ください。 |
コンピュータをエンドユーザーに出荷できる状態に復元する
Sysprep を使用して、コンピュータをエンドユーザーに出荷できる状態に復元することができます。詳細情報は、「Sysprep を使用してコンピュータをエンド ユーザーに出荷できる状態に復元する方法」をご覧ください。
ファクトリモード
Sysprep のファクトリ モードは、インストール オプションを事前に設定するための手法です。これにより、OEM が維持する必要のあるイメージ数を削減できます。詳細情報は、「ファクトリ モードで Sysprep を使用する方法」をご覧ください。
Sysprep の一般的な注意
Windows XP の場合
| • | Sysprep は任意の場所から実行できます。フロッピー ディスクからも可能です。 |
| • | Sysprep は、コンピュータがワーク グループのメンバであるときにのみ動作します。ドメインは対象外です。もし、コンピュータがドメインに参加している場合は、Sysprep はコンピュータをドメインから外します。 |
| • | ミニ セットアップの終わりに、追加プログラムまたはコマンドを実行できます。Cmdlines.txt を ¥Sysprep フォルダに置いてください。 |
| • | クラスタ サービス サーバー、証明書サービス サーバー、あるいはドメイン コントローラとして構成されているコンピュータでは、Sysprep を実行することはできません。スタンドアロンのサーバーでは Sysprep を実行できます。 |
| • | 暗号化ファイルまたはフォルダを含む NTFS ファイル システム パーティションで Sysprep を実行する場合、これらのフォルダにあるデータは、完全に読み取り不能かつ復旧不能になります。 |
| • | このバージョンの Sysprep は Windows XP インストールでのみ使用できます。このバージョンの Sysprep は Windows 2000 インストールでは使用できません。 |
