Windows ファイアウォールの理解

[例外] タブの使用

公開日: 2004年8月10日

Windows XP Service Pack 2 (SP2) では、Windows ファイアウォールは既定で有効に設定されています。そのため、ほとんどのプログラムでは、インターネットからの未承諾通信を受信できないようになっています。受信するには、対象とするプログラムを例外として設定する必要があります。ただし、既定で、あらかじめ例外プログラムとして登録されているものが 2 つあります。リモート アシスタンスファイルとプリンタの共有は、インターネットからの未承諾通信を受信できます。

ファイアウォールは、使用するコンピュータとインターネット間の通信を制限する機能です。オープンな接続が望ましいプログラムについては、設定を調整する必要があります。そのようなプログラムは、例外として指定することで、Windows ファイアウォール経由で通信ができるようになります。

例外 (リスク) の許可

Windows ファイアウォール経由で通信できるようにプログラムを例外として設定すると、コンピュータのセキュリティは脆弱になります。例外を許可することは、ファイアウォールに穴を開けるような行為です。穴の数が多くなりすぎると、ファイアウォールの壁が十分でなくなります。ハッカーは、ソフトウェアを使用してインターネット上をスキャンし、接続の保護されていないコンピュータを検索しています。例外とオープン ポートを多く設定すると、コンピュータのセキュリティは脆弱になる可能性があります。

セキュリティ上のリスクを軽減するには、以下の点に留意してください。

本当に必要な場合にのみ、例外を設定します。

用途が不明なプログラムには、例外を設定しないようにします。

必要がなくなったときは、例外設定を削除します。

リスクを理解した上で例外を許可する

リスクがあっても、他のユーザーが自分のコンピュータに接続できるようにしたい場合があります。インスタント メッセージング プログラム経由で送信されたファイルを受信するときや、インターネット上で対戦ゲームをプレイするときなどです。

たとえば、他のユーザーとインスタント メッセージをやり取りしていて、相手がファイル (写真など) を送信しようとすると、Windows ファイアウォールは、接続拒否を解除して写真ファイルを受信するかどうかをユーザーに確認します。また、別の例として、インターネット上で友人とネットワーク対戦ゲームをプレイする場合、そのゲーム プログラムを例外に設定すると、ファイアウォール経由でゲームの情報をコンピュータで受信できるようになります。

例外リストにプログラムを追加するには

1.

[スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。

2.

[コントロール パネル][Windows セキュリティ センター] をクリックし、[セキュリティ設定の管理] の下にある [Windows ファイアウォール] をクリックします。

3.

[例外] タブの [プログラムおよびサービス] で、許可するプログラムやサービスのチェック ボックスをオンにして [OK] をクリックします。

Windows ファイアウォールの[例外] タブ

Windows ファイアウォールの [例外] タブ

許可するプログラム (またはサービス) が一覧にない場合

1.

[プログラムの追加] をクリックします。

2.

[プログラムの追加] ダイアログ ボックスで、追加するプログラムをクリックした後、[OK] をクリックします。追加したプログラムは、[プログラムおよびサービス][例外] タブにオンの状態で表示されます。

3.

[OK] をクリックします。

ヒント   許可するプログラム (またはサービス) が [プログラムの追加] ダイアログ ボックスに表示されていないときは、[参照] をクリックし、追加するプログラムを探してダブルクリックします (通常、プログラムは、コンピュータの Program Files フォルダに保存されています)。選択したプログラムは、[プログラムの追加] ダイアログ ボックスの [プログラム] に表示されます。

最後の手段としてポートを開く

プログラムが見つからないときは、ポートを開く方法もあります。ポートは、通信の通過を許可するファイアウォールの小さなドアのようなものです。開くポートを指定するには、[例外] タブの [ポートの追加] をクリックします (ポートを開いて使用した後は、忘れずに閉じるようにしてください)。

以下の理由から、ポートを開くよりも、例外を追加することをお勧めします。

設定が簡単です。

使用するポート番号を調べる必要がありません。

ポートを開くよりも例外を設定することの方が安全なのは、例外プログラムが受信を待機している状態にある間のみ、ファイアウォールが開くためです。

[詳細設定] オプション

高度な知識を持つユーザーであれば、個々の接続についてポートを開いたり、スコープを設定して、侵入者がコンピュータやネットワークに接続する可能性を最小限に抑えることができます。これを実行するには、Windows ファイアウォールを起動して、[詳細設定] タブをクリックし、[ネットワーク接続の設定] セクションを設定します。


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