Visual Studio 2012 Update 2

アジャイル計画や品質向上、業務アプリケーション開発、開発者体験といったさまざまな機能強化が含まれます。

Update 2

Visual Studio Updates

Microsoft Visual Studio 2012 では継続的な価値の提供を効率的に行うためのモダンなライフサイクル管理ツールと、それを使った最新のプラットフォーム上での開発をサポートするさまざまな新機能を提供しています。 同時に我々マイクロソフトも Visual Studio Update という形で皆様に継続的な価値の提供を実現しています。Visual Studio Update を通じてモダンなアプリケーション構築のための、そしてモダンなアプリケーション ライフサイクル管理のためのベストなソリューションを継続的に皆様に提供いたします。

Visual Studio 2012 Update 2

Visual Studio 2012 Update 2 (Visual Studio 2012.2) はVisual Studio に新機能と修正プログラムを提供する最新の更新プログラムです。さらに、Update 2 は Update 1 で提供された全ての新機能を含む累積的リリースとなります。 Visual Studio が実現する継続的デリバリーの一環として、すべてのエディションにおいて機能強化を行っていますが、特に Premium や Ultimate で導入されているようなモダンなライフサイクル管理機能ではより多くの機能強化を行っています。 今回の Update 2 で提供される新機能の注力分野はこれらの4つの領域になります。

  • アジャイル計画
  • 品質向上
  • 業務アプリケーション開発
  • 開発者体験

アジャイル計画

Visual Studio 2012 はアジャイルで開発を行うチームをサポートするための新機能がいくつか導入されました。Update 2 ではチームがツールをカスタマイズしたり、ツールからより多くの情報を引き出したりするための機能が追加されています。カンバン ボードにカスタマイズ可能なカラムを追加してチームの状況をより正確に反映できるようにしたり、作業項目にタグ付けして作業項目の管理を容易にしたりできます。

品質向上

開発サイクルにおける品質管理は Visual Studio 2012 の注力領域です。Update 2 では テスト ケース管理をWeb 経由で行うことが可能になり、どこからでも品質管理を行うことができるようになりました。Web 経由でテスト ケースを作成したり、実行したりできるようになったため、チームのメンバーが容易にテスト ケース レビューに参加できるようになりました。また、コードの流れを隅々まで追ってより良いコードを作るためにテスト ケースを分析することができます。

業務アプリケーション開発

Update 2 では業務アプリケーションの開発分野にも注力しています。Update 2 では LightSwich を使って SharePoint 用アプリや HTML5 クライアントを短時間で作成することができます。アプリケーションを設計し、LightSwitch のテンプレートを使って設定を行うだけで、すぐに実行可能な業務アプリケーションを手に入れることができます。 さらに、Blend for Visual Studio で WPF、 Silverlightの開発が可能になり、SketchFlow の機能も利用可能になりました。これでデスクトップ アプリケーションをデザインし、開発するために必要なツールがそろいました。

開発者体験

ソフトウェア開発は非常に時間のかかる作業です。もっと便利に、もっと使いやすくなってほしいと思うのは当然のことです。Update 2 では Visual Studio 2012 をさらに使いやすくするような強化や更新が含まれています。 コードマップ デバッガーはコードを図示化し、コード内の問題の特定を迅速化します。また、Windows ストア アプリのプロファイリングが可能になり、ユーザーが使い始める前の段階で問題を発見することができるようになりました。

KB2797912: Visual Studio 2012 Update 2の概要

追加のアップデート

Visual Studio 2012 Update 2 (Visual Studio 2012.2)の追加のアップデートとして、以下を合わせて利用いただけます。

Visual Studio 2012 Update 1

Visual Studio 2012 Update 1 (Visual Studio 2012.1)では、Connect や Windows エラーレポートを通じて報告された様々な問題に対する機能強化や修正を提供しています。加えて、Update 1 では、Visual Studio 2012 に対して豊富な新機能を追加します。新機能の多くは Ultimate および Premium に対するものですが、いくつかは Professional と Express においても利用いただけます。Update 1 におけるこれらの新機能は主に次の4つの領域に分類できます。すなわち、Windows 開発、SharePoint 開発、アジャイルチーム、そして継続的な品質向上(Continuous Quality)です。

Windows 開発

Windows 8 のリリースに合わせ、Visual Studio 2012 ではこの新しいプラットフォームをサポートする新しいテンプレート、デザイナー、そしてテストとデバッグ機能を追加しました。この中には、Windows 8 シミュレーターによる Windows ストア アプリケーションのサポートも含まれます。Update 1 では、Windows ストア アプリケーションにおけるマネージとネイティブの Mixed モードでのデバッギング、およびネイティブの ARM ダンプ デバッギングの機能を提供しています。また、コード分析機能において Windows Phone 8 アプリケーションのサポートを追加しました。さらに、Update 1 は最新の Windows プラットフォームへの対応だけではありません。Update 1 によって Visual Studio 2012 を使った Windows XP でのネイティブ C++ 開発が可能になります。

SharePoint 開発

Update 1 では、SharePoint 2012 に対するライフサイクル ツールの機能を強化しています。特にテストと品質保証の機能がそれにあたります。SharePoint への依存関係を分離できるMicrosoft Fake Framework を含む機能により、ユーザーの操作をシミュレートした単体テストやコード化された UI テストを実行できるようになります。加えて、IntelliTraceにおいて SharePoint のロギング情報を取得できるようになりました。これにより SharePoint アプリケーションのより詳細な分析を行うことが可能になります。

アジャイル チーム

Visual Studio 2012 はアジャイル チームに対しても様々な新機能を提供しています。Update 1 においてはこれらの機能を強化すべく、 Team Foundation Server における Web インターフェイスの大幅なユーザビリティ改善を行っています。これにはソースコードの確認や差分(Diff)の確認におけるエクスペリエンスの向上が含まれます。Update 1 では Team Foundation Service において初めて登場した Kanban ボードによる Kanban のサポートや、累積フローダイアグラムといった機能を Team Foundation Server の機能として追加しています。IDE の観点では、Code Map によって関連するコードの可視化を動的に行えるようになり、その関連をより早くナビゲートできるようになりました。

継続的な品質向上

継続的な品質向上を可能にすることは Update 1 における重要なフォーカス エリアです。自動テストで利用できていたコードカバレッジの機能は、Update 1 によって手動テストにおいてもご使用いただけるようになります。これにより、手動テストによってコードのどのエリアがカバーされたかを分析できるようになります。Update 1 ではクロス ブラウザーのテストもサポートしています。これにより Internet Explorer で Web テストの記録を行い、その後に他のブラウザーに対して操作のリプレイができるようになります。テスト エクスプローラーを使うと、Traits (テスト カテゴリー、テスト プロパティ、優先度、そしてオーナー)に基づいてテストをグループ化し、実行することが可能になります。また Microsoft Test Manager において手動テストのセッションで停止と再開が可能になりました。加えて探索テストにおいて、アクションが実行された際に自動的にイメージのログを取得できるようになりました。

KB2797915: Visual Studio 2012 Update 1の概要