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シェアード ソースを使用する理由

シェアード ソースは、開発期間の短縮と、トラブルシューティングおよびコード デバッグ時間の削減、リモート デバイス サポートの支援によって、デバイス開発にプラスの影響を与えることができます。Windows CE シェアード ソース プログラムでは、知的財産の管理を維持したまま、デバイスの OS コードを変更できます。
フリーランス テクノロジー ライター兼自然写真家であり、自身の小さな会社 LivingWilderness.com で画像の販売、印刷、ライセンス供与を行っている Kevin Ebi が、シェアード ソースの重要性についての考えを述べています。

シェアード ソースを使って開発を迅速化する理由

Kevin Ebi
組み込みデバイスの開発、製造、および流通に携わる企業にとって、自社の設計および知的財産を保護するとともに、製品をすばやく市場に投入することは、長期的な成功を収めるために非常に重要です。しかし、組み込みデバイスの開発者がソース コードにアクセスできれば、開発のスピードが劇的にアップし、デバッグ期間が短縮され、リモートでのデバイスのサポートが容易になる可能性があります。知的財産の保護というビジネス ニーズを満たしつつ、"シェアード ソース コード" の開発上の恩恵を得ることは可能なのでしょうか。はい、マイクロソフト®と Windows® CE シェアード ソース プログラムがそれを実現してくれます。

マイクロソフトおよび Windows CE シェアード ソース プログラムとは

シェアード ソースは、顧客および開発者のコミュニティがより多くのマイクロソフト ソース コードにアクセスできるようにする一方、健全なソフトウェア ビジネス エコシステムに不可欠な知的財産の保護を維持するためのマイクロソフトのライセンシング フレームワークです。シェアード ソースは、ソース コードへのアクセスが必要な顧客および開発者の多様なニーズに合わせて個別にカスタマイズできる、マイクロソフトのさまざまなテクノロジーおよびライセンシング プログラムを対象としたマイクロソフト全体の考え方です。

Windows CE シェアード ソース ライセンシング プログラムでは、カーネル ライブラリー、ファイル システム、デバイス マネージャー、およびストレージ マネージャーなど、Windows CE のコア要素の多くが提供されます。また、HTTP Web サーバー、Explorer シェル、Windows Sockets インターフェイス、SOAP および uPNP インプリメンテーション、Microsoft Message Queuing、Bluetooth、およびポイント ツー ポイント プロトコルなど、WIndows CE の多数の追加機能についてもソース コードが利用可能です。

開発者が Windows CE シェアード ソースを使用する理由

「Windows CE のシェアード ソースを使用すると、開発期間を大幅に短縮できるだけでなく、お客様の満足度も向上します」Microsoft Windows Embedded プロダクト マネージャーの Nic Sagez はこう述べています。「ほとんどの開発者は、プロジェクトのトラブルシューティングとコードのデバッグをすばやく行うためにシェアード ソース コードを使用しています。開発の途中であっても、顧客にリモート サポートを提供する場合でも、”ボンネットの中身” を見て問題を特定できることで、作業を何百時間も節約できます」開発者は、Windows CE の仕組み、API の仕組み、および特定の操作がどのように実行されるかを正確に把握できます。これによってデバイスおよびアプリケーションを最適化する最善の方法を認識できるため、より優れた製品をビルドできます。

Windows CE をカスタマイズして、そのリアルタイム オペレーティング システム機能を特定のデバイスのニーズに適合させるためにシェアード ソース コードを利用する開発者もいます。組み込みデバイスの開発でシェアード ソース コードが重要な役割を果たした例として、Greer Company が建設重機環境向けに Windows CE をカスタマイズできた事例があります。この場合、たった 1 つの計算を誤るか、遅らせるだけで、重大な損害または負傷が発生する恐れがありました。

Greer は建設会社がクレーンを安全に使用して最大限の能力を引き出すことができる電子デバイスを製造しています。90 トンのクレーンの管理は非常に重要な作業であり、クレーンの位置だけでなく、積載数量、ブームの角度、および風速までも含む他の多数の変数もこのデバイスで常に追跡する必要があります。マイクロソフトのゴールド レベル システム インテグレーターである Applied Data Systems (ADS) は、ソース コードを入手して、重要なリアルタイム入出力デバイス ドライバを処理するための CE スレッドの優先順位付けを調整しました。

「Windows CE オペレーティング システムのコア要素を変更できることは、お客様のために最高レベルの安全性を確保するという私たちの目標を達成するために不可欠でした」Greer のエンジニアリング マネージャー Simon Worboys はこう振り返ります。「当社のお客様は決して可能と思えなかったことができるようになったため、Greer は競争上の大幅な優位性を確保でき、売上を急激に伸ばすことができました」

「組み込みデバイスには、多種多様なハードウェアと機能があります」と Sagez は言います。「マイクロソフトでは、開発者様がそれぞれのデバイスでより適切に動作するようにコードを改造していただけます」

健康管理機器を開発している Zoe Medical と、そのシステム インテグレーション パートナーである ADS は、Windows CE ソース コードを使用して、独自のニーズを満たすためにオペレーティング システムを拡張しました。Zoe は長年にわたって、センサーおよび計器からのデータの収集に MS-DOS を使用していました。その後、ADS がシェアード ソースを使用して Windows CE API を拡張し、それらのハードウェア拡張機能を組み込んだため、Zoe はその MS-DOS アプリケーションをわずか数週間で Windows CE アプリケーションに変換できました。

「Zoe はたった 2 人の開発者で、病院向け機器と家庭向け機器の両方を、規制当局による認可も含めて約 12 ヵ月で市場に投入しました」Zoe Medical Development の臨床アプリケーション マネージャー、Jim Chickering はこう話します。「Windows CE とマイクロソフトのツールは、これを達成する上で大いに貢献してくれました」

マイクロソフトは Windows CE シェアード ソース プログラムによって、グラフィック、ウィンドウイング、およびイベント サブシステム、TCP/IP および IPv6 ネットワーキング、追加のファイル システムおよびデバイス ドライバを含むより高度な Windows CE コードを、Windows Embedded プレミア共同開発パートナー、Windows Embedded シリコン ベンダ パートナー、Windows Embedded パートナー ゴールドレベル システム インテグレーター、およびマイクロソフトの Most Valuable Professional に提供しています。OEM はこのコードを使用して、オペレーティング システムの重要な側面をカスタマイズできます。

組み込みデバイスの OEM/ODM が Windows CE シェアード ソース プログラムを好む理由

シェアード ソースは一見オープン ソースに似ていますが、重要な相違点がいくつかあります。オープン ソースと異なり、Windows CE ソース コードに対して行った変更はその会社のものとなります。オープン ソース コミュニティまたはマイクロソフトと共有する必要はありません。この属性により、貴重な作品を保護でき、競合他社に作品を複製されるリスクを解消して市場で優位に立つことができます。

Windows CE のシェアード ソースは、プロジェクトをデバッグするために Windows CE の内部構造の知識がもう少し必要なだけでも、デバイスや厳しい環境のニーズに合わせてオペレーティング システムをすばやくカスタマイズする必要がある場合も、イノベーションをもたらし成功を収めるために必要なリソースを提供します。

追加リソース

マイクロソフトが提供するシェアード ソース プログラムの詳細をご覧ください。疑問点をお持ちの場合は、以下を参照ください。