キーボードと音声によるWindows 10基本操作ガイド 基本事項 1. このガイドは、Microsoft Windows 10(以下Windows 10)を、パソコンのキーボードと画面読み上げソフト(スクリーンリーダー)の音声で操作する手順を説明しています。 2. このガイドは、以下の環境での手順で説明しています。 ・ OS : Windows 10 バージョン2004 (Windows 10 May 2020 Update) ・ 画面読み上げソフト : ナレーター (Windows 10付属) PC-Talker Neo 64Bit Version2004 (Build15) 3. このガイドでは基本的にナレーターでの読み方と操作を紹介しています。PC-Talkerでの読み方や操作を紹介している場合は、その旨を記載しています。 4.各章、および節には、Wordのハイパーリンクと見出しを設定しています。このガイドをMicrosoft Wordを利用してご覧になる場合は以下の手順で章や節にジャンプさせることができます。 1. 「目次」で、上下方向 キーを押してジャンプさせたい章や節に移動します。 2. カーソルが行頭あるいは行末でないことを確認します。もし行頭にあった場合は、右方向 キーを、行末にあった場合は、左方向 キーを押して「ハイパーリンク」と読み上げる部分に移動します。 3. Enter キーを押します。指定した章や節にジャンプします。 4. 目次に戻るには、Alt + 左方向 キーを押します。 5. ガイドの中では、操作のヒントを「【ワンポイント】」、内容の注記を「(注)」、また、特に重要な点については「【重要】」として記載しています。 6. ショートカット キーは「* ショートカット キー」として記載しています。 7. ショートカット キーを「Windows ロゴ + I キー」のように記載している場合、Windows ロゴキーを押したままの状態で、I キーをポンとたたきます。 8. アクセスキーは「* アクセスキー」として記載しています。 9. アクセスキーを「Alt VL 」のように記載している場合、Alt キー、V キー、L キーをポンポンと順にタイプしていきます。 1. Windows 10の概要 1−1 Windows 10の画面構成 @ Windows 10をタッチ機能が搭載されたパソコンやタブレットで使用する場合、タッチ操作がしやすい「タブレット モード」とそうでないモード (ここでは「デスクトップ モード」といいます) の2つのモードがあります。このガイドでは「デスクトップ モード」での手順をご紹介します。 A Windows 10を「デスクトップ モード」で起動すると、まず「デスクトップ 画面」が表示されます。 B 「デスクトップ モード」ではスタート メニューを利用します。これに対し「タブレット モード」では、画面全体にタイルが表示される「スタート 画面」になります。 C 画面右下には「通知領域」があり、時計やスピーカーなどの状態を確認するためのアイコンや、無線LANなどの設定のためのアイコンがあります。 D そのほか、各種の設定を行ったり最新の情報を確認できる「アクション センター」が搭載されています。 1−2 スタート メニュー スタート メニューの構成は以下の通りで、以下の手順で操作します。 1. Windows ロゴ キーを押します。スタート メニューが表示され、通常スタートボタンの右隣にある「検索ボックス」が選択されます。 2. 「検索ボックス」が選択されている状態でTab キーを押すと、スタートメニューの左側に縦に項目が並んでいる「スタートナビゲーション」に移動します。項目には[ユーザー アカウント][ドキュメント][ピクチャ][設定][電源]などがあります。 3. もう一度Tab キーを押すと、スタートメニューの真ん中の「すべてのアプリ」または「よく使うアプリ」、もう一度Tab キーを押すと右側の「タイル」に移動します。スタート メニューの中は、Tab キーを押すごとに、「検索ボックス」、左側の「スタートナビゲーション」、真ん中の「すべてのアプリ」または「よく使うアプリ」、右側の「タイル」、「検索ボックス」を巡回します。 【ワンポイント】 よく使うアプリを表示するように設定していると、「すべてのアプリ」の上部によく使っているアプリが表示され、「よく使うアプリ すべてのアプリ」と読み上げます。 (注) PC-Talkerでは「すべてのアプリ」を読み上げない場合があります。 【ワンポイント】 すぐに「すべてのアプリ」または「よく使うアプリ」に移動したい場合は、Windows ロゴ キーを押してスタート メニューを開いたあとに、上方向 キーまたは下方向 キーを押すと「すべてのアプリ」または「よく使うアプリ」に移動します。 4. 「すべてのアプリ」には、インストールされているすべてのアプリが、記号、数字、アルファベット、五十音の順に並んでいます。「すべてのアプリ」内では上下方向 キーを押して項目間を移動します。 【ワンポイント】 「すべてのアプリ」内では、半角の記号や数字、またアルファベットを入力することで、その文字に該当する項目にジャンプします。 5. タイル内では上下左右方向 キーを押して移動します。タイルにはよく使うアプリをピン留めして置いたり、置いたアプリをグループ分けしたり、好きな配置にしたり、カスタマイズすることができます。 【ワンポイント】 タイルには、天気やニュースなどリアルタイムで情報を表示するライブ タイルと呼ばれるものがあります。それを選択すると、アプリ名だけでなく、最新の情報もナレーターで読み上げられます。 6. スタート メニューを閉じるには、Windows ロゴ キーを押します。 1−3 デスクトップ 画面 @デスクトップ モードでパソコンが起動した直後では「デスクトップ 画面」が表示されています。ここには、従来のWindowsのデスクトップと同じように「ゴミ箱」や、アプリへのショートカットが配置されています。 A デスクトップ 画面になっていない場合は、Windows ロゴ + D キーを押すことでデスクトップ 画面が表示されます。 1−4 通知領域 「通知領域」には、時計や、スピーカーやアプリなどの状態を確認するためのアイコンのほか、各種の設定を行う「アクション センター」を表示するためのアイコンが配置されています。  「通知領域」は以下の手順で操作します。 1. Windows ロゴ + B キーを押します。「通知領域」に移動します。 【ワンポイント】 「通知領域」を選択している状態でTab キーを押すと、スタートボタンやタスク バーに移動することができます。 2. 「通知領域」のすべてのアイコンを表示するには、通知領域に移動後Space キーかEnter キーを押します。通常隠れているアイコンが開かれます。 3. 「通知領域」内は上下左右方向 キーで項目間を移動します。時間を知ることができたり、スピーカーやアプリなどの状態を確認することができます。 1−5 アクション センター 「デスクトップ モード」と「タブレット モード」の切り替えや、ネットワークの設定などは「アクション センター」で行うことができます。「設定」で行う項目のよく使われるものが配置されているイメージです。受信した最新メールやセキュリティに関する注意なども確認できます。 1−5−1 「アクションセンター」の起動 「アクション センター」は以下の手順で表示させます。 1. Windows ロゴ + A キーを押します。 【ワンポイント】 「通知領域」の中の[アクション センター]でEnter キーを押すことでも「アクション センター」を表示できます。 2. 「アクション センター」内はTab キーや上下左右方向 キー で項目を移動します。 1−5−2 「デスクトップ モード」と「タブレット モード」の切り替え 「デスクトップ モード」から「タブレット モード」に切り替える手順は以下の通りです。 1. 「アクション センター」を表示させます。 2. Tab キーや方向 キーを押して[タブレット モード]のチェック ボックスに移動します。 3. Space キーを押してチェックをつけます。「タブレット モード」に切り替わります。 4. Esc キーまたはWindows ロゴ + A キーまたはAlt + F4 キーを押して「アクション センター」を閉じます。 【ワンポイント】 「タブレット モード」のチェックをはずすと「デスクトップ モード」に切り替わります。 2. アプリの起動 Windows 10でアプリを起動するにはいくつかの方法があります。ここでは下記の方法について説明します。 ・ 「すべてのアプリ」から起動する ・ 「よく使うアプリ」から起動する ・ 「検索ボックス」から起動する ・ スタート メニューにピン留めして「タイル」から起動する ・ 「タスク バー」にピン留めして「タスク バー」から起動する ・ 「デスクトップ 画面」から起動する ・ 「マイスタート メニュー」から起動する(PC-Talker) 2−1 「すべてのアプリ」から起動する 「すべてのアプリ」は、インストールされているアプリがすべてリストになっているメニューです。アプリの先頭文字により、記号順、数字順、アルファベット順、五十音順に一覧表示されています。  ここでは「Excel 2019」を起動します。 1. Windows ロゴ キーを押します。スタート メニューが表示されます。 2. 上方向 キーまたは下方向 キーを押して「すべてのアプリ」または「よく使うアプリ」に移動します。 3. [Excel 2019]に到達するまで下方向 キーを押して[Excel 2019]に移動してEnter キーを押します。「Excel 2019」が起動します。 2−2 「よく使うアプリ」から起動する 「よく使うアプリ」は、直近に使用した頻度の高いアプリをスタート メニューの「すべてのアプリ」の上部にまとめたもので、素早くアプリを起動できます。  ここでは「Word 2019」を起動します。 (注) この操作を行うためには「よく使うアプリ」が有効にされていて、「Word 2019」が「よく使うアプリ」としてスタート メニューに表示されていることが必要です。「よく使うアプリ」は「設定」の「個人用設定」で、有効にするかどうか決めることができます。 1. Windows ロゴ キーを押します。スタート メニューが表示されます。 2. 上方向 キーまたは下方向 キーを押して[よく使うアプリ]に移動してから下方向 キーを押して[Word 2019]に移動してEnter キーを押します。「Word 2019」が起動します。 2−3 「検索ボックス」から起動する 「検索ボックス」に検索語を入力してアプリを起動できます。手順は以下の通りです。  ここでは「Word 2019」を起動します。 1. Windows ロゴ キーを押します。スタート メニューが表示され「検索ボックス」が選択されています。 2. "word"と入力します。「word」という文字列が含まれるアプリやファイルなどが一覧表示されます。 3. Wordが選択されていますので、Enterキーを押します。インストールされているアプリによってWordが選択されていない場合は、下方向 キーを押して[Word 2019]に移動してEnter キーを押します。「Word 2019」が起動します。 【ワンポイント】 検索語は必ずしも"word"でなくても、例えば"wo"だけでも検索結果が表示される場合があります。また、日本語での検索も可能です。 2−4 スタート メニューにピン留めして「タイル」から起動する アプリは、ピン留めしてスタートメニューのタイルに置くことができ、タイルから素早く起動することができます。   2−4−1 「タイル」にピン留めする スタート メニューにピン留めする手順は以下の通りです。 ここでは「Excel 2019」をピン留めして起動します。 1. Windows ロゴ キーを押します。スタート メニューが表示されます。 2. 上方向 キーまたは下方向 キーを押して「すべてのアプリ」または「よく使うアプリ」に移動してから下方向 キーを押して[Excel 2019]に移動します。 3. アプリケーション キー(ない場合はShift + F10 キー)を押して「コンテキスト メニュー」を表示させます。 4. [スタートにピン留めする]が選択されているのでEnter キーを押します。タイルに「Excel 2019」がピン留めされます。 【ワンポイント】 ピン留めをするとタイルの中にあるアプリの最後に配置されますが、場所は変えることができます。 【ワンポイント】 ピン留めをはずすときは、タイルの中でピン留めされているアプリを選択した状態でアプリケーション キー(ない場合はShift + F10 キー)を押すと、ピン留めをはずすメニューがあります。 2−4−2 「タイル」からのアプリの起動 1. Windows ロゴ キーを押してスタート メニューを表示して、Tab キーを3回押して、タイルに移動します。 2. 上下左右方向 キーで[Excel 2019]に移動して、Enter キーを押します。「Excel 2019」が起動します。 2−5 「タスク バー」にピン留めして「タスク バー」から起動する タスク バーは、通常デスクトップ画面の下部に横に置かれていて、そこに表示されているアイコンを選択するだけでアプリを素早く起動することができます。  タスク バーには、あらかじめアプリが登録されているほか、自分でアプリを登録することもできます。 (注) タスク バーにあらかじめ登録されているアプリの種類はパソコンにより異なります。また、タスク バーには、現在起動しているアプリも表示されています。   2−5−1 「タスク バー」にピン留めする タスク バーにピン留めする手順は以下の通りです。 ここでは「Excel 2019」をピン留めして起動します。 1. Windows ロゴ キーを押します。スタート メニューが表示されます。 2. 上方向 キーまたは下方向 キーを押して「すべてのアプリ」または「よく使うアプリ」に移動してから下方向 キーを押して[Excel 2019]に移動します。 3. アプリケーション キー(ない場合はShift + F10 キー)を押して「コンテキスト メニュー」を表示させます。 4. 下方向 キーで「その他」に移動して、右方向 キーを押して[タスク バーにピン留めする]に移動してEnter キーを押します。タスク バーに「Excel 2019」がピン留めされます。 【ワンポイント】 ピン留めをするとタスクバーにあるアプリの最後に配置されますが、場所は変えることができます。 【ワンポイント】 ピン留めをはずすときは、タスクバーの中でピン留めされているアプリを選択した状態でアプリケーション キー(ない場合はShift + F10 キー)を押すと、ピン留めをはずすメニューがあります。 2−5−2 タスク バーからのアプリの起動 タスク バーからのアプリの起動方法には2つあります。 ・ タスク バーに移動して起動する ・ ショートカット キーで起動する 2−5−2−1 タスク バーに移動して起動する タスク バーに移動してアプリを起動する手順は以下の通りです。 1. Windows ロゴ + T キーを押します。タスク バーに移動します。 2. 左右方向 キーを押して目的のアプリに移動してEnter キーを押します。アプリが起動します。 3. 目的のアプリを選択した状態でアプリケーション キー(ない場合はShift + F10 キー)を押すと、そのアプリで最近開いたファイル名が表示されるので、上下方向 キーで目的のファイル名に移動することで、アプリだけでなくファイルを直接開くことができます。 【ワンポイント】 Windows ロゴ + T キーを押し続けても、タスクバーに表示されているアプリの間を移動することができます。 2−5−2−2 ショートカット キーで起動する タスク バーに登録されているアプリをショートカット キーで起動する手順は以下の通りです。 1. Windows ロゴ + 1〜9 キーを押します。該当する番号のアプリが起動します。 (注) 数字は、タスクバー上の左から並んでいる順番の番号です。 2−6 「デスクトップ 画面」から起動する アプリを「デスクトップ 画面」から起動する場合、あらかじめショートカットをデスクトップに作成しておく必要があります。 2−6−1 デスクトップにショートカットを作成する デスクトップにショートカットを作成する手順は以下の通りです。  ここでは「すべてのアプリ」から「メモ帳」を選択してデスクトップ 画面に表示させます。 1. Windows ロゴ キーを押します。スタート メニューが表示されます。 2. 上方向 キーまたは下方向 キーを押して「すべてのアプリ」に移動してから、下方向 キーを押して[Windows アクセサリー]のグループに移動してEnter キーを押します。「Windows アクセサリー」の一覧が表示されます。 3. 下方向 キーを押して[メモ帳]に移動します。Enter キーは押しません。 4. アプリケーション キー(ない場合はShift + F10 キー)を押して「コンテキスト メニュー」を表示させます。 5. 下方向 キーを押して[その他]に移動してEnter キーを押します。「その他」のメニューが表示されます。 6. 上下方向 キーを押して[ファイルの場所を開く]に移動してEnter キーを押します。「メモ帳」がある場所が表示されたダイアログ ボックスが表示されます。 7. アプリケーション キーを押して「コンテキスト メニュー」を表示させます。 8. 上下方向 キーを押して[送る]に移動し、右方向 キーを押してサブ メニューを開きます。 9. 上下方向 キーを押して[デスクトップ(ショートカットを作成)]に移動してEnter キーを押します。デスクトップに「メモ帳」のショートカットが作成されます。 2−6−2 「デスクトップ 画面」からのアプリの起動 デスクトップに作成されたショートカットからアプリを起動する手順は以下の通りです。 ここでは「メモ帳」を起動します。 1. Windows ロゴ + D キーを押します。デスクトップ 画面が表示されます。 2. 上下左右方向 キーを押して[メモ帳]に移動してEnter キーを押します。「メモ帳」が起動します。 2−7 「マイスタート メニュー」から起動する(PC-Talker) 画面読み上げソフト「PC-Talker」がインストールされている場合は、独自のメニュー「マイスタート メニュー」を利用してアプリを起動させることができます。 (注) PC-Talker Neoがインストールされると、自動的に「マイスタート メニュー」が表示されるようになっています。 2−7−1 「マイスタート メニュー」からのアプリの起動 マイスタート メニューからアプリを起動する手順は以下の通りです。 ここでは「Excel 2019」を起動します。 1. Windows ロゴ キーを押します。「マイスタート メニュー」が表示されます。 2. 上方向 キーを押して[すべてのプログラム]に移動してEnter キーを押します。「すべてのプログラム」のメニューが表示されます。 3. 上下方向 キーを押して[Excel 2019]に移動してEnter キーを押します。「Excel 2019」が起動します。 2−7−2 「マイスタート メニュー」からスタート メニューを表示する 「マイスタート メニュー」から通常のスタート メニューを表示する手順は以下の通りです。 1. Windows ロゴ キーを押します。「マイスタート メニュー」が表示されます。 2. 上方向 キーを押して[スタート 画面]に移動してEnter キーを押します。スタート メニューが表示されます。 2−7−3 常にスタート メニューを表示する Windows ロゴ キーを押した際「マイスタート メニュー」ではなく、常にスタート メニューが表示されるようにするには以下の操作を行います。 1. F12 キーを押します。「AOK メニュー」が表示されます。 【ワンポイント】 もし、F12 キーで「AOKメニュー」が表示されない場合は「検索ボックス」や「すべてのアプリ」などから起動します。 2. 下方向 キーを押して[マイサポート]に移動してEnter キーを押します。「マイサポート」のメニューが表示されます。 3. 下方向 キーを押して[ツール]に移動してEnter キーを押します。「ツール」のメニューが表示されます。 4. 下方向 キーを押して[PC-Talkerの初期設定]に移動してEnter キーを押します。「PC-Talkerの初期設定」のメニューが表示されます。 5. [自動起動の設定]が選択されているのでEnter キーを押します。「自動起動の設定」のダイアログ ボックスが表示されます。 6. Tab キーを押して[マイスタート メニューを自動起動する]のチェック ボックスに移動し、Space キーを押してチェックをはずします。 7. Tab キーを押して[設定]に移動してEnter キーを押します。「ツール」のメニューに戻ります。 8. Alt + F4 キーを押します。「AOK メニュー」に戻ります。 9. Alt + F4 キーを押します。AOK メニューが閉じます。これで、次回パソコンを起動してWindows ロゴ キーを押すと、常にスタート メニューが表示されます。 【ワンポイント】 上記の設定を行ってもパソコンが起動している間は、Windows ロゴ キーを押すと「マイスタート メニュー」が表示されます。常にスタート メニューを表示する場合は、パソコンを再起動させます。 2−7−4 一時的に「マイスタート メニュー」を表示する パソコンが起動している間、一時的に「マイスタート メニュー」を表示する手順は以下の通りです。 1. F12 キーを押します。「AOK メニュー」が表示されます。 【ワンポイント】 もし、F12 キーで「AOKメニュー」が表示されない場合は「検索ボックス」や「すべてのアプリ」などから起動します。 2. 下方向 キーを押して[アクセサリー]に移動してEnter キーを押します。「アクセサリー」のメニューが表示されます。 3. 下方向 キーを押して[マイスタート メニュー]に移動してEnter キーを押します。これで、パソコンが起動している間は、Windows ロゴ キーを押すと「マイスタート メニュー」が表示されます。 (注) ただし、この操作は、パソコンを起動する都度行う必要があります。 3. シャットダウン Windows 10でパソコンをシャットダウンするにはいくつかの方法があります。 ・ スタート メニューからシャットダウンする ・ 「デスクトップ 画面」からシャットダウンする ・ 「シャットダウンまたはサインアウト」からシャットダウンする ・ 「マイスタート メニュー」からシャットダウンする(PC-Talker) 3−1 スタート メニューからシャットダウンする スタート メニューからパソコンをシャットダウンする手順は以下の通りです。 1. Windows ロゴ キーを押します。スタート メニューが表示されます。 2. Tab キーを押して[スタートナビゲーション]に移動して下方向 キーを押して[電源]に移動してEnter キーを押します。「電源オプション」のメニューが表示されます。 3. 上下方向 キーを押して[シャットダウン]に移動してEnter キーを押します。パソコンがシャットダウンします。 (注) 「電源オプション」のメニューには「スリープ」「シャットダウン」「再起動」の選択肢があります。 3−2 「デスクトップ 画面」からシャットダウンする 「デスクトップ 画面」からパソコンをシャットダウンする手順は以下の通りです。 1. Windows ロゴ + D キーを押します。「デスクトップ 画面」が表示されます。 2. Alt + F4 キーを押します。「シャットダウン」のメニューが表示されます。 3. 「シャットダウン」が選択されていることを確認して、Enter キーを押します。パソコンがシャットダウンします。 (注) 「シャットダウン」のメニューには「ユーザーの切り替え」「サインアウト」「スリープ」「シャットダウン」「再起動」の選択肢があります。 3−3 「シャットダウンまたはサインアウト」からシャットダウンする Windows ロゴ + X キーを押して表示される「コンテキスト メニュー」から「シャットダウンまたはサインアウト」を選択してシャットダウンする手順は以下の通りです。 1. Windowsロゴ + X キーを押します。「コンテキスト メニュー」が表示されます。 (注1) ここには、コンピューターを管理するためのメニューが用意されています。 2. 上方向 キーを押して[シャットダウンまたはサインアウト]に移動してEnter キーを押します。「シャットダウンまたはサインアウト」のメニューが表示されます。 3. 下方向 キーを押して[シャットダウン]に移動してEnter キーを押します。パソコンがシャットダウンします。 (注2) ここには「サインアウト」「スリープ」「シャットダウン」「再起動」の選択肢があります。 3−4 「マイスタート メニュー」からシャットダウンする(PC-Talker) 画面読み上げソフト「PC-Talker」がインストールされている場合は、独自のメニュー「マイスタート メニュー」を利用してシャットダウンすることができます。  「マイスタート メニュー」からパソコンをシャットダウンする手順は以下の通りです。 (注1) 以下の手順を行うためには、Windows ロゴ キーを押した際に「マイスタート メニュー」が表示される状態になっていることが必要です。 1. Windows ロゴ キーを押します。「マイスタート メニュー」が表示されます。 2. 上方向 キーを押して[シャットダウン]に移動してEnter キーを押します。「シャットダウン」のメニューが表示されます。 3. [シャットダウン]が選択されているので、Enter キーを押します。パソコンがシャットダウンします。 (注2) 「シャットダウン」のメニューには「ユーザーの切り替え」「サインアウト」「スリープ」「シャットダウン」「再起動」の選択肢があります。 4. エクスプローラー エクスプローラーは、ファイルやフォルダーなどを管理するためにWindowsに標準で装備されているアプリです。  ここでは、エクスプローラーの起動と終了、エクスプローラーの画面構成と操作、ファイルやフォルダーの表示の切り替えなどについて説明します。 4−1 エクスプローラーの起動 エクスプローラーの起動方法は2つあります。 ・ スタート メニューから起動する ・ ショートカット キーで起動する 4−1−1 スタート メニューから起動する スタート メニューからエクスプローラーを起動する手順は以下の通りです。 1. Windows ロゴ キーを押します。スタート メニューが表示されます。 2. Tab キーを押して[スタートナビゲーション]に移動して下方向 キーを押して[ドキュメント]に移動してEnter キーを押します。「エクスプローラー」が起動し「ドキュメント」が表示されます。 4−1−2 ショートカット キーで起動する ショートカット キーでエクスプローラーを起動する手順は以下の通りです。 1. Windows ロゴ + E キーを押します。「エクスプローラー」が起動します。 4−2 エクスプローラーの画面構成と操作 Windows 10 のエクスプローラーの画面構成は以下の通りです。 @ 画面の最上部には「タイトル バー」があり、起動しているアプリや開いているフォルダーなどが表示されています。 A 「タイトル バー」の下に「リボン」が表示されています。左端に「ファイル」のボタン、その右にいくつかのタブが表示されています。  エクスプローラーのリボンは初期状態では「非表示」になっているので、タブのみが表示されています。リボンを表示状態にする場合は、以下のショートカット キーを利用します。 * ショートカット キー リボンの表示/非表示の切り替え : Ctrl + F1 キー B リボンの右端には「リボンの展開」「ヘルプ」のボタンが配置されています。 C リボンの下には「アドレス バー」と「検索ボックス」が左右に配置されています。「アドレス バー」には、選択しているフォルダーやファイルが表示されています。「検索ボックス」では、キーワードによりフォルダーやファイルを検索することができます。 D その下には「ナビゲーション ウィンドウ」と「詳細ウィンドウ」が左右に並んでいます。「ナビゲーション ウィンドウ」は、PC内のすべての場所を階層構造で表示(ツリー表示)しています。  「詳細ウィンドウ」には「ナビゲーション ウィンドウ」で選択しているフォルダーやファイルが表示されています。 E 画面の一番下には「ステータス バー」があり、ここには、選択しているファイル数や合計サイズなどの情報が表示されています。  エクスプローラーの中は、Tab キーを押すごとに、選択されているフォルダーによっても変化しますが、基本的に以下の場所を巡回します。 ・ ツリー表示されたフォルダーの一覧 ・ 詳細ウィンドウのフォルダーとファイルの一覧 ・ 項目ビュー (名前や更新日時、ファイルの種類で並び替えができる) ・ 表示モードの切り替えボタン (詳細の表示またはアイコンでの表示の切り替え) ・ 一つ上の階層への移動ボタン ・ アドレスバー ・ 検索ボックス  フォルダーやファイルを開くときは、フォルダーやファイルを選択している状態でEnter キーを押します。 4−3 ファイルやフォルダーの表示方法の変更 Windows 10のエクスプローラーの初期状態ではファイルやフォルダーのアイコンが上下左右に並んで表示されているため、上下左右方向 キーを使う必要がありますが、ファイルやフォルダーの表示方法を「詳細」にすることで、上下方向 キーだけで、すべてのファイルやフォルダーが選択できるようになります。また、ファイルに拡張子を表示することで、そのファイルがどんな種類(Wordファイルやテキストファイルなど)のファイルかを知ることができます。  拡張子を表示することはリボンからしか行えませんが、ファイルやフォルダーの表示を「詳細」に変更する方法は2つあります。 ・ 表示モードの切り替えボタンから変更する ・ リボンの「表示」から変更する (注1) この作業は、「ドキュメント」や「ピクチャ」などのフォルダーごとに行う必要があります。 なお、手順はエクスプローラーを起動して、表示を変更したいフォルダーに移動してEnter キーを押してフォルダーが開いた状態から説明します。 4−3−1 表示モードの切り替えボタンから表示方法を変更する 表示モードの切り替えボタンから変更する手順は以下の通りです。 1. Tab キーを何度か押して、[表示モード]に移動します。 2. [詳細]と[大きいアイコン]という二つのボタンが横に並んでいるので、左右方向 キーで移動します。特にEnter キーなどを押さなくても、移動することで選択がされ、フォルダーやファイルの表示が変更されています。 4−3−2 リボンの「表示」から表示方法を変更する リボンの「表示」から変更する手順は以下の通りです。 1. Alt キーを押してリボンに移動します。 2. 右方向 キーを押して[表示]タブに移動してEnter キーを押します。[表示]タブに含まれるコマンドが表示されます。 (注2) リボンに表示されるタブは、選択されているフォルダーやファイルによって異なります。 3. Tab キーを何度か押して「表示」のドロップダウン ボタンに移動して(ナレーターでは「表示ボタン たたまれています」と読み上げます)、Enter キーを押します。「表示」のドロップダウン メニューが表示されます。 * アクセスキー : Alt V L 4. Tab キーを何度か押して[詳細]に移動してEnter キーを押します。指定したフォルダー内のすべてのフォルダーやファイルの表示が「詳細」になります。 4−3−3 リボンの「表示」から拡張子を表示する 1. Alt キーを押してリボンに移動します。 2. 右方向 キーを押して[表示]タブに移動してEnter キーを押します。[表示]タブに含まれるコマンドが表示されます。 3. Tab キーを何度か押して[ファイル名拡張子]のチェック ボックスに移動し、Space キーを押してチェックをつけます。ファイルの拡張子が表示されます。 * アクセスキー : Alt V HF 4−4 「最近使ったファイル」「よく使うフォルダー」の表示・非表示 Windows 10のエクスプローラーを起動すると、初期状態では、最近使ったファイルやフォルダーなどが最初に表示される設定になっています。これを非表示にすると「ダウンロード」や「ドキュメント」などのみが表示され、それらに素早くアクセスすることができます。非表示にする場合、手順は以下の通りです。 1. 「エクスプローラー」を起動します。 2. Alt キーを押してリボンに移動します。 3. [ファイル]タブが選択されているのでEnter キーを押します。 4. 下方向 キーを押して[フォルダーと検索のオプションの変更]に移動してEnter キーを押します。「フォルダー オプション」のダイアログ ボックスが表示されます。 5. Tab キーを何度か押すと「最近使ったファイルをクィック アクセスに表示する」「よく使うフォルダーをクィック アクセスに表示する」というメニューがありますので、選択した状態でSpace キーを押してチェックをはずします。 6. Tab キーを押して[OK]ボタンに移動してEnter キーを押します。 5. インターネットブラウザー Windows 10の標準のインターネットブラウザーは「Microsoft Edge」(エッジ)ですが、従来からの「Internet Explorer」も使うことができます。 「Microsoft Edge」は2020年にChromiumベースの新しいバージョンがリリースされ、新しいEdgeのみを無料でダウンロードすることができますし、2020年5月にリリースされたWindows 10 May 2020 Updateからは標準のブラウザーが新しいEdgeになっています。 5−1 Microsoft Edgeの特徴と操作方法 5−1−1 Microsoft Edgeの特徴 Edgeの特徴は以下の通りです。 ・ 高速なページの表示。 ・ 追跡防止機能や閲覧履歴や検索結果の制御、フィッシング詐欺対策機能などを備えたSmartScreenフィルターなど、プライバシーとセキュリティの強化。 ・ スクリーンリーダーを起動していなくても、ページの内容を読み上げるEdge単体での音声読み上げ機能。 ・ 対応しているページでは、読みたい行以外を隠して集中して読めるようにしたり、ページをシンプルに表示したり、文字間やバックの色を簡単に変更することができる「イマーシブリーダー」機能。 ・ メモをつけてWebページをまとめておける新しい「コレクション」機能。 ・ Edgeに対応した拡張機能が追加可能。 5−1−2 Microsoft Edgeの操作方法 Microsoft Edgeの操作方法は以下の通りです。 1. スタート メニューの「すべてのアプリ」や「スタート 画面」のタイル、タスク バーまたは「検索ボックス」から起動します。 2. 通常メニュー バーが表示されていませんが、ショートカット キー(Alt + F キー)で設定などを開くとメニューが縦に並んでいるので、そこから上下方向 キーで各機能を起動したり、設定が行えるのと、様々なショートカット キーが用意されています。 3. 音声読み上げ機能はショートカット キー(Ctrl + Shift + U キー)で行います。 4. ページの拡大縮小はショートカット キー(Ctrl + +/−(プラスまたはマイナス キー)で行います。 5. ページ内の検索はショートカット キー(Ctrl + F キー)で行います。 6. 現在のページをお気に入りに追加するのはショートカット キー(Ctrl + D)で行います。 7. 終了はショートカット キー(Alt + F4 キー)で行います。 5−2 Internet Explorerの特徴と操作方法 5−2−1 Internet Explorerの特徴 Internet Explorerはメニューがあり、従来のInternet Explorerと同じように操作が可能です。メニュー バーは、Alt キーを押すと表示されます。 5−2−2 Internet Explorerの起動と終了 1. スタート メニューの「すべてのアプリ」中の「Windows アクセサリ」または「検索ボックス」から起動します。 2. 終了は「ファイル」メニューの「終了」、またはショートカット キー(Alt + F4 キー)で行います。 6. パソコンを設定する Windows 10の基本の設定は「設定」で行いますが、従来からの「コントロール パネル」も使うことができます。 「設定」でできる機能や設定できる項目は、Windowsのアップデートのたびに増えています。例えば、メールやWeb ブラウザーで使用する既定のアプリを選択するのも「設定」で行います。   6−1 コントロール パネルの表示 コントロール パネルは、スタート メニューの「すべてのアプリ」中の「Windows システム ツール」または「検索ボックス」から表示します。 6−2 「設定」の表示 「設定」の起動方法には以下の2つがあります。 ・ スタート メニューから表示する ・ ショートカット キーで表示する 6−2−1 スタート メニューから表示する スタート メニューから設定を表示する手順は以下の通りです。 1. Windows ロゴ キーを押します。スタート メニューが表示されます。 2. Tab キーを押して[スタートナビゲーション]に移動してから下方向 キーを押して[設定]に移動してEnter キーを押します。「設定」のウィンドウが表示されます。 6−2−2 ショートカット キーで表示する ショートカット キーで設定を表示する手順は以下の通りです。 1. Windows ロゴ + I キーを押します。「設定」のウィンドウが表示されます。 6−3 「設定」の画面構成と操作 「設定」は、「システム」「デバイス」「アプリ」など13ほどの大きな項目があり、その中に、それぞれ設定の項目があります。  「設定」内の操作方法は以下の通りです。   1. 「設定」ウィンドウを開くと、「設定」の中の検索ボックスが選択されていますので、そこで設定したい項目を入力して、表示される検索結果を確認して、Enter キーを押すことで設定項目にジャンプすることができます。 2. 検索ボックスが選択されている状態でTab キーを押すと大きな項目に移動します。大きな項目の中は、上下左右方向 キーで移動します。目的の項目が選択されたら、Enter キーを押して大きな項目の設定画面を開きます。 3. 大きな項目の設定画面の中は、環境や「設定」ウィンドウの大きさによって異なります。ウィンドウを最大化している場合は、Tabキーを押すごとに以下の場所を巡回します。ウィンドウの大きさが小さくすべての項目が表示されていないと、動きが異なりますので、ご注意ください。 ・ 検索ボックス ・ 大きな項目の中の各設定項目 ・ 各設定項目の中の設定 ・ 関連設定 ・ ヘルプ ・ フィードバックの送信 ・ 「設定」のホームボタン (押すことで「設定」を表示した状態に戻ります) 4. 大きな項目の中の各設定項目は、通常複数の項目がありますので、上下方向 キーで移動します。 例えば、メールなど既定のアプリを変更したい場合の操作は以下の通りです。 @ 「設定」を開きます。 A Tab キーを押して大きな設定項目に移動します。 B 上下左右方向 キーで、「アプリ」に移動してEnter キーを押します。「アプリ」の設定画面が開きます。 C Tab キーを二回押して、各設定項目に移動します。ここでは[アプリと機能]に移動しました。 D 下方向 キーを一回押して「既定のアプリ」に移動します。 E Tab キーを一回押して、「既定のアプリ」の設定を行う場所に移動します。ここでアプリを選択するなどの設定を行います。 5. 「設定」ウィンドウを閉じるには、Alt + F4 キーを押します。   7. アクセシビリティ Windows 10ではパソコンを使いやすくするためのさまざまなアクセシビリティ機能が用意されています。ここでは視覚に障碍のある方に関連するものをご紹介します。 7−1 簡単操作 アクセシビリティ機能は、「設定」の中の大きな項目「簡単操作」から設定できます。  「簡単操作」の表示方法は2つあります。 ・ 「設定」ウィンドウから表示する ・ ショートカット キーで表示する 7−1−1 「設定」ウィンドウから表示する 「設定」ウィンドウから「簡単操作」を表示する手順は以下の通りです。  なお「設定」ウィンドウは、ショートカット キーで表示する手順で説明します。 1. Windows ロゴ + I キーを押します。「設定」ウィンドウが表示されます。 2. Tab キーを押してから上下左右方向 キーを押して[簡単操作]に移動してEnter キーを押します。「簡単操作」の設定画面が表示されます。 7−1−2 ショートカット キーで表示する  ショートカット キーで「簡単操作」を表示する手順は以下の通りです。 1. Windows ロゴ + U キーを押します。「簡単操作」の設定画面が表示されます。 7−2 ナレーター ナレーターはWindowsに標準で搭載されている画面読み上げソフト(スクリーンリーダー)です。 7−2−1 ナレーターの特徴 ナレーターの特徴は以下の通りです。 ・ 豊富なショートカット キーが用意されています。 ・ 素早くページ内の移動などができる「スキャン モード」を搭載しています。Webページの閲覧時などに便利です。 ・ 文字単位、単語単位、文単位、ページ単位など、文章を読み上げる方法を簡単に設定できます。 ・ テキストのみ、フォントの種類、見出しレベルなど、読み上げのレベルを簡単に設定できます。 ・ キーボードに割り当てられているコマンドを、キーボードを押すことで学習することができます。(入力の学習) ・ 複数の音声エンジンが搭載されています。別途音声エンジンを追加して使うことも可能です。 ・ 修飾キーであるナレーター キーを複数の候補から選ぶことができます。 ・ タッチ操作でも使うことができます。 ・ 操作をしながらナレーターについて学べる「クイックスタート」とWebページ上の詳細な「ナレーターガイド」が用意されています。 ・ 点字ディスプレイに対応していますが、日本語の点字は対応していません。 7−2−2 ナレーターの設定 ・ ナレーターの各設定は、「設定」の中の「簡単操作」の「ナレーター」から設定することができます。 ・ ナレーターを起動したときに表示される「ナレーター ホーム」からもナレーターの設定画面にジャンプすることができます。 7−2−3 ナレーター キー 「ナレーター キー」は、ナレーターを使用する際に、ほかのキーと組み合わせて使用することで、さまざまなコマンドを実行させることができます。  ナレーター キーは、日本語106キーボードでは初期状態で無変換 キーと Insert キーが有効になっており、これは、ナレーターの設定で変更することができます。 7−2−4 ナレーターのショートカット キー ナレーターで使用できる基本的なショートカット キーは以下の通りです。 目的 ショートカット キー ナレーターの起動/終了 Windows ロゴ + Ctrl + Enter キー 読み上げを停止 Ctrl キー 読み上げ速度を上げる ナレーター + +(プラス) キー 読み上げ速度を下げる ナレーター + -(マイナス) キー 音量を上げる ナレーター + Ctrl + +(プラス) キー または、ナレーター + Ctrl + テンキー+(プラス) キー 音量を下げる ナレーター + Ctrl + -(マイナス) キー または、ナレーター + Ctrl + テンキー-(マイナス) キー スキャンモードのオンオフ ナレーター + Space キー 入力の学習をオンオフ ナレーター + 1 キー(数字キー) コマンド一覧の表示 ナレーター + F1 キー その他のショートカット キーについては、以下を参照してください。 https://support.office.com/ja-jp/article/ナレーターの新しい標準キーボード-レイアウトへようこそ-d4c1140d-b937-4bdb-bab9-ab6df85ecafe ナレーターの詳細なガイドは、以下を参照してください。 https://support.microsoft.com/ja-jp/help/22798 7−3 拡大鏡 「拡大鏡」はWindowsに標準で搭載されている画面拡大機能で、画面全体を拡大するほか、拡大した画面を固定しておくことができる[固定モード]、虫眼鏡のように一部分を拡大する[レンズ]といった拡大表示方法があります。Windows 10 May 2020 Update以降は、選択されている項目や、マウスでポイントした場所を読み上げることもできます。  拡大鏡で使用できる主なショートカット キーは以下の通りです。 目的 ショートカット キー 拡大鏡を起動 Windows ロゴ + +(プラス) キー 拡大鏡の終了 Windows ロゴ + Esc キー アクティブセルと同じ行の左端列に移動 Home キー 拡大鏡の使用時に、全画面表示モードでプレビューする Ctrl + Alt + Space キー 拡大鏡で[固定]に切り替える Ctrl + Alt + D キー 拡大鏡で[全画面表示]に切り替える Ctrl + Alt + F キー 拡大鏡で色を反転する Ctrl + Alt + I キー 拡大鏡で[レンズ]に切り替える Ctrl + Alt + L キー 拡大鏡でレンズのサイズを変更する Ctrl + Alt + R キーを押してからマウスでサイズを変更 拡大鏡で方向 キーの方向に表示を移動する Ctrl + Alt + 方向 キー 読み上げの開始、一時停止、再開 修飾キー + Enter キー (注) 修飾キーはCtrl + などから選ぶことができます 読み上げの停止 任意のキー マウス ポインターから読む 修飾キー + マウスの左クリック 前の文を読む 修飾キー + H キー 次の文を読む 修飾キー + K キー (注) 拡大鏡を起動後、Windows ロゴ + +(プラス) キーを押すごとに倍率がアップし、Windows ロゴ + -(マイナス) キーを押すごとに倍率がダウンします。 7−4 ディスプレイ、テキスト カーソル、マウス ポインター ディスプレイの設定で画面全体を見やすくしたり、文字だけを大きくすることができます。 カーソルを太くしたり色を変えて見やすくしたり、マウスポインタの大きさや色を変えることもできます。   7−5 ハイ コントラスト 画面の色をカスタマイズすることができます。用意されているテーマから選ぶほか、背景・テキスト・選択されたテキストなど細かく見やすい色に変更することができます。   7−6 カラー フィルター 画面にカラー フィルターを適用して、見やすくすることができます。色覚特性のある方が色を見分けやすくするフィルターもあります。   8. Windows 10のショートカット キー 以下に、Windows 10で使用できる主なショートカット キーをご紹介します。 目的 ショートカット キー スタート メニューを表示/非表示 Windows ロゴ キー または Ctrl + Esc キー Windows ヘルプとサポートを開く Windows ロゴ + F1 キー アクションセンターを開く Windows ロゴ + A キー 通知領域に移動 Windows ロゴ + B キー すべての通知領域の項目を表示 通知領域に移動後、Space キー デスクトップを表示 Windows ロゴ + D キー エクスプローラーの起動 Windows ロゴ + E キー 設定を開く Windows ロゴ + I キー 検索を開く Windows ロゴ + Q キー または S キー 「ファイル名を指定して実行」ダイアログ ボックスを開く Windows ロゴ + R キー タスク バーに移動 Windows ロゴ + T キー (注) 上記の操作を続けると、タスク バーに登録されているアプリと、開いているウィンドウを巡回します。 タスク バーに登録されているアプリと、開いているウィンドウを巡回 タスク バーに移動後、左右方向 キー 簡単操作を表示 Windows ロゴ + U キー コンテキスト メニューを表示 Windows ロゴ + X キー タスク バーに登録されたアプリを実行 Windows ロゴ + 数字 キー (注) 数字は1〜9まで指定できます。 表示中のアプリケーション画面を最大化 Windows + 上方向 キー 表示中のアプリケーション画面を一段階縮小 Windows + 下方向 キー (注) 上記の操作は、標準画面の場合は、1回で最小化されます。最大化状態では、1回で標準画面、2回で最小化されます。 タスクビューを表示(アプリ切り替え) Windows ロゴ + Tab キー その他のショートカット キーについては以下を参照してください。 キーボードショートカット キーの一覧 | マイクロソフト アクセシビリティ https://www.microsoft.com/ja-jp/enable/products/keyboard/default.aspx