導入事例

  1. 公共機関向けトップ>
  2. 導入事例>
  3. バルセロナ

バルセロナ

発行日: 2014 年 7 月 17 日

クラウド、デバイス、アプリを使用して革新的な都市ガバナンスのビジョンを実現

モバイル ワールド キャピタル (新しいウィンドウで開きます) (世界のモバイル産業の首都)、スマート シティ エキスポ (新しいウィンドウで開きます)の前回および将来の開催地、およびシティ プロトコル ソサエティ (新しいウィンドウで開きます)のリーダーであるバルセロナは、都市経営のイノベーションの旗手として認識されています。テクノロジーを使って市民へのサービス提供を効率化し、職員の生産性を高める多数のイニシアチブが実行されています。
スケーラビリティとセキュリティに定評のある Microsoft のクラウド サービスおよびデバイスは、バルセロナ市議会が実行してきた重要なイニシアチブを多数サポートしています。サポートを直接受けることも、Microsoft のパートナーとのコラボレーションでサポートを受けることもあります。これらのサービスおよびデバイスは、以下のソリューションを提供しました。

  • アカウント、セキュリティおよびデバイス管理 : Windows Server 2012 および Windows 8 オペレーティング システムで提供された、現場の職員向けに強化された 仮想デスクトップ インフラストラクチャ (VDI) により、効率性と生産性を高めました。
  • コミュニケーションおよびコラボレーション : Microsoft Office 365 を市の警察署と消防署に導入しました。
  • データ センターおよび基幹業務 (LOB) プラットフォーム : Windows Azure でサポートされている Third Place などのアプリケーションです。
  • ビッグ データおよび分析 : Windows Azure でサポートされていて、ビジネス インテリジェンス (BI) 分析ツールを利用する OpenData BCN。これを提供するパートナー Bismart は、メルセ祭用のビッグ データ アプリケーションを Microsoft SQL Server 2012 上で開発しています。
  • CRM および ERP : 戦略的かつ包括的なシチズン ケア アンド エンゲージメント (市民のケアと就業) イニシアチブをサポートする Microsoft Dynamics CRM の実装。
  • 携帯電話、タブレット、PC : Microsoft BizSpark プログラムを通して Windows 8 および Windows Phone アプリを作成する場合に、サードパーティ開発者をサポートするパートナーシップ。

クラウドの機能によってサポートされ、デバイスの柔軟性によってモバイル性が実現されるこれらのイノベーションによって、バルセロナは 21 世紀におけるイノベーションの輝かしい成功例として次世代の都市をリードし続けます。

「バルセロナは Microsoft と緊密にコラボレーションを行い、バルセロナを世界有数のスマート シティの 1 つとして確立することを目指しています」
(バルセロナ市長、Xavier Trias)

テクノロジーによる市の改革


バルセロナ市 CIO
Manel Sanromá 氏
市議会は新しいテクノロジーを将来の成長とサステナビリティを実現するための柱に据えて、バルセロナを改革しています。
GSM アソシエーション (GSMA) が 2018 までのモバイル ワールド キャピタルに選んだバルセロナは、世界の “スマート シティ” のリーダーの 1 つになることを目標に掲げています。シティ プロトコル ソサエティとの連携、および産業界や学界のリーダーが提供するテクノロジーを通して、バルセロナは、世界中の他の都市で採用されているスマート シティ サービス向けの新しい標準およびイノベーションの普及に尽力しています。
Microsoft はこの事業における緊密なパートナーとして、イノベーションの推進、市民や観光客への新しいサービスの提供、新しいテクノロジーをベースとする企業や起業家の育成とサポートを実現できるよう、バルセロナ市をサポートしています。また、新しいクラウド コンピューティング サービスやデバイスを通して市政のコスト削減も実現しています。
バルセロナ市の CIO、Manel Sanromá は「Microsoft とのパートナーシップのおかげで、バルセロナは公務員に新しい職場環境を提供し、サービスの品質を高めることができました」と述べ、さらに「Microsoft Dynamics CRM を利用した結果、市民ケア サービスは効率化され、クラウド サービスをベースとするオープン データ ソリューションによって透明性が増しました」と続けました。

最新インフラストラクチャによる市サービスの推進

アカウント、セキュリティおよびデバイス管理のための最新ツールを採用したことで、バルセロナ市議会は業務に必要な最新テクノロジーを職員に提供できるようになり、市民向けのサービスが改善されています。
ほとんどの市職員は標準のデスクトップまたはノート PC を使いますが、現場作業員のニーズに対応するためにリモート デスクトップ コンピューティング モデル (この場合は仮想デスクトップ インフラストラクチャ (VDI)) も実装されています。ユーザーはデスクトップ PC、ノート PC、シンクライアント (プロセッサー性能と搭載メモリ容量が小さいデバイス)、タブレット、またはスマートフォンから、自分のデスクトップにアクセスできます。デスクトップ仮想化のメリットには、デスクトップ環境の統合管理の効率化、アプリケーションやデータへの任意の場所からのアクセス、デスクトップ管理コストやクライアント PC コストの削減などがあります。
市は既にほとんどのサーバーで Windows Server 2008 R2 オペレーティング システムを実行していて、2012 年 1 月には Windows Server 2012 オペレーティング システムに対応する Microsoft の早期導入プログラム (RDP) に登録しました。Windows Server 2012 には VDI 展開を簡素化する革新技術がいくつか含まれています。たとえば、仮想デスクトップのウィザードベース セットアップの簡素化や、仮想デスクトップの統合管理コンソールなどです。
「RDP への参加は、VDI のセットアップを促進し、Windows 7 へのアップグレードを前倒しにするいい機会です」と、バルセロナ市の CTO、Eduard Martin は話しました。ソフトウェアは個々の PC にローカルにインストールされるのでなく、データ センターのサーバーに 1 回でインストールされるため、IT チームは VDI 環境にオペレーティング システムやアプリケーションを展開する時間を大幅に短縮できます。
Martin は市のオペレーティング システムを Windows 7 にアップグレードする時間も、RDP によって短縮できると感じました。ところが、市が選んだのは、マイクロソフト サービスおよび Microsoft パートナーの Seidor のサポートを受けて、VDI に Windows 8 デバイスを試験的に導入することの方でした。200 名のユーザーが参加する試験導入プログラムに成功した後、市は Windows 7 を通り越して、すべてのデスクトップを Windows 8 にアップグレードすることにしました。
新しいテクノロジーは職員にとって便利であるだけでなく、市民にも大きなメリットをもたらします。バルセロナ市 IT 部門のテクノロジー イノベーション担当、Alex Serret は「デスクトップ PC で地図にドラッグやズーム操作を行うと、処理に約 0.5 秒かかります」と述べ、「VDI デスクトップなら、ドラッグやズーム操作が瞬時に行われます。アプリケーションのパフォーマンス向上は職員の生産性向上に直結し、それによって市民へのサービスが効率化されます」と付け加えています。
Windows 8 の使用は現在 VDI 環境に限定されていますが、バルセロナ市は来年、さらに多くの職員用デバイスをアップグレードする計画を立てています。これにより、インストールされる PC 数は、当初の試験的グループの 200 台から 2,000 台に増えます。

クラウド メールが職員にもたらす主なメリット

バルセロナ市議会は職員に対して、最新の職場環境に必要な最新のデバイスおよびインフラストラクチャだけでなく、コミュニケーションおよびコラボレーション ツールも提供しています。このツールは職員の操作性を高めると同時に、コストを削減します。
次に、その一例を示します。職員に毎月給与明細を送付することは法的な義務です。電子メールに簡単にアクセスできない警察署や消防車の場合は、従来通りの郵送方式に頼る必要がありました。Martin 氏は「受領書の送付は手作業で行われていて、コストがかかっていました」と述べ、続けて「このコストを排除して、職員の給与に関する処理も簡素化できるソリューションを見つけることが、まず必要でした」と話しています。
Microsoft Office 365 によるコミュニケーションおよびコラボレーション プラットフォームに含まれるクラウドベース メール サービスの Microsoft Exchange Online は、市の要件を満たすソリューションであることを証明しました。この要件とは、さまざまなデバイスからアクセスできる、低コストかつセキュリティを備えたクラウド メール サービスであることです。
Office 365 の導入は 2012 年 12 月に始まり、2013 年 3 月に完了しました。今では、警察署と消防署も給与明細をメールで受け取るようになり、社内ソリューションのコストが 30% 削減されました。

市民のクラウド内情報へのアクセス

テクノロジーに対する市の投資は、職員に多くの恩恵をもたらしますが、一方で中心となって便益を受けるのはバルセロナ市民です。市議会はテクノロジーを使って市民との関係を強化するために、データ センターと LOB プラットフォームにパブリック クラウド ソリューションを早期に採用するなどの方法を取り入れています。
2011 年には、クラウドベースのサービスを使って情報を市民に公開し、インターネット経由で簡単にアクセスできるようにする作業を開始しました。多くの情報およびアプリケーションをクラウドに移行して、クラウド サービスの用途を拡大する必要もありました。ただし、市にはファイアウォール内に設定されたプライベート クラウド ソリューションに関する経験しかありませんでした。Martin 氏は「市の戦略はパブリック クラウド サービスを使って、有益な公共データを市民と共有する方向にシフトしました」と述べ、さらに「パブリック クラウド サービスを使うことは、経済的な面からも、また技術的な進化の容易さからも、我々にとって合理的でした」と続けました。
バルセロナは Microsoft のダブリンのデータ センターを訪問し、それによって市のクラウド戦略に関して安心を得ることができました。Martin 氏は「データ センターの説明とツアーは、Microsoft の対応について我々が抱いていた期待を裏付けるものでした。セキュリティや設備から、データの構成方法に至るまで、あらゆる面でサポートが受けられます」と述べ、「Windows Azure が必要なスケーラビリティを自由に提供できるプラットフォームであり、顧客と持続的なコミットメントを結んだ企業から提供されていることはすぐに理解できました」と続けました。
バルセロナは Windows Azure の機能を利用するための一策として、“Third Place” ポータルを作成しました。バルセロナ市職員とマイクロソフト イノベーション センターがポータルを立ち上げることを決めた際に、業務の生産性を高めて、市を訪れる観光客を増やすという 2 つの目標を掲げました。最終的な狙いは、モバイル ワーカーが市内のどこにいようとも、仕事をするのに最適な場所を見つけられるようにすることです。
バルセロナ市は IT に関する卓越性を示すために、開発当初から 8 週間後に開催されるモバイル ワールド コングレスまでにポータルを整備することを望んでいました。「モビリティを最重要事項に挙げる多数の専門家が来訪する前に、このサービスを利用できるようにすることが重要でした」と、バルセロナ市のテレコミュニケーション担当部長、Francisco Rodriguez は話しました。
Windows Azure 上にクラウドベースのポータルを立ち上げるまでに 6 週間しかかりませんでした。これは、市が独自のサーバーを購入して構成した場合にかかると予想される 3 ヵ月の約半分にすぎません。ソリューションは Windows Azure にホストされるため、需要が最大となる期間であっても簡単に拡張することができ、ユーザーにシームレスな操作を提供することができます。

オープン データによって成長を低コストで実現

パブリック クラウドを採用する主なきっかけは、市の行政や記録管理業務で収集されたパブリック データの管理の効率化でした。バルセロナ市議会は他のユーザーが分析できるようデータをクラウド内に格納するだけでなく、ビッグ データおよび分析ソリューションを使って市のデータから得られる機会を活用しています。
市議会は Windows Azure のスケーラビリティおよびセキュリティ機能を信頼し、OpenData BCN (新しいウィンドウで開きます) イニシアチブに着手しました。このイニシアチブは、デジタル形式を標準化し、データ分析を効率化することを目的としています。最終的な目標は、市政と民間企業間のデータ共有を推奨して経済成長を促すことです。
バルセロナ市バルセロナ情報局本部長、Lluis Sanz Marco は「オープン データは市に新しいビジネスを呼び込む要因となります」と述べ、「市は提供できるあらゆるデータを使って、市の経済発展を支援することを目指しています」と続けました。
このビジョンを実現するために、市は BI やオープン データの戦略パートナーである Spenta、さらにはマイクロソフト BI パートナー アワードに選ばれた Bismart など、地域のパートナーの協力を仰ぎました。
Bismart は Windows Server 2008 R2 および Microsoft SQL Server 2012 などの Microsoft インフラストラクチャ ソフトウェアを展開して、市の IT システムのアップグレードを支援しました。また、Windows Azure にホストされ、Windows Azure SQL Database 分析機能を利用する、bigov と呼ばれるクラウドベースのビジネス インテリジェンス ソリューションも展開しました。bigov ソリューションは、以前は企業単位でしかアクセスできなかった特定の情報を、オープン データ情報に変換します。つまり、情報は公開され、新しいビジネスを構築して推進するための資産に転換することが可能になります。

Windows 8 アプリとして使用できる Bismart bigov
ベター シティ インディケーター ダッシュボード
OpenData BCN イニシアチブを実行することによって、市は市民によりオープンで、責任のある、効率的な行政を提供できます。従来型の情報リポジトリはサービス情報に変換されて、クラウドに格納されます。プロジェクトには、SQL Server 2012 テクノロジーを使い、Windows 8 アプリとして使用可能な bigov ベター シティ インディケーター ダッシュボードが含まれています。このダッシュボードには、市に関する 120 の主要指標が表示されます。バルセロナとシティ プロトコル ソサエティが連携することによって、市の開発レベルや、生活またはビジネス開発における魅力度を示すベンチマークとして、これらの指標を活用することができます。

ビッグ データを使用した便利な分析

Bismart はビッグ データに関する経験も豊富で、バルセロナ市との連携にもその専門知識を活かしています。
市の最も重要なイベントは、毎年開催されるメルセ祭です。市民と市議会のやり取りはこの時期に集中します。バルセロナの Web サイトの 1 日あたりのアクセス数やダウンロード数 (アプリやイベント プログラムなど) は、メルセ祭の前後に最大となります。また、市のコール センターが受ける問合わせ数も最大になります。
このようなあらゆるやり取りによって生み出される情報を分析することにより、メルセ祭の観光客に最高の体験を提供することができます。ただし、ビッグ データ ツールや、構造化されたデータと構造化されていないデータを収集 / 分析するためのテクノロジーが登場したことにより、疑問が生じてきました。それは、メルセ祭で最高の体験を提供するには、他にどのような情報を使うと便利かということです。次に例を示します。

  • 参加したイベント、イベントを楽しんだ時間、または二度と見たくないイベントなどについて、参加者がソーシャル ネットワークに投稿するコメント
  • 観光客が見たい音楽グループと、見たくないグループ
  • インターネット上で共有される画像
  • 携帯電話で生成される位置情報

これらのすべてのデータ セットを分析可能な形式に変換できれば、市議会にとっては貴重なデータとなります。問題は、さまざまなソースから膨大なデータが送られることです。従来の方式で分析できるのは、そのうちのほんの一部にすぎません。
ところが、SQL Server、Windows Azure SQL Database、HDInsight などの Microsoft ビッグ データ テクノロジーを使うと、Bismart はこのデータをすべて取り込み、管理し、処理して、意思決定に役立つ情報に変換することができます。このような分析を行うことで、その年の市のメイン イベントに付随する、あらゆる行政面の情報を充実させることができます。
このソリューションの初期テストで、Bismart は国際音楽イベント「プリマベーラ サウンド」に関するソーシャル ネットワークのコメントを分析しました。このイベントや個々の音楽グループに関するフィードバックが多数取り込まれました。このテストを基に、メルセ祭ではシステムが完全に実装されます。Bismart は、この構造化されていない情報と、音楽売り上げの記録や予測、Spotify (音楽配信サービス) の音楽ダウンロード数などの構造化された情報を比較して、メルセ祭がグループの知名度向上に与える影響を把握し、グループの今後の売り上げを予測します。
Bismart はメルセ祭で音楽業界という枠を超えて、市民および観光客の市内移動についても分析します。これにより、施設、セキュリティおよび緊急システムの編成を効率化できるようになります。

個別対応の市民向けサービスによる市民参加の推進

多くの都市はリレーションシップ管理システムを使って市民との対話を管理し、コールセンターのワークフローや、電子政府ポータルに関連したバックエンドのプロセスをサポートしています。ただし、CRM および ERP で対話を管理する以上の価値を実現するには、適切なプラットフォームを使って正しく実装する必要があります。
バルセロナのビジョンは市民向けサービスを効率化することだけではありません。市民との間により個別化された関係を構築することも視野に入れています。市民局がこの目標を実現するには、従来型の受動的なコールセンターで市民との対話を管理する機能だけでなく、市民と積極的にコミュニケーションするためのツールも備えたプラットフォームが必要でした。つまり、最新のソーシャル メディア マーケティング ツールを使って、市民の日常生活に踏み込んだ対応が必要でした。このようにすることで、4 年ごとに行われる人口調査よりもはるかに高い頻度で市民の意見を取り入れることができるモデルを実現できます。
Sanromá 氏は「これは単なるコール センター プロジェクトではありません」と述べ、さらに「市民との関係を深めるために不可欠なツールです」と続けました。
市民局は、シチズン ケア アンド エンゲージメント (市民のケアと就業) イニシアチブをサポートするためにまったく新しいプラットフォームが必要なことを理解していました。求められていたのは、運用可能なカスタマー リレーションシップ マネジメント (CRM) をはるかに超える機能を備えたソリューションでした。評価した結果、Microsoft Dynamics CRM が要件を満たしていることがわかりました。
2013 年初頭以降、新しい CRM システムに 16 の基幹業務アプリケーションが統合されてきました。9 月には、市民参加キャンペーンが開始します。11 月にはコール センターによる完全な対話処理が実現し、単一窓口のモデルが運用されます。このモデルは市職員にメリットをもたらし、最終的には市民の満足度を高めるのに役立ちます。
市民局は Microsoft Dynamics CRM を使って、ソーシャル メディアなどで行われた市民と行政間の対話の履歴を記録します。また、セグメントを識別し、それらを分析して一般的な特性や経験則を導き出します。こうすることで「プロモーター」としての役割を担う市民を把握し、この情報を全部門で共有できるようになります。
さらに、直接かつ個別化されたコミュニケーション チャネルを通して積極的な個別対応方式の情報が得られるようになり、モバイル、メール、Web、ソーシャル ネットワークなどの新しいコミュニケーション テクノロジーの利用が促進されます。

デバイスによる対話処理の刷新

市民は行政との対話に新しいチャネルを活用できるのはもちろん、これらのチャネルにさまざまな方法でアクセスすることもできます。たとえば、携帯電話、タブレット、PC などです。バルセロナ市の職員はモバイル ワールド コングレスの主催者として、21 世紀の市民向けサービスにいつでも、どこからでもアクセスできるようにすることの重要性を深く認識しています。
Microsoft は 2004 年以降、長期間にわたってバルセロナ市議会と共にモビリティ イニシアチブをサポートしてきました。利用したのは、モバイル デバイスを通した暴動の報告などの作業に対応した、Windows Mobile 6.5 上で開発された機動隊用アプリケーションでした。
スマート シティを実現するための次のステップは、モバイルを利用する市民への対応と対話です。バルセロナは、Microsoft パートナーの Atos が提供する MyCity ソリューションの最初の顧客になったことをきっかけに、このように認識するようになりました。今日の市民は、Windows Phone やタブレット上で各種サービスや交通アプリを利用することができます。
モビリティはデータや関連サービスを職員や市民に効率的に伝達する役割を担うだけでなく、新しい主要産業として経済的成長もサポートできます。このため、モビリティは Microsoft とバルセロナ間で最近結んだパブリック イノベーションに関する契約の核心部となります。
2013 年 6 月に署名され、4 年間有効となるこの契約は、Microsoft BizSpark プログラムを通して起業家をサポートし、実証実験に関するコラボレーションや、新製品および一般的な標準規格の開発を実現することを目指しています。
バルセロナ市長の Xavier Trias は次のように話しました。「これは、バルセロナが文化、知識、創造性、イノベーション、生活の質に優れた都市としての地位を確固たるものにする、非常に重要なイニシアチブです。バルセロナは、ビジネスや起業家の支援、将来の雇用を生み出す新しい機会の創出に重点的に取り組んでいきます」
契約の中心となるのが Microsoft BizSpark プログラムです。BizSpark に登録することで、開発者は Microsoft のクラウド サービスおよびソフトウェアに関するコストを削減できます。バルセロナ市内の約 120 社が既に BizSpark を利用していて、そのうちの 30% がモビリティ、特に観光アプリに力を注いでいます。

パートナーシップによるコモン イノベーションの促進


コラボレーション契約に署名するバルセロナ市長
Xavier Trias と Microsoft スペイン社長 María Garaña
パブリック イノベーションに関する契約のもう 1 つの重要な要素は、コモン イノベーション センターの構築です。このセンターはモビリティおよびスマート シティ イニシアチブや、新しいテクノロジー ソリューションに関するコラボレーションを市内でサポートします。
産業界、学界、および行政機関の協力を推し進めることで、イノベーション センターはバルセロナのビジョンを象徴する施設となります。バルセロナは 21 世紀型都市の進歩をテクノロジー面で推進するとともに、情報社会の発展を促進して公共サービスをさらに効率化することを目指しています。
Microsoft はこの過程でバルセロナ市の主要パートナーと評価されることに誇りを持っています。市とコラボレーションすることで、Trias 氏の話す「世界有数のスマート シティの 1 つとしてバルセロナの地位を確立する」ことが現実のものとなります。

このケース スタディは情報提供のみを目的としています。
Microsoft はこの要約で明示または黙示を問わず、いかなる保証も行いません。

ダウンロード

Barcelona_CityNext.pdf PDF ファイル 1,319 KB
Adobe Reader を利用して PDF ファイルを閲覧・印刷することができます。ダウンロードはこちら(新しいウィンドウで開きます) からできます。

プロファイル

顧客バルセロナ市
スペイン
業種自治体
職員数6,749
パートナー
  • Atos
  • Bismart
  • Seidor
  • Spenta

市のプロフィール

バルセロナはスペイン、カタルーニャ州の州都であり、国内で 2 番目に大きい総人口 500 万人の大都市圏を形成しています。

クラウド サービスとデバイスのプラットフォーム

  • アカウント、セキュリティおよびデバイス管理
  • コミュニケーションおよびコラボレーション
  • データ センターおよび LOB プラットフォーム
  • ビッグ データおよび分析
  • CRM および ERP
  • 携帯電話、タブレット、PC

Microsoft のソフトウェアおよびサービス

  • Windows Server 2012 Datacenter
  • Microsoft Dynamics CRM 2011
  • Microsoft Office 365
  • Microsoft Services
  • Microsoft SQL Server 2012
  • Windows 8
  • Windows Azure
  • Windows Azure SQL Database
  • Windows Phone

関連リンク

ページの TOP へ