Windows Analytics を利用して Windows 10 への移行を加速する

Windows Analytics により、企業の Windows 10 への移行が加速しています。従来、レガシ アプリケーションやドライバーの互換性を確保しながら新しいオペレーティング システムに移行することは、組織にとって多大な時間とコストがかかるプロジェクトとなっていました。Windows Analytics によって、このプロセスは大きく変わりました。Update Compliance および Device Health サービスの一般提供が開始され、Windows Analytics がエンドツーエンドのアップグレード ソリューションを提供します。アクションにつながる分析情報からデバイスのパフォーマンス、信頼性、正常性を確認することで、企業全体のデバイスを Windows 7 や Windows 8 から Windows 10 に移行したり、または Windows 10 デバイスを最新の機能更新プログラム (Windows 10、バージョン 1709) にすばやく確実に更新したりすることができます。

Windows 10 の採用および展開についてのエンドツーエンドの分析情報

Windows Analytics はクラウド ベースのサービスで、デバイスについてのデータ ドリブンの分析情報 (アナリティクス) を提供します。これにより、ユーザーは問題を検出し、デバイスの正常性を監視し、管理対象のすべてのデバイスで問題の修復を行うことができます。このサービス スイートを使用することで、レガシ オペレーティング システムから Windows 10 に簡単にアップグレードすることでき、Windows 10 搭載のデバイスを効率的に最新かつ安全な状態に保つことができます。

  • Upgrade Readiness は、診断データを使用して、アップグレード プロセスの計画と管理を行うときの、アプリケーションおよびドライバーの互換性の問題を特定して解決します。Windows 10 搭載のデバイスが最新の状態になると、Upgrade Readiness は Windows サービス プロセスの主要なツールになり、これらの分析情報が継続的に提供されるため、Windows 10 Semi-Annual Channel 機能の更新プログラムをすばやくテストして展開することができます。
  • Update Compliance には、Windows 10 デバイスの Windows Update およびウイルス対策 (AV) の状態を示す統合ビューがあり、使用している管理ソリューションにかかわらず、デバイスを安全で最新の状態に保つことができます。Windows Update 診断データにより、重要な Windows のセキュリティ更新プログラムが不足しているデバイスを即座に把握できるため、デバイスを安全に保護された状態に維持することができます。また、保護および脅威の状態を評価し、展開の進行状況を追跡するため、問題が生じたときにトラブルシューティングを実行できます。
  • Device Health は、IT 管理者がデバイスを監視し、積極的な保守を行うことができるように設計されています。Device Health はデータを使用して、従業員が遭遇する可能性のある、一般的なデバイスのパフォーマンスや信頼性の問題を特定して報告するため、問題をすばやく効率的に解決することができます。Device Health は、カーネルのクラッシュやサードパーティ製ドライバーの問題など、障害となっている問題を正確に特定することにより、問題の範囲と規模についての分析情報を提供するため、管理者は調査の間、問題の軽減と修復に集中できます。デバイスの正常性とパフォーマンスを積極的に監視することで、サポートの問い合わせ件数が減り、従業員の生産性が向上するため、時間とコストの節約につながります。

Windows Analytics で、テストと展開計画についての適切な分析情報を得る

Windows Analytics は現在、200 を超える国で提供されており、数多くのデバイスで非常に多くのお客様にご利用いただいています。Independence Blue Cross のような企業では、Upgrade Readiness を使用して、移行プロセスの一環として何千ものデバイスで Windows 10 を計画、テスト、展開しています。Upgrade Readiness 計画ツールにより、このプロセスが簡略化されます。

お客様から、企業でのアップグレード手順における最大の障壁の 1 つは、アプリケーションの互換性であるとのご意見をよくいただきます。企業には通常、数万のデバイスとアプリケーションが存在します。大規模な移行を行う前に、IT 管理者が、企業のレガシ アプリケーションが確実に動作すると確信している必要があります。アプリの数が多いと、問題が起きる可能性のあるアプリ、また、注意が必要なアプリの中で優先させるアプリを特定するのには、時間がかかります。

“Windows Upgrade Readiness により、特に注意が必要なアプリケーションに集中しながらも、Windows 10 への更新準備が整っているマシンをすばやくアップグレードすることができたため、Windows 10 の展開についての戦略的なアプローチをすばやく設計することができました。またこれは、Windows as a Service の導入戦略を支える原動力にもなっています。”

Upgrade Readiness は、解析用にシステム、アプリケーション、ドライバーのデータを収集します。その後、アップグレードを阻害する可能性のある互換性の問題を特定し、Microsoft で既知の問題である場合には修正候補を表示します。アプリは、自動的に区分けおよびグループ化されるので、1 つずつ確認する必要はありません。最も広く使用されているアプリ、ソフトウェア ベンダーによってサポートされているアプリ、互換性の問題が起きるリスクが低いと考えられるアプリが表示されます。この情報に基づき、どのアプリに集中すべきかの提案が表示されるので、阻害要因の解決に着手できます。この自動化プロセスは、ドライバーの互換性評価に対するものと同じであるため、アップグレードの準備ができているかどうかについてすばやく確認することができます。IT 管理者は、収集されたあらゆるレベルのデータをすべて確認して制御できるため、いつでもレベルを調整したり、フローを停止したりすることができます。

ステップ 1: 重要なアプリを特定する

ステップ 2: 問題を解決する

アップグレード準備を簡素化するツール – Ready for Windows および Office 365 ProPlus ソリューション

Windows 10 にアップグレード中のお客様は、アップグレード前に、使用中のサードパーティ製品が、更新しようとしているバージョンの Windows 10 で動作するかどうかが気がかりでしょう。アップグレード処理を円滑に進めるために、Microsoft は、独立系ソフトウェア ベンダー (ISV)、特にウイルス対策 (AV) やセキュリティのベンダーと連携して、よく使われているソリューションの互換性情報を Ready for Windows サイトでお客様に提供しています。サードパーティ アプリケーション メーカーは、Ready for Windows ディレクトリにリストされることで、Windows 10 でその検証済みソフトウェアが動作し、サポートされることをお客様に対して公式に保証できます。

また Ready for Windows は、Windows 10 の半期ごとのリリースについてサポートする (常に最新の状態を保つ) ことを確約している ISV からの情報収集を最近開始しました。これにより、従業員のデバイスを最新の状態に維持したいと考える組織は、アプリケーションをより簡単に標準化し、Windows 10 でも最新状態が保たれるようにすることができます。

アプリケーションは Ready for Windows ですか?

Windows 10 で快適に動作する注目のソフトウェア ソリューション

Upgrade Readiness では、デバイスの準備状況についての幅広い情報を把握するだけでなく、仕事を順調に進めるために従業員が利用している Office アドインを把握することもできます。Office 365 ProPlus ソリューションを採用した ISV から収集された Ready for Windows からの診断データおよび互換性に関する情報により、従業員が毎日利用している重要なアドインの互換性を簡単に確認できます。透明性を高め、さらに簡単に使用できるように、Upgrade Readiness では、組織のアプリ ビューに Office 365 ProPlus データが取り込まれるようになりました。

Office アドイン

Windows Analytics を利用すると、Windows 10 のテストと展開をすばやく、自信を持って開始することができます。Upgrade Readiness を使用して、最新の機能更新プログラム (Windows 10、1709) が確実に動作するよう、試験的展開を開始することもできます。最初は、インストール ベースの小さめのサブセットを対象にして評価します。Upgrade Readiness サービスからのアプリケーションおよびデバイスのインベントリ データを使用してデバイス セットを選択し、適切な対象範囲を指定することをおすすめします。次に、様子を見守り、問題を監視し、阻害要因を修復します。試験的展開の結果に問題がなければ、組織全体に広く展開を開始します。この段階的な展開の後で、世界中のお客様にご提供します。

今すぐ Windows Analytics を開始しましょう。

Windows for Business のサイトにアクセスして、今すぐ Windows Analytics を利用できます。エンタープライズ向け E3 および E5 のサブスクリプション および Windows 10 Pro をご利用中のお客様は、Windows Analytics を無料でご使用いただけます。組織での Windows Analytics の展開および活用方法についてご質問がある場合には、次回の Windows Analytics “Ask Me Anything” (AMA) セッションが 2018 年 1 月 16 日火曜日に開催されます。ぜひご参加ください。

今後数か月で追加される Windows Analytics の新機能および機能強化についても、さらにお伝えしていきます。Windows Analytics のご利用に関するコメントまたはご意見は、フィードバック Hub アプリからお寄せください。


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