Office 365 Education で包括的な共同学習のための次世代イノベーションを実現

今回は、Microsoft の Education 担当副社長を務める Eran Megiddo の記事をご紹介します。

Microsoft は、より包括的な共同学習環境を作り出すための取り組みを続けており、本日、Office 365 Education の強力な機能更新をいくつか発表します。作成されたノートブックの数が、今年度に入ってから 1,500 万を超えOneNote Class Notebook の利用は急速に増加しています。さらに、Microsoft Teams for Education もリリースされ、学生、教師、研究機関の皆様のご協力を得て、Office 365 で引き続き最高の学習成果をあげられるように取り組んでおります。今週開催される Bett (教育 ICT に関する展示会) では、Office 365 Education を利用して、教師が学生一人ひとりと向き合い、学校内の公平性と包括性を保ち、学生全員が最大の成果を出せるように支援する方法をご紹介します。

今回発表する Office 365 Education の機能更新では、Microsoft 学習ツールに Office のディクテーションが追加され、この最新機能により、学生は音声だけでレポートを作成できるようになります。また、iPhone/Android 用 Microsoft Teams アプリにより、課題や共同学習にアクセスしやすくなります。さらに、教師の皆様から最もご要望が多かった、OneNote Class Notebook のページのロック機能も提供されます。この機能を使用すると、教師は生徒のアクセスを読み取り専用に設定できます。また、最先端の学習管理システム (LMS) や、英国の Capita SIMS などの学生情報システム (SIS) と課題や成績を統合することにより、教師の作業時間を短縮できます。Office 365 Education により、学生と教師にとって学習の可能性が無限に広がります。 最も大きなメリットは、教師および学生の方々は無料で利用できることです。

包括的な学習ツールで学生の成績を向上

クラスはさまざまです。クラスの 73% で、学生の読解力に 4 学年以上もの差があり、場合によっては、授業時間の最大 50% がさまざまな支援を必要とする生徒への対応に費やされています。そうした状況で学習ツールが役に立つことは既に実証されており、その成果に身の引き締まる思いです。最近の調査では、学習ツールの導入により、能力の異なる学生たちの読む速度や読解力が向上し、学習ツールを使用しなかった学生と比べてテストの点数が 10% 高いということがわかっています。

Word、OneNote、Outlook、Microsoft Edge、Office Lens のアクティブ ユーザー数は毎月 700 万人を超えており、Microsoft は学習ツールの好調な導入を非常に喜ばしく思っております。Microsoft では、教師、学生、保護者の皆様からのフィードバックを基に学習ツールの機能の拡張に取り組んでおり、本日、次の更新を発表します。

  • Office のディクテーション: これは、シンプルでありながら大きな変革をもたらすツールで、能力の異なる学生たちが音声のみを使用して自由に文字を書けるように支援します。ディクテーション機能は、2 月から、Word、Word Online、PowerPoint、Outlook デスクトップ、OneNote Windows 10、OneNote Online で提供され、10 以上の言語で利用できるようになります。

  • 音声読み上げ: 学生はメールの文面を耳で聞くことができます。読み上げられている単語は同時に強調表示されます。 この機能は、デスクトップ版 Outlook でまもなく提供が開始されます。読み上げには、30 を超える言語を利用できます。
  • イマーシブ リーダー: 背景の異なるさまざまな学生の支援を強化するために、新たに 10 の言語でイマーシブ リーダーを利用できるようになりました。2018 年には、対応プラットフォームもさらに増加する予定で、Mac/iPhone/Android 版 Word、デスクトップ版 Outlook、iPhone/iPad/Mac 版 OneNote での提供はまもなく開始されます。

Microsoft Teams の教師および学生向け新機能

昨年の Microsoft Teams for Office 365 Education のリリース以来、世界中の教師が Teams をデジタル ハブとして活用し、共同作業を活性化して学習の成果を高めています。最近発表した機能に加えて、Teams でセットアップ、共同作業、クラスの管理をこれまで以上に簡単に行うことができる多数の機能をリリースします。

  • 課題のサポート: 学生は iOS/Android 搭載の携帯電話やタブレットで Teams アプリを利用して、次の課題へのアクセス、新しい課題に関する通知の受信、課題の提出を行うことができます。教師は新しい課題を作成できるだけでなく、既存の課題の確認や編集を外出先でも行うことができます。また、モバイル検索機能が強化され、学生と教師の両方が個々の課題をすばやく検索してアクセスできるようになりました。

  • オンデマンド翻訳: 学生と教師は、チャットやチーム チャネルの会話内容を、テナントに構成されている言語に翻訳できるようになります。この強力な機能により、言葉の壁がなくなり、学生と教師は自分が選んだ言語で不自由なく会話できるようになります。
  • 課題分析: 教師は、課題の進捗状況をリアルタイムで追跡できます。だれが課題を確認し、だれが提出したのかをひとめで確認できます。
  • 参加コード: 参加コードを使用することで、学生を授業に招待するだけで済むため、教師は貴重な時間を節約できます。この機能を使用すると、同僚との共同作業を簡単に開始できるため、職員や PLC チームにも役立ちます。
  • テンプレートとしてのチームの再利用: 教師は、チームを新規作成するときに既存のチームを再利用でき、チャネル、タブ、チーム設定、アプリ、ユーザーなど、コピーする項目をカスタマイズできます。
  • Decimal Grading: 教師は、Decimal Grading を使用して好みの方法で成績を評価できます。

OneNote の教師向け新機能

OneNote にも便利な新機能が追加されました。これらは、教師の方々の間で人気の機能になるでしょう。

  • Capita SIMS: クラス ノートブックの更新の 1 つは、課題および成績を LMS および SIS と統合する機能です。英国の Capita SIMS など、最も広く利用されている 35 以上の LMS や SIS と統合されます。この統合は OneNote for Windows 10、OneNote Online、iPad 版 OneNote で利用できるようになり、管理の負担を軽減し、教師の時間を節約します。
  • ページのロック: 授業のワークフローをさらに簡素化するために、クラス ノートブックに対して教師の方々から最もご要望が多かったページのロック機能を提供します。学生にフィードバックした後、ページを読み取り専用としてロックできるようになりました。
  • 対話型電卓: STEM 教師向けの人気アプリケーションが揃った対話型電卓 Desmos を OneNote で使用できるようになりました。
  • 新しいステッカー: 楽しい 4 つのステッカー パック (鳥の仲間、科学、サーカスの動物、矢印) が新たに追加されました。

Teams と PowerPoint および Microsoft Stream の統合

共同学習機能の強化はこれだけではありません。Teams と PowerPoint および Microsoft Stream が連携することにより、教師と学生はわずかな手順を実行するだけで対話型のコンテンツを簡単に作成し、共有できるようになります。

教師は、PowerPoint を使用してイマーシブなクラス コンテンツ (インク、アニメーション、音声/ビデオのナレーションなど) を作成し、Stream チャネルにビデオとして公開し、それを Teams のクラスから学生に配信できます。さらに、Stream はビデオに自動で字幕を追加してくれるので、すべての学習者に対してのアクセシビリティが高まります。

Bett では、ここでご紹介した機能以外にも多数の機能を発表します。Office 365 Education は、包括的な共同学習環境を提供することにより、あらゆる種類の学生が最高の成果を達成できるよう支援します。Microsoft Education の更新の詳細については、Windows ブログを参照してください。

– Eran Megiddo

提供状況:

  • Office のディクテーション 機能は、 今月、Office Insider プログラムへのロールアウトを開始します。今後数か月のうちに、すべての Office 365 ユーザーにもロールアウトされる予定です。
  • デスクトップ版 Outlook 用の読み上げ機能は今月、Office Insider プログラムへのロールアウトを開始します。今後数か月のうちに、すべての Office 365 ユーザーにもロールアウトされる予定です。
  • Mac/iPhone/Android 版 Word 用のイマーシブ リーダーは、今月、Office Insider プログラムへのロールアウトを開始します。今後数か月のうちに、すべての Office 365 ユーザーにもロールアウトされる予定です。
  • iOS 版 OneNote 用のイマーシブ リーダーは、2018 年 2 月初めから 2018 年 3 月までに、Office 365 ユーザーにロールアウトされます。
  • イマーシブ リーダーの読み上げ言語、音節、品詞は、本日から提供を開始し、2018 年 2 月までロールアウトを継続します。
  • Teams(iOS 版と Android 版) の更新と Decimal Grading は本日、全世界で提供を開始します。課題分析、参加コード、テンプレートとしてのチームの再利用の各機能は、本日、Microsoft の Teams for Education プログラムに登録されている Office 365 Education をご使用のお客様を対象にロールアウトを開始します。これらの機能は、2018 年春までに世界提供に移行する予定です。
  • OneNote の課題および成績と Capita SIMS との統合は、2018 年 2 月に提供を開始する予定です。OneNote for Windows 10, OneNote Online、iPad 版 OneNote 用の課題と成績の統合は、2018 年 2 月に全世界で提供を開始します。
  • OneNote への Desmos の統合は、本日から、世界中のすべての Office 365 ユーザーを対象に提供を開始します。
  • OneNote Class Notebook のページのロック機能は、2018 年 2 月にプレビュー テストを開始します。今後数か月のうちに全世界でロールアウトする予定です。
  • PowerPoint の録音と Stream への直接公開は、現在、Office 365 Education をご使用のすべてのお客様に提供されています。

Microsoft Education の他の魅力的な更新の詳細については、今週、ハッシュタグ #notatbett で投稿すると、本日の重要なニュースの概要を確認できます。


本ブログの投稿で説明している機能の内容は、国/地域によって異なる場合があります。お住まいの国/地域で提供されている特定の製品の詳細情報については、Microsoft 365Office 365Windows 10Enterprise Mobility + Security をご覧ください。
本ブログの投稿からリンクしているコンテンツは、日本語訳が存在しない場合があります。
本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。