3 月の最新情報: リッチ データ型、インテリジェントな検索、データセンターの拡張

今月の Office 365 の更新では、Excel の新しいデータ型や、SharePoint でのインテリジェントな検索を導入するとともに、Microsoft Cloud を拡張して新しい地域のデータセンターを追加しています。以下では、これらの詳細について説明します。

Excel の新しいインテリジェントな機能

毎日、数百万もの Office 365 サブスクリプション ユーザーが Excel で複雑なタスクを実行しており、これにはインサイト高度なデータ変換などのインテリジェントなツールが利用されています。今月も多数の更新が行われていますが、これらは Microsoft Cloud を活用して Excel をさらに強力にするものです。

Excel での新しいデータ型: こちらで発表しているとおり、クラウドとつながった新しいデータ型を Excel に追加します。最初は “株式” “地理” です。Excel に AI の能力が追加され、数値やテキスト文字列だけでなくリッチ データ型も認識されるようになりました。たとえば、Excel に「フランス」と入力すると、国と認識されて自動的に人口や GDP (国内総生産) などの追加の属性が関連付けられます。これには、Bing での検索結果に使用されているのと同じテクノロジが活用されています。このような属性は、それぞれ別のセルに入力することや、数式の中で直接使用することができ、常に最新のデータが得られます。機械学習に基づく、このような新しいデータ型は、実世界のデータを扱うときのプロセスを単純化します。将来は、Microsoft Graph によって得られる、組織に関係するデータ型も Excel に追加する予定であり、さらにリッチなコンテンツをインテリジェントに利用できるようになります。

 

Excel Online の機能の拡張: ご要望が多かったデスクトップの機能の多くを Excel Online に導入しました。ブラウザーでのスプレッドシートの作成と編集がさらに簡単になります。 現在は、ピボット テーブルの挿入や行と列の削除ができるので、データの分析と書式設定に役立ちます。また、画像をローカルの保存場所から挿入することや、既存のワークシートの複製や、タブの色の変更などもできるようになり、スプレッドシートのルック アンド フィールに関するコントロールの幅が広がりました。

検索のパーソナライズと現代的なコミュニティ

今月の新機能では、Microsoft Cloud を使用して組織全体の検索の機能を向上し、コンテンツ配信を合理化し、現代的なコミュニティを実現しています。

インテリジェントでパーソナライズされた検索: 昨年の Microsoft Ignite で SharePoint Online での新しい検索機能を発表しましたが、この機能によって人、情報、専門知識を組織全体から探し出せるようになりました。このパーソナライズされた検索の機能は現在、Office 365 サブスクリプションのお客様すべてを対象として導入を進めているところです。Microsoft Graph からのシグナルを使用して、Office 365 はコンテンツと人の検索結果をユーザーの作業パターンに基づいて返します。このまったく新しい検索結果は探索がしやすく、ファイルのプレビューも可能になりました。270 種類を超えるファイルの内容を、検索ページから移動することなく参照できます。現在では、検索を SharePoint と Office.com のどちらで開始した場合でも同じように、そのユーザーに合わせた結果が Microsoft Graph を活用して返されます。

SharePoint でのインテリジェントな検索の結果を表している画像。

SharePoint ハブ サイトの導入: “対象指定リリース” を選択している Office 365 サブスクリプションのお客様への、SharePoint ハブ サイトの導入を開始しました。SharePoint ハブ サイトとは、会社のイントラネットの構成要素となる、新しい柔軟なビルディング ブロックであり、SharePoint チーム サイトと SharePoint コミュニケーション サイトからのニュース、活動、検索、ナビゲーションをひとまとめにすることができます。SharePoint ハブ サイトを利用すると、プロジェクト、部署、部門、地域などに基づいて、組織独自の構造を反映するように SharePoint 全体から自在にコンテンツをつないで編成することができます。このことは、Office 365 管理者が長期的にガバナンスと成長を管理するのに役立ちます。

Yammer コミュニティを組織のイントラネットに接続: 今回導入された新しい Web パーツを利用すると、Yammer での会話やフィードを SharePoint のサイトや Web ページに追加することができます。この新しい Web パーツは、表示するコンテンツの選択に関するコントロールの幅を広げます。具体的には、注目度の高い会話を表示するオプションや、会話を導くために特定のスレッドをキュレーションする機能があります。さらに、そのユーザーに固有の、最新の未読の会話を表示する機能もあります。デスクトップでもモバイルでも機能するように設計されており、今までにない形でバーチャルなコミュニティを組織の Web 資産のさまざまな場所に組み込むことができます。

クラウド基盤の拡張

最初のローカル データセンターをフランスに開設するとともに、今後の計画として Microsoft Cloud を新しいデータセンターの場所であるアラブ首長国連邦とスイスから提供する予定を発表しました。また、ドイツ国内の Office 365 のお客様を対象に、新しいクラウドのオプションを追加しました。これらの新しいデータセンターは、最新の Office 365 を利用して組織がデジタル トランスフォーメーションを進めると同時にコンプライアンスの要件、つまり顧客データを自国内に置くという要件を満たすのに役立ちます。

米国政府機関向け Office 365: ワシントン D.C. で開催された Microsoft Government Tech Summit で、Microsoft 365 for U.S.Government の一般提供開始を発表しました。この包括的なソリューションは、米国政府機関および請負業者による機密情報の保持に関する規制遵守の要件を満たすものです。今回の更新は、米国の政府機関 (連邦、国防、州、地方、部族) の変革を、市民サービスのデジタル化と職場の現代化を通して実現します。さらに、Office 365 のアプリケーションとユーザー エクスペリエンスはすべて、意図的にアクセシビリティを実現する設計となっています。このことは Revised Section 508 の要件に政府機関が対応するのに役立ち、人々が障碍の有無にかかわらず、より多くの成果を達成するための力となります。

その他のニュース

ほかにも、医療組織向けのテンプレートや Outlook.com ユーザー向けの新しいデザインを導入するとともに、従業員エンゲージメントへの新しいビジョンを表明しています。

  • 開発者のための新しい Health Team Huddle テンプレートは、Microsoft Teams を拡張するものであり、医療の質と治療の成果の向上を目的としてコミュニケーションを中央集中化するとともに治療計画の連携を可能にします。
  • すべての Outlook.com ユーザーが、より高速なメール エクスペリエンスとスマートな受信トレイを利用できるようになり、自分らしい表現も簡単にできるようになりました。
  • Microsoft Teams が 1 周年を迎えました。Best of Enterprise Connect を受賞し、今年導入予定の多数の新機能を発表しました。Teams は現在、181 の市場の 20 万を超える組織に 39 の言語で使用されています。
  • Employee Engagement Summit に、各分野を代表する企業のリーダーを集め、現代の職場におけるオープンなコミュニケーションとチームワークについて語っていただきました。

提供状況: Excel での新しいデータ型は今月、プレビュー版として導入を開始します。Office 365 の有料サブスクリプションで英語を使用し、かつ Office Insider プログラムに参加しているお客様が対象です。


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