アクセシビリティについて考える日 – モダン ワークプレイスにおけるインクルージョンを促進するために

2018 年 5 月 17 日、Microsoft は、第 7 回Global Accessibility Awareness Day (GAAD) の祭典に協賛します。GAAD は、デジタル社会におけるアクセシビリティについて認識を高めることを目的とした日です。この日に合わせて、Microsoft では、短編動画「Empower every person: reimagining accessibility」(すべての人にパワーを: アクセシビリティについて考える) を発表する予定です。

この動画では、Microsoft と Microsoft のパートナー企業である US Business Leadership Network、Be. Accessible、TD 銀行 (カナダ)、ロチェスター工科大学のアクセシビリティの専門家が登場し、より最新でインクルーシブな職場環境を構築するための成功事例と、アクセシブル デザイン テクノロジにより、誰でも作成やコミュニケーション、共同作業できるようにする方法を紹介します。また、本日発表される Microsoft 365 の新機能も紹介します。これらの機能は、アクセシビリティの高いコンテンツを簡単に作成するのに役立ちます。

この日に合わせて世界中で開催される祭典の参加者は年々増え、よりアクセシビリティの高いデジタル社会を作るために日々さまざまな取り組みが進められているため、障碍を持つ方でも社会参加が可能になり、社会に十分貢献できるようになるでしょう。10 億人以上もの人たちが、自立や生産性向上を支援する製品を必要としていますが、現状は 10 人のうち 1 人しか利用できていません。あらゆる人々がより多くのことを達成できる操作環境を提供するという目標を持つことで、最善を尽くそうという意識が Microsoft 社員の間で高まっています。職場だけでなくデジタル環境全体でもアクセシビリティを揺るぎないものにするために、このような気持ちを皆様にも持っていただきたいと思っています。

アクセシビリティを優先課題とする組織は増え続けており、そして全体的に明らかな進歩を遂げていることに感動しています。ただし、障碍を持つ成人の失業率は、障碍のない成人の 2 倍であるという実状を考えると、すべての人が望む革新的な変化を実現するには、さらなる進歩が必要です。Microsoft では、アクセシビリティに取り組むには、製品開発のすべての段階 (設計、実装、テスト) で注意が必要であることを認識しています。最初からアクセシビリティに優れたものを作れば、手頃な価格で提供できるだけでなく、その恩恵を受ける人たちの範囲も広がります。このような考えから、Microsoft では、Microsoft 365 などの主流となるテクノロジに支援技術とアクセシビリティ機能を組み込んでいます。

障碍を持つ方たちが、コンテンツの作成、利用、共有を自分の好みの方法でできるようにすることが、Microsoft 365 のアクセシビリティに関するビジョンの重要な要素の一つです。このビジョンに従って、Windows 10 に新しい [簡単操作] 設定を設け、Office 365 には、[音声読み上げ] や [ディクテーション] などの設定を組み込みました。これらの機能は、視覚、聴覚、操作の各領域でアクセシビリティを必要とする人々をサポートするように設計されています。たとえば、キーボードを使って操作するユーザーの効率を向上させるために、スクリーン キーボードおよびハードウェア キーボードで入力すると、上位 3 つの単語を提案する入力候補を導入しました。導入メトリクスは、製品の価値を的確に示す指標です。3 年前、Microsoft は、5 人に 1 人の割合で存在する、失読症の兆候を示す人たちを支援するために、学習ツールをアドインとして発表しました。主流の Office 365 アプリケーションと Microsoft Edge ブラウザーに学習ツールを組み込むと、毎月のアクティブ ユーザー数は 1,000 万人を超えるようになりました。インクルーシブ デザインのツールは、誰にとっても有益であることは明らかです。学習ツールや Microsoft 365 に組み込まれたその他のアクセシビリティ機能によって生活が大きく変わった人たちによる社会活動への参加に関する説得力のある話により、私は元気づけられます。

多様性は、どのような企業にとっても強みであり、多様性があるチームがシームレスに共同作業できることが必要です。Microsoft 365 のアクセシビリティに関するビジョンのもう 1 つの重要な目標は、失明、低視力、失読症などの障碍を持つ人たちも平等に情報にアクセスできる、アクセシビリティの高いコンテンツを誰でも作成できるように支援することです。AI は既に Microsoft 365 に組み込まれており、画像、音声、ビデオのアクセシビリティの向上に役立っています。WordPowerPoint に導入されている画像の代替テキストの自動生成は、Computer Vision で認識可能な画像の説明をすばやく作成できる技術です。PowerPoint でプレゼンテーション翻訳ツール アドインを利用すると、ライブの字幕を 60 以上の言語で表示することができます。さらに、Microsoft Stream にはビデオのトランスクリプトを英語とスペイン語で自動生成する機能がありますが、AI を使用して音声をテキストに変換しています。

今後数か月の間に、次のような新しい機能を Microsoft 365 に追加する予定です。これで、アクセシビリティの高いコンテンツを誰もがさらに効率よく作成できるようになるとともに、多様性のあるチームがインクルーシブに共同作業できるようになります。

  • アクセシビリティ チェック: アクセシビリティ チェックは、Office 365 を使用している Windows PC および Mac のアプリケーションの一部でスペル チェックの隣に既に表示されていますが、バックグラウンドでプロアクティブに実行されるように強化されます。これにより、障碍を持つ人がコンテンツに簡単にアクセスできない問題がある場合、リアルタイムで警告が表示されます。たとえば、フォントの色が背景色とよく似ているためコントラストが低く読みにくいテキストは警告の対象となります。
  • メール ヒント: メール ヒントは、Windows PC 版の Outlook に追加される予定です。アクセシビリティの高いコンテンツを希望することを指定しておくと、共同作業する相手にもそのことがわかるので、その人がコンテンツのアクセシビリティ チェックを忘れずに実行できるようになります。現在 Outlook Web Access で利用可能なメール ヒントに似た機能です。
  • お勧めアクション: 新しい [お勧めアクション] メニューがアクセシビリティ チェックに導入され、指摘された問題を簡単に修正できるようになります。代替テキストがないドキュメント内の画像について、[説明を追加]、[装飾用 にする]、[自分用の説明の生成] などのアクションが提案されます。

Microsoft では、モダン ワークプレイスでのデジタル インクルージョンを促進するために、よりアクセシビリティの高い製品の設計、構築、発表に取り組んでいる最中です。アクセシビリティについて、ぜひご一緒にお考えください。Microsoft のアクセシビリティへの取り組みについては、Microsoft のアクセシビリティのサイトを参照してください。ここで得た情報は、Twitter でハッシュタグ #ReimaginingAccessibility を使用して共有できます。また、@MSFTEnable へのご意見も引き続きお待ちしています。


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