コンテンツを Microsoft 365 に格納してスマートに活用

モダン ワークプレイスでは、イノベーションと生産性の向上に対する期待が高まっており、従業員はより短い時間でより多くのことを達成する必要に迫られています。世界で成功している大多数の企業は、これに対処するために、Microsoft 365 を利用して仕事のやり方を一新し、コンテンツの管理やコンテンツでの共同作業に OneDrive for BusinessSharePoint を使用しています。

Microsoft は本日、近年重点的に投資を行っている人工知能 (AI) と機械学習を、OneDrive for Business および SharePoint に保存されたコンテンツでも利用できる機能を今後順次提供していくことを発表しました。これにより、生産性を向上し、より多くの情報に基づいた意思決定を行い、より高度なセキュリティを維持することができるようになります。

生産性の向上

高い生産性を維持するには、コンテンツを一から作り直すのではなく、既存のコンテンツをいかに活用するかが鍵となります。歴史的に見てこれは、デジタル コンテンツ (特に画像、ビデオ、オーディオ ファイルを含むコンテンツ) が急増している中で、簡単に行えることではありませんでした。これまでは、このような種類のリッチ ファイルは管理が面倒で、多くの情報から取捨選択して必要なときに必要な情報を見つけ出すのが非常に困難でした。

ビデオとオーディオの書き起こし – 今年後半以降、OneDrive および SharePoint 内のビデオ ファイルやオーディオ ファイルで自動書き起こしサービスが標準で利用できるようになる予定です。これは、Microsoft Stream で利用可能な AI テクノロジと同じテクノロジを使用しています。ビデオを見る、またはオーディオ ファイルを聞いていると、完全な音声情報の書き起こし (アクセシビリティと検索機能の両方を改善する) が、業界をリードするビューアーに表示されます。サポートされるファイル形式は、320 種類を超えます。これにより、個人のビデオやオーディオの資産を利用できるだけでなく、他のユーザーと共同作業して、最高の作品を制作することもできます。

ビデオとその内容を書き起こしたテキストを右側のサイド バーに表示した画面のスクリーンショット。

ビデオを組織全体で広く利用するための準備が整ったら、それをアップロードして Microsoft Stream に発行することができます。今後も引き続き、書き起こしサービスに加えて、ビデオ内の顔検出や自動キャプションなど、AI を利用したその他の機能も入手できるようになります。重要な点は、オーディオおよびビデオのコンテンツは、Microsoft Cloud から移動しないということです。つまりコンテンツは、コストが高く安全ではない可能性のあるサードパーティ サービスを通過することはありません。

オーディオ、ビデオ、画像の検索昨年 9 月に発表したとおり、OneDrive および SharePoint に保存された写真や画像の価値を引き出すための取り組みを行っています。写真の撮影場所の判断、被写体の認識、写真内のテキストの抽出には、ネイティブの安全な AI を使用します。この認識機能とテキストの抽出機能により、画像もドキュメントと同じように簡単に検索できます。たとえば、スキャンしたレシートのフォルダーを検索して、「寿司」と記載されたレシートを見つけ出すことができます。 さらに、前述の書き起こしサービスにより、ビデオやオーディオのファイルもすべて検索できるようになります。

Office 365 で寿司のレシートの検索結果を表示した画面のスクリーンショット。

インテリジェントなファイルの候補 – 今年中に、関連ファイルの候補を表示する新しいファイル ビューを OneDrive と Office.com のホーム ページに導入する予定です。候補となるファイルの選択には、Microsoft Graph のインテリジェンスが利用されます。Graph が Microsoft 365 全体でのユーザーの作業のやり方、共同作業の相手、共有されているコンテンツに対するアクティビティを理解し、それに基づいてファイルが選択されます。ユーザーの行動や共同作業者間の関係性を深く理解できる機能は Microsoft 365 特有のものであり、OneDrive や SharePoint 内のコンテンツで共同作業を進めるに従って強化されていきます。

Office 365 内での検索で、インテリジェントな候補を表示した画面のスクリーンショット。

AI の機能により既存のコンテンツを再利用することで、新しいドキュメントの作成もさらに容易になります。Word 2016 および Outlook 2016 のタップ機能は、現在の作業状況を理解して、OneDrive および SharePoint に保存されているコンテンツの候補をインテリジェントに表示します。これにより、新しい文書またはメールの作成中に、別のファイルの段落、表、グラフィック、グラフなどを再利用することができます。

より多くの情報に基づいた意思決定

革新的な AI を利用することで、OneDrive と SharePoint ではコンテンツでの作業が容易になり、より多くの情報に基づいて意思決定を行うことができます。

ファイルの分析情報 – 今年初め、ファイル カードの更新がロール アウトされ、OneDrive および SharePoint に保存されたファイルについて、アクセス統計情報が提供されるようになりました。これにより、誰がファイルにアクセスし、どんな操作を行ったかを確認できるようになり、次のアクションを決定するのに役立ちます。今年中には、これらの有益なファイル統計情報をネイティブの Office アプリケーションの操作環境から直接アクセスできるようにする予定です。

SharePoint の [ドキュメント ビュー] を示すスクリーンショット。

さらに、ファイル カードに追加の分析情報が導入されます。文書を読み終えるために要する時間や文書の要点などの重要な情報が、「サマリ」を使ってひと目でわかるように表示されます。これにより、ユーザーは、文書を読み進めるか、または保存して後で読むかを選択できます。

文書の要点と読み終えるまでに要する時間を表示した Word 文書の「サマリ」を示すスクリーンショット。

インテリジェントな共有 – 今年中に、関連コンテンツを会議参加者と簡単に共有できるオプションを提供する予定です。たとえば、PowerPoint を使用してプレゼンテーションを行った場合、会議終了後、そのプレゼンテーションを他の参加者と共有するかどうかを確認するメッセージが表示されます。また、OneDrive モバイル アプリでは、同じ会議中に撮影された写真 (たとえば、同僚と新しいアイデアのブレーンストーミングを行ったホワイトボードの写真など) を共有するかどうかを確認するメッセージが自動的に表示されます。これらはすべて、Outlook の予定表に従って行われます。この種の実世界インテリジェンスを使用すれば、全員が常にすばやく情報を把握し、すぐに次の作業に進むことができ、OneDrive および SharePoint にコンテンツを保存すれば特に活用できます。

Outlook でインテリジェントにファイルを共有する方法を示した 2 つのスクリーンショットを並べた画像。

データ分析情報 – 今年初めの SharePoint Virtual Summit で、Microsoft Flow の柔軟性と Azure Cognitive Services の能力を利用して、すばやく OneDrive および SharePoint のコンテンツにインテリジェンスを導入する方法を紹介しました。これらのサービスでは Microsoft Azure の機能が利用されているため、感情分析、キーワード抽出はもちろん、カスタム画像認識の機能を利用できます。しかも、Microsoft Cloud 内でコンテンツがセキュリティ保護され、コストが高く安全ではない可能性のあるサードパーティ サービスを通過することはありません。さらに、Microsoft Flow と緊密に連携することで、これらの認識サービスで提供される情報を使用して、画像の整理、通知の発信、またはより幅広いビジネス プロセスの呼び出しを行うカスタム ワークフローを、OneDrive および SharePoint 内で直接設定することができます。

Microsoft Flow のマーケティング分析を示すスクリーンショット。

セキュリティの向上

ファイルを OneDrive や SharePoint に保存する場合、コンテンツの保護、コンプライアンスの確保、悪意のある攻撃の阻止にも AI が役立ちます。

OneDrive Files Restore – 今年初め、Microsoft は Windows Defender ウイルス対策との統合を含む OneDrive Files Restore をリリースしました。これは、違反を識別し、修復とファイルの回復の手順をガイドすることで、ランサムウェアの攻撃から守ります。30 日間の完全なファイル履歴と洗練された機械学習により、潜在的な攻撃を早期に発見できるので、OneDrive に格納されるファイルはすべて安全に保護されます。特に、Known Folder Move により、OneDrive へのファイルの移行がこれまで以上に簡単になりました。

インテリジェントなコンプライアンス – 前述の画期的なテクノロジにより、OneDrive および SharePoint に保存されたテキスト コンテンツに対して、ネイティブのデータ損失防止 (DLP) ポリシーを適用でき、またネイティブの電子情報開示検索を実行できますが、今年中に、これらの重要なコンプライアンス機能をオーディオ、ビデオ、画像でさらに簡単に使用できるようになります。まもなく、写真から抽出されたテキストや、オーディオ/ビデオの書き起こしテキストを利用して、これらのポリシーを自動的に適用し、そのコンテンツを保護することもできるようになります。

始めよう

以上のとおり、Microsoft は AI の分野に業界トップの投資を行っており、それを活かすことで、Microsoft 365 の OneDrive および SharePoint はコンテンツの最もスマートな格納場所になりました。実際、Microsoft は Gartner 社の「コンテンツ共同作業プラットフォーム マジック クアドラント レポート」と「コンテンツ サービス プラットフォーム マジック クアドラント レポート」の両方でリーダーとして認められています。それだけでなく、Forrester 社の「Forrester Wave™: 企業向けファイル同期/共有プラットフォーム部門 2017 年第 4 四半期」のレポートで、クラウドとハイブリッドの両方でもリーダーとして認められています。

Fortune 500 企業の MGM Resorts InternationalWalmartJohnson Controls InternationalTextron と同様、コンテンツを OneDrive および SharePoint に移行すれば、上記のメリットはもちろん、その他多くのメリットをすぐに実現できます。Microsoft では今後も引き続き、これらの機能や他の新しい AI 機能に投資を行い、お客様がその価値を活かしてより多くのことを達成できるよう、支援を続けてまいります。

Microsoft は、コストを削減し、コンプライアンスとセキュリティを向上すると同時に、ファイル、動的な Web サイトとポータル、ストリーミング ビデオ、AI、複合現実を含む、モダン ワークプレイスのためのコンテンツ コラボレーションを変革するという大胆なビジョンを持っています。フロリダ州オーランドで開催される 2018 年の Microsoft Ignite (9 月 24 日から 28 日まで) にぜひご参加ください。モダン ワークプレイスで AI を利用してコンテンツの共同作業を促進する方法をさらに詳しく発表する予定です。この模様は、オンデマンドでもご覧いただけます。

 

Gartner, Inc., Magic Quadrant for Content Collaboration Platforms, Monica Basso, Michael Woodbridge, Karen Hobert, July 3, 2018.
Gartner, Inc., Magic Quadrant for Content Services Platforms, Karen Hobert, Michael Woodbridge, Joe Mariano, and Gavin Tay, October 5, 2017.

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