メイン コンテンツへスキップ
Microsoft 365
購読する

ハイブリッド パーソナル コンピューティングの新時代の到来: Windows 365 クラウド PC

2021 年 8 月 2 日更新: Windows 365 はあらゆる規模の企業を対象として一般提供を開始しました。Windows 365 の詳細情報を入手して今すぐご体験ください。

いくつかの地域がこの 18 か月間の困難と混乱から抜け出そうとしている今、新しい働き方の世界が登場しようとしています。至るところで、組織がバーチャル プロセスとリモート コラボレーションを通して自らの変革を遂げています。そして、人々はハイブリッド ワークを取り入れています。再び出勤するようになった人も、引き続き在宅勤務する人も、その両方を組み合わせる人もいます。その結果として物事が再び、まったく違ったものになるでしょう。

仕事を、必要なときいつでも、どこでも、どのような方法でもできることは新常態となりました。どの従業員も、親しみのある使いやすいテクノロジをどのデバイスでも使えることを求めています。史上最高に複雑化したサイバーセキュリティ環境の中で、企業に必要なソリューションとは、その従業員のコラボレーション、共有、創造に役立つと同時に、データの安全とセキュリティを保つものです。 

私たちは、この新しいハイブリッド ワークの世界の力となるツールをデザインする機会を手にしています。これを可能にしているのは新しい視点、そしてクラウドのパワーとセキュリティです。 

本日発表する Windows 365 は、Windows 10 または Windows 11 (本年中に一般提供開始予定) を新しい方法で体験していただけるクラウド サービスです。インターンと契約業者からソフトウェア開発者と工業デザイナーに至るまで、企業で働く人々のためのソリューションです。 Windows 365 ではオペレーティング システムが Microsoft Cloud に配置され、Windows エクスペリエンス全体 (すべてのアプリ、データ、設定) がここから安全にユーザーのデバイスにストリーミングされます。デバイスは私物でも、会社所有でもかまいません。このアプローチで、まったく新しいパーソナル コンピューティングのカテゴリが、このハイブリッドな世界専用に作られます。それが "クラウド PC" です。

本日は、なぜクラウド革命をパーソナル コンピューティングに取り入れることがお客様の働き方の未来にとって一つの節目となると私たちが考えているか、そしてこのことがパートナーの皆様にとってどのような機会を生み出すかを紹介します。

パワフルで一人一人に合わせた完全な Windows エクスペリエンスをクラウドから、どのデバイスでも

私たちが最近実施した Work Trend Index で、労働者の 73% が柔軟なリモート ワークという選択肢の継続を求めていることが明らかになりましたが、同時に 67% はパンデミック (感染症の世界的大流行) 終息後は対面のコラボレーションが増えることを望んでいます。これがハイブリッド ワークのパラドックスを作り出し、世界中の組織に難問をぶつけています。つまりハイブリッドの世界でどのようにしてつながり、働く人々が組織のリソースに自宅でも、オフィスでも、その他どこでもアクセスできるようにするかという問題です。

Microsoft は他の製品にもクラウドを取り入れてきましたが、Windows 365 クラウド PC でも同様に、Windows を体験する新しい方法をクラウドのパワーを通して実現するというビジョンを掲げています。それと同時に、組織が抱える課題を新旧どちらも解決したいと考えています。この新しいパラダイムのねらいは、リモート アクセスの実現とセキュリティ保護だけではありません。ユーザー エクスペリエンスは、人材を集めて定着させ、生産性を向上し、セキュリティを確実にするために、これまで以上に重要性を増しています。

クラウド PC は、クラウドのパワーとデバイスの能力を引き出してパワフル、シンプル、安全な Windows 10 または Windows 11 の完全なエクスペリエンスを実現するものであり、組織が従業員のために、場所やデバイスを問わず働ける環境を用意するのに利用できます。Windows 365 の特長の 1 つであるインスタントオン ブートで、ユーザーそれぞれのアプリケーション、ツール、データ、設定すべてをクラウドからどのデバイスにでもストリーミングできます。これには Mac、iPad、Linux デバイス、Android も含まれます。デバイスの種類にかかわらず、Windows エクスペリエンスは同じです。クラウド PC の状態は、ユーザーがデバイスを切り替えても変わらないため、前回終了したところからすぐに再開できます。同じ作業をホテルの部屋でノート PC を使って行うことも、アポイントメントの合間に自動車の中でタブレットを使って行うことも、オフィスでデスクトップを使って行うこともできます。ビジネスのニーズに応じて臨時従業員を雇用する場合にも便利です。繁忙期に増員するときでも、新しいハードウェアの供給に伴う複雑な手配とセキュリティの課題とは無縁です。さらに、専門職に最適な装備をそろえることができます。つまり、クリエイティブ、分析、エンジニアリング、科学研究などの職務のために、より大きなコンピューティング パワーと必要なアプリケーションを用意することができます。 

どのデバイスでも: Windows 365 は一人一人に合わせた完全な Windows エクスペリエンス (アプリ、データ、設定) をどのデバイスにも届けます

Windows 365 は、ビジネスに使用されているアプリ、つまり Microsoft 365、Microsoft Dynamics 365、Microsoft Power Platform に加えて、基幹業務アプリなどもサポートします。Windows 365 でのアプリ互換性も App Assure でお約束します。このサービスはユーザー数 150 以上のお客様を対象として、アプリの問題が発生した場合にその修復を追加費用なしでお手伝いするものです。

一人一人に合わせる: Windows 365 は、ユーザーそれぞれに合わせた Windows 10 または Windows 11 のエクスペリエンスを届けます。これには、そのユーザーが使用している PowerPoint などのアプリも含まれており、クラウドから任意のデバイスにストリーミングされます。

使い慣れたツールでさらにシンプルに

Windows 365 の最重要の設計原則の 1 つがシンプルさです。クラウド PC のサイズは使う人のニーズに合わせて選択でき、価格はユーザー単位の月額です。2 つのエディションがあり、どちらも完全クラウド ベースです。複数のクラウド PC 構成の中から、必要なパフォーマンスに応じて選ぶことができます。そのエディションとは、Windows 365 Business と Windows 365 Enterprise です。

IT 担当者の皆様のために、Windows 365 は、皆様が現在物理的デバイスを管理しているのと同じ方法で管理できるように作られています。皆様が管理するクラウド PC は、物理的デバイスとともに Microsoft エンドポイント マネージャーに表示され、管理とセキュリティのポリシーを他のデバイスと同様に適用することができます。

Windows 365 は Azure Virtual Desktop を基盤としていますが、仮想化の利用方法をシンプルにするように構築されているため、すべての詳細はお客様の代わりに Microsoft が処理します。お客様は、最高のユーザー エクスペリエンスが得られるようにクラウド PC の処理能力をスケーリングしてパフォーマンスを監視することができます。分析機能も組み込まれているため、接続の正常性をネットワーク全体にわたって見ることができます。これで、組織のクラウド PC ユーザーは、生産性を発揮するのに必要なものすべてに、確実にネットワーク上で到達できるようになります。エンドポイント分析ダッシュボードからは、ユーザーが求めるパフォーマンスを達成していないクラウド PC 環境を簡単に特定できます。推奨事項が提示されるだけでなく、その環境をアップグレードすることも簡単です。ボタンを 1 回タッチするだけで、即座に適用されます。新しい "ウォッチドッグ サービス" による診断も継続的に行われるため、接続が常時稼働している状態にするのに役立ちます。診断の結果が不合格の場合は、IT 担当者にアラートが送られるとともに、その問題の修復方法についての推奨事項も提示されます。 

使い慣れたツール: クラウド PC の管理は、物理的なデバイスと一緒に Microsoft エンドポイント マネージャーで行うことができます。

カスタマイズの幅と柔軟性が求められるとき、特に組織内に仮想化のエキスパートがいる場合は、Azure Virtual Desktop をおすすめします。この製品は、クラウドでの VDI のモダン化を進める多数の組織に導入されています。Microsoft がさらに Azure Virtual Desktop に力を入れていることについては、本日の Tech Community ブログで詳しく解説しています。

管理エクスペリエンスの詳細については、Scott Manchester 執筆の Tech Community ブログをご覧ください。

ゼロ トラストが後押しするクラウド セキュリティ

ゼロ トラスト アーキテクチャに重点を置いて、Windows 365 は今日の重要なセキュリティの課題の解決にも役立つように設計されており、情報はデバイス上ではなくクラウドに保存されてセキュリティで保護されます。クラウド PC に対するログインやアクセスの試行を、多要素認証 (MFA) で明示的に検証します。これは、Microsoft Azure Active Directory (Azure AD) との統合によって実現しています。また、Microsoft エンドポイント マネージャーの中で MFA に Windows 365 専用の条件付きアクセス ポリシーを組み合わせて、ログインのリスクをセッションごとに即座に評価することができます。また、ユーザーと管理者のエクスペリエンスは、最小特権アクセスの原則を中心として設計されています。たとえば、特定のアクセス許可 (ライセンス付与、デバイス管理、クラウド PC 管理など) の委任を、特定のロールを使用して行うことができるので、グローバル管理者になる必要がなくなります。Windows 10、Microsoft Defender for Endpoint、Microsoft Edge のセキュリティ ベースラインも、現在物理的デバイスに使用しているのと同様に使用でき、クラウド PC 固有のセキュリティ ベースラインも構築済みのため、すぐに使用を開始するのに役立ちます。 

Windows 365 ではクラウド PC 固有のセキュリティ ベースラインが用意されており、すばやく安全に使用を開始することができます。

組織のデバイスの保護に Microsoft Defender for Endpoint が使用されている場合は、このソリューションがクラウド PC に対してもシームレスに機能します。Microsoft エンドポイント マネージャーを使用すると、Defender for Endpoint での管理対象のデバイスと同じようにクラウド PC のオンボーディングを簡単に行うことができます。クラウド PC が保護されるだけでなく、セキュリティのリスクを下げるための推奨事項も提示されます。また、セキュリティ インシデントをすばやく発見して調査するのにも役立ちます。

最後に、暗号化が全面的に使用されています。クラウド PC を実行する管理対象ディスクはすべて暗号化され、保存されるデータはすべて暗号化され、クラウド PC との間のネットワーク トラフィックもすべて暗号化されます。

Windows 365 とはパートナーにとっての新しい機会

Windows 365 は、Microsoft エコシステムを構成するあらゆるタイプのパートナーにとって、Windows エクスペリエンスをクラウドから届けるという新しい機会となります。

独立系ソフトウェア ベンダー (ISV) は引き続き Windows のアプリを構築でき、完成したアプリをこれからは、より広い対象者にクラウドで届けることができます。Windows 365 は、開発者にとっての新しい機会も作り出します。パートナーは API を活用して、独自のイノベーションを市場に送り込むことができます。実際に、Tech Community のブログでご紹介しているように Nerdio、UKG、Service Now、Net App などのソリューション ISV が Windows 365 でのさまざまなユーザー シナリオをサポートすることを本日発表しています。

お客様が Windows 資産全体を最大限に活用できるように、システム インテグレーターやマネージド サービス プロバイダーから追加サービスが提供されます。Microsoft のパートナーである Accenture/Avanade、Atos、Crayon、Content and Cloud、Convergent、Coretek、DXC、Glueck & Kanja GAB、Insight、Netrix などから市場に投入される予定です。中小規模企業向けには、Iconic IT LLC、MachineLogic LLC、Nitec Solutions などのパートナー各社が既に Windows 365 をサポートしており、追加サービスでの支援も提供しています。OEM (相手先ブランド供給) メーカーは、広範なサービスのポートフォリオに Windows 365 を組み込んで、自社製デバイスの堅牢な機能と安全なハードウェアとともに提供するという機会を手にします。

クラウド PC が体現しているのは、クラウド コンピューティングにおける次の大きな一歩であり、これによって Microsoft Cloud と個人用デバイスがパワフルな新しい方法でつながります。Windows 365 の発表に合わせて、私たちは組織、従業員、パートナーの皆様に Windows とそれぞれのデバイスでのエクスペリエンスを再想像していただきたいと考えています。そして、あらゆる地域のユーザーのために新しいシナリオを作ることを楽しみにしています。

ハイブリッドな世界のためのハイブリッド Windows

クラウドのパワーを通して皆様のすべてのデバイスにお届けするという、この新しい方法での Windows 10 または Windows 11 (後日提供開始予定) のエクスペリエンスをご紹介できることを嬉しく思います。このことは、規模を問わずあらゆる組織にパワー、シンプルさ、セキュリティを与えると信じています。これらは、ハイブリッド ワークを採用する組織で働く人々のニーズの変化に対処するために必要となるものです。

Windows 365 の提供はあらゆる規模の組織を対象として 2021 年 8 月 2 日に開始します。Windows 365 についての詳しい情報をこちらでご覧ください

お客様とともにこの道のりを歩めることを嬉しく思います。そして Windows 365 を使って仕事を遂行する新しい方法についてお聞かせいただけることを楽しみにしています。