メイン コンテンツにスキップ
メイン コンテンツへスキップ
Microsoft 365

Microsoft Office―ハイブリッドな世界に向けた変革

長年にわたり、確立された働き方のパターンは明確でした。コミュニケーションは電子メールで行われ、コンテンツ作成はほとんどがドキュメントやスプレッドシート、プレゼンテーションで行われていました。

この 18 か月間の間に世界は変化し、私たちは新しい働き方の環境に順応しました。従来のコミュニケーション ツールや対面での共同作業を補完する代替ソリューションが必要となり、生活のあらゆる面でデジタル化が急速に進みました。

学校は完全オンライン授業に移行し、ビジネスでは e コマースが活発になり、企業が新たに採用した新卒学生は画面を通してしか同僚に会ったことがないというケースもあります。

さらに、コミュニケーションはオンライン会議とチャットへと移行し、デジタル コンテンツは従来型のドキュメント タイプに留まらず、より流動的でダイナミックなスペースへとあふれ出しています。新しい種類のコンテンツ、形式、チャネルが求めているのは、より柔軟で、パワフルで、流動的なツールです。それは、誰もがより印象的なメッセージを届けることと、コラボレーションを自分のペースで進めることができるようにするためです。

Microsoft Office も、時代とともに変化しています。

Word、Excel、PowerPoint、Microsoft Outlook はこれまで以上に進化しています。Microsoft Teams と統合され、クラウドを活用した AI を Web、デスクトップ、モバイルで利用できます。

しかし、私たちはさらなる前進を必要としていました。これが理由で私たちは Office を再想像し、新しい機会に対応するための新しいアプリを追加するとともに、Office を普遍的な対話型キャンバスに仕立てて、あらゆる種類の創造の場にしようとしています。

では、私たちがどのようにコラボレーションを拡大し、創造のためのツールを拡張し、AI の力を皆様にお届けしているかをご紹介しましょう。

Microsoft Loop のご紹介: 思考、計画、創造を一緒に

本日発表する新しいアプリ Microsoft Loop は、強力かつ柔軟なキャンバスにポータブルなコンポーネントを組み合わせるものです。このコンポーネントはアプリ間を自由に移動し、アプリ間で同期されるので、チームが共に思考し、計画し、創造することを可能にします。

Microsoft Loop は 3 つの要素で構成されます。Loop コンポーネント、Loop ページ、Loop ワークスペースです。 

Loop コンポーネント: 流動コンポーネントの進化版であり、生産性の最小単位となります。ユーザーがコラボレーションして作業を完了することを仕事の流れの中で、つまりチャット、メール、会議、ドキュメント、Loop ページの中で手助けします。 Loop コンポーネントは、リスト、テーブル、メモ、タスクなどのシンプルなものもあれば、Microsoft Dynamics 365 からの顧客営業案件のような複雑なものもあります。コンポーネントは常に同期されるので、そのコンポーネントがどれだけ多くの場所に存在していても、ユーザーとそのチームは常に最新の情報で仕事を進めることができます。 

本日、コラボレーションのための次のような新しいコンポーネントを発表します。

投票テーブルを使用すると、チームでアイデアを出し合って合意を形成し、最終的な意思決定を一緒に行うことが簡単になります。

人々が Microsoft Loop の新しい投票テーブルでアイデアを入力し、投票しています。

図 1. 新しい投票テーブルで、チームでの意思決定が簡単になります

ステータス トラッカーは、チームから情報を収集し、プロジェクトのすべての面での進捗状況を把握するとともに、チーム全体のステータスを常に最新に維持するのに役立ちます。

Microsoft Loop の新しいステータス トラッカーで人々が自分のプロジェクト ステータスを更新しています。

図 2. プロジェクトのステータスをさまざまなアプリで簡単に把握できます。 

さらに、ビジネス ワークフローを促進する新しい Loop コンポーネントも追加します。手始めは Dynamics 365 のレコードです。さらに、Microsoft が開発するコンポーネントだけでなく、サードパーティのアプリケーション開発者も Loop コンポーネントを構築できるようになります。その方法は、開発者の既存のメッセージ拡張アプリケーションと Microsoft Graph コネクタ統合を拡張するというものであるため、投資は最小限に抑えられます。これについての具体的な詳しい情報を、来年の開発者向けカンファレンス Microsoft Build でお伝えする予定です。

Microsoft Dynamics 365 コンポーネントを Microsoft Loop に追加しています。

図 3. ユーザーが使用するアプリの中で Loop コンポーネントが動作してユーザーのワークフローを容易にします。

Loop ページは柔軟なキャンバスであり、ここでコンポーネントを整理するとともに、その他の便利な要素 (ファイル、リンク、データなど) を取り込んで、チームでの思考、つながり、コラボレーションに役立てることができます。ページは、一緒に思考して作業を完了するために最適化されています。最初は小さく始めて、アイデアとプロジェクトの大きさに合わせてサイズを広げていくことができます。

人々が Microsoft Loop の中でリアルタイムでコメントし、反応し、コラボレーションしています。

図 4. ページはチームのプロジェクトに合わせて拡張できます。

Loop ワークスペースは、ユーザーとそのチームのための共有スペースです。プロジェクトにとって重要なものすべてをここで見ることができ、グループ化もできます。ワークスペースを利用すると、各メンバーがどのような作業をしているかが簡単にわかります。他の人のアイデアに反応することや、共有目標に向けた進捗状況を確認することもできます。チームのコラボレーションは同期的でも非同期でも、アイデアがひらめいたときにいつでも行うことができます。 

お気に入りのアプリからの作業を Microsoft Loop で行います。

図 5. 複数の人が同時に、それぞれ異なるアプリから作業できます。 

Microsoft Loop で、すべてのものが集められ、ユーザーとそのチームが常に高い生産性を発揮し、予定どおりに仕事を進め、これまで以上につながりを強化することができます。Microsoft 365 のアプリ (Teams、Outlook、OneNote など) での Microsoft Loop コンポーネントは、今月からロールアウトを開始します。Microsoft Loop アプリの提供状況の詳細については、今後数か月以内に改めてお伝えします。

Microsoft エディターと Context IQ―必要な情報をいつでも手元に

このたび、Context IQ も発表します。これは Microsoft 365 全体にネイティブに統合された一連の AI エクスペリエンスであり、ユーザーの仕事の流れの中で、そのユーザーが必要としていると思われる情報を予測し、見つけて提案するものです。

Context IQ によって最初に変革されるのは Microsoft エディターのエクスペリエンスです。現在、エディターはユーザーが自信を持って文章を書けるようにドキュメント、メール、Web で文法やスペルをチェックして修正しています。  

Context IQ で、エディターがレベルアップします。エディターと Context IQ の組み合わせで、どのような予測アシスタンスが可能になるかを次にご紹介します。

  • ファイルを添付、挿入、または同僚と共有する必要があるときに、エディターが関連ファイルやドキュメントを提案します。この基準は件名が類似するものや、ユーザーが過去に作成または作業したものです。
  • Outlook メールで会議のスケジュールを設定しようとしているときに、エディターがそのことを認識して全員が空いている時間を提案します。ユーザーは時間を節約でき、コンテキスト切り替えも不要になります。
  • ファイルの中でコメントやメールでの @ 記号を使用して同僚をタグ付けするときに、タグ付けされる人の候補をエディターが提案します。この基準となるのは、ユーザーが現在一緒に仕事をしている同僚や、ドキュメントのレビュー担当者として以前タグ付けしたことのある関係者です。
  • ある営業案件で共同作業する可能性があり、Dynamics のデータを取り出す必要があるときに、関連する Dynamics 365 情報をエディターが Loop コンポーネントとして提案します。ユーザーはこれを更新してアクションを起こすことを、仕事の流れでできるようになります。   
  • 書いている文章にデータやオブジェクトを挿入するときに、エディターが情報を提案します。たとえば、フライトをオンラインで予約するときはマイレージ会員番号、Teams でのコラボレーション中にはセールス メッセージといった情報です。

エディターと Context IQ の詳しい情報をご覧ください。

Microsoft エディターが Outlook の中で人やファイルの候補を提示します。

図 6. エディターが Context IQ と連携して、状況に応じた提案を行います

Clipchamp が Office の一員に

以前から、Office はユーザーがドキュメント、スプレッドシート、スライドを作成するのを手助けしています。これらは今でもきわめて重要ですが、デジタル コンテンツ、特にビデオを求める声が大きいことも私たちは認識しています。そこで、創造のためのツールに Clipchamp を加えることとなりました。これで、仕事、学校、趣味での創造とストーリーテリングを自分らしくできるようになります。

Clipchamp は、ユーザーのスキル レベルを問わず創造の力となります。美しく、プロフェッショナルな見栄えのビデオを簡単かつ迅速に作成し、編集して共有することができます。副業を宣伝する広告でも、バーチャルな歴史の授業でも、思い出を記録する家族のビデオでも、Clipchamp を利用するとストーリーを作って共有することが可能になります。

Clipchamp についての詳しい情報をご覧ください。

ビデオ編集画面。

図 7. プロフェッショナルな見栄えのビデオを Clipchamp ですばやく作成します。 

真新しい製品が Office に加わって創造とコラボレーションに活用していただけるようになりますが、既存のアプリにも新しい機能が追加されます。

ストーリーを自分の言葉で伝えるための PowerPoint のレコーディング スタジオ

メッセージを相手に届けるときに、それが物理的なプレゼンテーションかバーチャルかで異なっていてはなりません。Microsoft PowerPointレコーディング スタジオを利用すると、自分のストーリーを自分の言葉で伝えることができるので、インパクトのあるプレゼンテーションで見る人を引きつけるのに役立ちます。背景のカスタマイズやスライドへの注釈の追加ができるほか、さまざまなビューの選択もできるので、コンテンツを録画して配信することが簡単になります。

録画が完了したらプレビューを見て、必要ならば特定のスライドまたはプレゼンテーション全体を録画し直すこともできます。編集が完了したプレゼンテーションを他の人と共有するには、エクスポートします。レコーディング スタジオの一般提供開始は 2022 年初めを予定しています。

PowerPoint のレコーディング スタジオの詳細情報をご覧ください。

PowerPoint のレコーディング スタジオ機能はユーザーが録画ボタンをクリックすると開始します。

図 8. PowerPoint の録画ボタンをクリックして開始します

ビデオはストーリーを伝えるのに優れた手段ですが、時には数字とデータも強いメッセージを届けることができます。特に、Excel を使用してデータを自分の組織のためにパーソナライズするときです。

Office.com と Windows 版 Office アプリでの発見、作成、共有

Office.com については、コンテンツのハブとして機能させるための新しいエクスペリエンスを構築中です。1 つの場所で自分のあらゆるコンテンツを発見して状況を理解できるだけでなく、そこからアクションを起こすこともできます。Office.com と Windows 版 Office アプリの最新の機能強化は、ユーザーがファイルやアプリを見つけるのに要する時間を減らして、その作業のための時間を増やせるようにすることを目的としています。

ホームページのデザインが変更されて、自分の最重要コンテンツにクイック アクセス セクションですぐに到達できるだけでなく、注意を向ける必要のあるものを一連の推奨アクションとして見ることができます。新しいマイ コンテンツ ページには、強力な検索とフィルタリングの機能があり、自分のコンテンツを Teams、Outlook、OneDrive、SharePoint から一度に検索することが簡単になります。また、新しい [作成] ページでは、自分のアプリとツールのすべてが 1 つの場所に集められ、さらに複数のアプリケーションからのテンプレートも同時に表示されるので、作業を始めるための最適な方法を決定するのが簡単になります。

これらの新しいエクスペリエンスのロールアウトは、次の数週間のうちに開始する予定です。新しいエクスペリエンスの詳しい情報をご覧ください。

ユーザーが Office.com の [作成] ページでテンプレート一覧をスクロールしています。

図 9. Office.com で、自分のコンテンツに関連するドキュメントとファイルの一覧が表示されます。

すべき作業に対して最適なツールを簡単に見つけられることが鍵ですが、データを管理して分析する必要があるときは、Excel が頼りになります。

Excel のデータ型の次なるフロンティア

最近まで、Microsoft Excel で扱えるデータはテキストと数値の 2 種類しかありませんでしたが、このたび、単純なテキスト文字列や数値の代わりに、もっと複雑な情報 (たとえばコンテンツ カード、画像、行列、配列など) をセル自体に格納できるようになりました。 

これまで何年もかけて、Excel のデータ型の可能性をレベルアップしてきました。最初に "株価" と "地理" というデータ型を導入し、昨年は Power BI と Power Query のデータ型をリリースしました。これで、ユーザーの独自のデータを 1 つのデータ型として作業できるようになりました。 

このたび、リンクされたデータ型がまったく新しいレベルへと進化し、Excel での開発の自由度が飛躍的に向上しました。今月中に、Excel の新しい JavaScript API のプレビューが開始する予定です。この新しい API で、開発者が独自のデータ型を作成してその中に開発者独自のデータ ソースからの画像、エンティティ、配列、書式設定された数値を入れることができます。また、カスタム関数を作成して Excel の新しいデータ型を入力と出力の両方で活用することもできます。

Excel のグラフで新しいデータ型の使い方を示しています。

図 10. Bloomberg は Excel の新しい JavaScript API を使用してユーザーに情報を届けています。

このような、さらに柔軟性を増した構造で、複雑なデータをオブジェクトとして整理して、データをより自然な形でユーザーに見せることができると同時に、ユーザーはこれまでどおりに自分が見たい情報すべてにアクセスして分析やレポート作成に使用することができます。

データの抽出、管理、分析を簡単に、Excel のデータ型を使用して行います。

図 11. 自分の組織からのデータを簡単に分析します

さらに、独自のアドインを作成するか既存のアドインを拡張してデータ型のパワーを活用することもできるようになります。その結果として、より統合が進んだ次世代のエクスペリエンスが Excel の中で実現します。データ型のパワーを組織全体で共有することや、作成するアドインまたはソリューションでデータ型を自社の独自のサービスやデータと接続することもできます。 

この新しい API で、ユーザーと開発者が究極のパワーを手にしてデータの整理、アクセス、作業についてこれまで以上のことができるようになります。

その他のリソース

今回はたくさんのことをお伝えしましたが、これらのイノベーションについてさらに詳しく解説しているブログや技術セッションの要約を次に紹介します。

ブログ

技術セッション

私たちは時代とともに変化し、このような新しいエクスペリエンスをチーム コラボレーション、人間による創造、そしてクラウドを活用した AI という各領域で Microsoft Office に送り込んでいます。これについての胸躍るような気持ちを皆様にも感じていただければ幸いです。

皆様がどのように活用されるかを楽しみにしております。

You may also like these articles

Image for: Windows contextual imagery of Gen Z female inside on Subway on PC

ハイブリッド ワーク エクスペリエンスの変革を手助けする Microsoft Viva の一般提供を開始

ハイブリッド ワーク エクスペリエンスの変革を手助けする Microsoft Viva の一般提供を開始

Image for: Coworkers with masks setting up a Microsoft Teams meeting in a conference room with their HP Elite Folio Notebooks.

Microsoft 365 の新機能 - ハイブリッド ワークの新しい世界に向けて、Microsoft がすべての人をどのように支援するか

Microsoft 365 の新機能 - ハイブリッド ワークの新しい世界に向けて、Microsoft がすべての人をどのように支援するか

Image for: Adult male sitting at conference table looking at screen projected on wall.

ライブ キャプションと文字起こしの拡張から Windows 11 への準備まで――Microsoft 365 の最新情報をご紹介します

ライブ キャプションと文字起こしの拡張から Windows 11 への準備まで――Microsoft 365 の最新情報をご紹介します