Alder's Blood: Definitive Edition

神は死んだ。そして神を殺したのは我々。 神を失った世界は歪み、混沌とした。神の屍から滴る邪悪なエッセンスが生み出すのは、大地を駆け巡り、人間であれば何でも捕まえて喰らおうとする、おぞましき人ならざる存在。 だが、神の死は新たな生命も生み出した。それがハンターである。 人間のように見えるが、人間ではない。人間には及ばず、人間を超える存在なのだ。ハンターの使命は、刻一刻と大きくなるダークネスを掃討し、人類を守ること……そのために何を犠牲にしようとも。 それぞれのハンター・グループにはリーダーがおり、プレイヤーはそのリーダーを務めることとなる。リーダーとして、グループのキャンプ、シフト、装備、資源、クラフト、トレード、旅、そして何より重要なハントを監督せよ。 プレイヤーが監督するハンターにとって、実戦経験を積むためにハントは欠かせない。さらに、そこから得られる報酬が次のハントを可能にするのだ。だが気を付けてほしい、ハントは非常に困難かつ危険だ。ダークネスが生み出す敵は様々な形態を取り、旅を続けるにつれてより危険で強力になっていく。 ハントの最中、後先を考えずに勇敢な行動や、力任せの攻撃をすることは避けねばならない。一歩間違えば死に直結してしまう。戦術の鍵となるのは、向こう見ずな行動ではなくステルス、風の向きを注意すること、罠、急襲、そして素早く正確な攻撃だ。ミスを犯すことはできない。代償は血と命なのだから。 己の行動、戦略、賢明な資源の活用を巧みに組み合わせることによってのみ、生き残ることができるのだ。 そして何かが起きた。 古い友、されど見知らぬ顔。 盲目が、見ざるべき何かを見た。 沈黙が囁きに変わる。 囁きが叫びに変わる。 そして、傷ついたこの世界の幕が …今閉じようとする。