ゆりか先生のセキュリティひとくち講座
クレジットカード情報を入力するその前に!注意する 5 つのポイント

インターネットの普及により、自宅にいながら買い物をしたり、ホテルや飛行機の予約、旅行の前の保険の契約をしたりとさまざまなサービスや物を購入することができるようになってきました。その際に、クレジットカードの情報を入力して予約をとったり、代金を支払ったりすることも多くなっています。
クレジットカードをインターネットで利用するのは、心配と思っている方も多いのでは?
確かに、クレジットカードの情報は、犯罪者に悪用されてしまうと金銭被害を受ける場合もあり、注意が必要です。しかしながら、重要なポイントを押さえて注意をすることで、リスクを最小限にし、安全に利用することができます。

■クレジットカードを利用する際の注意点 5 つのポイント

  1. 安全な PC、タブレット、スマートフォンから利用する

    クレジットカードの情報を不正に盗むウイルスなどの、悪意のあるソフトウェア (マルウェア) によって被害を受けるケースがあります。

    • 最新の状態にする
      公開されている更新プログラム (アップデートと呼ばれることもあります) は必ず適用し、最新の状態で利用することが重要です。多くの場合は、自動で更新を行う設定になっているか、設定利用可能な更新プログラムがある場合は、通知が行われます。利用している機器の設定を確認し、更新を行いましょう。 「セキュリティ更新プログラムを適用しよう」「ビデオ:最新の状態ななぜ安全なの?」も参考にしてください。
    • マルウェア対策ソフトウェアを有効にする
      マルウェアの感染を防ぐために、セキュリティ対策ソフトウェアを必ずインストールしておきましょう。スマートフォンの場合は、通信キャリアからセキュリティ対策ソフトウェアが提供されている場合もあります。「マルウェアからコンピューターを守ろう」も参考にしてください。
    • インターネットカフェや、公共、共有の PC での利用を避ける
      家族で共有しているPC でも、たとえば、お子さんが誤って登録されているクレジットカードの情報で決済したりしないように、PC のアカウントを利用者ごとに分けましょう。
    • 公共の WiFi でのインターネット利用をしている場合は注意する
      公衆無線 LAN は外出先で手軽にインターネットを利用できるとても便利なものです。家や会社で利用している環境とは異なり、公衆である特性上、セキュリティリスクはどうしても生じます。「公衆無線 LAN を安全に利用する 3 つのポイント」も参考にしてください。
  2. 詐欺や悪質なサイトに注意する

    • メールや SNS のメッセージ、広告などから、悪質なサイトに誘導して、情報や金銭を盗もうとするフィッシング詐欺に誘導され、被害に遭うケースがあります。メールで、パスワードやクレジットカード番号、暗証番号を求められるような場合は、詐欺の可能性を疑い、銀行やオンラインサービスのホームページ上の注意喚起を確認したり、判断がつかない場合は電話でのサービス提供元への問い合わせなども検討しましょう。
    • インターネットのショッピングサイト自体が詐欺のサイトになっており、料金を払ったが商品が届かないといったような場合もあります。信頼のできるサイトか十分に確認しましょう。個人情報の取り扱いを定めた「プライバシーポリシー」などがサイトに掲載されているか、プライバシーマークを取得しているかなど確認したり、インターネットでの評判や口コミを確認するのもポイントです。
    • 質問や、万が一問題があった場合に、問い合わせを受け付けている窓口があるか確認しておきましょう。
  3. 取引内容をよく確認する

    インターネット上でクレジットカードの情報を入力することで提供される取引内容をよく確認しましょう。クレジットカードの情報は、継続的に金額の引き落としをすることもできますので、定期的な支払いなど、さまざまな形態の決済に利用されます。以下のようなポイントを中心に取引内容を隅々まで確認しましょう。

    • 請求されている金額や内容は、意図したものか?
    • 一度限りの支払いか、それとも年次更新料やメンバー登録料など継続的な支払が発生するか?
    • ホテルの予約などの場合は、保証金として一時金の引き落とし、その後の請求はあるか?
    • 問題があった場合の、払い戻しに応じているか? 問い合わせ先はあるか?
  4. SSL サイトを利用しているか

    インターネットで、クレジットカード情報など、個人情報や重要なやりとりを行う場合には、暗号化した通信を行っているサイト (HTTPS サイト) を利用しているか確認しましょう。ブラウザーに、鍵アイコンがついているかどうかで見分けることができます。
    メールや SNS のメッセージなどは、暗号化通信を行っていない場合が多いため、クレジットカードの情報を送付したりすることは避けましょう。

    キャプチャ:SSL サイトを利用しているか確認方法 アドレスが https で始まっている、鍵アイコンが表示されている
  5. 決済内容を保存し、クレジット明細を確認する

    • クレジットカードを利用した後、取引内容が表示されているページを印刷やファイルに保存しておきましょう。取引番号、金額や日時だけではなく、利用したインターネットの URL、サイト名、問い合わせ先も保存しておくとより安心です。
    • また、クレジットカードの明細も確認し、決済金額が合っているか、不正な引き落としがないかも、こまめに確認しておきましょう。不正な取引があった場合は、利用したサイトや、クレジットカード会社にすぐに問合せましょう。
    • インターネットで頻繁にクレジットカードを利用する人は、普段の生活で利用するクレジットカードとは別のクレジットカードを利用しカードの使い分けをするのも良いでしょう。その場合、利用限度額を低く設定する、万が一不正利用された場合の補償が手厚いクレジットカードを利用するなどの工夫もしておくとより安心です。