ここまでスリープとシャットダウンを使い分ける方法や、ディスプレイの輝度を調整の方法をご紹介しました。ただ、節電をしたくても、難しい設定は苦手…という方も多いのではないでしょうか? そんな方に、もっと簡単に、自動で節電設定できる方法をご紹介します。
難しい操作や設定無しで、Windows PC で節電設定を自動で行う方法がないか調べてみました。
スリープとシャットダウンを使い分けると節電できることは、こちらのページで詳しく紹介しました。
実は Windows には、一定時間が経過すると自動的にディスプレイやハードディスクの電源を切ったり、自動的にスリープに切り替える機能が用意されています。切り替わる時間を 1 つ 1 つ設定することもできますが、あらかじめ用意されている省電力用の設定を選択すると、1 つ 1 つ設定しなくても、一度の操作で PC を省電力の状態にできます。
省電力オプションは、お使いの Windows PC のコントロールパネル[電源オプション]から設定します。
コントロールパネルの [電源オプション] を表示したら、[電源オプションのプロパティ ] ダイアログボックスの [電源設定] で [最小の電源管理] を選択します。次に、お使いの PC が休止、スタンバイになるまでの時間とディスプレイが節電モードになるまでの時間を設定してください。
コントロールパネルの [電源オプション] を選択したら、[電源プランの作成] 画面で [省電力] を選択します。次に、お使いの PC がスリープになるまでの時間とディスプレイが節電モードになるまでの時間を設定してください。
コントロールパネルの [電源オプション] を選択したら、[電源プランの作成] 画面で [省電力] を選択します。次に、お使いの PC がスリープになるまでの時間とディスプレイが節電モードになるまでの時間を設定してください。間を設定してください。
マイクロソフトでは、これまで紹介したディスプレイの明るさやスリープなどの節電設定を、まとめて一度に実施できる便利なツール「Windows PC 自動節電プログラム」を提供しています。このツールを実行すれば、面倒な操作無しに、ご家庭の PC が約 30% 節電できる省エネ PC に大変身。ぜひご活用ください。
Windows PC 自動節電プログラムは、「Windows PC 自動節電プログラムについて」よりダウンロードいただけます。
自動で節電設定をしてくれる、便利なツール、 Windows 自動節電プログラムは、「Windows PC 自動節電プログラムについて」のページからインストール可能です。ページを開いたら「『Windows PC 自動節電プログラム』設定を適用する」をクリックし、ウィザードに従ってインストールしてください。
節電をしない通常利用時、本ツールを導入した節電利用時、および本ツールと自主的なスリープを組み合わせて利用時の 3 つのケースを想定し、90 分間の典型的な Windows PC の利用で消費電力がどう変化するかをシミュレーションしてみました。
ディスプレイの輝度設定、PC 未使用時のディスプレイの電源オフ、スリープの組み合わせにより、平均では約 30% の消費電力削減が可能であるという結果になりました。さらに、離席する際、自主的にスリープを行えば、約 50% も削減できることもわかりました。
節電ツールを活用すると、1 か月でどれだけ節電効果が見込めるのでしょうか?
※1日あたり PC を 3 時間稼働した場合。
1 日で最も多く電気を消費するピーク タイムは、お昼過ぎの 14 ~ 15 時頃です。したがって、バッテリーを使用できるノート PC の場合、ピーク タイムだけ AC 電源を抜き、バッテリーで駆動するのも節電には効果的です。ノート PC のバッテリーをうまく活用して、効果的な節電を心がけましょう。