序文:親愛なるすべてのアーキテクトに
早いものでこのアーキテクチャ ジャーナルも第 10 号を迎えました。ここ数号は、特にワークフロー、データ、ソフトウェア ファクトリなどの主題を取り上げてきたせいか、あっと言う間にここまで来てしまいました。第 10 号では、「すべてを連結する」というテーマについて考え始めました。このところ、多くの異なるシナリオでサービスを作成および公開することについて多くの記事を掲載してきましたので、こうしたサービスの消費という観点に注目することにしました。この問題を調べるのに、コンポジット アプリケーションを使用する以上に適した方法があるでしょうか。
9 月に記事募集を開始したときには、どのような記事が寄せられるか見当がつきませんでした。サービス指向の環境における複合化とは、業界でも完全な定義が確立していない用語ではないでしょうか。幸いなことに、さまざまな視点からこの分野について論じた多くの記事が寄せられました。
最初の記事は、マイクロソフトの ISV チームでアーキテクトを務める Chris Keyser 氏が、従来の基幹業務アプリケーションを見た場合の複合化の基礎について説明している記事です。続いて Open Text の Thomas Demmler 氏が、電子メールを使用して問い合わせに応答する際に、顧客がコンテキストに依存できるようにするために同社が開発したアーキテクチャについて説明しています。一日の大半を電子メールを使用して過ごす私にとって、この記事には参考になるアイデアがたくさんありました。その後は Atanu Banerjee 氏の記事です。同氏は今号で Office Business Applications (略して OBA) を詳しく取り上げ、サプライ チェーン管理の例を通じて、新しいツールのセットでこの分野の問題を解決する方法を紹介しています。
Atanu の記事の後は少し休憩し、Scott Guthrie 氏にマイクロソフトでの経歴とアーキテクチャに関する意見をうかがいました。前号に掲載した Jack Greenfield 氏とのインタビューが多くの読者の方に大変好評だったので、この連載を拡張し、業界の著名人にさらに意見をうかがいました。今号のコンポジット アプリケーション特集テーマを締めくくるのは、Mario Szpuszta 氏です。同氏はオーストリアの顧客との緊密な業務経験を元に、コンポジット アプリケーション ブロックとスマート クライアント ソフトウェア ファクトリについて紹介し、さらに使用に関する推奨事項も述べています。
今号の最後に 2 つのすばらしい記事を紹介します。前号のデータに関する記事が大変好評だったので、企業情報アーキテクチャを使用した高品質データに関する Semyon Axelrod 氏の意見と考えを続けて執筆していただきました。第 10 号の締めくくりとして、ソフトウェア アーキテクチャ、およびそれをビジネス改善にどのように結び付けて行くかを語ってもらいながら、Per Sundblad 氏と Sten Sundblad 氏の目から見た組織における 5 つの役割を見て行きます。今号が完成した現在、複合化に関するこれらの記事が、現在構築中のソリューションのサービス消費を考えたときに新たな観点を提供できることを願ってやみません。次号でまたお会いしましょう。
Simon Guest