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Visual Basic® for Applications 6.0 の機能

Visual Basic® for Applications (以下 VBA) 6.0 の言語機能は大幅に強化されており、Visual Basic 6.0 開発システムと同等です。主な強化点は、(a) Visual Basic 6.0 との言語同等性、(b) 共通使用のシナリオ、(c) 開発者のフィードバック、の 3 点です。

Visual Basic 言語の機能

機能 説明 利点
Implements キーワード クラスのインターフェイスをそのインプリメンテーションと区別する方法です。 複雑なアプリケーションの設計とコーディングにおいて開発者の柔軟性が増加します。
CallByName 関数 名前を明示的にコーディングする代わりに、プロパティやメソッドの名前を含む文字列を指定することによりプロパティやメソッドにアクセスできます。 開発者は拡張性がある、データ ドリブンなオブジェクト指向アプリケーションを作成できます。
ファイル システム オブジェクト ファイル システムに関する処理や、テキスト ファイルやディレクトリを作成するルーチンを合理化しました。 開発者はほとんどコードを書くことなく、ディスクやファイルを操作することができます。
Dictionary オブジェクト VBA の組み込みの Collection クラスと同様ですが、ランタイム オブジェクトをより機能的に管理できます。 複雑なオブジェクト ベースのソリューションの作成時に、優れた能力と柔軟性を発揮します。
Assert メソッド デバッグ オブジェクトが Assert メソッドをサポートするようになりました。 デザイン時のエラーをより高度に処理できます。
AddressOf 演算子 ユーザー定義関数のメモリ アドレスを返します。 開発者はコールバックを要求する優れた Windows® オペレーティング システムの API 関数を使用できます。
Decimal 型 バリアント 型を基にした Decimal 型です。 経済や科学のソリューションの数学的精度が向上します。
パブリック メソッドのユーザー定義型 ユーザー定義型を、パブリック プロパティやメソッドの引数の型または戻り値の型として使用できます。 開発者は、効果的なソリューションを作成するために、少ない引数やメソッドに、より多くのデータを設定できます。
可変サイズの配列の代入が可能 可変サイズの配列を代入の左辺に使用できます。 開発者は大容量のデータ セットを処理するために、複雑かつ処理が遅いデータ操作ルーチンを作成することがなくなります。
CreateObject 関数 CreateObject 関数は省略可能な引数としてコンピュータ名を指定できるようになりました。その結果、開発者は DCOM を使用して、リモート コンピュータにオブジェクトを作成できます。 コンポーネントの場所としてコンピュータを単純な関数の引数で指定することで、分散された n 階層のアプリケーションの作成がより簡単に行えます。
StrConv 関数 新しい LCID 引数を使用すると、システムの LocaleID とは異なる文字列で LocaleID を指定できます。 複数の国別情報を使用するソリューションを作成する開発者は、国別情報変換を正しく行うためにシステム情報を使用できるようになりました。
カスタム イベント 開発者は Event および RaiseEvent キーワードを使用して、カスタム クラス モジュール イベントを定義、または起動できるようになりました。 開発者はより柔軟性があり、応答性の良いソリューションを作成できます。

VBA IDE の拡張

Visual Basic 言語機能の向上に加えて、生産性の向上に必要な変更が VBA の IDE (統合開発環境) に加えられました。開発の専門家は IDE や VBA 6.0 内のツールや機能を使用した作業に多くの時間を費やします。そのため、IDE はそういった開発の専門家の生産性が向上するように設計されました。

機能 説明 利点
Add-in サポート IDE は、Office 2000 および Visual Studio® 6.0 開発システムで使われている IDTExtensability2 インターフェイスを基盤とした開発者アドインをサポートするようになりました。 アドインは、開発者がコードを書いたりアプリケーションを設計することを支援することにより、生産性の向上に役立ちます。
モードレス ユーザー フォーム VBA に同梱しているカスタム ダイアログ デザイナであるユーザー フォームは、モードレス ダイアログをサポートするようになりました。 開発者は、ホスト アプリケーションと同時に表示および使用できるダイアログを作成できるようになりました。
VBA (Visual Basic for Applications) プロジェクトのデジタル署名 セキュリティとユーザーの信頼性を向上するために、開発者は Microsoft Internet Explorer の Authenticode™ テクノロジを使用して VBA プロジェクトに署名できます。 ユーザーは VBA コードの作成者を調べ、作成者が信頼できるかどうかを判断できます。
マルチスレッド プロジェクト 開発者は Visual Basic 6.0 をターゲットにしたマルチスレッド プロジェクトを作成できます。 マルチスレッド プロジェクトは、リアル タイムに近い応答性を必要とするソリューションに対して、より優れたパフォーマンスとスケーラビリティを提供します。
マルチ インスタンス ホスト アイテム ホスト アプリケーションは、開発者が必要に応じて実行時に作成可能なオブジェクトのクラスを定義できます。 アプリケーション イベントと密接な統合という利点を保持したまま、開発者の柔軟性を増加します。
Windows インストーラ VBA コンポーネントは、Office 2000 や Windows 2000 でも使用されている Windows インストーラ テクノロジを使って展開されます。 Windows インストーラ テクノロジは、アプリケーションの自己修復などのより優れた管理能力と機能を提供します。
強化されたプロジェクト パスワード 開発者は強固になったパスワード保護を使って VBA コードを保護できます。 VBA プロジェクトのセキュリティが更に向上しました。

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