- ISDN 1.1 を使うと、Windows 95 で WAN (Wide Area Network)の機能を利用でき ます。適切な ISDN アダプタでは、MSNやインターネットに最高 128Kbps で接続できます。
- ISDN 1.1 は、ISDN 1.0 のアップグレードです。ISDN 1.0 では、1 つのチャネルを 利用して 64Kbps で通信しましたが、ISDN 1.1 では、2 つのチャネルを利用して 128Kbps で通信できるようになりました。
- JAMSISDN11.EXE ファイルは、ISDN 1.1 アクセラレータ パックの新しいソフトウェア コンポーネントが保存されている自己展開型の圧縮ファイルです。JAMSISDN11.EXE ファイルを実行すると、新しいシステム コンポーネントがすべて適切な場所にインストールされ、ISDN アダプタのドライバをインストールする準備が整います。
ISDN 1.1 アクセラレータ パックの機能
- ISDN 1.1 アクセラレータ パックには、ISDN 回線を経由してリモート アクセス するために必要なソフトウェアが含まれています。現在の構成でもコンピュータで ISDN を使うことはできますが、ISDN を活用するためには、特別な ISDN プロ グラムが必要になります。オペレーティングシステムに ISDN のサポートを追加 すると、ISDN専用の特殊なプログラムを使わなくても Windows 用のネットワーク プログラムで ISDN が利用できるようになるため、利用できるプログラムの数は大幅に増加します。
- このリリースには、ISDN 回線を使用するためにプログラムで必要となるサポートがすべて含まれているため、モデムを使っているのとまったく同じようにリモート接続が実現できます。このリリースは、特定の ISDN アダプタ用のドライバに対応しています。さらに、ほかのドライバの開発も進められているため、間もなく利用できるようになります。ほかのドライバが提供される時期については、ISDN ハードウェアの製造元にお問い合わせください。
- このリリースでは、データ転送機能だけを利用できます。現時点では、ISDN を経由して音声などを送る機能はサポートしていません。
| 3.ISDN 1.1
アクセラレータパックのインストールと設定 |
ISDN 1.1 アクセラレータ
パックのインストールする前に、ハードウェアの製造元
から提供された Readme ファイルを参照してください。また、必要であれば提供さ
れているセットアップ プログラムを実行してください。
インストールする前に、以下のものを用意してください。
- 対応している ISDN アダプタ。
- ISDN 回線。
- 転送方式、SPID、および電話番号。この情報がわからない場合は、電話会社に
お問い合わせください。
- ISDN 1.1 アクセラレータ
パックとお使いのハードウェアに適合したドライバ。
- 製品版の Windows 95
がインストールされているコンピュータ。
- ダイヤルアップ
ネットワーク。インストールされていない場合は、次の手順に
従ってインストールしてください。
- コントロール パネルの [アプリケーションの追加と削除]
アイコンをダブル クリックします。
- [Windows ファイル]
タブをクリックします。
- [通信] をクリックし、[詳細]
をクリックします。
- [ダイヤルアップ ネットワーク]
の左にあるチェック
ボックスをオンにし、 [OK]
をクリックします。
- [OK] をクリックしてダイヤルアップ
ネットワークをインストールします。
Windows 95 のセットアップ ディスクを挿入するように求められることが
あります。
ISDN
アダプタのインストールに成功し、コンピュータを再起動してもエラー
メッセージが表示されなければ、ダイヤルアップ
ネットワークの ISDN 接続を
セットアップすることができます。ISDN アダプタに付属するケーブルを接続し、
NT1 のライン
インジケータが正常を示していること (NT1
が必要な場合) と回線
が使用できる状態になっていることを確かめます。また、ダイヤルアップ
ネット
ワークをあらかじめインストールしておく必要があります。
接続をセットアップするには次の手順に従って操作します。
- 次の手順に従って [ダイヤルアップ
ネットワーク] フォルダを開きます。
@ [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム]
をポイントします。
A [アクセサリ] をポイントし、[ダイヤルアップ
ネットワーク] を クリックします。
- 新しい接続ウィザードが自動的に起動しなかった場合は、[新しい接続]
アイ コンをダブルクリックします。
- 最初の画面では、セットアップする接続の名前を入力し、[モデムの選択]
ボックスの一覧で ISDN アダプタを選びます。次に、[次へ]
をクリックします。
- 電話をかけるコンピュータの市外局番、電話番号、および国番号を入力し、
[次へ] をクリックします。
- [完了] をクリックします。
- ISDN
回線を経由して接続するには、セットアップしたアイコンをダブル
クリックし、ユーザー名とパスワードを入力します。次に、[接続]
を クリックします。
インストールした ISDNアダプタの設定を変えるには、次の手順に従って操作します。
- 前の手順でセットアップしたアイコンなど、ダイヤルアップ
ネットワークの 接続のアイコンをマウスの右ボタンでクリックします。
- [プロパティ] をクリックし、[プライマリデバイス]の中の[設定]ボタンを
クリックします。
- [接続] タブの [速度設定]
のプルダウンメニューをクリックし、設定を変更
します。
ネットワークプロトコルを設定したり、特殊な TCP/IP設定を使う場合は、次の 手順に従って操作します。
- 前の手順でセットアップしたアイコンなど、ダイヤルアップ
ネットワークの
接続のアイコンをマウスの右ボタンでクリックします。
- [プロパティ] をクリックし、[サーバーの種類]
をクリックします。次に、 [TCP/IP 設定]
をクリックします。
- ISDN 1.1 アクセラレータ パックには、Windows 95ダイヤルアップ ネットワーク のアップデートが含まれています。このアップデートでは、64Kbpsのデータ チャネルを 2 本組み合わせて 1 本の128Kbps の回線として使う機能がサポートされます。複数の回線を組み合わせて 1つのダイヤルアップ接続として使う 技術は、"マルチリンク"または "デュアル チャネル アクセス" と呼ばれたり、 より専門的には、"MLPPP"、"PPPマルチリンク" などと呼ばれたりします。
- ISDN 回線の 2 つの Bチャネルのように、複数のダイヤルアップデバイスがある 場合には、マルチリンクを利用できます。デバイスが1 つしかセットアップされていない場合は、マルチリンクを利用することはできません。また、ダイヤル先のネットワーク サービスや LAN の設備も問題になります。マルチリンクを利用するには、ダイヤル先のインターネット サービスプロバイダ、オンライン サービス、 または LANがマルチリンクに対応している必要があります。
マルチリンクの設定を変える
Windows 95 のマルチリンク
サポートの設定を変えるには、次の手順に従って操作
します。
- デスクトップの [マイ コンピュータ]
アイコンをダブルクリックし、[ダイヤル
アップ ネットワーク] フォルダをダブルクリックします。
[ダイヤルアップ ネット ワーク]
ウィンドウには、[新しい接続] アイコンや、セットアップされている接続
のアイコンが表示されます。
- 接続をセットアップしていない場合は、[新しい接続]
アイコンをダブル クリック
し、目的のダイヤルアップ サービスへの接続をセットアップします。
- セットアップした接続のアイコン、または既にセットアップしてあった接続のアイ
コンをマウスの右ボタンでクリックし、[プロパティ]
をクリックします。
- 表示されたダイアログ ボックスの [一般]
タブをクリックし、[追加デバイスの設
定] の [設定] をクリックします。
- [追加デバイスの設定] ダイアログ
ボックスの [追加デバイスを使用する]
をクリッ クし、デバイスをまとめて
"マルチリンク"
接続として使うように指定します。
- [追加] ボタン、[削除] ボタン、および [編集]
ボタンでデバイスの一覧を操作
します。各デバイスに異なる電話番号を設定して保存することもできます。後から
接続の電話番号を変更しても、追加のデバイスに設定された電話番号は変わりません。
マルチリンクの操作
- 前のセクションに従って追加のデバイスを設定したら、マルチリンクでダイヤルアップ接続をします。接続でダイヤルされるのは、接続で指定した標準のデバイスに設定されている標準の電話番号です。第 1 の接続が完了すると、追加のデバイスの一覧で指定されているほかのデバイスを使ってダイヤルされます。
- 接続が完了したら、タスクバーのダイヤルアップネットワーク インジケータをダブルクリックしてリンクの状況を表示したり、接続を解除したりできます。
- リンクの状況には、送信または受信したデータの量、使われているネットワークプロトコル、および追加のデバイスの一覧が表示されます。一覧でデバイスを選ぶと、[停止] ボタンまたは [再開] ボタンが表示されます。[停止]ボタンが表示されている場合は、選択したデバイスがマルチリンク接続で現在使われています。[停止] ボタンをクリックすると、選択したデバイスの接続が解除され、マルチリンク接続から開放されます。
- [再開] ボタンが表示されている場合は、[再開]ボタンをクリックすると、選択したデバイスでダイヤルされ、選択したデバイスがマルチリンク接続に追加されます。このように、接続を解除せずに一部のリンクを停止したり、再開したりすることができます。
- ISDN 1.1 アクセラレータ パックを Windows 95
にインストールすると、ISDN で WAN (Wide Area
Network) の機能を利用できます。ISDN 1.1
を使うには、 ISDN 1.1
に対応したハードウェア アダプタと、ISDN
アダプタの製造元から 提供された適切な
ISDN ドライバが必要です。
- ISDN ドライバをインストールする前に ISDN
1.1 アクセラレータ パックをイン
ストールしておく必要があります。アクセラレータ
パックをインストールせずに ISDN
ドライバをインストールしようとすると、NDISWAN
をインストールする
必要があるというダイアログ
ボックスが表示されることがあります。この問題
は、PC カードが原因です。Windows 95 では、PC
カードを検出してドライバを
インストールするために、常に PC
カードが監視されていますが、NDISWAN が
インストールされていないとこの動作が失敗します。この問題を解決するには、
PC カードを取りはずしてから ISDN 1.1
をインストールします。次に、PC カード
をもう一度挿入します。
- ISDN 1.1 アクセラレータ
パックをインストールせずにプラグ
アンド プレイに 対応している ISDN
アダプタ (PC カードのアダプタも含む)
を挿入すると、 ISDN
アダプタが正しく処理されません。インストールされていないソフトウェア
がドライバによって参照されるため、通常は、不明なデバイスとしてデバイス
マネージャの一覧に表示されてしまいます。
この問題を解決するには次の手順に従って操作します。
- ISDN 1.1 アクセラレータ
パックをインストールし、コンピュータを再起動
します。
- コントロール パネルの [システム]
アイコンをダブルクリックし、[デバ
イス マネージャ] タブをクリックします。
- 不明なデバイスをクリックし、[削除]
をクリックします。
- ISDN 1.0 から ISDN 1.1
にアップグレードしても、ドライバをインストール
し直さなくてもよい場合があります。ISDN
1.0 から ISDN 1.1 へのアップ
グレードとしてドライバをインストールしさえすれば、ISDN
1.1 とドライバの どちらを先にインストールしたかは問題ではありません。それよりも、ISDN
1.1 と正常に動作する最新のドライバをインストールすることが重要です。古い
バージョンのドライバを ISDN 1.1
で使用すると、接続するときに次のような
メッセージが表示されます。
Microsoft ダイヤルアップ
アダプタがインストールされていないか、
または正常に応答しません。コントロール
パネルの [ネットワーク]
でドライバを削除してから、追加し直してください。
この場合は、古いドライバを削除して ISDN
1.1 に対応しているドライバを
インストールする必要があります。
- Eicon
アダプタなど、一部のアダプタでは、ダイヤルアップ
ネットワークの 接続を修正して、正しいデバイス名を入力する必要があります。
- Microsoft Plus!
に含まれているダイヤルアップ
サーバーの機能は、マルチ
リンク接続に対応していません。
- MSN Japanでは、現在デュアル チャネルの ISDN
アクセスを準備中です。
- Eicon Diva ISA ISDN
アダプタのドライバを使うと、MSN
にアクセスできなく なる問題があります。MSN
の [接続の設定] ダイアログ ボックスで、[接続の
方法] ボックスに Eicon の ISDN デバイスを指定すると、[アクセス番号]
ボタンと [OK]
ボタンが使用できなくなります。このダイアログ
ボックスを 閉じるには、[キャンセル]
をクリックします。この問題は、Eicon
のドライバ が MSN
で使われている機能に対応していないことが原因です。
この問題を解決するには、次の手順に従って操作します。
- デスクトップの [The Microsoft Network]
アイコンをマウスの右ボタンで
クリックし、[接続の設定]
をクリックします。
- [他のダイヤルアップ インターネット
アクセス プロバイダを使って接続する]
を クリックし、[OK] をクリックしてダイアログ
ボックスを閉じます。
- [マイ コンピュータ]
アイコンをダブルクリックし、[ダイヤルアップ
ネットワー ク] フォルダをダブルクリックして
[ダイヤルアップ ネットワーク]
ウィンドウ を開きます。
- [新しい接続]
アイコンをダブルクリックし、The
Microsoft Network という名前
の接続をセットアップします。電話番号には、MSN
のアクセス番号を入力します。
- ダイヤルアップ
ネットワークの接続のアイコンが表示されたら、接続のアイコン
をマウスの右ボタンでクリックし、[プロパティ]
をクリックします。
- [サーバーの種類]
タブをクリックし、以下のチェック
ボックスだけがオンになっ
ていることを確かめます。 - ソフトウェア圧縮をする
- TCP/IP ほかのチェック
ボックスはすべてオフにしておきます。
- ダイアログ
ボックスを閉じ、セットアップしたアイコンをダブルクリックします。
- ユーザー名として MSN/ に続けて MSN
のメンバー ID
を入力します。たとえば、 メンバー ID
が JoeSmith の場合は、「MSN/JoeSmith」と入力します。パスワード
として MSN のパスワードを入力します。
- 接続したら デスクトップの「The Microsoft
Network」 のアイコンをクリックし、
メンバー ID とパスワードをもう一度入力します。
- [接続] をクリックすると MSN
に接続されます。
- 486
コンピュータによっては、セットアップ中に
[スタート] メニューにショート カット
メニューが作成されない場合があります。
[スタート] メニューの [アクセサリ] に [ISDN
ツール] が 作成されなかった
場合は、次の操作を行ってください。
- c:\windows にある setup.old の名前を setup.ini
に変更します。
- コンピュータを再起動します。