1998 年に「製造業に強い ERP」を導入していましたが、事業拡大に伴う業態の変化によってグループ会社も増え、対応できないことが増大。ERP でカバーできない業務機能は別システムとして追加されていったため、基幹システム全体が「個別最適化されたサブシステム」の集合体になっていました。その結果、1 つの業務を行うために複数システム画面を操作する必要があり、個別最適化されていたシステム同士が完全に連携していなかったため、ペーパーレス化の推進も困難でした。
2020 年に中期経営計画が発表され、これを機に「10 年後まで見据えた基幹システム」を構築することになりました。ここで、すでに 50 を超えていたサブシステムの数を大幅に削減することを目指し、他社 ERP 製品に比べて機能カバレッジが広く、CRM領域までサポートしている Dynamics 365 の採用を決定。2023 年 10 月から導入が開始され、2024 年 4 月には国内グループ会社への展開が完了しています。
50 以上あったシステムは 10 程度まで削減され、受注から出荷までの一連の業務が、Dynamics 365 の一貫性のあるユーザーインターフェイスだけで完結するようになりました。業務に関する各種データは Dynamics 365 に集約されており、それらを Power BI によって可視化し中間管理職や現場社員の意思決定に活かす、という取り組みも始まっています。またペーパーレス化も進みつつあり、紙文書の管理負担や保管スペースが徐々に減少。システム機能改修などの運用管理負担も大幅に軽減されています。
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