日本精工株式会社では、同社が用意するサービスを利用するために、ユーザーが複数のIDを使い分ける必要があり、顧客体験の低下はもちろんのこと、管理面の煩雑さやセキュリティ上のリスクなど抱えていました。そうしたなか、IT部門と事業部門の両面からDXを推進するための体制整備をきっかけに、ユーザーとの接点のデジタル化と新規ビジネスの創出を目的として、顧客 ID とアクセス権管理のソリューションの導入検討を始めました。
日本精工は、マイクロソフトがリリースしたばかりであったMicrosoft Entra External IDにいち早く着目し、国内では他企業に先駆けて導入に踏み切りました。他社事例が少なく、トラブル時などの情報が少ない事もあり、本格稼働までは一筋縄ではいきませんでしたが、マイクロソフトのサポートをフルに活用して、導入を進めました。
元々導入していたMicrosoft Entra IDと同じUIで提供されていることで、運用管理の面では大幅な効率化を実現することができました。また、ユーザーは一つのIDでさまざまなサービスに横断的にアクセスが可能となり、顧客体験の向上を達成するとともに、今後はユーザーにカスタマイズしたレコメンドの送信など、DX施策を展開しやすい土壌を構築できました。
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