1969 年に診療報酬請求の受託業務を開始し、現在は約 400 もの病院の診療報酬請求業務を担っている株式会社ソラスト。この業務は多くの専門書籍や関連資料を参照する必要があり、ルールをどのように適用するかが条件によって変わるため、適切な請求を行うにはルール調査に時間がかかり、その知見が属人化しやすいという問題がありました。また、算定ルールが変更された際には社内でマニュアルを作成し、スタッフ全員に配布する必要もありました。
このような問題を解決するために開発されたのが「solabell」です。これは、国が定めたルールと現場スタッフのナレッジを紐付けて集約、必要な情報を全文検索で探し出し、関連情報にもその場でアクセスできるようにしたものです。システム基盤は Azure を採用。全文検索には Azure AI Search が活用されており、複数のパラメーターを調整することで、業務との関連性が高い情報が優先的にリストアップされるようになっています。
「有識者の頭の中をナレッジ化」したことで、診療報酬請求業務に必要なルール確認の時間が 短縮され、1 時間以上かかるような複雑なケースも 5 分程度で完了できるようになりました。新人トレーニングのために作成していた資料も、solabell に蓄積されたナレッジに置き換えることが可能になっています。また病院の医師や職員に請求内容を説明する際にも、以前は膨大な書籍を持ち込む必要がありましたが、今ではタブレット 1 つで可能に。2025 年 9 月には外販も開始し、ソリューション提供を新たな事業の柱にすることを目指しています。
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