情報系システムの仮想化にいち早く取り組み、2024 年 3 月には VMware Horizon を利用した第 3 世代のシステムをリリースしている肥後銀行。ここで改めて議論になったのが、情報系システムの災害対策をどう実現するかでした。熊本県はこれまで何度も大地震を経験しており、2016 年にも震度 7 を 2 回観測した熊本地震が発生しているからです。この際には肥後銀行の事務センターも損傷を受けたため、情報系システムの災害対策は喫緊の課題となりました。
メガ クラウドを利用した大規模災害対策サイトの構築を検討した結果、最終的に Azure VMware Solution の採用を決定。その理由は、既にマイクロソフト製品を多用しており、一括購入契約 (Microsoft Enterprise Agreement) も結んでいたため、比較的低コストで災害対策サイトを実現できるからです。また Azure 上の各種サービスや、Microsoft 365 とシームレスに連携できることも評価されました。
事務センター停止を想定した切り替えテストでは、目標にしていた「2 時間以内での切り替え」が可能であることを実証。これに貢献しているのが、切り替え時に本番環境と同様の状態で仮想マシンを立ち上げられることと、行内ネットワークの延伸 (L2 延伸) によってクライアント側の IP アドレス変更を行わずに切り替えを実施できることです。このように「オンプレミスとフラットな位置付けで利用できる」特性を活かし、今後は災害対策以外の領域でも Azure VMware Solution 活用が検討されています。
Microsoft をフォロー