事業のグローバル展開を積極的に進めているロート製薬は、100 社を超えるグループ企業を抱え、世界 110 か国以上に商品を届けています。各国の法規制を遵守し、現地の文化や価値を尊重して、ローカル ビジネスの特性を生かした事業展開も重視しています。一方で、ERP は各国で個別に導入、運用されており、各国のビジネス オペレーションを尊重しつつも、グループ内での SCM (サプライチェーン マネジメント) やファイナンス データの連携が難しく、今後の成長を見据える上で大きな課題となっていました。
課題解決の条件を満たすため、2 層型のシステム構成で新たな ERP を導入することを決定しました。導入する ERP パッケージとして、横断型 SCM の構築が可能で、Microsoft 365 との親和性が高く、進化と共に成長できる Dynamics 365 を採用。各国で導入される ERP を「Tier 1」、グローバル共通の基盤となる ERP を「Tier 2」と位置付け、インターフェイスとして Microsoft Fabric を採用し、データ連携と活用のための統合基盤を構築しています。
2025 年 3 月には、米国のメンソレータム社に導入された Tier 1 とグローバル基盤となる Tier 2、Microsoft Fabric の本番稼働がスタート。これによって米国からの情報収集が迅速化され、管理会計システムへのデータ登録時間も削減しました。次は、グループ会社で共通となり得る部分を ”コアテンプレート” として、米国に導入したものをベースにローカライズを行い、各国グループ会社の状況に合わせながら、段階的に Dynamics 365 の展開を進めていく計画です。
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