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2026/01/20

日立システムズ × Microsoft Foundry × PSfP で実現。「製造業向けアシスタントAI」で製造業の課題解決を促進。業界に変革をもたらす

日立システムズでは、日立グループの掲げる成長戦略の柱「Lumada」のキーワード「DX サービス × AI」に基づき、日立グループが持つ製造業のドメイン ナレッジと生成 AI を掛け合わせて製造業界が抱える諸課題を解決する「製造業向けアシスタントAI」の開発に着手。

製造業向けアシスタントAI は Microsoft Foundry を活用して開発。Microsoft Defender for Cloud をはじめとする Microsoft のセキュリティ サービスによって安全性が担保されている。さらに日立システムズでは、開発サポートのために Premier Support for Partners を採用。

Microsoft サービスを活用したオールインワン パッケージとして開発することにより生成 AI 導入の促進から製造業の課題の解決を実現。自社でも活用しながら、リリース後は同製品の基盤を活用した他業種・他業界向けサービス開発も進められている。また、プロジェクト推進では Premier Support for Partners によるプロアクティブなサポートを受けることで、製造業向けアシスタントAI の開発は円滑に進む。

Hitachi Systems

AI の力を活用して新たな価値を創造する日立システムズ

日立システムズは、日立グループの情報通信分野の中核を担う企業です。システム インテグレーターとして、幅広い業種・規模の企業や自治体に IT ソリューションを提供する同社では、「IT システムは人の知恵や情熱と融合することで初めて真価を発揮する」という理念のもと、顧客やパートナーと新たな価値を創造しています。

「私たちの強みは IT だけではなく、実際にものづくりをしている日立グループの一員であるという点にあります」と語るのは、株式会社日立システムズ 産業・流通デジタライゼーション事業部 第一デジタライゼーション本部 第四システム部  部長の吹本 雄一 氏です。「自社が『カスタマー ゼロ』となり、製品やサービスを使いながら、改良できるこの環境は大きなメリットです」(吹本氏)

同社を含む日立グループでは、これまでグループ内で培ってきた IT や OT、プロダクトのナレッジを結集して顧客の DX を支援する「Lumada(ルマーダ)」事業を、成長戦略を支える柱としています。

Lumada は、Illuminate(照らす・解明する・輝かせる)と Data(データ)を組み合わせた造語で、データから新たな知見を引き出し、顧客の経営課題の解決や事業の成長に貢献していく、という思いが込められています。現在推進中の「Lumada 3.0」においては、同グループが持つ各業界の知識や経験で強化した AI を活用した社会インフラ全体の変革を目指しています。

吹本氏は「Lumada 3.0においては『DX サービス × AI』がキーワードです。日立グループとしても当社としても、AI 分野に投資して活用を進めていくことがこれからの主要なテーマとなります」と、同社の事業展開における AI の重要性を語ります。

この方針のもと、吹本氏らは 2023 年の夏ごろから検証を重ね、開発したのが、同社の主要ドメインのひとつである製造業の現場業務を生成 AI でサポートする「製造業向けアシスタントAI」です。

吹本 雄一 氏, 産業・流通デジタライゼーション事業部 第一デジタライゼーション本部 第四システム部 部長, 株式会社日立システムズ

“Lumada 3.0においては『DX サービス × AI』がキーワードです。日立グループとしても当社としても、AI 分野に投資して活用を進めていくことがこれからの主要なテーマとなります。”

吹本 雄一 氏, 産業・流通デジタライゼーション事業部 第一デジタライゼーション本部 第四システム部 部長, 株式会社日立システムズ

Microsoft サービスのオールインワン サービス「製造業向けアシスタントAI」

製造業向けアシスタントAI は、Microsoft の AI アプリケーション統合プラットフォーム「Microsoft Foundry」を用いて開発が進められ、インフラから Microsoft Defender for Cloud をはじめとする Microsoft のセキュリティ サービスまで、Microsoft サービスのオールインワン パッケージで提供される AI サービスです。

「製造業界には、慢性的な人手不足のなかでも品質を維持しながらものづくりを継続しなければならないという課題があります」と吹本氏。製造業向けアシスタントAI は、IT や AI に慣れていないフロントワーカーでも容易に扱える直感的な UI を志向して設計されています。安全が担保された環境で業務を効率化し、ナレッジを共有することで、技術の継承や労働災害の発生といった課題を解決することができます。

吹本氏は、製造業向けアシスタントAI の開発意図についてこう語ります。

「製造業向けアシスタントAI はサービス提供にとどまらず、お客さまと共にユースケースを創出し価値最大化を目指します。日立グループの製造業知見と生成 AI を融合し、付加価値を提供して製造業全体の底上げにつなげていきたいと考えています」(吹本氏)

また、生成 AI が注目され始めて以来、社内のさまざまな部署が独自で取り組んでいた生成 AI の技術開発を、ひとつの基盤に集約できるメリットもあったといいます。「基盤の共通化によって投資の効率化も図れますし、ノウハウの共有も容易になります。現在、この基盤を使ってさまざまな部署が技術開発に取り組めるようになっているのを見ても、開発してよかったと感じています」(吹本氏)

吹本 雄一 氏, 産業・流通デジタライゼーション事業部 第一デジタライゼーション本部 第四システム部 部長, 株式会社日立システムズ

“製造業向けアシスタントAI はサービス提供にとどまらず、お客さまと共にユースケースを創出し価値最大化を目指します。日立グループの製造業知見と生成 AI を融合し、付加価値を提供して製造業全体の底上げにつなげていきたいと考えています。”

吹本 雄一 氏, 産業・流通デジタライゼーション事業部 第一デジタライゼーション本部 第四システム部 部長, 株式会社日立システムズ

「製造業向けアシスタントAI」開発の背景にあった、Microsoft と共通する思い

同社の生成 AI アプリケーションの開発リーダーである株式会社日立システムズ 産業・流通デジタライゼーション事業部 第一デジタライゼーション本部 第四システム部 AI アンバサダーの架谷 愛 氏は、Microsoft Foundry をこう評価しています。
「Microsoft Foundry だけで生成 AI のシステム開発を完結できる点は非常に便利だと感じています。Playground( プレイグラウンド )で開発前に AI エージェントの精度を確認できるため、開発工数を大幅に削減できました。また、クラウド サービスのためアップデートごとに精度が向上する点も魅力です」(架谷氏)

セキュリティ サービスである Microsoft Defender for Cloud も大きく貢献していると架谷氏。「セキュリティの項目ごとにスコアが提示され、低いスコアにはアラートが出るため、私たち運営者は該当箇所を解消するだけで済み、管理が大変容易です」(架谷氏)

これらの Microsoft のサービスを採用した背景には、もともと Microsoft のクラウド サービスを使い慣れていた点と、AI 活用に対する Microsoft の姿勢を評価した点があったと吹本氏。

「まず、お客さまの使い勝手を考えてオールインワンで提供したいという思いがありました。弊社では以前から Microsoft 製品を使っており、信頼していたため、Microsoft のサービスで統合するのは自然な流れでした。また、Microsoft が提唱する『Agentic World(複数の AI エージェントが連携して業務を自律的に支援する世界観)』は、Lumada 3.0 を推進する日立グループや当社の指針とも合致していました」(吹本氏)

架谷 愛 氏, 産業・流通デジタライゼーション事業部 第一デジタライゼーション本部 第四システム部 AI アンバサダー, 株式会社日立システムズ

“Microsoft Foundry だけで生成 AI のシステム開発を完結できる点は非常に便利だと感じています。Playground( プレイグラウンド )で開発前に AI エージェントの精度を確認できるため、開発工数を大幅に削減できました。また、クラウド サービスのためアップデートごとに精度が向上する点も魅力です。”

架谷 愛 氏, 産業・流通デジタライゼーション事業部 第一デジタライゼーション本部 第四システム部 AI アンバサダー, 株式会社日立システムズ

ノウハウ不足を補い最新情報をキャッチアップするために「Premier Support for Partners」を導入

製造業向けアシスタントAI の開発にあたり、環境やセキュリティは確保できましたが、AI 活用プロジェクトの経験は十分とは言えず、吹本氏らは不安も感じていたといいます。

「私たちはインフラやネットワークの知識はありましたが、AI エージェントを用いたアプリケーション開発のノウハウは足りていませんでした。AI 分野の進化が急速なため、当社リソースのみで最新情報を継続的にキャッチアップするのは難しいと考えていました」(吹本氏)

そこで同社が採用したのが Microsoft のパートナー向けサポート サービス「Premier Support for Partners(PSfP)」でした。

PSfP は、リアクティブサポート(障害対応や問い合わせ対応)をベースとし、それに加えプロアクティブ サポートという各 Microsoft サービスに精通したエンジニアによる伴走型の支援を提供するサポート サービスです。本サービスの採用理由について吹本氏はこのように語ります。

「先に述べたとおり、製造業向けアシスタントAI は Microsoft が提供するサービスを集結させて開発したサービスです。だからこそ、全面的に Microsoft に託すのが最良だと確信しました。なにより、担当の皆さんから『一緒にこの製品をよくしたい』という熱意が強く伝わってきました」(吹本氏)

製造業向けアシスタントAI の開発をリードした架谷氏も「基本設計への提案や技術不足を補う勉強会の提案など、よくある一問一答型のサポートではなく先回りしたプロアクティブな支援がとても助かりました」と PSfP を高く評価します。

「インフラ開発においては、資料には載っていない技術の検証まで対応していただき、試行錯誤せずに安心して効率的に作業できました。アプリ開発では、サンプルコードとその使い方まで提供いただき、徹底したサポートに感激しました」(架谷氏)

架谷氏によると、ユーザーの環境を深く理解した専任エンジニアからのサポートによってピンチを脱したこともあったといいます。
「こちらがいろいろと模索しても進展がなかった際、チャットで相談するとすぐに解決策を提示してもらえたことが多々ありました。お客さまの本番環境への移行フェーズでトラブルが発生してしまい、『1 週間以内に解決しないとリリースに間に合わない』と焦って相談しましたが、翌日には回答をいただけたことに本当に驚きました」(架谷氏)

架谷氏をはじめとする技術チームに対するサポートだけではなく、プロジェクトを管理する立場へのサポートも手厚かったと吹本氏。

「本プロジェクトや本製品に関する内容だけでなく、生成 AI 活用や DX という視点からもサポートをしてもらえました。たとえば、神戸にある Microsoft AI Co-Innovation Lab KOBE に招待していただき、最新の実例を見ながらプロジェクトの円滑な進めかたといったビジネス視点の話を聞かせていただいたことで、今後の展開にもつながる示唆を得られたと思っています」(吹本氏)

架谷 愛 氏, 産業・流通デジタライゼーション事業部 第一デジタライゼーション本部 第四システム部 AI アンバサダー, 株式会社日立システムズ

“こちらがいろいろと模索しても進展がなかった際、チャットで相談するとすぐに解決策を提示してもらえたことが多々ありました。お客さまの本番環境への移行フェーズでトラブルが発生してしまい、『1 週間以内に解決しないとリリースに間に合わない』と焦って相談しましたが、翌日には回答をいただけたことに本当に驚きました。”

架谷 愛 氏, 産業・流通デジタライゼーション事業部 第一デジタライゼーション本部 第四システム部 AI アンバサダー, 株式会社日立システムズ

高め合える関係性を継続して、新たな価値を創造していきたい

製造業向けアシスタントAI は 2025 年 8 月にリリースされました。吹本氏は「Microsoft のサポートがなければこの開発プロジェクトはここまでスムーズに進められなかったと思っています。技術進化の早い AI の分野において、強固なパートナーシップでサポートしてもらえる安心感が常にありました」と振り返ります。

「インフラから生成 AI まで、技術面を全面的に支援いただけたことで、私たちはビジネスや社内の協力体制の構築に注力できました。Microsoft の『生成 AI で世の中を変えたい』という思いと、私たちの『生成 AI で新たな価値を提供したい』という思いがマッチした結果だと考えています」(吹本氏)

今後は、製造業向けアシスタントAI の基盤を利用した他業種や他業界向けのアシスタントAI を展開していく予定です。「すでに営業プロセスの改善を支援する『営業向けアシスタントAI』がリリースされています。製造業向けアシスタントAI と同じアーキテクチャ上で利用できるため、パッケージで提案できる点が大きなメリットです」(吹本氏)

またアシスタントAI の進化版として、蓄積されたデータを活用したソリューションを構想中とのこと。「マルチ モーダルも視野に入れながら、進化する AI の機能を、Microsoft のサービスを活用してどんどん実装していきたいですね。またサービスを享受するだけでなく、私たちの開発ノウハウをフィードバックして、Microsoft のサービス向上に役立ててもらえたら、とも思っています。今後も、お互いに高め合える関係性を維持していきたいです」(吹本氏)

技術者である架谷氏は「Microsoft 製品に新しい技術や機能がどんどん増えていくので、置いていかれないようにキャッチアップしていきたい」と意気込みをお聞かせくださいました。

「現在はこちらから『このようなことはできますか?』と相談することが多いですが、今後はより理解を深めることで『このような機能やサービスがあれば、こう使えるのでは?』と提案しプロダクトを生み出せたら、AI アシスタントの開発はさらに面白くなると思います」(架谷氏)

ユーザーに寄り添い、常に最適解を追求する日立システムズの皆さま。これからも各業界のニーズに耳を傾け、先進的なサービスを生み出し、新たな価値を創造していくに違いありません。私たち日本マイクロソフトもこれまで以上に強固なパートナーシップを構築し、より精度の高いサポートを提供できるよう努めてまいります。

吹本 雄一 氏, 株式会社日立システムズ, 株式会社日立システムズ

“インフラから生成 AI まで、技術面を全面的に支援いただけたことで、私たちはビジネスや社内の協力体制の構築に注力できました。Microsoft の『生成 AI で世の中を変えたい』という思いと、私たちの『生成 AI で新たな価値を提供したい』という思いがマッチした結果だと考えています。”

吹本 雄一 氏, 産業・流通デジタライゼーション事業部 第一デジタライゼーション本部 第四システム部 部長, 株式会社日立システムズ

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