帝人フロンティアは、コロナ以前からリモートワークを導入し、生産性向上や営業力強化を図ってきたが、その利用が拡大するほどに、デバイス運用管理の複雑化が課題として浮かび上がった。解消へのきっかけとなったのが、Windows 10からWindows 11への移行だ。サードパーティ製を含め、複数のツールを組み合わせたオンプレミスのシステムを簡素化すること、不要なグループポリシー設定を見直すことで、シンプルなクラウドベースのデバイス運用管理を目指した。
Intune、Entra ID、Autopilotを活用し、キッティングの自動化から統合管理まで、デバイスのライフサイクル全体の効率化とセキュリティ強化を図っている。Windows Helloによるパスワードレス認証も導入した。その実装においては、FastTrackやMicrosoft Unifiedなどのサポートサービスを利用し、内製化を進めた。このようなクラウドベースのデバイス管理を構築したことで、業務委託先の専用仮想デスクトップ環境をWindows 365で提供することも可能になった。
Autopilotによりキッティングを自動化し、年間500台のデバイス交換の作業工数・費用が大きく減少した。新入社員対応のための社内作業工数も従来比1/3に短縮。さらにWindowsのアップデートに伴う複雑な手順をIntuneで自動展開する仕組みを内製化したことで、外部ベンダーへの依頼が不要となり、コストを大幅に削減。社内利用者からの問い合わせも減少し、システム部スタッフは本来の業務に集中できるようになった。
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