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2026/02/12

富士通は、Microsoft Dev Box と GitHub Copilot で市場投入までの時間 (TTM) を短縮し、セキュリティを強化

人間中心のイノベーションで知られる富士通は、複雑で急速に変化する世界に対応するためのテクノロジーと能力を構築しています。しかし、そうしたソリューションを開発するには、プロジェクトごとにカスタマイズしたコンピューターを展開する必要があり、その膨大な設定作業が開発者の時間を奪っていました。

富士通がその答えとして見出したのが Microsoft Dev Box でした。これは、オンデマンドで利用でき、すぐにコーディングを開始できる、極めて安全なクラウドベースのワークステーションです。同社の開発チームは、AI コーディング エージェントである GitHub Copilot と Dev Box を併用することで生産性を大幅に向上させています。

富士通の開発者は、Dev Box 環境を活用しプロジェクト専用環境を迅速に立ち上げることで、プロジェクトの開始にかかる時間を 1 週間削減しました。GitHub Copilot によって開発者の生産性を 20% 向上させ、2025 年には 375,000 時間の節約を見込んでいます。

Fujitsu Limited

急速に変化する複雑な世界で、人々のためにイノベーションを続ける

変化が常態化し、日々新たな課題が生まれる現代において、富士通株式会社 (以下、富士通) は、テクノロジーを活用し、人々の暮らしをより豊かにするソリューションを目指しています。それは、開発のあらゆる側面にセキュリティを組み込むことでもあり、富士通の交通管理システムは、その好例です。富士通は、交通網や都市のインフラを拡張するという従来のアプローチをはるかに超えています。同社のアナリストは、人間の行動パターンをリアルタイムの交通流量、デジタル サイネージ、スマートフォン、カー ナビゲーション システムと結び付け、データを安全に保ちながら、都市における人々の移動方法を最適化しています。その独創性は、人間中心のあらゆるイノベーションに応用されています。

しかし、こうした社会やテクノロジーの変化、そして競争の先を行くためには、極めて安全な開発プラットフォーム上で、すばやい開発スピードが求められます。これまで富士通のアプローチは、開発対象のシステムに求められるすべてのセキュリティ要件とコンプライアンス要件を満たすために、開発者やプロジェクトごとに物理的なデバイスを設定していました。これには通常、クライアントや国ごとにさまざまな基準を考慮する必要があり、多国籍企業である富士通では、プロジェクトの複雑さが増大していました。

運用チームがハードウェアを購入し、初期設定を行ってから開発チームに引き渡した後も、開発者はさらに約 1 週間もの貴重な時間を設定の微調整に費やしていました。複数のプロジェクトに取り組む場合は、複数のデバイスが必要となり、セキュリティの確保が生産性を損なうこともしばしばありました。そこで富士通が注目したのが、セキュリティとスピードを兼ね備えたプラットフォームとして定評のある Microsoft Azure でした。

AI とクラウドベースのツールで開発者はコーディングに集中可能に

「開発者が望んでいるのはコーディングであり、ハードウェアの設定に何時間も費やすことではありません」と、富士通 Corporate Digital 本部 (CDU) Enabling Technologies 部門 シニア マネージャーの脇 武也 氏は指摘します。開発者の才能を創造的な問題解決に集中させることができれば、すべての人が恩恵を受けられます。そのために、富士通の CDU は、同社の開発者が行うグローバル規模で機密性の高い、極めて革新的な業務に合わせてカスタマイズされた「Developers Platform (DP)」を構築することになりました。

長年マイクロソフトの開発者ツールを愛用してきた CDU は、Microsoft Dev Box がグローバルに分散した開発チームに大きなメリットをもたらすことを確信していました。クラウドベースの開発者ワークステーションは、ハードウェアの手間とコストをなくし、毎年数週間を要する設定作業から開発者を解放するだけでなく、運用チームを調達やセットアップ作業から解放します。これは、富士通がお客様のビジョンを実現するうえで必要なスピードと正確さに直結します。

Microsoft Dev Box を展開したことで、最先端のソリューションの実現だけに集中したいという富士通の開発チームの願いは達成されましたが、会社の目標に沿ってより生産環境を強化させる必要がありました。そこで、よく使われるコード ブロックを何度も繰り返し記述するのではなく、革新的な問題解決に集中したいという開発者の思いにも沿う形で、CDU は AI を活用した開発者プラットフォームである GitHub に注目し、GitHub Copilot を導入しました。エージェント モードを使用してコード ベース全体に広範囲にわたる変更を適用する機能など、開発者の生産性を高めるさまざまな工夫が行えるようになります。GitHub Copilot は、開発者の指示のもと、テストの実施やその結果の検証といった反復的なタスクに対応できます。さらに、編集案の提示やエラーのヘルプなど、インテリジェントな支援も可能です。

強固なセキュリティでも動作を妨げないことを証明

富士通はお客様やデータ、そしてイノベーションを守ることを重視しています。しかし、グローバル企業ではセキュリティの確保が複雑になりがちです。「富士通は日々、外部からの脅威の標的となっており、セキュリティ施策が必須です。ただ、セキュリティと開発生産性とのバランスを取ることが課題でした」と、富士通 Corporate Digital 本部 (CDU) Enabling Technologies 統括部門 シニア ディレクターの野口 秀治 氏は説明します。「絶えず警戒しているにもかかわらず、毎日新しい攻撃手法が出現しているため、セキュリティ チームが迅速な対応を迫られると、開発者の利便性が損なわれます。GitHub Copilot と Microsoft Dev Box は、富士通組織全体において安全に生産性向上を図る有力な施策であると考えています」。

野口 秀治 氏, Corporate Digital 本部 Enabling Technologies 部門 シニア ディレクター, 富士通株式会社

“GitHub Copilot と Microsoft Dev Box は、富士通組織全体において安全に生産性向上を図る有力な施策であると考えています。”

野口 秀治 氏, Corporate Digital 本部 Enabling Technologies 部門 シニア ディレクター, 富士通株式会社

Microsoft Entra ID をクラウドベースの ID プロバイダーとして立ち上げることで、富士通は各開発環境のアクセス仕様を的確に調整し、適切な担当者のみがそのプロジェクトにアクセスできるようにしています。Entra ID のシングル サインオン機能によって、プロジェクトで必要なレベルのセキュリティを保ちながら、シームレスなアクセスを実現しています。

必要に応じて柔軟に対応する標準化された環境でリスクを低減

CDU の管理者は、会社全体のセキュリティとガバナンスの標準に沿って、複数のプロジェクトをセットアップできます。同時に、プロジェクトのニーズ (ワークフロー、目標、構成) に応じて、開発者やプロジェクト チームごとに Microsoft Dev Box のインスタンスをカスタマイズすることも可能です。プロジェクト ポリシー機能を使用すれば、ネットワーク接続、SKU、その他のリソースへのアクセスを制限し、コンプライアンスとデータ プライバシーを確保できます。「Microsoft Dev Box で仮想環境を簡単に作成でき、異なるプロジェクト間で必要な分離レベルを設定できたため、情報漏えいのリスクが低減できました」と脇 氏は話します。

脇 武也 氏, Corporate Digital 本部 Enabling Technologies 部門 シニア マネージャー, 富士通株式会社

“Microsoft Dev Box で仮想環境を簡単に作成でき、そして異なるプロジェクト間で必要な分離レベルを設定できたため、情報漏えいのリスクが低減できました。”

脇  武也 氏, Corporate Digital 本部 Enabling Technologies 部門 シニア マネージャー, 富士通株式会社

全体的な標準化は、セキュリティを確固たるものにして、その他さまざまなメリットを得るための鍵となっています。富士通 Corporate Digital 本部 (CDU) Enabling Technologies 部門責任者の白鳥 章二郎 氏は次のように語っています。「標準化によって、プロビジョニングのスピードが向上しました。また、プロジェクトごとのガバナンス統制もはるかに容易になっています。そのため、特に海外のお客様向けに開発中の製品など、ソリューションがより迅速に提供できるようになりました。12 万人のユーザーに標準化が適用された場合のメリットを考えてみてください。私たちはすでに、大幅なコスト削減を実感し始めています」。

Microsoft Dev Box はクラウドベースのソリューションとして、セキュリティ強化と運用効率の間で有益な相乗効果を生み出します。「Microsoft Dev Box により、これまでにない標準化が実現しました。開発者にはファームウェアのアップデートなど、セキュリティ確保に必要な作業が不要となりました」と白鳥 氏は続けます。

安全性とスピードで世界を変革する

Microsoft Dev Box の利用開始からわずか 1 年で、富士通は長期的な目標達成に必要な、より容易にセキュリティを確保できる生産性第一の開発環境に向けて大きな進歩を遂げました。そのわずか 6 か月後に GitHub Copilot を導入し、すでに大きな効果をもたらしています。現在、同社の 10,000 人を超える開発者が GitHub Copilot を日常業務で活用し、これまでにないスピードと品質で成果を生み出しています。「Microsoft Dev Box と GitHub Copilot を活用することで、開発者の作業負荷は 20% 削減されました。1 年で合計 375,000 時間の節約が見込まれており、これは富士通にとって大きなメリットとなります」と白鳥 氏は述べています。 ​富士通は今後も利用者をさらに拡大し、開発組織全体の生産性変革を加速させていく方針です。

白鳥 章二郎 氏, Corporate Digital 本部 Enabling Technologies 部門責任者, 富士通株式会社

“Microsoft Dev Box により、私たちは時間とコストの削減に加え、セキュリティ強化も実現していきます。マイクロソフトと共に、自社の収益にも、そして私たちのソリューションを利用するお客様にも、大きな価値をもたらしていきます。”

白鳥 章二郎 氏, Corporate Digital 本部 Enabling Technologies 部門責任者, 富士通株式会社

革新的な富士通の開発者プラットフォームのあらゆる側面 (セキュリティ、生産性、コスト削減) が、同社の目標達成を推し進め、お客様により多くの価値を提供します。「Microsoft Dev Box により、私たちは時間とコストの削減に加え、セキュリティ強化も実現していきます。マイクロソフトと共に、自社の収益にも、そして私たちのソリューションを利用するお客様にも、大きな価値をもたらしていきます。」と野口 氏は結んでいます。

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