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Azureに関する技術情報

Azure Weekly Update-2023年6月16日

製品紹介

Azure に関する発表のニュースレター

2023 年 6 月 9 日 ~ 2023 年 6 月 15

発表の概要

Advisor プレビュー機能 – 更新数: 1
API Management プレビュー機能 – 更新数: 1
App Services プレビュー機能 – 更新数: 1
Cognitive Services 価格の更新 – 更新数:1
CosmosDB 一般提供 – 更新数: 1
プレビュー機能 – 更新数: 1
Database for MySQL 一般提供 – 更新数: 3
Database for PostgreSQL 一般提供 – 更新数: 1
新機能 – 更新数: 1
プレビュー機能 – 更新数: 1
更新機能 – 更新数: 1
Event Hub 一般提供 – 更新数: 1
Front Door 新機能 – 更新数: 1
更新機能 – 更新数: 2
Functions 一般提供 – 更新数: 1
プレビュー機能 – 更新数: 3
HDInsight プレビュー機能 – 更新数: 1
リージョンの更新 – 更新数: 1
廃止機能 – 更新数: 1
更新機能 – 更新数: 1
Kubernetes Service 一般提供 – 更新数: 1
プレビュー機能 – 更新数: 1
Load Testing 新機能 – 更新数: 2
更新機能 – 更新数: 1
Monitor 一般提供 – 更新数: 1
更新機能 – 更新数: 1
NetApp Files プレビュー機能 – 更新数: 1
OpenAI Service リージョンの更新 – 更新数: 1
Redis Cache Marketplace の更新 – 更新数: 1
プレビュー機能 – 更新数: 1
SQL Database 一般提供 – 更新数: 1
Storage 一般提供 – 更新数: 2
リージョンの更新 – 更新数:1
Virtual Desktop 新機能 – 更新数: 1
プレビュー機能 – 更新数: 2
Virtual Machines 新機能 – 更新数: 1
プレビュー機能 – 更新数: 1
VMWare Solution 一般提供 – 更新数: 1
リージョンの更新 – 更新数: 1

発表の合計: 47

発表の詳細

Azure サービス: Advisor

プレビュー機能

ワークロードへの影響を理解し、移行を計画するためには、今後の Azure サービスと機能の廃止に注意することが重要です。サービスの廃止ブックは、サービスの廃止についてのただ一つの一元化されたリソース レベル ビューを提供します。これは、影響を評価し、選択肢を評価し、移行を計画するのに役立ちます。

このブックには、廃止予定の 35 のサービスと機能が含まれており、廃止予定日や影響を受けるリソースのリストとマップを確認し、必要なアクションを実行するための情報を入手できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-assess-impact-of-service-retirements-workbook-template-in-azure-advisor/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/advisor/advisor-how-to-plan-migration-workloads-service-retirement

 

Azure サービス: API Management

プレビュー機能

開発者の間で GraphQL の人気が著しく高まっています。API コンシューマーが必要なデータを正確に要求できるようにすることでデータのフェッチを効率化する GraphQL の機能により、クライアント アプリケーション開発に変革がもたらされています。GraphQL は、スケーラブルで応答性の高い最新のアプリケーションを構築するのに適した選択肢として登場しました。Azure API Management では、GraphQL サービスを API として安全に公開する機能、および既存の REST API から新しい GraphQL API を作成する機能が既にサポートされています。

本日、GraphQL に対する Azure API Management のサポートをさらに拡張し、Azure API Management の GraphQL 用の Azure Cosmos DB および Azure SQL リゾルバーのパブリック プレビューを発表します。この新機能により、Azure Cosmos DB および Azure SQL Database に格納されているデータを公開する新しい GraphQL API を Azure API Management で定義できるようになります。Azure Cosmos DB および Azure SQL リゾルバーにより、Azure Cosmos DB または Azure SQL をバックエンドとして使用する単純明快なローコード アプローチを利用して GraphQL エンドポイントを作成し、複雑さを軽減させ、高度な GraphQL API の開発を加速できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-graphql-resolvers-for-azure-cosmos-db-azure-sql-in-azure-api-management/
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/api-management/graphql-apis-overview

Azure サービス: App Services

プレビュー機能

開発者は、.NET 8 が提供する機能を使用し、(Windows および Linux 用の) Azure App Service で Web アプリを実行できます。App Service は、まもなく利用可能になる .NET 8 などの新しい言語リリースへの早期アクセスを提供します。新しい .NET 機能がリリースされたら、それを Web アプリに組み込み、App Service を使用してそれらのアプリをデプロイしてスケーリングできます。
App Service プラットフォームの更新を待つ必要はありません。

Azure App Service での .NET 8 のサポートは、.NET 8 のライフサイクルに準じます。詳細については、.NET サポート ポリシーを参
照してください。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-app-service-support-for-net-8/

ドキュメント: https://techcommunity.microsoft.com/t5/apps-on-azure-blog/what-s-new-for-azure-app-service-at-build-2023/ba-p/3822925

Azure サービス: Cognitive Services

価格の更新

このたび、Basic Audio Analysis、Audio Analysis、および Video Analysis SKU の料金を 40% 値下げしました。お客様からのフィードバックと市場動向を考慮して、お客様にメリットをもたらす変更を実施しました。

料金を値下げし、新しい Advanced SKU を導入することで、魅力的な料金を提示し、コストと機能のバランスをとるための選択肢を追加します。また、AI 機能の継続的な改善と追加により、お客様は、新しい操作やインデックス再作成操作の実行時に、これらのコスト削減のメリットを活かせるようになります。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/available-reduced-pricing-for-azure-video-indexer/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/azure/azure-video-indexer/release-notes

Azure サービス: CosmosDB

一般提供

Azure Cosmos DB for PostgreSQL の新しい組み込み機能である pgvector は、データベース内での高度なベクトル操作を可能にします。pgvector のサポートにより、Azure Cosmos DB for PostgreSQL 内で直接ベクトルを保存して操作できるため、機械学習モデルの構築とトレーニングがより容易になります。この機能には、ユークリッド距離、内積、コサイン距離の計算など、一般的なベクトル操作を実行するための一連の組み込み関数も含まれています。この機能により、AI および機械学習モデルの開発プロセスを効率化できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-pgvector-extension-on-azure-cosmos-db-for-postgresql/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/cosmos-db/postgresql/product-updates

プレビュー機能

Azure Cosmos DB と Vercel の統合により、構成済みのバックエンド データベースを使用して Vercel アプリケーションを簡単に作成できるようになったことで、生産性を向上させることが可能になっています。この機能を使用すると、柔軟なスケーラビリティ、低遅延、自動コード デプロイなどの機能により、Azure Cosmos DB をより迅速にオンボードできます。

Azure Cosmos DB と Vercel の統合により、Web アプリケーションの開発、デプロイ、スケーリングのための強力かつ柔軟なプラットフォームがもたらされます。これにより、サーバーレス アーキテクチャと分散データベース サービスのメリットを活かして、高性能、安全、かつスケーラブルな Web アプリケーションを作成できるようになります。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-azure-cosmos-db-vercel-integration/

ドキュメント: https://devblogs.microsoft.com/cosmosdb/announcing-vercel-and-azure-cosmos-db-integration

Azure サービス: Database for MySQL

一般提供

さまざまなデータ プラットフォームとクラウド デプロイ モデルが存在する中で複数のデータベースを使用する場合、すべてのデータベースの一般的なタスクを 1 つのツールで実行できると生産性が大きく向上します。

Azure Data Studio の MySQL 拡張機能により、Azure Data Studio の最新のエディター エクスペリエンスと機能を利用して、他のデータベースと共に MySQL データベースに接続して変更できるようになりました。これらの機能には、Azure Active Directory 認証、IntelliSense、コード スニペット、ソース管理の統合、ネイティブの Jupyter Notebook、統合ターミナルなどが含まれます。この新しいツールは、オンプレミスや仮想マシンでホストされる MySQL サーバー、他のクラウドのマネージド MySQL、Azure Database for MySQL – フレキシブル サーバーに対して使用できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-mysql-extension-for-azure-data-studio/

ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-mysql-extension-for-azure-data-studio/

一般提供

Azure Database Migration Service の Azure Database for MySQL のオンライン移行機能により、Azure Database for MySQL – 単一サーバーのインスタンス、オンプレミスの MySQL インスタンス、または他のクラウド内の MySQL サーバーを Azure Database for MySQL – フレキシブル サーバーに移行できるようになりました。この新機能により、重要なアプリケーションのダウンタイ ムが最小限に抑えられ、サービス レベルの可用性への影響も抑えられます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-online-migrations-for-azure-database-for-mysql-instances/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/dms/tutorial-mysql-azure-single-to-flex-online-portal

一般提供

新しい geo ペア リージョン内の読み取りレプリカ機能を使用すると、Azure Database for MySQL – フレキシブル サーバーのインスタンスから geo ペア リージョン内の読み取り専用サーバーにデータをレプリケートできます。geo ペアのレプリカは、読み取り専用トラフィックの処理や、ディザスター リカバリーを目的とした Azure ペア リージョンの活用による地域災害からの保護に利用できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-read-replica-ha-enabled-azure-database-for-mysql-flexible-server/
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/mysql/flexible-server/concepts-read-replicas

 

Azure サービス: Database for PostgreSQL

一般提供

Query Performance Insight 機能は、Azure Database for PostgreSQL – フレキシブル サーバーに対して実行されたクエリのパ フォーマンスに関する詳細情報を提供します。これにより、実行速度の遅いクエリを特定して最適化し、データベースの全体的なパフ ォーマンスを向上させることができます。この機能により、Azure portal でデータベースのワークロードを視覚的に検証して、実行時間の長いクエリを特定し、クエリに関連する待機の統計情報を調べ、クエリ パフォーマンスの変化を検出できます。Query Performance Insight は、クエリ実行の統計情報と待機イベントの情報を収集して保存する関連機能のクエリ ストアにおいて既 定で有効になります。Query Performance Insight は、高いメモリ、IOPS、一時ファイルの使用、および呼び出し別の上位クエリ も示します。

Query Performance Insight ダッシュボードは、ユーザー フレンドリーなインターフェイスを備えているため、広範な技術知識がなくて も、データをすばやく探索して分析できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-query-performance-insights-for-azure-database-for-postgresql-flexible-server/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/postgresql/flexible-server/concepts-query-performance-insight

新機能

新しいトラブルシューティング ガイドを使用すると、Azure Database for PostgreSQL – フレキシブル サーバー環境の一般的なパフォ ーマンスの問題を分析し、トラブルシューティングを行うことができます。これらの問題には、高い CPU 使用率、高いメモリ消費量、高 い IOPS 消費量、高い一時ファイル使用率、自動バキュームの障害、ブロッカーが含まれます。各ガイドは、発生する可能性のある 特定の問題に関するさまざまなチャート、ガイドライン、集約情報を提供し、トラブルシューティング プロセスを加速させます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-troubleshooting-guides-for-azure-database-for-postgresql-flexible-server/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/postgresql/flexible-server/concepts-troubleshooting-guides

プレビュー機能

Power BI と Azure Database for PostgreSQL – フレキシブル サーバー間の直接的かつシームレスな接続を確立し、手動によるデータ処理を不要にします。Power BI の統合により、時間と労力を節約できるだけでなく、正確な洞察とレポートのための最新データへのリアルタイム アクセスが可能になります。Power BI Desktop を使用すると、ドラッグ アンド ドロップのキャンバス、最新のデータ視覚化、簡単なレポート作成エクスペリエンスで、視覚的にデータを調査できます。データは、テーブルから直接、または SELECT クエリを使用して簡単にインポートできます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-power-bi-integration-with-azure-database-for-postgresql-flexible-server/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/postgresql/flexible-server/connect-with-power-bi-desktop

更新機能

多くの Azure Database for PostgreSQL – フレキシブル サーバーのワークロードは、非常に大規模なデータベース (10 TB 以上) で 動作します。これらのワークロードが Azure Database for PostgreSQL – フレキシブル サーバーの 16 TB のストレージ上限を超える おそれがあるため、このたび、サポートされるストレージの上限が倍の 32 TB に引き上げられました。新しい 32 TB の上限により、16 TB を超えるデータベースを保有する場合でも、Azure Database for PostgreSQL – フレキシブル サーバーへの移行が可能になりま す。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-32-tb-storage-in-azure-database-for-postgresql-flexible-server-3/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/postgresql/flexible-server/concepts-compute-storage

Azure サービス: Event Hub

一般提供

このたび、Go 向けの Azure Event Hubs SDK の一般提供が開始されました。

この新しい SDK により、開発者は、AMQP 1.0 プロトコルを使用して、Azure Event Hubs から効率的にイベントを送信し、イベント ストリームを受信する Go アプリケーションを構築できるようになります。この SDK は、Azure SDK ガイドラインに従うように、また Go に合わせて最新化されています。また、数多くの更新と新機能が導入されています。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-azure-event-hubs-sdk-for-go/
ドキュメント: https://devblogs.microsoft.com/azure-sdk/announcing-the-stable-release-of-the-azure-event-hubs-client-library-for-go/

Azure サービス: Front Door

新機能

Azure Front Door で、Azure Active Directory によって生成されたマネージド ID がサポートされるようになりました。これにより、Front Door は、Azure Key Vault など、他の Azure AD で保護されたリソースに簡単かつ安全にアクセスできるようになります。こ の機能は、現在サポートされている Key Vault への AAD アプリケーションのアクセスに追加されたものです。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-of-azure-front-door-integration-with-managed-identities/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/frontdoor/managed-identity?tabs=system-assigned

更新機能

2022 年 3 月、2 つの新しい Azure Front Door のレベルの一般提供が発表されました。Azure Front Door Standard および Premium は、動的および静的コンテンツの配信の加速化に対応したネイティブで最新のクラウド コンテンツ デリバリー ネットワーク (CDN) で、ターンキー セキュリティが組み込まれ、シンプルで予測可能な価格モデルとなっています。

移行機能を使用すると、わずか 3 つの簡単な手順 (Azure Front Door (クラシック) インスタンスに独自の証明書を使用するカス タム ドメインが存在する場合は 5 つの簡単な手順) で、Azure Front Door (クラシック) から Azure Front Door Standard また は Premium にダウンタイムなしで移行できます。ドメイン、バックエンド プール、ルート、他の構成の数など、Azure Front Door (クラシック) インスタンスの複雑さによっては、移行が完了するまでに数分かかります。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-azure-front-door-migration-from-classic-to-standardpremium/

ドキュメント: https://techcommunity.microsoft.com/t5/azure-networking-blog/azure-front-door-migration-tool-general-available/ba-p/3826836

更新機能

Azure Front Door では、ダウンタイムなしでの Standard レベルから Premium レベルへのアップグレードがサポートされています。
Azure Front Door Premium は、マネージド Web アプリケーション ファイアウォール規則、Private Link を使用した配信元へのプライベート接続など、高度なセキュリティ機能をサポートしており、クォータ制限が引き上げられています。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-azure-front-door-upgrade-from-standard-to-premium/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/frontdoor/standard-premium/tier-comparison

Azure サービス: Functions

一般提供

Windows および Linux 向けの Azure Functions の Java アプリの分散トレースの一般提供が開始されました。

Azure Functions の Java アプリにおける App Insights の OTel ベースの分散トレースとアプリケーション パフォーマンス管理 (APM) の一般提供が開始されました。このリリースに伴い、OpenTelemetry ベースの分散トレースを利用できるようになりました。これにより、Java ベースの Azure Functions アプリケーションから、既定で収集されるよりも多くのデータを表示できるようになります。
Application Insights Java エージェントを有効にすると、Application Insights は、Functions によって既に取得済みの要求テレメトリに加えて、一般的なライブラリと Azure SDK から依存関係、ログ、メトリックを自動的に収集して関連付けます。これにより、アプリケーション マップを使用して、エンドツーエンドのトランザクションの全体像を把握することで、問題をより適切に診断し、平均パフォーマンスとエラー率に関するデータと共に、システムの相互作用のトポロジー ビューを確認できるようになります。

最新バージョンの改善点は以下のとおりです。

最初のプレビュー バージョンと比較して、コールド スタートが大幅に改善されています。
Application Insights Classic SDK との相互運用性が実現しています。
Dedicated/Premium SKU で Java プロファイラー (プレビュー) を利用できます。
最新バージョンにアップグレードして、完全な監視エクスペリエンスを実現しましょう。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/ga-application-insights-distributed-tracing-support-for-java-function-apps/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/app/monitor-functions

プレビュー機能

バインドを介して Azure Functions を ADX と統合できるようになりました。バインドは、外部リソースを Azure Functions に宣言的に接続する方法です。Azure Data Explorer のバインドを使用すると、最小限のコードで Azure Functions からデータをシームレスに読み書きできます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-azure-data-explorer-bindings-for-azure-functions-2/

ドキュメント: https://github.com/Azure/Webjobs.Extensions.Kusto

プレビュー機能

Azure Cache for Redis を Azure Functions のトリガーとして使用し、サーバーレス アプリ開発のさまざまな可能性を開くことが可能になりました。この統合により、pub/sub チャネル、リスト、ストリームなど、さまざまな Redis データ型で Azure 関数をトリガーできるようになります。キースペース通知とキーイベント通知もサポートされており、特定のキーが変更されたとき、または選択されたコマンドが使用されたときに Functions をトリガーできます。
Azure Functions の統合により、Azure Cache for Redis をライトビハインド キャッシュまたはライトスルー キャッシュとして使用し、キャッシュ内の新しい値をバッキング データベースに自動的に書き込むことが可能になりました。同様に、Functions のトリガーを使用して、キーの有効期限が切れたとき、またはキーが更新されたときに更新をトリガーすることで、キャッシュとデータベースまたはストレージ アカウントの一貫性を保つことができます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-azure-cache-for-redis-trigger-for-azure-functions-2/

ドキュメント: https://github.com/Azure/azure-functions-redis-extension#getting-started

プレビュー機能

サーバーレスでイベント ドリブンの最適化されたアーキテクチャを作成するための Azure Functions の Redis 拡張機能がパブリックプレビューで利用可能になりました。Redis 拡張機能は、Azure Functions のトリガーとして使用できます。これにより、Redis がサーバーレス ワークフローを開始できるようになります。この機能は、ライトビハインド キャッシュなどのデータ アーキテクチャやイベントベースのアーキテクチャで非常に役立つ可能性があります。キースペース通知やキーイベント通知だけでなく、pub/sub チャネル、リスト、ストリ
ームなど、さまざまな Redis データ型で Azure 関数をトリガーできます。これにより、自動ライトビハインドまたはライトスルー キャッシュが可能になり、新しいキャッシュ値がバッキング データベースに自動的に書き込まれたり、キーの有効期限が切れたとき、またはキーが
更新されたときに更新をトリガーすることで、キャッシュとデータベースまたはストレージ アカウントの一貫性が確保されたりするようにな
ります。この更新により、サーバーレス アーキテクチャの可能性が拡大し、アプリ開発の柔軟性とスケーラビリティが向上します。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-redis-extension-for-azure-functions/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-cache-for-redis/cache-how-to-functions?pivots=programming-language-csharp

Azure サービス: HDInsight

プレビュー機能

Apache Spark™ 3.3 on HDInsight のパブリック プレビューが開始されました。重要な変更には、Apache Spark をバージョン 3.3.1 にアップグレードすることで利用可能になる機能が含まれます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-hdinsight-for-apache-spark-33-is-now-available-for-public-preview/

ドキュメント: https://spark.apache.org/releases/spark-release-3-3-1.html

リージョンの更新

ポーランド中部で HDInsight の一般提供が開始されました。Azure HDInsight は、クラウドのオープンソースの包括的なエンタープライズ向けマネージド型分析サービスです。Hadoop、Apache Spark、Apache Hive、LLAP、Apache Kafka などのオープンソースフレームワークを使用できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-poland-central-region-added-to-azure-hdinsight/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/hdinsight/

廃止機能

2023 年 2 月 15 日、Azure HDInsight for Apache Spark 2.4 のサービス終了 (EOL) が発表されました。Azure HDInsight for Apache Spark 2.4 は、2024 年 2 月 10 日に廃止されます。Apache Spark 2.4 のワークロードをできるだけ早くバージョン 3.1 または 3.3 にアップグレードすることをお勧めします。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-hdinsight-spark-24-approaching-eol/

ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-hdinsight-spark-24-approaching-eol/

更新機能

Azure HDInsight の自動スケーリングの安定性と待機時間が大幅に改善されました。重要な変更には、スケーリングの決定のためのフィードバック ループの改善、スケーリングの待機時間の大幅な改善、廃止されたノードの再稼働のサポートが含まれます。機能拡張、およびクラスターをカスタム構成して強化された自動スケーリングに移行する方法についてご確認ください。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/enhanced-autoscale-capabilities-added-to-hdinsight-clusters/

ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/enhanced-autoscale-capabilities-added-to-hdinsight-clusters/

Azure サービス: Kubernetes Service

一般提供

Container Insights は、クラウドにデプロイされたコンテナー ワークロードのパフォーマンスを監視できるように設計された機能です。
Metrics API を通じて、Kubernetes で使用可能なコントローラー、ノード、コンテナーからメモリやプロセッサのメトリックを収集することで、パフォーマンスを視覚化します。

このたび、ARM64 ノードを備えた AKS クラスターでの Azure Monitor Container Insights の一般提供が開始されました。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-azure-monitor-container-insights-for-aks-cluster-with-arm64-nodes/

ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-azure-monitor-container-insights-for-aks-cluster-with-arm64-nodes/

プレビュー機能

AKS リリース トラッカーの更新プログラムがパブリック プレビューで利用可能になりました。このリリースでは、ノード イメージのリージョンリリースの進捗状況とリリース ノートに関する特定のページが追加されています。ノード イメージの更新は AKS から切り離されているため、AKS のユーザーは、リリース トラッカーを使用することで、特定のノード イメージに関するより正確な情報を入手できるようになります。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-addon-and-node-image-in-aks-release-tracker-2/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/aks/release-tracker

Azure サービス: Load Testing

新機能

Azure Load Testing は、一定の時間枠においてエラーの割合が特定のしきい値を超えると、ロード テストを自動的に停止します。
自動的に停止することで、エンドポイント URL が正しく構成されていないなど、テストの失敗でさらにコストが発生することを防ぎます。

ロード テスト構成では、自動停止機能を有効または無効にし、エラーの割合のしきい値と時間枠を構成できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/microsoft-azure-load-testing-configure-auto-stop-criteria/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/load-testing/how-to-define-test-criteria?tabs=portal#auto-stop-configuration

新機能

Azure Load Testing には、ロード テストの実行中にサーバー側コンポーネントを監視するオプションが用意されています。これにより、サーバー側コンポーネントの動作とクライアント メトリックを関連付けて、パフォーマンスのボトルネックを簡単に特定できます。

このたび、サーバー側の監視用に、Azure Container Apps、Azure Cognitive Services、Azure Database for MySQL フレキシブル サーバーなど、新たな種類の Azure リソースを選択できるようになりました。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/microsoft-azure-load-testing-additional-azure-components-for-serverside-monitoring/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/azure/load-testing/resource-supported-azure-resource-types?wt.mc_id=aloadtesting_azupdates20230613_webpage_cnl

更新機能

クイック テストを使用すると、JMeter スクリプトなしでロード テストをすばやく開始し、Azure Load Testing で URL の設定、実行、テストを 5 分未満で行うことができます。

このたび、エンドポイントが要求の一定のスループットを処理できるかどうかを確認するためのクイック テストを設定できるようになりました。ターゲットの負荷を 1 秒あたりの要求数 (RPS) で指定し、推定応答時間を指定して、ロード テストを実行できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/microsoft-azure-load-testing-supports-setting-up-quick-start-tests-using-requests-per-second/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/load-testing/quickstart-create-and-run-load-test?tabs=rps#create-a-load-test?wt.mc_id=aloadtesting_azupdates20230613_webpage_cnl

Azure サービス: Monitor

一般提供

昨年 8 月のパブリック プレビューの発表に続き、Container Insights でのマネージド ID 認証の一般提供が発表されました。

マネージド ID は、監視エージェントがクラスターのマネージド ID を使用して、Azure Monitor バックエンドにデータを送信する、安全で簡素化された認証モデルです。これにより、既存のレガシ証明書ベースのローカル認証が置き換えられ、クラスターに Monitoring Metrics Publisher ロールを追加する必要がなくなります。システム割り当て ID とユーザー割り当て ID の両方がサポートされます。

今後、マネージド ID が Container Insights の既定の認証メカニズムになるため、マネージド ID 認証への移行をお勧めします。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-managed-identity-authentication-in-azure-monitor-container-insights/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/containers/container-insights-onboard#authentication

更新機能

これまで、アラート リソース (アラート ルール、アラート処理ルール、アクション グループ) は Azure portal で非表示となっていました。そのため、リソースを検索したり、一覧表示したりしても、それらは表示されず、表示エクスペリエンスが制限されていました。このたび、これらのリソースが Azure portal で他のリソースと同等に扱われるようになり、ポータル内でリソースを表示できるすべての場所で表示されるようになりました。具体的には以下のとおりです。

Azure portal の上部の検索バーで検索した際、アラート リソースが結果に表示されるようになりました。
サブスクリプションまたはリソース グループ内のリソースを一覧表示した際、アラート リソースが表示されるようになりました。
標準のリソース ペインでアラート リソースを表示できるようになり、今後さらに機能を追加するためのサーフェスが提供されます。
近日中に、この標準のリソース ペイン内でアラート リソースを (その他の Azure リソースを編集するのと同じように) 編集できるようになります。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-azure-monitor-alert-resources-now-visible-in-the-azure-portal/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/alerts/alerts-overview

Azure サービス: NetApp Files

プレビュー機能

Azure NetApp Files の可用性ゾーン ボリューム配置機能を使用すると、Azure コンピューティングと同じゾーン内の他のサービスに合わせて、任意の可用性ゾーンに新しいボリュームをデプロイできます。この “既存のボリュームの設定” 拡張機能を使用すると、以前にデプロイした既存のボリュームに論理可用性ゾーン情報を取得し、必要に応じて設定できるようになりました。この機能により、ボリュームがデプロイされた物理ゾーンが自動的にマップされ、サブスクリプションの論理ゾーンにマップされます。この機能では、ゾーン間でボリュームの移動はありません。この機能を使用すると、リージョンで以前にデプロイしたワークロードを強化し、同じ障害ドメイン内の VM とそれらを連携させ、たとえば、可用性ゾーン全体で HA アーキテクチャを有効にすることができます。このパブリック プレビューの一環として、Azure NetApp Files が存在する可用性ゾーンが有効なすべてのリージョンでこの機能を利用できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-azure-netapp-files-availability-zone-volume-placement-enhancement-populate-existing-volume/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/azure/azure-netapp-files/use-availability-zones

Azure サービス: OpenAI Service

リージョンの更新

英国南部リージョンで Azure OpenAI Service の提供が開始されました。英国南部では、提供開始時に gpt-35-turbo がサポートされます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-openai-uk-south-region/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/cognitive-services/openai/concepts/models

Azure サービス: Redis Cache

Marketplace の更新

Web アプリとデータベースを備えた安全な環境の一部として Azure Cache for Redis インスタンスをすばやく作成し、パフォーマンスが最適化された Web アプリケーションをホストします。Azure Marketplace のオファーを使用すると、低コストのデプロイから開始し、アプリケーションのニーズに応じて後からスケールアップできます。アプリケーションは、自動的に構成された接続からすぐにキャッシュ インスタンスの使用を開始できます。Azure Cache for Redis によるキャッシュ アサイド パターンなどのパフォーマンス拡張機能を Webアプリケーションにすぐに適用できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-azure-cache-for-redis-with-web-app-marketplace-offer/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/app-service/tutorial-dotnetcore-sqldb-app

プレビュー機能

Azure Cache for Redis で、最大 30 個のシャードのクラスター化されたキャッシュがサポートされるようになりました。これにより、キャッシュ インスタンスにより多くのデータを保存できるようになり、ワークロードの増加に応じてアプリケーションのスケーラビリティを向上させることが可能になります。2 つのレプリカを持つキャッシュの場合、シャードの上限は 20 個となり、3 つのレプリカを持つキャッシュの場合、シャードの上限は 15 個となります。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-azure-cache-for-redis-now-supports-up-to-30-shards/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-cache-for-redis/cache-how-to-premium-clustering#azure-cache-for-redis-now-supports-upto-30-shards-preview

Azure サービス: SQL Database

一般提供

Azure Functions の Azure SQL バインドにより、SQL Database と Azure Functions を簡単に統合できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-sql-general-availability-updates-for-midjune-2023/

ドキュメント: https://techcommunity.microsoft.com/t5/azure-sql-blog/announcing-general-availability-of-the-azure-sql-bindings-for/ba-p/3827666

 

Azure サービス: Storage

一般提供

このたび、Go 向けの Azure Queue Storage SDK の一般提供が開始されました。

この新しい SDK により、開発者は、Azure Queue Storage に大量のメッセージを保存できる Go アプリケーションを構築できるようになります。開発者は、この SDK を使用し、認証済みの呼び出しを介して、世界中のどこからでもこれらの保存されたメッセージにアクセスできます。この SDK は、Azure SDK ガイドラインに従うように、また Go に合わせて最新化されています。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-azure-queue-storage-sdk-for-go/

ドキュメント: https://devblogs.microsoft.com/azure-sdk/announcing-the-stable-release-of-the-azure-queue-storage-client-library-for-go/

一般提供

このたび、Go 向けの Azure Blob Storage SDK の一般提供が開始されました。

この新しい SDK により、開発者は、Azure Blob Storage と対話する Go アプリケーションを構築し、クラウド上で大量の非構造化データを保存、管理、取得できるようになります。この SDK は、Azure SDK ガイドラインに従うように、また Go に合わせて最新化されています。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-azure-blob-storage-sdk-for-go/

ドキュメント: https://devblogs.microsoft.com/azure-sdk/announcing-the-stable-release-of-the-azure-blob-storage-client-library-for-go/

リージョンの更新

東日本および韓国中部リージョンで、Azure Premium SSD および Standard SSD での Azure Disk Storage 用ゾーン冗長ストレージ (ZRS) の一般提供が開始されました。ZRS を使用するディスクは、データを 1 つのリージョンの 3 つの可用性ゾーンに複製する同期レプリケーション機能を提供します。この機能によって、アプリケーションを中断させることなく、ゾーン障害に耐えるようにディスクを運用できます。また、アプリケーション レベルでデータのゾーン間レプリケーションを行うことなく、仮想マシンの可用性を最大限に高めることができます。共有ディスクで ZRS を使用して、SQL FCI、SAP ASCS/SCS、GFS2 などのクラスター アプリケーションや分散アプリケーションの可用性を高めることもできます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-zone-redundant-storage-for-azure-disks-is-now-available-in-japan-east-and-korea-central/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/disks-redundancy#zone-redundant-storage-for-managed-disks

Azure サービス: Virtual Desktop

新機能

Azure Virtual Desktop Insights を使用する管理者は、Azure Monitor エージェント (AMA) を利用して、ネイティブ監視ソリューションのセッション ホストからデータを収集できるようになりました。このプレビューでは、必要なすべてのコンポーネントの設定と管理の調整に役立つ、更新された構成ブック エクスペリエンスが導入されています。2024 年 8 月に予定されているサービス終了 (EOL) に先立って、Log Analytics エージェントからの移行を開始できるようになりました。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-azure-virtual-desktop-insights-powered-by-the-azure-monitor-agent/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/agents/azure-monitor-agent-migration

プレビュー機能

カスタム イメージ テンプレートを使用すると、管理者は、他のアプリケーションや一連の構成をインストールするための独自のカスタマイズ スクリプトと共に、Azure Virtual Desktop の組み込みのカスタマイズを含めるための追加機能を使用して、カスタムの “ゴールデン イメージ” を構築できます。Azure Image Builder (AIB) サービスを利用すると、ビルドに含める要素を取得して、Azure Virtual Desktop の組み込みのカスタマイズまたは独自のカスタマイズから選択した追加のカスタマイズを含むイメージを構築する AIB サービスに送ることができます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-custom-image-templates-for-azure-virtual-desktop/

ドキュメント: https://techcommunity.microsoft.com/t5/azure-virtual-desktop-blog/announcing-the-public-preview-of-azure-virtual-desktop-custom/ba-p/3784361

プレビュー機能

Azure Virtual Desktop での Azure 機密仮想マシン (VM) のサポートのパブリック プレビューが開始されました。機密仮想マシンは、使用中のデータを保護することで、データのプライバシーとセキュリティを向上させます。Azure DCasv5 および ECasv5 の機密 VM シリーズは、ゲストの保護を強化して、ハイパーバイザーや他のホスト管理コードによる VM のメモリや状態へのアクセスを拒否する AMD SEV-SNP セキュリティ機能を備えたハードウェア ベースの高信頼実行環境 (TEE) を提供します。また、オペレーターのアクセスから保護し、使用中のデータを暗号化できるように設計されています。このプレビューにより、機密仮想マシンに Windows 11 22H2 のサポートが追加されています。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-confidential-virtual-machines-vm-support-in-azure-virtual-desktop/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/confidential-computing/confidential-vm-overview

Azure サービス: Virtual Machines

新機能

Azure Red Hat OpenShift の新しいインスタンス タイプにより、仮想マシンのサイズの選択肢が増えることで、柔軟性とスケーラビリティが向上します。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/new-instance-types-for-azure-red-hat-openshift-are-now-available/

ドキュメント: https://github.com/Azure/OpenShift/releases/tag/2023-04-20

プレビュー機能

AMD RadeonTM PRO V620 GPU と AMD EPYCTM 7763 CPU を搭載した NGads V620 シリーズ仮想マシン (VM) は、Azure でホストされるインタラクティブなゲーム エクスペリエンス向けの高品質グラフィックスの生成とストリーミングを目的として構築されています。1/4、1/2、または 1 つのフル GPU のオプションを備えた GPU パーティション分割を特長としており、ビジネス ニーズのパフォーマンスとコストに合わせて適切なサイズを選択できます。これらの VM には、コンシューマー ゲーム バージョンの Adrenaline ドライバーで利用可能なものと同じ最適化をターゲットとする一方で、クラウド環境向けにさらに最適化された AMD Adrenaline Gaming Driver Cloud Edition も搭載されています。

さらに、NGads V620 シリーズ VM は、AMD Pro Workstation Driver Cloud Edition を使用して、グラフィックス アクセラレーションによる仮想デスクトップ インフラストラクチャ (VDI) と視覚化レンダリングもサポートします。ゲーム ドライバーと同様、クラウド エディションも Workstation Pro ドライバーと同じ最適化をターゲットとしていますが、Azure クラウド環境向けにさらなるテストと最適化が行われています。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-introducing-ngads-v620-series-vms-optimized-for-cloud-gaming/

ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/blog/increase-gaming-performance-with-ngads-v620-series-virtual-machines/

Azure サービス: VMware Solution

一般提供

最高の可用性を必要とするミッションクリティカルなアプリケーション向けに 99.99% の稼働時間を実現する、Azure VMware Solution (AVS) のストレッチ クラスターの一般提供が開始されました。このリリースにより、カスタマー マネージド キーを使用して、ストレッチ vSAN を暗号化できるようになります。既定では、vSAN データストア内の仮想マシンは、ESXi ホスト上のローカル ディスクごとに生成される FIPS 140-2 準拠のデータ暗号化キー (DEK) を使用した保存データの暗号化によって保護されます。これらの DEKは、マイクロソフトが提供する VMware vSAN キー暗号化キー (サービス マネージド キー) によって暗号化されます。

ストレッチ クラスターのメリット:

アプリケーションの可用性の向上
エンタープライズ アプリケーションを再設計したり、高価なディザスター リカバリー ソリューションをデプロイしたりすることなく、エンタープライズ アプリケーション向けのゼロ RPO (回復ポイントの目標) 機能を提供します。
ストレッチ クラスターを備えたプライベート クラウドは、AZ 障害に対する回復力により 99.99% の可用性を実現できるように設計されています。

Azure VMware Solution のカスタマー マネージド暗号化は、Azure Key Vault との統合を通じてサポートされます。独自の暗号化キーを作成して Key Vault に保存することも、Azure Key Vault API を使用して暗号化キーを生成することもできます。この機能は、西ヨーロッパ、英国南部、ドイツ中西部、およびオーストラリア東部リージョンで提供が開始されています。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-azure-vmware-solution-stretched-clusters-with-customermanaged-keys-2/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/azure/azure-vmware/deploy-vsan-stretched-clusters

リージョンの更新

スイス北部での AV36P の導入により、36 コア、2.3 GHz のクロック速度、576 GB の RAM、および 15.36 TB の SSD ストレージにアクセスできるようになります。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-vmware-solution-now-available-in-north-switzerland/

ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/explore/global-infrastructure/products-by-region/?products=azure-vmware&regions=all

 

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