父アーサーが女王と首相を暗殺をしようとしてアルフレッドに阻止された事件から1年が経ち、イギリス国内では壊滅的な内戦が勃発。ハーウッド卿率いる強力なネオ・ファシストの鴉の連合にイギリス全土が支配される脅威が迫っていた。ノース・ロンドンは連合に抵抗する残り少ない地域の１つである。そしてウエスト・エンドの中立地区にアルフレッド・ペニーワースがいた。英国陸軍に長年従軍し、特殊空挺部隊(SAS)で鍛えた皮肉屋の楽観主義者。最悪の事態を想定し、それに対処できる自負がある。現在彼は闇取引が行われるソーホーのクラブ”デラニー”を経営している。政治思想に関係なくどんな客も受け入れる店だった。そしてSAS時代の仲間、バッザことデオン・バッシュフォードとデイブ・ボーイことウォレス・マクドゥーガルと共に、イギリスが焼け野原になる前に国外脱出する方法を模索していた。彼らが目指す先はアメリカだった。