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「そうか!」チャート 活用チュートリアル

何を書いたらいいのかわからず作文に取り組めなかった E さんのケースを事例に、支援の流れをイメージしていただくためチュートリアルにしました。
驚きマークを出している子供たちのイラスト

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少しずつか書き慣れてはきたが、そもそもの語彙が少ないので、同じような文章になってしまいがちだな。言葉の選択肢が広がるといいな。

「アナログ」からのアプローチ

  • 接続詞や気持ちを表す言葉を付箋で用意しておき、メモに付け加えたり、メモを取る時にそこから合う言葉を選んだりした。気持ちを表す言葉の付箋は、カテゴリに分けて色分けをしておくことで、よりイメージを持ちながら使えるようにした。
  • 作文をまとめながら形容詞や副詞を付け加えていく時にも、いくつかの選択肢を付箋で示すようにした。使った付箋はボードに残し、次の作文を書く際に参照できるようにした。

 

「デジタル」からのアプローチ

選択肢として示した言葉を、OneNote で「ことば辞典」としてカテゴリに分けて記録しておくことで、次に作文を書くときに参照しやすくした。

 

ワンポイント アドバイス

  • 選択肢があることで、「こっちかな」「いやまてよ。こっちのほうがあってるかな」と、場に応じた言葉を使おうとする意識が持ちやすくなります。
  • 選択肢の情報は、アナログだと一覧性があってみやすいという良さがあります。しかし、一方で、選択肢が増えてくるとかえってややこしくなることもあります。
  • デジタルだと、言葉をカテゴリ分けしていっても、すっきりとまとめられるので、後から見返しやすいです。文字がテキストになることで読みやすいことも利点です。
  • 色々な選択肢を覚えていて使っていくというのは難しくても、「見ながら選んでいく」ことが取り組みやすい子はたくさんいます。
  • 付箋や項目が増えていくことで、それらを参照しながら彼女なりのバリエーションを持って文章を書けるようになっていきました。
先生のイラスト