よくあるご質問

マイクロソフト GIGA スクールパッケージにおいて、皆様からよくお問い合わせいただく質問と、回答を紹介します。

 

PC 端末

文科省による標準仕様書に完全に準拠しており、十分に安心してお使いいただける端末を揃えております。

校内での授業や自宅での学習目的での利用を想定した場合は、必要な性能は満たしております。

現在の Windows 10 は OS のシステム領域内に、Windows update 実行時に必要になる一時作業領域をあらかじめ確保しているため、将来のアップデートでも容量不足に起因する問題が起きる可能性は極めて低いです。

各 PC メーカーで 2020 年 7 月現在プリインストールしているのは、OS (Windows 10 Pro Education) のみです。Intune はクラウドサービスですので端末にインストールされるものではありません。Office 製品 は、Intune を使ってリモートインストールします。ただし 2020 年 8 月以降順次 Office 製品をプリインストールした端末が各メーカーから出荷開始される予定です。

GIGA 対応 PC の中には MIL-810G という、堅牢性、耐久性を問う規格に準拠している製品が複数あります。またメーカー純正、社外品の双方で対応する保護カバーや保護フィルムを購入できる製品がほとんどです。

GIGA Promo* パッケージの販売は2022年3月で終了しております。

メモリというのは SSD などのストレージのことを指していると思いますが、現在の Windows 10 は upgrade の実行時に一時的に必要になるストレージ領域をあらかじめシステム領域内に確保しているため、昔の Windows 10 のように、upgrade 実行過程でメモリ不足が原因で update が失敗してしまうというような心配がない構造に変更されています。また CPU についても Intel Celeron N4020 などをはじめとする現行世代の CPU のパフォーマンスであれば学習での一般的な用途での使用であれば問題ない範囲で使っていただけると考えております。

日本国内のみに適用されるプログラムとなっております。(文科省の GIGA スクール構想の端末補助規定に準じます)

GIGA スクール Windows PC 導入展開パックは GIGA スクール構想の小中学校様を対象としております。高校様向けは対象としておりません。個別ご要望ございましたら、マイクロソフトの営業担当にご相談ください。

ソリューション(Microsoft 365 GIGA Promo*)

文科省 GIGA スクール構想「1 人 1 台端末整備事業」の対象として新規導入される端末に適用できる、特別なライセンスです。最大6年間利用でき、端末単位で購入できる買い切りライセンスです。CSP プログラムでご提供しています。

はい、端末管理ツールとして補助対象に含めることが可能です。

従来よりご提供している MDM 相当製品と同等価格で GIGA スクール用に特別にご提供するものですので、端末と一体でご購入いただくことで補助対象となります。

はい、義務教育課程に導入される端末について適用可能です。

本ライセンスは在学中のユーザーのみ利用可能です。

はい、Office のデスクトップアプリは校内 LAN が届かない場所においてオフライン環境で利用することが可能です。ネットワークにつながった時に同期されます。

教職員端末や PC 教室端末においては、Microsoft 365 Education A3/A5 の導入をおすすめしています。
教職員用のライセンスを購入すると、学生用ライセンスを無償で利用できる Student Use Benefit 特典が付帯します。マイクロソフトが教育機関様向けにご提供する製品の中で、最もコストメリットがあり効率的です。お見積りは、マイクロソフト認定パートナーにお問い合わせください。

はい。可能です。

はい。GIGA Promo* には、通常版の Office のデスクトップアプリが含まれております。教育機関限定の特別機能なども含まれます。Intune for Education には一般法人向けの通常版の Intune も含まれておりますので、機能制限なくお使いいただけます。

はい。その認識で間違いございません。

不要です。ライセンスを割り当てていたデバイスの恒久的なハードウェア故障が発生した場合のみ、同じモデルの新しいデバイス(または製造元が提供する同等の交換品)に再割り当て可能です。

GIGA Promo* は、GIGA スクール構想の新規購入端末のための製品ですので、既存の端末には Microsoft 365 A1 をお使いください。こちらも Intune for Educaion の端末管理ツールライセンスで、GIGA Promo* と同じ端末管理・ユーザー管理ができます。GIGA Promo* が適用されたデバイスと、M365 A1 が適用されたデバイスも、同じ Intune for Educaion で一括管理できます。

標準でプレインストールされてるアプリケーションは、Word、Excel、Powerpoint、Teams、OneDrive Desktop となります。この構成が GIGA スクール Windows PC 導入展開パックの構成内容となります。個別の入札などでこれ以外のアプリケーション(例えば OneNote, Outlook、Access など)もカスタムでプレインストールすることはPCメーカー様によっては可能です。(OneNote プレインストールの場合は Windows 10 にインストールされている UWP 版をご活用いただくようになっております)

お客様の方で問題なければ Office をプリインストールした状態で販売いただいて問題ありません。(使わない Office が入っていることで問い合わせが増えるかの懸念は販売される側のご判断によってとします)。
ただし有効な Office ライセンスを保有でないお客様向けに出荷していただいた場合は、Office を利用することはできません。お客様側で不要なイメージがインストールされてることに対する懸念などがあれば、販売店様でアンインストールして出荷していただいても支障はございません。

運用管理

機能更新プログラムの適用遅延は Intune から適用を制御(特定の機能更新プログラムの状態で固定)させることで実装することが可能です。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/mem/intune/protect/windows-update-for-business-configure

夏休みのタイミングで、このポリシーを新しい機能更新プログラムに切り替えることでアップデートが実行されます。
(現時点では Intune のパブリックプレビューの機能になります。)

Intune の機能については、以下のサイトをご覧ください。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/mem/intune/

各プラットフォームの構成項目については以下のサイトに記載がございます。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/mem/intune/configuration/

各種更新プログラムについては、「配信の最適化」機能を用いることで、差分展開や他の PC との P2P 通信にてキャッシュの共有が可能となります。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/deployment/update/waas-delivery-optimization

変更しなくてはならない特殊事情が起きない限りは、1 ユーザ 1 アカウントを卒業まで利用するのが望ましいと考えます。弊社が推奨する管理方法については
https://www.microsoft.com/cms/api/am/binary/RE4qMt8
に記載がございます。実際のアカウントの管理方法については、貴教育委員会が契約なさる導入事業者様と運用負荷などを十分にご議論のうえ、ご判断ください。

一般的な利用用途であれば、文科省が推奨する一人当たり 2Mbps 程度が確保できれば十分です。

Microsoft の統合管理ソリューションをご利用いただくことを推奨しております。
・アンチマルウェア (Windows Defender AV)
・ハードディスク暗号化 (BitLocker)
・構成管理 (Intune)
・認証管理 (Azure AD)
など

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はい、アンインストール可能です。ただし、お客様にて Push Button Reset でリカバリをいただく場合は Office が入った状態に戻ってしまうので、その際に再度アンインストールが必要となります。

アンインストールが必要なのは共存ができない Office 2019・Office 2016 などをご利用される場合となります。

  • オンプレミス版の Office に関しては M365 Apps と共存できないのでアンインストールが必要です
  • ただし、オンプレミス版 Office を入れるケースは EES をお持ちの場合などで、この場合は従来のイメージング展開で導入を進めるケースが多いため、その場合は個別にアンインストール実施は不要となります。

EES でも CSP でも M365 Apps を使う限りアンインストールする必要はありません。

CSP で購入された M365 Apps のサポートは CSP Reseller (Provider)様からサポートが提供されます。
EES など Volume Lisence でご調達の場合は購入携帯により異なるため、Volume Lisence の販売店様にご確認ください。
各 PC メーカー様からのサポートはうけられません。

研修・活用

GIGAスクール構想と同等の管理を実現されている事例として足立学園様をご紹介します。https://www.youtube.com/watch?v=0GOj3I4tlz4

学習活動で使うチームは、クラスを最小単位として、学年や教科といった単位で作成されると想定しています。また、部活や課外活動、行事の単位も考えられます。
チーム作成の権限は教育委員会で持ち、学校からのリクエストに応じて作成する形態と、学校の管理職(特定の担当者)に渡して学校ごとの要望に応じて運用していく、という2つの考え方が多いようです。
また、教職員だけで使うチームを作成し、教育委員会と学校間、校長会などの学校をまたいだチーム、学校内の教員のチームなど、協働で活動する単位での運用も想定されます。

はい、Teams のテンプレート機能をご利用頂くことや既存のチームを複製することも可能です。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/MicrosoftTeams/get-started-with-teams-templates

OneNote Class Notebook には、課題を一斉配布する機能や、教員が生徒のノートを一覧で確認できたり、共同編集スペースが設けられたりしています。
Teams の Education 版は、通常版の Teams の機能に加え、課題・採点機能や、チームのメンバーを引き継いで OneNote Class Notebook のクラス設定を作成するなど、教育現場での利用シーンで使えるの機能が備わっています。

教員の皆様向けには、①教育センターのトレーナーを育成する実地研修と②オンラインの教員向け研修の2つの提供形態があります。
販売会社様には別のコースをご用意いたします。詳細は販売店向けコースをご覧ください。

オンラインで提供されるものと、教育委員会の教育センターで現地で行うものを想定しています。
オンラインで提供されるものは全ての教育委員会関係者・教員に自由にアクセスしてご利用いただけます。
教育センターで行う研修は、研修センターのトレーナーが学校の教員に研修をできるように研修を行いその教材も提供する想定です。

教育プラットフォームとして提供している Windows と Teams を主体とした Office 製品 を授業で活用するために必要な内容を習得いただけます。現場の教員向けに授業ですぐに使える活用シナリオのほか、Teams の運用管理者向けに必要な設定作業についても提供します。これらの研修コンテンツは順次追加して展開していきます。

* : GIGA Promo パッケージの販売は 2022 年3月で終了しております。