クラウド移行における選択肢
新規システムはパブリック クラウド前提で設計構築する事が多くなっています。既存システムのクラウド移行の検討を行う場合は、移行の選択肢が複数登場します。そのため、検討の前提知識として選択肢にどんなものがあるかの理解がまず必要となります。本項では、クラウド移行における選択肢について説明します。
SaaS/PaaS/IaaS などクラウドそのものの種類などについて概要をお知りになりたい方は、「2. クラウド概念 IaaS/PaaS/SaaS」をご参照ください。
「政府情報システムにおけるクラウド サービスの利用に係る基本方針」においては、SaaS > PaaS > IaaS の順で検討する事が推奨されています。政府の基本方針と Microsoft IT 事例をふまえて既存システムの移行における選択肢をイメージ図としたものが下記の図です。
既存システムの移行先を考えた場合、以下の 2 つが候補となります。
- パブリック クラウド (Public Cloud)
- オンプレミス(ハウジング、ホスティング、HCI、プライベート クラウド等)
まずはパブリック クラウドを検討し、難しければオンプレミスでの更改を検討します。