リモート ワークから、ハイブリッド ワークへ
多様性のある働き方を目指す、日本マイクロソフトの実践

ハイブリッド ワークとは
COVID-19 (新型コロナウイルス感染症) は社会に大きな影響を与え、わたしたちの働き方は大きく変化しました。
急速に普及したリモート ワークにより、新たな業務スタイルや人生設計に挑戦する人々が現れる一方で、人間関係の構築や共同作業における負の側面が指摘されることもあります。
リモート ワークとオフィス ワーク。どちらにも優れている面と弱い面があります。それぞれのよさを柔軟に組み合わせ、多様性のある働き方を目指す。私たち、日本マイクロソフトの取り組みをご紹介します。



オフィスへの回帰
日本を含む世界中の企業の従業員に対して行った調査によると、多くの企業のリーダーたちが、自社が今後 1 年でフルタイム オフィスへの復帰を計画していると言っていますが、大多数の従業員はリモート ワークやハイブリッド ワークの柔軟性を望んでいます。
実際にマイクロソフトが従業員に対して行った調査でも、社員の約 63% がハイブリッド ワークを、35% がフル リモートが理想だと回答しています。

新しいルールとオフィス環境が必要
リーダーには、オフィスの役割を再認識し、なぜ、いつ、どれだけの頻度でチームが同じ場所に集まるべきなのかを明確にすることです。ハイブリッド ワーカーの 3 分の 1 以上 (38%) が、いつ、何のために出社するのかを知ることが最大の課題であると回答しています。しかし、このような新たな規範を明確に定義するためにチーム内のルールを設定している企業は 28% に過ぎません。
すべての従業員にとって働きやすいオフィスを作るためには抜本的な意識改革も必要です。

デジタル オーバーロード (過負荷) のリスクへの対応が課題
Microsoft Teams のユーザーを見ると、コロナ禍以降の 2 年間で、会議、チャットに係る時間、時間外労働や労働時間も増加しています。働き方が柔軟になった一方で、デジタル オーバーロード (過負荷) のリスクが依然としてあることを示しています。
ハイブリッド モデルに対応するオフィス環境の実現

場所に依存しない働き方がもたらした利点
日本マイクロソフトでは、コロナ禍で業務のほぼすべてをリモートで行うことになり、「物理空間での人間関係」は激減、業務効率やエンゲージメントの低下といった新たにサポートすべき課題が浮き彫りになりました。
その一方で、この「物理空間」に依存しない働き方を選択した社員の中には、資格取得やファミリー ケアに時間を使ったり、移住や多拠点生活のような新たなライフ デザインを模索するケースも出てきました。会社としても、もともとのパンデミックへの対応だけでなく、「環境負荷の低減」や「雇用の柔軟性」などに、多くの利点があることもわかってきました。
これらの課題や新たな気づきを踏まえ、品川本社オフィスのリノベーションを行いました。ハイブリッド ワークをサポートするオフィス エリアと最新の機能をご紹介します。

Point 1. ハイブリッド ワーク対応の会議室
これからは会議の参加者が全員会議室にいるとは限りません。新オフィスでは、会議の相手がどこにいてもシームレスにつながれる Teams の会議室ソリューション、Microsoft Teams Rooms がほとんどの会議室に設置されました。執務エリアには、1 on 1 ミーティングや電話に最適な Phone ブースを設置。サウンド マスキングと呼ばれる防音対策もされているので、音漏れの心配もなく会話に集中できます。

Point 2. 社員の健康とウェルビーイングをサポート
バイオフィリア効果に着目し、オフィス面積の 1% に本物のグリーンを配置しています。在宅勤務が続き運動不足の社員やオフィスで働いているときの気分転換にも使えるアクティビティールーム、疲労回復やマインドセットの切り替えができるデジタル デトックス ルームが設置され、従業員のウェルビーイングと生産性の向上を目指しています。

Point 3. オンラインでも、オフラインでもコラボレーションを促進
お客様をお迎えするフロアには、会議室だけでなく、ブレインストーミングをしたり、お客様のお仕事にもお使い頂けるコワーキング スペースをご用意しました。効果的なディスカッションのための昇降式デスクやホワイトボード、Surface Hub が完備されており、交通系 IC カードで荷物の出し入れができるロッカーも隣接しています。もちろん、お客様との会議室にも Microsoft Teams Rooms が設置されています。さらにこのフロアにはウェビナー配信やビデオ収録のためのスタジオを新設しました。
ハイブリッド ワークを支える、Microsoft ソリューション
ハイブリッド ワーク時代に対応して、コラボレーションと生産性の改善、従業員のエクスペリエンス向上のために提供するソリューションを紹介します。
お客様事例

株式会社サイバーエージェント
Windows 365 でハイブリッド ワークのセキュリティ リスクと従業員の負担、ライセンスの「二重買い」をすべて解消

花王株式会社
新たな働き方「ハイブリッド ワーク」を、マイクロソフトのセキュリティ ソリューションにより実現

トヨタ モーター ヨーロッパ株式会社
従業員を第一に考えることで、充足感の高い職場環境を創出